飛び上がるための前提

フォアハンド、飛び上がって打てば

そして、その姿勢がまっすぐで

tennis080122

上体が前をしっかり向いて

ラケット面が決まっているなら

エラーするわけが無い。

 

しかし、あくまで、「ラケット面が決まっているなら」

飛び上がってフルスウィングをするのに

面を被せながら

ヨチヨチと調整しているひまは無い。

 

腕を調節しなくても言いようにしっかりとラケット面を下向き

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または、しっかり後ろ向きにテイクバックして

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そのまま振り出すだけで、インパクトに

垂直面が出てくるようにしておかなくてはいけない。

 

後は、必要な距離を正確にだすため

フィニッシュの位置を決めるだけ。

 

これで、エラーなんか、するわけがない。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:07 | コメントは受け付けていません。

印西の女子ダブルス

毎月恒例の松原テニスクラブ印西

女子ダブルス大会が21日の月曜日に開催された。

D級レベルの方がC級になるための経験をつむ大会

今月も熱戦が展開された。

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今回の参加数は11ペアー

予選は3グループに分かれてリーグ戦

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その成績を参考にトーナメントを行う。

予選全敗でも決勝トーナメントに参加できるので

そこからの優勝もアリ。

予選終了後に参加賞を配り

まだ全員そろっている間にパチリ

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決勝トーナメントも熱戦が繰り広げられ

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決勝戦では

土本さん、菅原さんのペアーが

畑中さん、松重さんのペアーを破って優勝した。

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右側、大きいのを持っているほうが優勝ペアー。

 

今回も予選中に

なんとなくストレートに打ってしまう人が多かったので

クロスが原則とのアドバイスを多くさせてもらった。

ボレーのアドバイスをさせてもらった方

サーブの質問をいただいた方もいたが

試合中に新しい技術にトライするわけにも行かないので

どうしても

リズム感とか

打ったらすぐ動くとか

後のパートナーを見て位置を確認とか

そんな話が多かったのが今回。

そんな話の内容はまた、ブログで触れてみよう。

 

さて、次回は5月26日の月曜日

要項はこちら

ぜひ、松原テニスクラブ印西までお越しください。   テニス

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:32 | 2件のコメント

ゆるいボールを叩く

『れねしす』 さんから、お嬢さんのテニスに対する質問です。

以下がそのコメント、2件の全文です。

 

カラオケ  今日の解説で合点が行きました。
R子さんと同じく、低めのボールの速いボールは打ち返すのが得意です。元々、スピンがすくなめの僕と打つ際、比較的強めに打っても、対等以上にいいボールを返してきます。これまだは、てっきり、ラケットの性能がいいので、当てればうまく返るからだと思っていました。
試合でも、速く低いボールを打つ相手には、きちんと打ちあって勝つし、スピンがよくけてくる相手でも、ライジングでたたいて勝てます。しかし、当てるだけのぽーんと返す相手には、とことん弱くミスを連発しよく負けます。
確かに、うちの娘、以前からボールに近づきすぎる癖があり、練習でも球出しを遅くすればするほど、ミスが増えます。ミスする時、近づきすぎて、ボールとの距離が変な感じで窮屈そうに変な打点が打っていることが多い気がします。

で、質問です。
試合では、当然緩いボールがきます。そんなボールに対して近づきすぎず、見込みで振るようにするには、どんな指導・練習をすればよろしいでしょうか?

れねしす より

 

追加
練習で、構える暇もないようにポンポン球出しをするような練習をすると、ミスは少ないです。よく見ている余裕がないからですかね。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

「ミスする時、近づきすぎて、ボールとの距離が変な感じで窮屈そうに変な打点」

というのは

自信がないからなのではないでしょうか

自信がないから、しっかりボールを見て

しかも、不安で近づきすぎちゃう。

腕が縮んでいるというのは結果ですが。

だから、自信が出てくれば自然に解消するでしょう。

 

相手ボールが速い方が簡単なのには

2つ理由が考えられます。

1つ目はボールが重いこと。

ボールがしっかりラケット面に食い込んでくれるので

打球方向が安定しやすい。

だからフラットに叩いても入りやすい。

ホントは、ゆるいボール、軽いボールであっても

面が狂わなければ大丈夫なはずなのですが

相手ボールに威力がないと

ソレもつい緩みがちになりやすい。

 

もう1つはしっかり押してしまうからエラーすること。

早く足が止まり、ひまがあると

  (コーチが押せと言ったからかもしれませんが)

身体で押すことで

姿勢が狂いがちになりやすく

押すこととスウィングの合成で

ラケットの動きが平面的になり

トップスピンの量も少なくなりがちになる。

 

この2つの悪い原因をなくすには

少し力み気味でもいいから、手首をしっかり固定する。

お体重移動で打つのではなく

前方向の動きをしっかりブロックして

身体は回転系で使い

いい姿勢を保つことです。

 

ソレと、決め手は3つ目のコツ。

 

「ダッ、ダ、ダ、ダ、ダ、ギュウ、バシッ」

 

これはフットワークのイメージ

前半の「ダッ、ダ、ダ、ダ、ダ、、」は細かい脚の動き

ボールとの距離位置を完璧に決めて

大股ステップの 「ギュウ、」 で踏み込み足を決めてふんばり

空中に飛び上がって

「バシッ」 でインパクトです。

 

「エアーケイ」 を知っていますよね。

1404aerokei

基本的にはアレ

ただ、あんなに高く飛び上がる必要は無く

踏ん張った勢いで、足が少し空中に浮く。

Brisbane International 2010 - Day 5

プロでも、特にクレーコートではみんな飛んでいる。

これが全身パワーを一番発揮する方法でもあるからです。

しかもコントロールにも一番いい。

ハードコートでは

飛び上がるほどのひまがなければ

位置決めして、踏ん張ってヒットです。

 

飛び上がるようにすると

最後の踏ん張り足の位置まで

最後の最後まで位置あわせができます。

しかも前に押さずに

回転系の身体の動きで

美しいいい姿勢のまま振り切れるのです。

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もちろんフィニッシュはココ。  

エナンもクライシュテルスも、もちろんケイも

完璧なボールとの距離、完璧な姿勢です。

練習法としては

ボールを想像し

そのボールを飛び上がって振り切る素振りです。

次に球出しで

そしてラリーで打てるようにする。

 

ラリーで、基本的に、この打ち方が普通の打ち方になれば、彼女はプロです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:01 | 2件のコメント

そこそこ速いほうが

日曜日、下川井テニスクラブのレッスンは松原さんの担当

昨日の2時間目のこと

ここには、まだ初級者のR子さんがいる。

彼女のフォアハンドがまだ安定しない。

特に慎重になると

打点に近づき過ぎて、面の手前に当ててしまう。

しかし、私はしばらく前から

彼女が速いボールにはタイミングを合わすのが上手いことに

気付いていた。

基本的に運動神経はいいのだ。

 

だから、昨日のレッスンでラリーしたときに

意識的に、低めの速いフラットボールを送った。

これが成功

とても美しいラリーが続いて

あちらも満足

私も満足だった。

 

実は、低めの速いボールというのは

打点が低くなるので

打点が近くになりやすい人でも打ちやすい。

 

そしてもう1つ重要な問題が隠されているのだ

ソレは、見込みで打つこと。

 

ゆるいボールだと打点のかなり近くまで

じっくりと見ることができる。

しかしじっくり見て

そこへあわせようとすれば

少しではあるが、やはり振り遅れる。

そして失敗解消のため、よく見ようとするあまり

さらに近づき、面の手前に当てる。

失敗するとさらに近づき、もっとドツボにはまる。

悪循環にはまるのだ。

 

実はこれは私のフォアハンド、動画から切り取った物

相手は、球出しのコーチで

私に恥をかかせぬように、しかも弾むように

ゆるーい球出しなのだ。

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今まさに振り出すところ、でもボールは画面に入っていない。

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2m前方のボールにたいし、ラケットはもう振り出し始めている。

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半分振り終わったくらい。

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インパクト。

ゆるい球出しにフルスウィングの速いラケットだし。

なのに、こんなに早めに振り始めているのだ。

打点まで見きわめていて、スウィングが間に合うわけが無い。

これがテニスの現実なのだ。

 

じゃあ、R子さんの場面に戻る。

速いボールだと?

ちゃんと見て、当てることをあきらめる。

打点まで見ても間に合わないので

仕方無しに

見込みで、あてずっぽうで打つ。

これが見事に当たる。

元々、人間にはこのくらいの能力はある。

ちょっと、ヒントを与え

ボールを想像して

素振りの1つもしておけば

まして、若くて、普通以上の運動神経を持つ女性。

上手くやるだろうとは思っていたが

まさに思う壺。

上手く打てて、にっこりしてくれれば

こちらも名コーチになった気分に浸れるのだ。

 

さて、冗談はともかく

なるべくゆるく送ってあげるのがコーチの常識。

そのほうが易しいはずなのだが

実はソレ

サービスライン内のショートラリーくらいが限界

深くなれば、それなりのスピードが無ければ

ボール自体がそこまで届かない。

元々うんとゆるくはできないのだ

そうなると惜しくも

じっくり見ているひまはナイのだ。

スポンジボールやソフトテニスのボールなら

バウンド後にスピードが落ちていくのでいいのだが

テニスのボールはバウンド後も

それほどスピードが落ちない。

むしろ近くに来ると、よく見えるので

加速してくるように見えてしまうのだ。

 

テニスのボールはどっちみち

見込みでなくては打てない。

 

だったら割り切って

そこそこに速いボールを送ってあげよう、というお話。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:39 | 2件のコメント

トミーのテニス塾

水曜日はトミーインドアスクールでの

松原コーチのテニス塾だった。

1時間目はフォアハンド

2時間目はバックハンド

3時間目はボレーとスマッシュ

 

実はフォアハンドのリクエストが多いし

そのうえ3時間とも同じメンバーだったので

フォアを10分延長して行った。

その分バックはおされて5分ほど縮くなった。

 

フォアハンドは

最近、このブログでも話題にしている

短く、自在な深さに打つための

ワイパースウィングを強調

球出しでいくつかのドリルで練習

みなさん、だいぶ浅く打てるようになった。

tennis080122

残念ながら、この人は今回は参加していない。

 

バックは全員両手だったので

腕をしならせないよう

上体を回転させすぎないよう

いくつかの球出しドリルを行い

特徴を生かした

ジャックナイフ・リターンドリルで仕上げ

写真を撮る手がないが見せたかった。

最後は私とのバックの殴り合いでしめた。

 

ボレーは実践的な小さなスウィングでの

スライスボレーと

ゆったりスウィングのスマッシュ

そのスマッシュからの応用で

サーブも行い

最後はサーブアンドボレー

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早く止まり、動きながらボレーだ。

 

みなさん、やったね感で、無事終了した。

 

さて次回は、4月日、水曜日の開催

こちらが要項

 

フォアハンドの要望が強いので

1時間目、フォアハンド基礎

2時間目、フォアハンド応用と

みっちりフォア。

ぜひ参加して

生の松原さんを味わって

うまくなって、いや強くなってほしい。  テニス

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:50 | コメントは受け付けていません。

試合ではいつも1球目

4月15日のブログ、「深いボールとは」

お2人から、即座にコメントをいただいた。

以下がそのコメントのコピーだ。

 

カラオケ  いつも楽しみに拝見しています。
深いボールの話しは目から鱗です。

浅い打球は「ミス」扱いされていましたが
これでプレッシャーから解放された気分で
プレーできそうです。

ヤッさん より

 

カラオケ  いつも楽しみにしてます♪

練習のときはスピードフラットで打てるものが試合では打てないことが多く疑問でした。

今回例えサービスライン内でもいいからトップスピンをかけた方が良いということがわかりました。

他ではない、深い教えを毎回掲載いただき感謝してます♪

トップスピンで次の大会では優勝がはっきり見えました〜^ ^

これからも楽しみにしてます♪

たかちゃん より

 

 

水瓶座  ということで

とってもお役に立てたようで何よりです。

特に、『たかちゃん』 さんは優勝が見えたとのことで

おめでとうございます。

ぜひぜひ

テニスを単純にして、優勝してください。

 

さて、おせっかいついでにテニス論を続けますと

私の理論

「すべてが1球目」 というのにつながります。

 

この1球目が練習と試合の一番

そして根本的に違う点だからです。

練習では同じショット

たとえばフォアハンドのラリーで

続けて、何球でも打ち続けます。

ですから、途中の修正が可能で

1球目がアウトすれば2球目は短く打つ。

右に切れたら少し左へ、とやるわけです。

もちろん少しくらいのエラーなら、ラリーは続きます。

 

ところが試合では

ミスをしたトタンに、全てが終わり

再びサーブからポイントが始まります。

フォアもバックもボレーもスマッシュも

全て1本目に入れなくては、次はないのです。

だからアマチュアの場合、1本目は、そおっと入れる。

調子が出てきたら徐々に強く、深くやる。

 

しかしプロだと

そんな、様子見のボールを打ったら

次をぶん殴られる。

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ぶん殴られたくなかったら

先にぶん殴ることができなければならないのです。

 

つまり未経験なのに1本目からハードヒットできること

これが、一流になりたい人の

クリアーすべき条件なのです。

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だから

そう簡単に、「深く打て」 なんて言えないのです。  テニス

 

 

カテゴリー: 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:57 | 1件のコメント

しばらくぶりの裏庭

しばらくぶりにオクサンと

我が家の裏庭、大池公園に来た。

花見のタイミングには

休みとお天気がかみ合わず

すでに、サクラは散ってしまったが

今回は、緑が濃くなり、いろいろな花が咲き始めていた。

最初に目に入ってきたのは、シャクナゲ

140417syakunage

そして、ヤマブキ

140417yamabuki

ヤマブキは群生しているところがあったのだが

今年は、山が整備されたのか

だいぶ切り取られていたのが残念だった。

 

そして、少し行くと大池のほとりで

ドウダンツツジが白い小さな花をつけていた。

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今回は動物たちとの出会いも多かったので

ちょっと紹介

最近は鳴き声をよく聞く、タイワンリスだ

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カメラを向けたら

恥ずかしがって一目散

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さて、大池といえば我が家の定番

いつもカワセミが迎えてくれる

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池の20mほど向こうがわにある島

しかもカワセミが小さいので

コンパクトデジカメではなかなか厳しい。

連写、合成のHDR機能というやつで何とか撮ったのが

140417kawasemi2

しばらく、写真を撮ったり、観察したりしていたが

われわれ以外は誰も気づいていないようだった。

 

少しして、池の反対側に行くと

突然、足元で、落ちていた枝が動いた

1mほどの青大将

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カメラのSWを入れていたら

生垣の中へ

後姿のみ。

こっちもビビったが、あっちもそうだったらしい。

 

ヘビから逃れ、隣のハス池に行くと

20cmほどのウシガエルが泣いている。

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ホントに、モーと言っている。

最初の1匹はすぐに逃げたが

この子はじいっと動かない。

 

その2m先には、4cmほどのミドリガメが水面をよちよち

140417midorigame

よく見ると顔の横に赤い線が見える

何年かしたら池にごろごろいる

大きなミシシッピーアカミミガメになるのだろう。

 

帰り道

山菜取りのおばさんがいて

食べ方まで教えてくれたが

結局どれが食べられるのかわからず

今晩、無料の夕食は無理ということで

途中、スーパーに寄って帰ることにした。

さて、あれはワラビだったか? ゼンマイだったか?  獅子座

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 19:22 | コメントは受け付けていません。

トップスピンの割合

フォアハンドだが

トップスピンの必要量はどれくらいなのだろうか?

 

体勢のいいときはフラット気味に打ち

苦しい時やアングルに打つときはスピンを必要なだけかける。

プロはこんな風にやっていると思っている人が多いかもしれない。

 

だが

実際は、大抵のボールをトップスピンで打ち

よっぽどの時だけ、スピンを減らす。

djok1404frsisei

こんな体勢だと、むしろ一番スピンの少ない時かも

スピン量が多いのは

フラットに叩くエアーケイが看板の錦織ですらそう。

1404nisikorifor

ナダルのようにどんな時もほとんどスピンを減らさない人もいる。

それほど

プロにとってさえ

フラットに打つのはリスキーで勇気の要ることなのだ。

 

松原さんの場合

スピン量の多い人と思われているようだが

最近は年をとったのでずいぶんとおとなしくなった。

あくまでも自分の感覚だが

普通の男性相手のラリー練習では

エネルギーの30~40%がスピン

60~70%が前に飛ぶ力と思って打っている。

 

ところが試合だと

60~70%がスピン

45度以上の角度で振り上げ、こすり上げ

感覚的にはほとんどスピンにエネルギーを使い

ちょっと余った分で前に飛ばすつもりなのだ。

それでも、若いころに比べればはるかにスピン量が減っている。

おとなしくなった年寄りにしてからがそうなのだ。

若いころは80%以上と思って打っていたこともあるのだ。

 

じゃあ近頃の若いもんはどうだろう?

私が気にしている、「若いもん」

西岡良仁

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ダニエル太郎

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打球直後のボールとラケット面の高さの差

そこからスピン量の多さが伝わってくる。

近頃の若いもんもなかなかやる。

 

「スピン量を増やしたらスピードが減る」 って?

スウィングスピードを上げて

半分以下のエネルギーでも充分なほど

めちゃくちゃ早くすればいい。

えっ、「それじゃ疲れちゃう」 って?

タクサン練習して

タクサン飯を食いなさい。

nadal1404

 

きっとナダルはそうしている。    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:40 | コメントは受け付けていません。

深いボールとは

深いボールとは

ベースライン内に入るボールのこと。

ベースラインを超えたら、深いボールとは言わない。

 

ボールを深く打つのがいい

というのはテニスの通なら常識

コーチがそう言うと、皆さんうなずいている。

私の同業者にも

いっしょに大学チームを教えている時に

「深く打て、アウトしてもいいから絶対にネットするな」

と叫んでいたコーチがいた。

そんな怖いこと、試合でできる? 思える?

 

皆さんは

「深く打てなかったので負けた」

という経験をしたことがあるだろうか?

私には覚えが無い。

逆に

「アウトしたから負けた」

という経験ならいっぱいある。

 

現代のテニスは

トップスピンのストロークが主流。

ソレはアウトしないため。

 1404nisikorifor

フラットに打ったほうがスピードは出る

もちろん常識

でも練習の時の話し

それとも机の上で考えた話。

現実に、本番の試合では

アウトが怖くて、こわごわのフラットより

強烈に振りぬいたトップスピンのほうが速いかも。

nadal1404

ナダルがフレンチの打ち合いで

時々サービスライン内に打ち込むのは誰でも知っている。

それでもやっているし

打球が浅くなりがちな彼が、世界のトップに君臨しているのだ。

 

私はトップスピンに変えてから

  (もう、それから30年以上たっているが)

やっと、試合で安心して打てるようになった。

 

面白いのだが

トップスピンになってから

「松原さんのボールは深いですね」

と言われるようになった。

 

ソレは安心して打てるようになったから。

ベースラインを超さないという自信があるから。

私自身は

「ベースラインよりも浅く打とう」 と思っているだけなのだ。

 

深いボールとは

ベースライン内に入るボールのことなのだ。   テニス

 

さてトップスピンとは、どれくらいの量かけるもの?

ソレは次回に ・・・

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:07 | 2件のコメント

神奈川の講習会

神奈川の講習会

神奈川県テニス事業協会が主催する

2014夏季テニスコーチ研修会

6月6日金曜日

横浜市のメガロススポーツクラブ綱島で開催する。

参加要項はこちら

だいたい、6月と12月の年2回開催。

お題目だけ聞くと大層だが

協会の役員をしている私が担当者

研修の担当をしている私が講師の先生という

松原コーチのテニス理論を聞き

松原コーチにテニスを見てもらいたい人には

とっても便利な講習会なのだ。

 

前回12月は

相模原インドアテニススクールで開催した。

参考に、12月10日のブログを見てほしい。

 

最初、1時間ほどのテニス論、技術論の講義

131210zagaku

(1時間程度なので大抵、コート上で行う)

そのあと、実技編

今回のメインテーマは

みなさんの悩みの一番多い

フォアハンドを中心にストローク

それとサービスの講習を行う。

私の見本はもちろん披露するが

みなさんにも打ってもらい

私の矯正法や目の付け所をコーチに知ってもらい

全員、実際に上達してもらう

実技は、10時30分から4時30分くらいまでみっちり。

(これは昨年の写真)

131210back

毎回、参加者の意半分近くは一般愛好者なので

まじめにテニスを勉強したい

プロコーチはもちろん

レベルによらず

アマチュアの皆さんも安心して参加してほしい。

要項はこちら)      テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:49 | コメントは受け付けていません。