印西女子ダブルス

松原テニスクラブ印西の月例大会

試合経験の少ない方たちを対象にした女子ダブルスだ。

今月は夏で熱いからなのか

忙しい方が多いのか

5ペアーとやや寂しい集まり

9時からの練習タイムの後

それでも始まればいつもの熱い戦い。

まずは5ペアー総当たり

4ゲーム先取で肩慣らし。

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積極的なネットプレーが目立つ。

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何度も参加している人たちが多く

着実に進化している。

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総当たりの予選終了後

参加賞をお渡しし、全員集合で写真を1枚。

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後半は5ペアーでの本トーナメント

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だんだん体力的にも厳しくなってくる頃

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結局、予選、決勝トーナメント全勝で

白のウェアー、TTCの菅原さん、土本さんのペアーが優勝

ショットの良さ、決め方のうまさが光っていた。

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同じくTTCの新保さん、露久保さんペアーが準優勝だった。

 

今回、皆さんのプレーを見ていて

技術的には最近話題に多く取り上げる

フォアハンドの手首、その使いすぎが気になった。

それと足を止めてしまうボレーだろうか。

やはり基本のショットがしっかりしていないと

 

試合運びだけでは ・・・

と、つい技術系のコーチは考えてしまう1日だった。

これをレッスンやブログにも反映していこう。  テニス

 

次回は、9月29日月曜日

テニスシーズン真っ盛り

たくさんの皆様の参加をお待ちします。

申し込みは、松原テニスクラブ印西まで。  電話

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:09 | コメントは受け付けていません。

両手打ちバックのYの字

何を固定し

何を自在に動かすのか?

特に固定する方

これを間違うとどうしても不安定になり

不得意なショットにしてしまうことが多い。

 

両手バックで、この固定すべき部分が

両腕の前腕とラケットで作る、「Yの字」 なのだ。

この、「Yの字」 を固定し、肘は柔軟にして

この、「Yの字」 全体を放り投げるとよい。

 

この「Yの字」、構えているときにすでにできている

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横向きになりながら、「Yの字」を保ってテイクバック開始

20年戻って

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手首の「Yの字」、そのまま

少し横向きを残して、インパクト

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右肩を下げたまま、肘を折りたたんで

「Yの字」を引っ張り込む

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前向きでフィニッシュだ。

 

グリップや腕力の大きさで

肘の角度や「Yの字」自体の角度は選手により少しづつ違うが

この、「Yの字」を固定することが

両手打ちバックにとって、とても重要な要素なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 22:00 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾とバック

水曜日はトミーインドアでのテニス塾だった。

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1時間目のフォアハンドから、バックハンド、ボレーとスマッシュ

3クラス行い

暑さのせいだろうか

最初が6名、そして5名、最後は4名と少しずつ減っていった。

フォアハンドでは

しっかり前向きになり

フィニッシュの仕方で飛距離をコントロールすること。

バックハンドでは全員が両手打ちだったので

ボールかごでの水撒きから始め

ジャックナイフでの身体のブロックまで

特に今回こだわった手首の形

これは後ほど

伊達さんをモデルに改めて解説しよう。

3時間目はボレーとスマッシュ

特にスマッシュでは

必ず、スウィングのテンポを作るために

まず見本を見せて

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その後で

ボールを想像し、ジャストミートで素振りをしてもらっている。

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実は、スマッシュをバカスカ打った後

サーブも同じテンポで

特に男性2人には

スピンサーブを

面を薄くして、しっかり振りぬく練習をして

かなりの手ごたえを感じることができた。

 

date1408bkm

む、ちょっと前のなつかしい写真が

20年以上前の

私がテニスジャーナルの解説を始めたころの

世界のトップに駆け上がり始めた

伊達公子さん

なつかしいヨネックスのラケット、ウェアーだ

そして腕とラケットの角度

今と、少しも変わっていない。

 

さあここからバックの手首なのだが

ちょっと長くなりそうな気配

次にさせてもらうことにした。

 

さて、次回のトミーインドア

松原コーチのテニス塾は、9月17日の開催

フォアハンドを中心に

多分涼しい中、みっちりと熱く行う予定だ

その次は10月15日、すべて水曜日だ。

実は要項を作り忘れていて、まだ未発表

すいません

今週中にHPにもアップするつもりなので

ぜひ参加してほしい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:07 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの力方向

昨日の記事中、フォアハンドのスウィング方向

そして、力の入れる方向に対して

再度、『松研』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答え、ありがとうございました。
片田舎のおじさんの質問に、真摯に
答えて下さり感謝です。m(__)m
ただ、屁理屈かもしれませんが、
答の中のナダルの手の赤い矢印が
どうしても腑に落ちません。
正しくは、一度上に上げて左脇に
引っ張りこむのではないのでしょうか?
そのまま左脇に引っ張りこんでは、
ラケットは上に上がらないで
グリップがおなかの前を通りボールを
上に上げることが不可能に思われます。
赤い矢印がどうにも解りません。
面倒と失礼を承知の上で生意気ですが、
再度プログ上で教えて頂けないでしょうか?どうしても納得で終わりたいです。
失礼の数々、お許し下さい。m(__)m

松研 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

いい質問です。

と、一度答えてみたかったんです。

そう、みなさんここが納得できなくて苦労するんです。

特に、机の上で納得できる人は

物理学者や人工衛星打ち上げの技術屋さん。

タービンブレードの設計屋さんなど

ぐるぐる回るものをいつもいじっている人くらい。

 

現場主義で納得する人は

アメリカ西部のカウボーイ

cowboy

それともこの人

kmhammar1408

円運動の場合

力を入れる方角は

円周方向の推進力? 回転力? っていうのかな?

と、遠心力に逆らう求心力の合成になります。

 

だから

「正しくは、一度上に上げて左脇に引っ張りこむ」

は全く正しいのですが

力を入れる方向と動きの方向はずれますし

時間的には

力の入れる方向が常に先

ラケットは後で遅れてついてきます。

手はすでに斜め下に向かうのに

ラケットヘッドは加速しながら上昇過程にあるのです。

 

力の方向としては

もう少し、常に円運動の中心方向にずれます。

 

人間の感覚は面白いですね

このためだと思いますが

ラケットヘッドに最高スピードを与えるためのアドバイス

「インパクト後に手を加速させるようにしろ」

と、松原さんはしょっちゅう言っているし

実際、自分でもそうしているのです。

 

そうすると

下に引っ張る手

回転半径を小さくする方向の力が

とてつもないトップスピン加速を生むようです。

 

昨日の絵では

赤矢印が1つだけだったので誤解されたかもしれません。

ずうっとあの方向に力を入れるわけではないんです。

手の位置が、あの場所、あの写真の時点では

あの矢印だということです。

 

もう少し矢印を加えます。

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ちょっと汚くなっちゃいましたが

どうでしょう。

 

円運動では

こうやって、内側に向かって力を入れないと

人工衛星も宇宙に消えて行ってしまうし

テニスではボールがベースラインはるかに

消えて行ってしまうのです。  テニス

 

 

そういえばカウボーイの写真を見ていて気づいたこと

丸くした輪の途中を持っている

western_cowboy

これが遠心力で

飛んでいく途中で輪を膨らませるコツなのかもしれない

昔、うまくできなかったのはきっとこれ

もう一度こどもに戻れれば

ヒーローになれるのだが。  ウマ

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:18 | 3件のコメント

フォアの深さコントロール

『松研』 さんから、フォアハンドの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  はじめまして。いつも拝読させて頂いています。m(__)m
フォワハンドの話、大変勉強になります。
私には、昔から非常に考えていることが
あります。インパクトの後にどういう考えで
振り抜けばいいのか?ということです。
あまり力を入れないラリーをした後に
ウィナーを狙ったら、ことごとくラインを
オーバーします。多分インパクトの後の
力の入れかたが、間違っているからだと
思います。松原コーチが推奨される
アウトサイドインの法則の中でも、
どの部分のところで力を入れれば
力の強いいいドライブが掛かるのでしょうか?
ぶしつけで突然の質問ですみません。m(__)m

松研より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

みなさん、トップスピンというと上に振ると考えているようです。

確かに回転でいえばトップスピンというくらいだから

上向き成分が多いことは間違いありません。

 

だけど

打球の要件としてスピン以外のことも考えなくてはなりません。

つまり

打球の打ち出される方向。

その方向を自在に打ち分けられるかというのが

一番大切な部分。

 

アマチュアの方によく見られるフィニッシュが

肩の上、首に巻き付けるようなフィニッシュ。

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女子選手にはよく見られますが

男子プロではほとんど見かけません。

男子だと飛びすぎてアウトするのでしょうね。

 

もしここにしかフィニッシュができないのであれば

深さの打ち分けはとても難しくなります。

 

短く打つには下へ打たなければならないし

深く打つには少しばかり上に打たなければならないからです。

 

男子プロたちが採用しているのが

上体左横へのフィニッシュ

1408nisikori finis

それを可能にするワイパースウィング

そして、ワイパーの振り上げ方向で

飛び出し角度を調整する。

nadalsf130730c

それと力の加減ですが

プロを見ていて感じるのがインパクト後のスウィングのすごさ。

インパクト後、加速しながら左下に引っ張り込むのです。

 

力の方向ですが

ナダルの写真で

緑色と黄色がラケット面の動き方向

黒と水色が手の動く方向

どっちの色が深いショットなのか?

それとも浅いのか?

考えてみてください。

そしてなんと

おおざっぱですが、赤色が手の力を入れる方向なのです。

 

もちろんこの方向に振り抜くためには

インパクトで上体が前向き

1408nisikorifor

そうするとインパクトは

1408djousiro

 

ですよね。   テニス

 

そういえば

さっき、東戸塚のリトルクラス

うちの期待の星の一人、S君がこれで悩んでいました。

アウトを怖がって

ちょっとビビっていたから

これを囁いてあげたら

明日はすごいやつに変身できるかもしれません。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:42 | 1件のコメント

スライスの種類、上達

『レフティスタイル』 さんからの9つ目の質問

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  9つめ、スライスの種類について
先日、少年マガジンに連載中のベイビーステップという漫画を読んでいたら、主人公の対戦相手が
色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくいという場面がありました。
とても、真似はできないけど、普通のスライスに加え、回転ばかりでバウンドしてから伸びない球、高回転で浮き上がってくる球なんかが身につけられるといいなと思うのですが、練習次第では何とかなるでしょうか?もし方法があるようなら、ご解説いただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

スライスはとても便利なショットです。

ギリギリの追いつきシーンでも使える。

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『レフティスタイル』 さんからはもう一つ

2,3日前に質問いただいたスライスの質問もありました

今日は、その答えもかねてお話しします。

まず、1つ目

「色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくい」

という場面ですが

実際のテニスでは

同じように、ベースラインに飛んでくるショット同士なら

あそこまでは考えにくいですね。

実際、死んで止まると思ったのに

ちょっと勢いがあって、滑ってくる

「しまった」 というシーン

私のように動きが鈍くなってくるとたまにありますが。

プロが素人相手になら別ですが

同レベル同士なら

相手のラケットワークを見れば大体見当が付きます。

とはいっても

スライスはそれほど大きなアクションが必要ではないので

アニメほどではないにせよ、だまされることはあります

実際にごまかされやすいのは

伸びて深く来る、滑るスライスと

ドロップショットのコンビネーション。

伸びるボール、すべるボールは

やや厚めに当てて、スピードを出す。

それとドロップショットでプロがやる

振り抜いたのに落ちて止まってしまうような

  (振り抜くと言っても、打球方向にラケットヘッドが向く程度だが)

猛烈回転量の多いスライスの対比。

フェデラーのはすごいですよね。

1408fedss

スライスはタッチ感覚が重要なので

打って覚えるしかないかもしれません。

トップスピンのように

面を固めてこすりあげれば、というわけにはいかないのです。

その代り、イッパイやればだれでもそれなりのレベルにはいきます。

そのための練習法ですが

まずはスライスのショートラりー

これでサービスボックスのどこにでもコントロールできるようにする。

次はボレー相手にベースラインからラリーしたらどうでしょうか。

強めのつき玉

足元に殺して入れる、等々。

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技術的には

1、 手首は固定する。

2、肘はほんのちょっと曲げて、保ち、腕で打つ。  (ほとんど伸ばす)

3、打球中上体を回さないように、開かないように。

こんなことをいっぱいやっているうちに

スライス感覚が身についていきます。

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そうボレーもついでにうまくなっちゃいますね。  テニス

カテゴリー: スライス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:02 | 1件のコメント

休みの日は大池へ

コマ切れの夏休みも今日でおしまい

明日からはまた普通の生活に戻る。

暑かったけれど

うちの裏庭、大池公園にオクサンと行ってきた。

まずは、風の通る丘の上で昼食

横に生えていた大木に

「いつもこんないいところでいいね」

と言ったら

CIMG3539

「なんだよ」 て、言ってた。

 

下に降りていくと、きれいな蝶が

akabosigomadara

ネットで調べると

「アカボシゴマダラ」 というらしい。

最近は暑くなったせいか、新たに持ち込むからか

昔は見なかった昆虫が増えているようだ。

 

次はいつもカワセミに会う小さい方の池へ

そこにカワセミが枝の上から獲物を狙う小島があるのだ。

何と

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開拓され、広々 「アーアッ」

鳥が隠れにくくなってしまっている。

結局、今日はカワセミには会えなかった。

 

いつものハス池と田んぼの横を通って帰る

白いハスがいくつか咲いていた。

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極楽のハスの葉、上には10cm位のカメが

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そして、実り始めた田んぼ横の帰り道へ

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夏は花が少なく

動物たちは昼寝ちゅうなのか?

絵柄は少なかったが

ノーンビリの昼下がりだった。 晴れ

 

 

 

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 19:20 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの手首

『butchcoon』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   いつも参考にさせていただいています。シコラー対策勉強になりました。自分のサークルにも非常に粘り強くシコるかたがいらっしゃるので参考になりました。
そして先生にまた別の質問なのですが、以前先生が参考になるフォアハンドのお手本選手にソダーリン(いまは戦線に復帰できていませんが)をあげていらっ しゃいました。非常にシンプルなフォアハンドですよね。そこでもうひとりグザビエ・マリス選手のフォアハンドも同じように腕打ちの代表格に見受けられるよ うに思うのですがいかがでしょう。先生のご意見を伺いたくおもいました。一応URLを。https://www.youtube.com /watch?v=YFMCwutws58   彼の練習風景です。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「非常にシンプルなフォアハンドです」

というのはほぼすべてのプロ選手にいえることだと思います。

でなければ、プロの忙しく強烈な打ち合いについていけない。

 

その中で、私がなぜ、ソダーリンに注目するのかというと

手首の形を変えないからです。

だからフラット気味の強烈ショットが打てるのです。

 

ほとんどのプロは

手首をしならせることにより、ラケットを走らせ

スウィングスピードをアップさせたり

スピン量を増やしたりしています。

 

特にこれはトップスピン量の多い選手に

より多く見られる特徴です。

 

なぜなら

手首を動かすと面が狂いやすく

特にフラット気味にたたいた時にエラーになりやすいからです。

 

松原さんはテニスコーチ、解説者として

他の人たちに見本を見せる必要があり

それと女子選手を教えることもありますので

手首を使わないフォアハンドを心掛けているのです。

(男子プロにはソダーリンくらいしかいないのかも)

ラケット面の向きをあまり変化させないで打てるなら

そうゆう才能や力がある人はプラスアルファを求め

または、フェデラーやニシコリにあこがれて

手首を使ってもかまいません。

そこまでの才能に恵まれない人でも

まねして、大丈夫なように

松原さんはやっています。

だから、フラットにも打てるのです。

 

さて、前置きが長くなりました。

マリス、マリッセでしょうか、ベルギーの人ですよね。

この人はむしろ手首動かしのトップスピン派だと思います。

これはジョコビッチのテイクバックですが

djok1408ftekubi

手首がインパクトと同じ形なら

この時点でラケットは赤い線のところに来ると思います。

インパクトの写真と比べてください。

djokfr1408imp

さて、そうゆう目で次のマリッセの動画を見てください

40秒くらいするとスロービデオの絵が出ます。

(その後、次の2人も手首をよく見てください)

かなり手首を使っているのがわかると思います。

彼はジョコビッチ側の人だと思います。

 

蛇足になりますが

私が最も恐れることは

手首を使ってものすごいスウィングをし

さらにフラットでものすごいスピードにすることです。

いつか安定して入るようになると思うのは

大いなる錯覚?

 

これはナダルはもちろん

ジョコビッチにもフェデラーにも

そして、別方向のソダーリンにもできないこと。

 

これを実現した人は

世界チャンピオンになるか

一生、未完の大器と呼ばれるか

どちらかだと思います。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:21 | 1件のコメント

シコラーをやっつける

『レフティスタイル』 さんからの連続質問シリーズ、再開です。

以下がコメントのその部分、8つ目の質問です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
本日もまたいくつか質問させてください。 ・・・・・

8つめ、シコラーと対戦した時の勝ち方について
先日のクラブ対抗戦で、私はグリグリスピンの相手に負けましたが、後輩はシコラーと対戦していました。相手はダブルスを3セット終えた後で、体力が尽きる、また故障寸前で、全く攻めてきません。
全て軽いスライスの山ボールで返してきます。後輩は左右に振るのですが、コントロールも確率もイマイチで1セット目を1-6で落としました。
そこで、アドバイスしたのは、「こちらもリスクを負うな。攻めるな。徹底的につなげ。相手が潰れるまでねばれ!」でした。功を奏したのか、からくも2セット目を取り、接戦のまま第3セットで日没タイムオーバー、再試合となりました。
私なら、チャンスボールをブン殴って、ネットへダッシュしたいところですが、相手のペースにはまると上手くいかないこともあります。こうした時はどうしたらいいのでしょうか?
稚拙な質問ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

基本的には

オープンコートへ打って走らせ

短くなったら決めるかネットへ

ネットへ出たらスマッシュ。

これができれば簡単に勝てます。

できなければ泥沼へ ・・・

左右に振るところまではできるけど

最後の決め球が打てない人が多いのではないでしょうか。

決め球を練習しておきましょう。

1、短いボールを短くアウトしないようにクロスに決める。

2、ボレーをショートクロスに、またはドロップ。

3、スマッシュを逆クロスに。

これらをしっかり練習しておくことです。

練習してないのに試合でできないのは当たり前

深いショット、ラリーばかりしていても駄目です。

ボレーも決め方を練習する

ストロークと打ち合いをしているだけでは決め球は覚えられません。

とまあ、ここまでは当たり前の松原さんの話。

今日は念のため

東戸塚松原テニススクール田村コーチに知恵を借りました。

こうゆう場合どうすると聞いたら

「僕ならスライスで前後の走らせますね」 とのこと

nisiidrops1408

前に来たらトップスピンのショートクロスで抜く、またはロブ。

「シコラーは横には強いけど、前後に動かすとヘロヘロ」

と言っていました。

こちらの方が先手意地悪で

ゲームを支配するということのようです

参考にしてみてください。

nisi1408maitta

ただし、浅く打ったら

相手のドロップショットには気をつけてくださいね

相手がドロップを打った途端に

嬉しそうにスタートするくらいじゃないといけません。

そしてそれをどう処理するかも決めておきましょう。

そうしないと自分で自分の首を絞めます。

とにかく準備をしっかりしておくことです

そして自信をもって実行。

それでだめだったら?

日没目指してしこり倒すしかありません。 テニス

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:59 | 4件のコメント

スピンサーブの手首

『ジュニパー』 さんからスジガネ君サーブへの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
筋金君、手作りとはびっくりです。とても分かりやすいですね。

前回のトップスピンに対するボレーのアドバイスありがとうございました。5分で習得とはいっていませんが…千辛万苦しながら手応えを掴んできています。

さて、また質問お願い致します。
スピンサーブの際にリストがゆるんでしまっているせいか、インパクト時の面が安定しない時があります。テイクバックの時からグッと握っていれば大丈夫なのですが、やや厚い当たりになってしまい回転が落ちている感じがします。
インパクト時に面を安定させるコツはあるでしょうか。また、グリップの力加減やタイミングなどで、何か気をつける事はあるでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「リストがゆるんでしまっているせいか、インパクト時の面が安定しない時があります」

ということですので

手首がこんな形に、スジガネ状態で固まればいいのですが

ついついそうならない。

tekubi

実は少し前、私自身が解決した方法を紹介します。

先ほどの写真は私の2か月前までのグリップ。

 

今現代はそのころと比べ

左に、薄くなる方角に8分の1くらいでしょうか

変えています。

 

こうすると

同じ手の形では

インパクトの面が下を向いてしまいます。

ですから無理に手首の形を左に曲げない

自然な形になり

それほど頑張らなくても

面が作れるようになります。

 

さらに、それだけでは足りないほど薄くしたので

打球時に回内をより大きく使うようになりました。

こんな感じでしょうか。

raf1302sr1

回内を使うということは腕に力が入ること

1、自然に、しっかり感が増えました。

2、薄く当たることでスピン量は増え

3、しかも、回内を多くしたことで勢いが増しました。

 

これら3つのご利益分で

安定度が増した上に強力になり

ますます上達してしまったことを実感しています。

 

実はもう一つご利益が

回外気味に使ったせいもあり

ひじを痛めかけていたのですが

回内方向を強くしたせいで負担軽減

安心して打てるようになりました。

 

『ジュニパー』 さんも

「やや厚い当たりになってしまい回転が落ちている感じ」

だそうですので

グリップを薄くして

回内を多めに使ってみてはどうですか。  テニス

 

 

そうそう、YSさんからのコメントで

カラオケ  スジガネ君を使っての説明ですが
もし可能であるならばストップモーションムービーで
動きをみることができれば、とてもわかりやすいと思いました。

とありました。

 

水瓶座  実は、スジガネ君は動力なし

器用さ一切なしですので

自分では動けません。

なのに形を見事に作れるのがご利益なのです。

 

コマを多くするのはできますし

大昔、テニスジャーナル紙に

プロカメラマンの撮影で掲載したこともあります。

動画となると、コンピューターグラフィックスでしょうか

私には無理ですね。

 

滑らかな動きは

鈴木貴男かロジャー・フェデラーに任せます。

ぜひ彼らのビデオをスローでご覧ください。

そしてスジガネ君の1コマと比べて下さい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:06 | 1件のコメント