今日はトミーテニス塾

今日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

1、2時間目はフォアハンド

フォアハンドはやらなくてはいけないことが多いし

皆さんからの需要が多いのでこうしたのだ

3時間目のみバックハンドだった。

 

フォアハンドでは

ワイパースウィングを理解してもらうために

本当に振り子を用意した。

CIMG3166

ヒモの先につけたオモリを振り回すのに

どこに向かって力を入れるのか?

しっかり感じてもらったのだ。

具体的には

ラケットが上に向かって振りあがっていくところなのに

手の動きはすでに下向きになっているといった具合。

皆さんにもやってもらった。

CIMG3172

縄振りの後は皆さん劇的にスウィングが鋭くなり

ボールがよく落ちるようになった。

効果てきめん、すごかった。

 

3時間目のバックハンドでは

手首を後にそらせないとか

姿勢の矯正などをウォームアップでやった後

ラケットを手前に引っ張りこむようなスウィングで

ショートクロスにチャレンジ

ショートクロスができればどこへでも打てる。

次はショートクロスの応用、ジャックナイフ

そしてリターンへ。

CIMG3154b

私のバックに入るスピンサーブをリターンしてもらう。

CIMG3162

全員、手首を硬めることがしっかりできてきて

安定して強いリターンができていた。

上手く返球できたらそのままラリーだったので

またフォアハンドでも打ち合いを多くしたので

全員と対戦する私の打球の量がとても多く

私のほうも、また上手になってしまったかもしれない。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:19 | コメントは受け付けていません。

準優勝だった

残念、錦織圭

惜しくも準優勝だった。

腰に来たようだが

そうとう疲労がたまっているのだろう。

試合を見ることができなかったが

話に聞く限り、サーブゲームをしっかりキープできるようになったし

リターンゲームでネットを取ったり

積極的にやっつけることができたようだ。

超エリートクラス

世界10位以内のテニスになってきたのだろう。

体力面が厳しいが

以前のレベルなら準決勝に到達したくらいで

限界だったのだろうが

今回フェレールにも勝ったし

ナダルにも先行することができた。

フレンチまで後2週間

上手く調整して、回復し

1週目を疲れないで通過してほしい

5セットマッチの連戦

毎日5つずつやっていたら

2週目に入ったらガタガタになっちゃう。

それでは、そろそろ調子が出てきたなと思っている

トップの3人とは勝負にならない。

勝ち方の技術とノウハウはつかんできたので

身体を整えて、ビッグ4に入れるようになってほしい。  テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:32 | コメントは受け付けていません。

優勝には

すごいやつがいる

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すごいサーブが来る

甘いリターンを返すと

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鬼のように打ち込まれる。

 

甘いサーブを打ち込んでも同じこと

鬼のようなリターンをぶち込まれる。

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勝ちたかったらそうさせないようにふるまうしかない。

 

男子プロなら

どんな試合もそうだが

1セット取るためには

5回のサーブをすべてキープして

5回のリターンゲームのうち、1回以上ブレークするしかない。

 

セカンドサーブでのポイント獲得率が30%ではどうしようもない

60%以上にしたければ

ダブルフォールトを少しくらい覚悟の上で

打ち続けること。

fini1401

出来なければ、1セット落とすだけのこと。

そして

相手リターンを即座にライジング攻撃。

1401nisikori

リターンゲームでは

サーブのコースにヤマをハリ

とにかくリターンをたたく

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ときどきはリターンでドロップショット。

リスクを負え。

 

叩いた後も

ネットへ出るか、ドライブボレー。

 

ゲーム、セット、アンドマッチ ニシコリ

6-3 0-6 6-4

できたら、カリスマになる。     テニス

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:47 | コメントは受け付けていません。

引地台公園のオナガ

先日、GWの休日

大和市の引地台公園の温水プールへ行って来た。

すぐ横の厚木基地へ戦闘機が轟音を立てて離着陸しているが

ソレを抜かせば、とても緑が多く気持ちのいい公園だ。

ここへは水泳好きなオクサンのお供。

ここ1年くらい、水に入っていなかったが何とか泳げるものだ。

泳ぎと自転車と

子供のころに一度覚えれば、一生忘れないらしい。

とはいっても

札幌育ちの私

子供のころは泳げなかった。

プールも無かったし、トライしたことがないのだ。

25mプール縦断に成功したのは、40歳のころ。

そしてそこからほとんど上達していない。

バチャバチャと水を1時間ほどかき回して、出てきた。

15分ほど先に出て

ベンチでオクサンを待っていると鳥が飛んできた。

CIMG3151

オナガらしい

体長30cmくらいのきれいな鳥。

この木が好きらしく

いったんいなくなるが、何度でも飛んでくる

早速、バードウォッチング、いつものテニス用デジカメで撮影会。

ついに隣の木の上に止まった

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垂直な若芽に足をからませて立っている。

鳥の足ってこんなに柔軟だったとは始めて知った。

のーんびりする1日だった。    晴れ

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 19:28 | コメントは受け付けていません。

フォアの手首をそらせない

手首を柔らかく使うあまり

手が甲側に反り返ってしまうとエラーが多くなる。

 

わざわざ、手首を緩めなくても

人間の腕は、そんなに固くは無い

固定するつもりで充分柔らかいのだ。

1405nadal

ちゃんと面を下向きや後ろ向きにしているつもりなのに

ボールがすっぽ抜けてしまう人は

ラケット面が遅れないよう

手が後に反ってしまわないように気をつけてみるといい。

nadal1405a

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

ぜんぜんしならせないつもりでちょうどいいくらいかもしれない。

一回ゴチゴチニして

それから、少し力を抜いてみればいいとおもう。

nadal1405b

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

nadal1405c

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

そうなんですよ。  テニス

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:09 | 1件のコメント

低く短いサーブのリターン

フランカー』 さんからリターンの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  リターンについて教えて下さい。
ここ最近、私の対戦相手は中高年の方が多くて、厚めのグリップから曲がりは小さいスライスサービスを多用してきます。
スピードはないけれど、跳ねない嫌らしいサービスです。
叩くと、ロングアウトしてしまいます。

これを上手くガツンと返すにはどういうスイングをすればいいか教えて下さい。
サイドスピンでナダル打ちが安全策でしょうか?

フランカーより

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

低くて短く入るサーブ

たいていの人には一番叩きにくいサーブでしょうね。

しかもサーブを打つほうはとても簡単。

私が以前、「フローターサーブ」といって、紹介したサーブですね。

 

強く打つためには

おっしゃるとおり

「サイドスピンでナダル打ち」 というのはひとつの回答です。

 

もう1つは、低い位置でのワイパースウィング。

フルスウィングしちゃいます。

これが一番強烈。

しっかり下向きのテイクバックから

アウトサイドインのスウィングで

手の位置低め

腰の高さくらいを中心とした低いワイパーで捉える

そして低目への強いフィニッシュ。

なかなか、いい絵がないのですが

これが一番近いイメージ

ナダル打ちじゃないナダルです。

365ネットの連続写真へのリンクを張っておきます。

ただし

上の二つの回答はヘビートップスピナーが大前提。

「フラットだとちょっと怖いので、スピンがかかるといいな」

なんて思っている人には無理。

「スピンの掛かりやすいラケットやストリングはどれかな」

なんていっている人にも無理。

ベースがトップスピンで打てる人が大前提。

どんなラケットでも、ストリングでもスピンはかかっちゃう。

男子プロは全てこうゆう人。

常にすごいトップスピンを打ち

余裕がある場合に回転を減らす。 減らさない人も多い。

 

そしてその人たちに短く打たすアドバイスが

アウトサイドイン

さらに、低い位置へのフィニッシュなのだ。

 

実は先日の印西、チーム戦春の陣で

優勝チームの男たち、3人にした体験プライベートレッスンもこれ。

彼ら3人とも基本的にトップスピンは打てている。

ソレをウルトラ短いところからでも

しかもフルスウィングで打つというレッスンだったのだ。

 

だから、彼ら3人には今後、フローターサーブは通じない、ハズ。

いや、一人、ナンバーワンのU村さん

彼はサウスポーだったので

スライス気味に、バックに滑らせてやれば少しは効くかも。

 

さて、じゃあそのバックはどうしたら?

ソレは次回にまた。

 

そうそう、フラット性のフォアがベースで

私が無理と言った人はどうする?

 

スライスライジングのアプローチが効果的。

足元に打ち込んで

  (相手のポジションによらず足元)

サーバーより先に前に

次を必殺のボレーでかたづける。

 

サーバーよりもパートナーよりも早く前に出たからといって

テニスではオフサイドにはならない。

これが大多数の人に対する、現実的な答えカモ。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:18 | 3件のコメント

後のパートナーを見る

先日、印西の女子ダブルス大会でアドバイスした内容。

ボールが後ろへ行ったら、見なさいという話。

ダブルスのプレー中

ネットポジションにいる場合

後を見てはいけないと思っている人が多いようです。

上級者になれば

後を見なくても分かるのだから

見るなと教えるコーチもいるようです。

頭の上をロブで越されたら

即座に反対サイドに動く人も多い。

 

私は、まず後を見ましょうとアドバイスしています。

なぜなら後を見なければ

パートナーがどうなっているのか分からないからです。

楽な姿勢で打っているのか?

苦しい姿勢に追い込まれているのか?

ソレによって次の態度が変わってくる。

頭を越されてもパートナーが反対サイドまで動くかどうか分からないし

そこまで動いていなくても

センターのボールを取って、勢いあまって戻れないかも。

そうしたら、自分が入れ替わったほうが守りやすい。

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パートナーが打球後ネットへ出てくるのか、ステイバックか?

とにかく、後を見なくては判断できない。

テニスを50年もやっている私でさえ

いまだに後を見ないでは判断できないし

世界のトッププロでさえそうらしい。

テニスを始めて1年や2年の人が見ないで分かるわけが無い。

 

じゃあ、どこでいつ見るのか?

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ボールが行った瞬間にチラッと見る

特に、ヤバソウな時はちゃんと見る

そして、すぐに相手を見る

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ここまでくれば相手の動きとフォームでそのボールも判る。

この場合、パートナーもボレーなので次がすぐ来るが

もしも、パートナーがベースラインならば

そのボールがネットを越えるまでは

相手も手を出せないわけで

すぐに相手を見る必要は無い。

むしろそのボールがどこへ飛ぶか

相手が参りそうか、逆に打ち込まれそうか?

判断できるまで見ていてもいい。

それからポジションチェンジで攻撃へ

または逃げ出しても間に合うのだ。

 

とにかく一瞬でもいい

ボールの行った、パートナーのほうをチラッとでも見ること。  テニス

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 13:48 | コメントは受け付けていません。

プロのラケット選択

プロのラケット選択について、『たまには勝ちたい』さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチの解説によると、プロのスイングスピードになるとどんなラケットでも反発係数がゼロになるとのことですが、プロはどんな基準でラケットを選択しているのでしょうか?やはり、フルスイングできない苦しい状況のときに、コントロールしやすいとかそういう理由なのでしょうか?
また、いろんなメーカーから新素材を使用したラケットが発売されていますが、プロにとってはどれもさほど差はないのでしょうか?

たまには勝ちたいより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

男子プロの選択基準は

硬くて(剛性感がある)、しっかり変形しないこと。

振りやすいバランスと充分な重さ。

後は振動が少ないとか、色がいいとか

じゃないでしょうか。

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ワウリンカはグリップをシンセティックからレザーに変えています。

つぶれず、フワフワしない、経時変化も少ない。

角もはっきりしていて

これはいいですよと、東戸塚校の田村コーチも言っていました。

さて、「プロのスイングスピードになると

     どんなラケットでも反発係数がほぼゼロになる」

ですので

サーブやフォアのとフルスウィング時は

ラケット面の先のほうで打つから

そこに当たっても、たわんだりしない剛性が必要ですし

トップスピンを強烈にかけるときに厚すぎるフレームだとじゃまとか

色々あるでしょうが

基本的には

「硬くて、しっかり変形しないこと」 です。

そうすれば、コントロール性能が上がり

安心して使えるからです。

 

男子プロだと

フルスイングできない苦しい状況」 でも

腕だけでけっこうすごいのが打てるし

逆に、思ったよりも飛んじゃうほうがいや

入れた力と効果がリニアーなほうがいいのです。

強烈なトップスピンを足元に叩き込まれた時も

コート内にボレーで返球できなくてはならない。

それは楽に打っても伸びのあるボレーを打てるラケットではないのです。

しかも、しっかりと筋トレをしている。

 

これが女子プロだと

握力、腕力の違いで

ボレーや

苦しい状況でラケットが活躍する余地が多くなるのです。

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伊達さんはかなり飛びのいいラケットです。

だからわれわれ普通の日本男子は

女子プロと同じ考え方でいいかもしれませんね。

 

ただし、女子プロが一般男性と違うのは

相手ボールが重く、深いこと

これは女子のほうがスピンが少なくフラットが多いため。

だから女子プロのラケットは意外に重い。

選手によっては男子以上に重いのを使う人もいるようです。

 date1405bk

一番相手ボールが重く感じるテニス

ライジングの伊達さんは

フル装備で、370gと聞いたことがあります。

新素材や新構造

われわれや女性には効果ありですが

男子プロにはどうでしょうね。   テニス

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 12:39 | コメントは受け付けていません。

ポリの張替えは

I32』 さんからポリストリングの追加質問です。

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・ 私がもう一つ疑問に思っていたこと。
ポリって「切れにくいから耐久性が高い」=(イコール)「切れるまでテンションが保持されている」と勝手に思っていました。

ナイロンマルチやナチュラルだと「寿命」=「切れた」がある意味張り替え時期でしたがポリはそうではないんですね?
週末テニスプレーヤーの私。ポリにしたら切れないので張り替え頻度が減って、ポリって経済的なガットだなと解釈していました。

ではポリは張ってからどのくらいで張り替え時期とすべきでしょうか? 
お手数ですがポリガットの長所と併せもう一度ご教授いただければ幸いです。

I32より

 

 

水瓶座  私の答えです

ストリングはテンションをかけたとたんに伸び始めます。

張りあがり直後の状態が

テンションが一番高いので、伸びるのも一番速いのです。

張りあがりと、翌日でもけっこう違います

3日目と4日目だとわずかに違う

10日目と11目だと違いが分からない

だけど、徐々に伸びるので

10日目と20日目はかなり違います。

そして

1ヶ月もするとほぼ伸びきって落ち着きます。

しかしこの状態では

ゆるいし、飛びません。

 

ナイロンでも流れはいっしょですが

ポリよりは少し落ちが緩やか

でも

ポリの半分も緩まないというほどではなく

やはり、張って2ヶ月もたったストリングは

ゆるいし、飛びません。

 

どちらでも

10日でだめと思うか?

1ヶ月か?

好き好き、懐具合とも相談して

自分で判断してもらうしかありません。

 

シャラポワは大会中

前の晩に10本すべてを張替え

練習と試合に使い

使わなかったのも含め、毎晩張り替えるそうです。

プロが試合中にポリ袋に入ったラケットを出して

ボールボーイにポリ袋を渡している光景を見たことがあると思います。

あのストリングは新品

さっき張ったのか、前の晩なのかはわかりませんが

張りたてですよね。

 

私の場合ですが

トップスピンの量が多い人なので

3年位前、ポリに変える前は10日くらいで切れていました。

  (トップスピンに変えた35年前は2日くらいでしたが)

現在のポリだと、2本を交替に使って

どちらも2ヶ月くらいもつでしょうか。

それくらいで切れないことも多いので

切れたから張り替えるのと

緩んだので張り替えるのが半々くらいです。

  (そのころはしっかり伸びきっています)

 

さて、ポリの長所ですが

とにかく摩擦に強く、フルスウィングトップスピナーには必需品です。

ハードヒット時にボールを捉えた感触が強いのがその次。

そして、伸びにくいので、よらない。

ずれても、すぐに元へ戻ります。

いつでもまっすぐストリングパターンです。

最後が、カラフルなこと。

 ptgp120_01

そうそう、「メーカーはポリにあわせて設計しているか?」 という点

男子のストローカー向けの品ならそうでしょうね。

試打も当然ポリでするでしょうし

ただ、だからナイロンに合わないかというとそんなこともないと思います。

それほど設計はピッタンコ行かないと思いますし

プレーヤーもテンションもテニスも色々で

それほど単純ではないと思います。

 

結局色々と使ってみなくては分からないのです。  テニス

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 20:48 | 1件のコメント

攻めるとは? 守るとは?

ちーばくん』 さんから質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、始めまして。
いつもシンプルでわかりやすい技術論、ありがとうございます。
今回、始めてコメントさせて頂きます。

松原コーチはテニスと言う競技の「攻め」と「守り」についてどのような考えをお持ちでしょうか?

私は
「攻め」相手のバランスを崩す
「守り」確立の高いショットを選択する
と考えております。

「攻め」については【時間を奪う】なんて表現もありますが、【時間を奪う】だと早いショットだけをイメージされてしまうため、相手のバランスを崩すと指導しています。
(もちろん、ドロップショットやゆっくりのアングルショットも立派な時間を奪うショットだと考えております)

バランスを崩すために時間を奪う
時間を奪うためにバランスを崩す

どちらが正解なのでしょうか?
それとも、どちらもとんでもない間違いでしょうか?

情報過多な世の中ですが、いつも正しい情報を発信して下さる松原コーチのブログ、とても楽しみにしています。

お時間の許す時にでも、お答えいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。

ちーばくんより

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

とっても、面白い考えで

ちょっと哲学的でしょうか

しかし、テニスというものを考証する上では必要かもしれませんが

実用上、指導上はもっと単純でもいいんじゃないでしょうか。

ひとつの言葉で全てを説明するためには

攻撃とは、広い意味で相手のバランスを崩すことといって

間違いはないと思います。

たしかに、時間を奪う、よりも広いかもしれませんね。

 

しかし実戦では

相手コートにウィナーを取るための空きを作るために

はじっこへ走らせたり

深く、対応できないようなショットを打ち込んだりします。

そのやり方をタクサン教えたり

それをできるようなドリルを実行することが大切なので

全てを一言で説明する必要は無いと思います。

後で各論を付け加えなくては結局分からない。

wau140502

攻撃側についてですが

私は最終兵器を持つことを重要視しています。

特にいつも大切にしているのは

浅くなったショットを決めきるフォアハンド

ジャンピングスマッシュの二つです。

そこへどうもっていくか。

じっくり待ってもいいし、強引にオープンコート狙いもいい。

この、「そこへどうもっていくか」 が

時間を奪うだ、バランスを崩すだ、展開が上手いだ

という話なのでしょうか。

ただ

最終兵器がないと

絵に描いたもち、机上の空論、ざるで水をすくう

ことになってしまうかもしれません。

最終兵器があるからこそ

相手のバランスを崩した時点で

相手ミスでの得点を稼げるのです。

  (テニスはミスで決まる種目なのです)

wauri1405sm

もう1つ、守備側ですが

「確率の高いショットを選択する」 とは

ポイントの確率でしょうか?

ショットの確率でしょうか?

一番大切なのは、ポイントをとる確率です。

ストローク力やスマッシュ力が強力なレベルの試合では

一番安全なショットが

ポイントをとる確率に結びつかないことも多いのです。

追い込まれたら、浅くならないようにきっちりクロスに叩くとか

守る選択肢が他に無かったら

20%の確立でもウィナーを狙う、というのもありなのです。  テニス

 

カテゴリー: 試合 | 投稿者松原コーチ 17:46 | コメントは受け付けていません。