モコの衝撃とコペン

愛車R34スカイラインが2週間の入院中

プリンス屋さんで貸してくれたのが

日産モコの新車

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軽自動車の中の最高級車のようだ

実は、特別仕様の試乗車なんだそうで

内装は豪華、シートも2トーンの皮仕様

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ステアリングも革巻き

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カーナビと

SDカードに入れた、さだまさしとユーミンを聴けるステレオ付。

 

リヤシートも広々、のびのびで

2ドアのスカイラインよりそうとう広い。

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奥さんと娘を載せて買い物に行ったら

みんな大満足。

実は、先週の土曜日は

印西のクラブまで片道100kmのドライブもこなした。

時速100kmでもちゃんとまっすぐ走り、安心感も十分。

しかも静か。

これ以上何がいるのだろうか。

 

そこで考えた

「軽でも運転の楽しい車なら、松原さんにもアリなんじゃないか。」

たまたま通りかかった、ダイハツのお店。

そう、新型 「コペン」

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電動リトラクタブルトップのオープン2シーター

試乗車が置いてあったので乗り込んでみた。

クラッチペダルが床から低く、踏み込みにくいが

まあ慣れれば、大丈夫かなといったところ。

できれば足の大きさが26cm以下の方がいいかもしれない。

 

さて、コペン、こんな風に屋根が電動で開閉できるので

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屋根の開閉のデモを見て

トランクに収納してあったルーフが閉まり

ルーフ分が空くと、トランクもかなり広い。

通常は1人しか乗らないし、屋根はたいてい閉める

これはなかなか、点数が高い。

かなり乗り気になってきた。

 

カタログをもらい

帰ろうとして、ふと思った。

屋根を閉めて乗ったら?

 

もう一度、乗り込んでみると

頭をこじ入れるのに一苦労。

これはぎっくり腰の時は乗れない。

(いや、オープンにしておいて乗ればいい)

 

でも、お尻を落ち着けると

首がまっすぐにならない。

頭の上、特に右側がルーフに当たったまま動かせないのだ。

シートバックを倒せばいいかと思い

レバーをカチリ

1段倒れたら、後ろの壁にぶつかってストップ。

2シーターなのでそれ以上後ろのスペースがないのだ。

その状態でも頭はルーフにつっかえたまま。

シートをもう少し前に出せばいいのかもしれないが

足のナガーイ私のこと

ちょっとの調整では何とかなりそうもない。

身長181cm、座高人並み以上の松原さん

あえなく軽自動車のスポーツカーは

オクサンと相談することもなく、却下となってしまった。

 

さて、モコの方だが

スズキOEM車で、エネルギー回生ブレーキ付ハイブリッドタイプ

減速時には回生ランプがついて充電する。

(儲かったような気になる)

アイドリングストップが付いていて

停車寸前にエンジンが止まる。

オートマ特有の最後にガクンと止まるのが嫌いなので

最初はいいと思っていた。

しかし、松原さんにはいつもの癖が

マニュアルミッションで止まる寸前

美しく止まるために、ブレーキをわずかに緩めるのだ。

ゆるめた瞬間に、車は止まるのにブルンと再始動

かえってギコシャコしてしまう。

やっと慣れてくる頃に返却だった。

 

それと、本当にエンジンを切ると、アイドリングストップの延べ時間が表示

ついでに、ECO 80点 とかのお褒めの表示が出る。

小学校の環境教室かなんかで頭をなでなでされたような

俺は小学生レベルか?

 

ガソリンを使わないために車に乗る?

じゃあ、バスに乗った方が ・・・

 

2500ccターボのR34に乗る松原さん

ECO -200点 暗い?

最近の世の中からは地球の害毒のように思われているのかも。

 

そして最後に、完璧なモコに1つだけ難問が残った。

借りてすぐに、ラジオを聴くために、AVというボタンを押した。

SDカードのステレオとの切り替えもOK。

ただ、どうしてもスイッチを切ることができない。

仕方ないのでボリュームをゼロにして音を止めた。

SDカードのステレオ、裏の方で曲だけが勝手に進んでいる。

使ってないのにスイッチを切らない私

すごく、悪いことをしているような気がする。

ECO 15点 クライ?

ラジオのスイッチを切れないことをのぞき

完璧な高級軽自動車、日産モコだった。 車 (RV)

 

 

 

カテゴリー: くるま | 投稿者松原コーチ 19:20 | コメントは受け付けていません。

今日はトミーテニス塾

今日はトミーインドアスクールでのテニス塾に行ってきた。

実は、私の愛車、R34スカイラインが

2週間の間、日産プリンス東戸塚のお店に入院していたが

ついに、無事全快し、退院したので

快調に(しずかに)飛ばしていってきたのだ。

またまた新車になってしまった、R34の話はいずれまた。  車 (セダン)

 

さて、テニスだ

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今日のテニス塾は参加者が4名と少なかったが

全員3時間とも参加してくれたので

皆さんのキャラクターもわかり

充実したレッスンができた。

 

1時間目はフォアハンド

通常は面の作り方か上体が前向きの話から入るのだが

今日は

ボールとの位置取り

うまそうな雰囲気、というのが最初のテーマ。

実は、ウォームアップの時

参加者のお一人が

うまそうなふりをしてくださいと言った瞬間

実に素晴らしい雰囲気でハーフボレーをしたのだ。

 

その時の他の人たちの反応を見て、方針転換。

ボールとの距離の取り方を説明し

うまそうに打つフリ

その時の表情などをやって見せて、各自素振り。

フォアハンドクロス、逆クロス、4本のドリルを実施。

これだけで、みなさんうまくなってしまった。

 

その後、面の作り方を説明し

全員のスウィングを矯正した後、ラリー。

3人の男性陣はバカスカ打ちまくって

ただ一人の女性は、面をしっかり保てるようになり

フォアハンドは終了した。

 

2時間目はスライスとボレー

スライスロブとドロップショットで始め

腕全体で振ること

低い打点は面を前に

遠くのギリギリボレーは高いテイクバックで

なんて、少しづつレベルを上げながら

最後は、楽しい打ち合いで終了。

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最後の3時間目はスマッシュとサーブ

メトロノームのような上側振り子のスウィングで楽に

上体を前向きにしてインパクトでいい当たりを。

そのスマッシュスウィングからサーブへ繋げる。

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(相変わらず、3時間目しか写真がないが ・・・ )

肘の負担にならぬよう、回外しないように注意。

実用的な

スピンサーブ、スライスサーブを最後のテーマに

無事3時間のレッスンが終了した。

 

さて、トミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」

来月は、11月12日水曜日の開催。

要項はこちら

1時間目、2時間目はフォアハンド

3時間目がバックハンドという構成だ

現地、電話での受付なので

ぜひ、早めに申し込んでほしい。

必ず、うまくして見せます。  テニス

 

さてさて、終了後は、新車に戻った、R34スカイライン

横浜へ向かってドライブ

3500rpm以上回るようになったわけだが

それ以下は以前と同じ

でもなんか違う、元気、ゲンキ、げんき、なのだ。

もしかしたら

下の方も、病気までいかなくても

ノックセンサーの機能不全が原因だったので

エンジンの意欲減退くらいはあったのかもしれない。  車 (セダン)

 

カテゴリー: くるま, イベント | 投稿者松原コーチ 18:40 | 1件のコメント

うまい人だからできるのか?

7人の方から

「推測で判断される迷惑」 についてフォローしていただきました。

ありがとうございます。

さて、その中で面白い1節があったのでそれについて1話し。

以下がその、『匿名』 さんからのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも楽しく興味深く読んでいます。四半世紀前にインハイ、インカレを目指していた頃に読み たかった、と思う事がしばしばあるため、大人になってからテニス中毒になりながらも伸び悩んでいる妻にもこのブログを読ませてみました。すると、コーチに 今まで言われてきた事と違うことが多いことからか、はなから理解する事を放棄してしまうのです。あげくのはてに、「これはうまい人達には出来る、て話じゃ ないの?」とのたまう始末。
今回の投稿者さんもそんな感じではないでしょうか?
これからも有意義な四方山話を末長くよろしくお願いします。

匿名 より

 

 

 

水瓶座  私の考えです。

「これはうまい人達には出来る、て話じゃ ないの?」

という部分。

だから自分にはできないということなんでしょうが

文章だけ見れば、まったくその通り。

「これはうまい人達には出来る」 話なのです。

(アゲアシ鳥のような話ですが)

 

言い方を逆にすると

こうゆうやり方が簡単なので

「こうゆうやり方をする人、やさしい打ち方をする人がうまい人」 なのです。

やさしい打ち方をやらない人は

申し訳ないが、ずうっとヘボなのです。

 

私の考え方の基本は

プロはやさしいことをしているから高度なボールを打てる

我々は難しいことをするから、ミスする

というものです。

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だって、考えても見てください

向こうから、ナダルさんが怖い顔をして打ち込んで来たら

難しい、小手先のコントロールなんてできっこない。

ナダルさんの怖いフォアハンド

走らされながら、打ち返せる人は相当単純な

そうとう簡単な打ち方をしていなければできるわけがない。

 

だから錦織もフェデラーもきっと簡単なことをしているはずなのです。

1408nisikori finis

でもね

私の言うことやプロのやっていること

他のスクールのコーチと

全く矛盾していることって多いんですよね。

 

それでも最近は

若いプレーヤーやコーチ自身が

現代のプロをまねるせいか

だいぶ私の話を理解してくれるようになってきました。

後30年もして、古い人がみんな ・・・  になったら

私は粘り強く生き残りますから

そのころには主流派になっているかもしれません。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:22 | コメントは受け付けていません。

片手バックのスウィング

片手バックのスウィングについて

『でぃーすけ』 さんからフォローしてもらいました。

ありがとうございます。

私以上にはっきりした言い方で

わかりやすかったので

とりあえず、以下にコメントを全文コピーさせていただきました。

 

カラオケ   感覚は人によりますからね~、片手バックは肩辺りに面を上向きに引いて、垂直を出してヒッパタク感じがありますね

フォアの真っ直ぐ横引き(フェレールのフォア)の様な引き方だとパンチは出にくくなりますね

大振りするのと、シッカリ準備して打ちに行くのは別次元の話し、シッカリ準備して打てないならコンパクトに引いてパンチを捨てダメージを最小限に止めるコントロールをすることになりますね

その必要な準備を少ない時間でもチャント出来るのがプロや上級者の証!ですね

準備の出来ない人はパンチの効かないヘッポコボールで繋いで、凌いで、凌いで、、、勝利へ、、、僕だったりして、、、

コーチの言われてる事は正しいです
最低限必要な準備が出来ないのは下手くそだから、、、もっと早く相手のコースを先読みして、正しい落下点に1/1000秒でも早く入り正しく軸足を決め て、予想通りの打点にラケットをスパーン!ってね、、、さらに相手の嫌なコースや球種、深さ、、、打法をある程度覚えてくると、フットワークや相手との掛 け引き、、、正しいフットワークとリズムが無ければ、正しいフォームでは打てない、、、ですね~

でぃーすけ より

 

 

 

水瓶座   私の追加話。

「片手バックは肩辺りに面を上向きに引いて、垂直を出してヒッパタク感じ」

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その通りですね

少し上向きの面で構え

面を起こすように振り出して、あとは面を垂直に保ち

feder1410bkimp

この構えを間に合わせる。

 

「最低限必要な準備が出来ないのは下手くそだから」

先日もお話ししたように

初級者、中級者に多いのは

振り遅れではなく構え遅れ、引き遅れ。

 

もちろん

「正しいフットワークとリズムが無ければ、正しいフォームでは打てない」

のですが ・・・

 

「正しい落下点に1/1000秒でも早く入り正しく軸足を決め て

予想通りの打点にラケットをスパーン!」

気持ちとしては全くその通り

で、ちょっと付け足すと

身体の動きがありますので

それを見越した位置にタイミングも併せて1/1000秒単位で正確に入り

打点に入っていきながら、スパーン、でしょうか。

 

「必要な準備を少ない時間でもチャント出来るのがプロや上級者」

まったくその通りですので

ボールに追いつく前に

構えを完了できるように頑張りましょう。

 

そうすれば、大きな構えだからという理由での振り遅れはしません。

大きな振りでもタイミングを合わすには

いつも言う話

ボールを想像して

ジャストミートで素振りしましょう。

ボールの軌道をちゃんと想像できるなら

まったく問題ありません。    テニス

 

追伸

構えの間に合わない時、例えばリターンなどで

「コンパクトに引いてパンチを捨て、ダメージを最小限に止めるコントロールをする」

こともありますね。

今、入ってきた 『レフティスタイル』 さんのコメント

ストロークとリターン別物話の解説はここにあるようですね。

 

でも

片手バックの得意なプロは

リターンでフルスウィングする場合もけっこうあります。

サーブが早くても、プロのように安定していれば

そしてバックに来るとわかれば、狙い撃ちです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 16:34 | コメントは受け付けていません。

推測で判断されることの迷惑

今日は片手バックハンドの話で

大きく引いた方がいいという私に対して

反論してくれた方がいるのでご紹介しよう。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  このブログの言う事が正しいかは実際にボールを打ってみればわかる。そして、実際に打てば大ぶりでは振り遅れることが判明する。要するにこのコーチは自分では試していないことを知ったかぶりでしゃべっているだけだ。このブログ全体を信用しない方がよい。

Jacob より

水瓶座  私の反論です。

「正しいかは実際にボールを打ってみればわかる」

その通り。

で、実際に私の言うように打ってみてくれたのでしょうか?

  (ブログに出した途端のコメントですから、多分コートでは ・・・)

そして、実際に打って、大振りでは振り遅れることが判明したのですか?

それとも、「そんなのやらなくてもわかりきっている」 という

机の上で考えた『Jacob』 さんの推測?

「要するにこのコーチは自分では試していないことを知ったかぶりでしゃべっているだけ」

というのは、『Jacob』 さんの推測?

それとも私のテニスや指導法を見ての実体験ですか?

そもそも、私のバックハンドを見たことがあるのですか?

私はプロのテニスを見たりして理論を考えます。

そしてそれが理に適っており

自分で打ってみて、簡単にできることであれば

外に発表します。

自分にできないことは言いません。

知ったかぶりをしゃべっているのは

私ですか?   それとも、あなた?

私は実名を出してやってるわけで

そう安易に、出まかせを言える立場ではないのですよ。

そうそう

12月2日火曜日に

神奈川県のテニスコーチ研修会を

相模原インドアテニススクールさんで開催することになりました。

もちろん講師は私。

片手バックハンドもテーマに入れるつもりです。

これは少し前のコーチ研修会でのスナップ

6bak

  (講師の見本写真、ましてバックは非常に少ないですね)

『Jacob』 さんもぜひご参加ください。

もし、私が大振りバックの見本ができなかったら

参加費はお返しします。

近日中に要項をアップしますので

参加費が返ってこなくてもいい方たちも

ぜひご参加ください。   テニス

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:33 | 7件のコメント

エルベールのサーブ

錦織の2回戦を応援した日

帰りに、練習コートを通りかかると

長身選手がサーブ練習をしていた。

せっかくなので、連続写真をしっかり取らせてもらった。

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スピンサーブを叩き込んでは

ネットダッシュをしている。

特徴はトスをすごーく前の方に高く上げ

ものすごーい前傾姿勢で打つこと。

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ジャンプして打ち

打ち終わって1歩出たところが

すでにベースラインから2mほど中。

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(これは他のとは1枚だけ違うショット)

どうやらダブルスで勝ち残っている選手らしい。

 

後で決勝戦のビデオを見ていて気が付いた。

ダブルス優勝のフランス人、エルベールだった。

 

ダブルス予選決勝で

スーパータイブレーク、8-10で敗退

ラッキールーザーで本選入り

1回戦でブライアン兄弟に勝ち

そのまま優勝している。

 

さて気になって写真を撮ったのは

そんなに打点が前でいいのかということ。

それを連続写真でしっかり確認しようと思ったのだ。

 

ところが

CIMG3783

前へのジャンプと前傾がすごいので

確かに打点は頭より前だが

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上体の軸線、背骨の延長線に対しては打点が後ろなのだ。

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これにより内旋、回内を効かして

強烈なスピードとスピンを得ているのだ。

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この内旋、回内を効かして打つ打ち方

打点が前だと打球が下へ飛び

ネットを越えなくなる。

後ろ目の打点とセットで同時購入しないといけないので

要注意なのだ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。

片手バックは高く引く

片手バックハンドの名手

テイクバックした位置はとても高い。

gasquet1410tb

もちろん大きく引いている。

 

よく言われる話に

「大きく引くと振り遅れるからコンパクトに ・・・」

というのがある。

それなら

テイクバックの小さなプロがいてもよさそうなものなのに

見かけない。

片手バックを得意にしているプロに限って

高く、大きく引いているように思える。

 

何か理由があるはず。

 

今日はちょっとだけ

深遠な物理学の世界にお付き合いいただきたい。

と言っても、小学5年生レベルの理科

例の振り子だ。

huriko1410

振り子の簡単な理論をあげておく。

「支点から重心までの距離が一定ならば、振幅が変わっても周期は一定」

ということ。

つまり、上の絵で

B~Dのように小さく振れても

A~Eのように大きく振れても

同じ周期で振れるということ。

 

今回、この振り子で周期に2秒かかるということにしよう。

つまり片道は1秒。

テイクバック最上段からフィニッシュまでが1秒という設定だ。

 

片手バックの打点は

gasquet1410imp

かなり前方なので

振り子の図でDの位置としよう。

テイクバックの位置を

Aにした場合とBにした場合で比べる。

同時に振り子の動きで振り出せば

周期が同じなので

最下点のCには、0.5秒後、同時に到着する。

 

その、0.5秒後に

ラケットは

小さく振った方は打点のDに到着

大きく振った方はフィニッシュのEまで到着する。

 

さて、D点に到着したのはどちらが早かっただろうか?

そしてよりすごいボールを打ったのは?

 

そう、大きく、高く、Aまで引いた、大振り選手の方なのだ。

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もちろん、同時に振りはじめたということ。

振ることに腕の力を考えないということ

この前提があって成り立つ理論なのだが。

振り子をうまく利用できる選手にとっては

有効な理論だろうと思う。

 

「大きく高く引いた方が振り遅れない」

 

先日、理科系の某大学で

片手バックの男子学生を指導する機会があった。

振り子程度はもちろん理解しているわけで

以上の説明後

「だから、大きく高く、うまそうに構えてごらん」 と言ったら

1発目からドカンと1発

すさまじいバックハンドを打ち込んでいた。

 

もちろん

小さな構えと同じタイミングで振りはじめる必要があるわけで

早く構えはじめないと

振り遅れる前に

引き遅れるのでご用心。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:02 | 3件のコメント

ヤングの戦法

決勝戦はすごかった。

お互いにサービスダウンは1回。

ラオニッチの喫したブレークポイントは

最後の最後、マッチポイントのみだ。

 

ここから見えるのは

錦織の勝負強さということになっているが

勝負のポイントに至るまでに

1,3セット目は

自分自身がブレークされなかったという事実がある。

この事実がなければ

勝負強い場面はやってこないのだ。

 

このレベルになると

サービスキープが当たり前

そのうえで一瞬のチャンスをつかんだ

勝負強さが必要なのだ。

 

そして当たり前のサービスキープを

当たり前に

錦織以上に続けたラオニッチもすごいやつなのだ。

 

さて、アメリカの183cmサウスポー、ドナルド・ヤング

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先日、錦織の応援に行った2回戦で

4-6 6-7 で錦織に敗れた。

 

サーブのポジションについては先日触れたが

今日の話はリターンゲーム。

何度もリターンゲームで錦織にプレッシャーをかけ続け

かなりの接戦を演じた。

 

そのやり方はセカンドサーブでの

バックハンドライジングリターン。

バックの方が攻撃力に劣るので

錦織のセカンドサーブはほとんどバック側へ。

打ち合いに持ち込みさえすればいいという考え方。

 

これをヤングは逆手に取った

大事なポイントでセカンドになると

前進して、両手バックでライジングヒット

面白いように決まる。

 

これはダブルスプレーヤーがよくやる戦術。

フォアハンドだと大ぶりで難しいが

バック、特に両手打ちプレーヤには得意な人が多い。

プロの場合

これをいかすため

サウスポーが入るペアーは

リターンゲームで

二人ともバック側のサイドに入ることが多い。

 

錦織も最後はこれに気づき

後半、重要なポイントでは

セカンドをフォアに入れて、大けがを防いだ。

ストレートで勝ったが

けっこうきわどい試合だったと思う。

 

ヤング

動きもいいし

サウスポーのいやなサーブ。

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フォアがもう少し安定してくると

もしかしたら、次代の4人は

錦織、ラオニッチ、ディミトロフ、ヤ・・   テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:15 | コメントは受け付けていません。

フォア手首のしなり

楽天ジャパンオープン

先ほど、錦織圭の優勝で無事終了しました。

またまたの大活躍で

今週はハラハラドキドキ、興奮、そして感激しました。

躊躇なくオープンコートへ打ち込む

ハードヒットが印象的、魅力的な1週間でした。

 

さて、私と同じ日

木曜日に観戦していたという

「自己流プレーヤー」 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長おはようございます。
木曜日は私も息子と観戦しておりました。
練習コートでラオニッチのアドサイドからのサービスを見ていたのですが・・・身長164cmの私の頭上を余裕で越えるスピンサービスに、『やっぱりプロってすごいなぁ』と改めて思いました。

以下、質問です。

フォアハンドですが、プロやコーチの打ち方を見ていると、テイクバックからラケットダウンした時点で一瞬ラケットが止まるように見え、そこから腕が しなりながらグリップ先行で振り出されて、インパクト直前でラケットヘッドが一気に引き出されて最大加速を得ている・・・ように見えました。

フェデラーのフォアハンドをスロー再生して見てみてもやはりそんな感じでした。
あの打ち方、見る限りは全く力んでいる風が無いので楽に打っているように見えるのですが、私のようなアマチュアでも出来るものでしょうか?
また、あれを普通に出来ているプロのスイングスピードとは、だいたいどのくらいのスピードなのでしょうか?

ご教授よろしくお願い致します。

自己流プレーヤー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ラケットヘッドを加速させるための

スウィング方向のしなり

特に、トップスピンを多くかけるために

ラケットヘッドが下を通って

上下動を増すための技術でもあります。

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ラケットヘッドが前に振り出す腕の動きに一瞬遅れ

そのスタートで遅れたラケットヘッドが

加速してインパクトで追いつく。

腕よりもラケットヘッドの動きの方が勝るという理屈です。

多かれ少なかれ

みんなやっているのではないでしょうか。

1409nisifshippari

適度に使えば非常に有益ですが

ちょっと間違うと

タイミングやラケット面の向きに悪影響を与える

もろ刃の剣でもあります。

ですから、やりすぎにはご用心。

 

積極的に使うというよりは

手首を固めていたのに

力に負けて、「しなってしまった」 というストーリーがおすすめ。

意識して積極的に使う人には

エラーが多いように思います。

プロの手首もかなり固いと思います。

 

一般にスピン量の多い人はたくさん使うし

フラット気味に打つ人はあまり使いません。

(というか、使えません)

ナダルはもちろんですが

ジョコビッチもフェデラーも、もちろん錦織も

われわれの感覚に比べると

メチャメチャ、トップスピン量の多い人たちです。

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ボールのスピードですが

昨日、テレビを見ていたら

錦織のフォアハンドウィナーが、たしか、153km/h

ベッカーが、157km/h と表示されていました。

 

ラケットのスウィングスピードですが

(データはありません、推測ですが)

120km/h 以上は軽くいくと思います。

このゾーンになると

ラケットやストリングの反発はほとんどなくなり

そのため

打点がよりスピードの速い、ラケットヘッド近くになります。

それほどの話なので

手首のブレの方に気を付けた方がいいと思います。

 

蛇足ですが

素人さんの場合

試合で強打できない人がほとんどですが

強打できないのではなく

強打すると入らないからではないでしょうか。

試合で強打できない理由を増やさない方が現実的では ・・・    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:15 | 1件のコメント

サーブの立ち位置

昨日、木曜日

有明へ行ってきた。

楽天ジャパンオープン

錦織の応援といろいろなテニス

ボールのスピード感などを見るためだ。

 

間際までスケジュールが決まらなかったので

事前に前売り券などの手配はない。

売っているのは

自由席券とグランドスタンド券

外のコートはダブルスの1試合のみ

グランドスタンド券、買う奴なんているのか?

当然、コロシアム最上段に入れる

いや、最上段にしか入れない自由席券を購入。

11時から7時まで、じっくり見ることができた。

 

さて、今日の話題はサーブの立ち位置。

2人の対照的なプレーヤーを見つけたのだ。

1人目、サーバーといえばこの人

ラオニッチ

ジュースコートでは

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で、アドコートでは

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左右対称、面白くもなんともないが

パワーサーバーはこんなもの。

リターン後の流れがなんて考えない  (わけでもないのだろうが)

サービスの威力を考えて、当たり前ポジション

最短距離ポジションから打つ。

昨日も、1本目から、「バコーン」

「フィフティーン」

他の人とは音が違う。

 

対して

サイドによる違い

ボールの球質を最大限に生かしているのがこの人

錦織と対戦した、アメリカのヤング。

ジュースコートは

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ここなのに

アドコートでは

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かなりサイドに寄ってサーブする。

サウスポーのスライス気味の大きく曲がるサーブが持ち味

それをよりワイドに持っていくためのポジションなのだ。

そうゆう意味では

ジュースコートも同じ考え方

右利きのバックにいかに曲げるのかという立ち位置なのだ。

そしてそれをレシーバーに意識させておいて

危機になると

フォアのワイドにフラットで、「ドカン」

ジュースコートでは何本もこれでエースを取っていた。

 

実はこのヤングの立ち位置

私の立ち位置と全く同じ。

右利きの松原さんと

左利きのヤングさんが左右対称というのではない。

絶対的に同じ位置。

アドコートでワイドにスピンサーブを打ちたい

それを少しでも有効にしたい松原さんは

センターマークとサイドラインの中間くらいに立つのだ。

右利きスピンサーバーによくある立ち位置なのだ。

サウスポーでここまでやるのは初めて見た。

 

フラットサーブ230km/hの人はこんなことまで考える必要はないが

回転系のサーブをメインに使う人はここまで考えているということ。

こうゆう考え方を参考に

自分の球質にあった立ち位置を考えてみるといい。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:24 | 1件のコメント