ロディックのマレーへの思い、などなど

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今週末にイギリスはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われているATPが統括するシニアツアーのATPチャンピオンズ・ツアーの今季最終戦で、そのシニアツアーにデビューを飾ったアンディ・ロディックが今季のアンディ・マレーについて、そして引退した今の生活について語っていたのでご照会しましょう。

今季、腰の手術から復帰して臨んだマレーは、序盤はなかなか本来のプレーを取り戻せず苦しい時期を過ごしてました。でもUSオープンの準々決勝敗退後は、復活を印象付ける活躍を見せたの。

深セン、ウィーン、バレンシアと3大会で優勝し、毎年出場を続けていた最終戦への切符も手にしました。

でもマレーは予選ラウンドロビンで敗退。しかも結果的に今季最後の試合となったラウンドロビン第3戦のロジャー・フェデラー戦では地元ファンの声援がありながらも0ー6、1ー6の完敗だったの!

でもロディックはその敗戦はそれほど気にする事はないって感じているんだって。

「彼に必要なのはその試合を今季の後半の4分の1を表すものだとしないこと。それ以外は最高の4分の1だったはずさ。」

「腰の手術から復帰して、そして“さあアンディ、これが上手く行く方法さ。最初の3ヶ月はちょっと制限があるもの”、それは僕が思うにきっとサーブに影響すると思うし、腰の怪我からそうなっても当たり前の事。」

「“そしてそこから徐々に少しずつ良い結果も出てくるし、悪い結果も出てくる。常に安定した成績など出せないのさ。トップ選手だってそうだからね。そしてシーズンの最後の4分の1くらいでやっと本来の調子を取り戻すんだ。5大会中3大会で優勝し、世界の6位でシーズンを終われたんだ ”、それは2014年のアンディ・マレーが描いていた青写真からすると、本当に上手く行ったように思えるんだ。そこから考えると2015年のスタートの方が更に重要になるはずさ。」

ロディックは、来年のマレーは大きく期待できると感じているみたい。特に彼が得意とするハードコートの大会が続くし、彼の攻撃的なテニス、そして素早い動きは対戦相手を苦戦させるに十分なチャンスが多々あるはずってね。そのハードコート・シーズンは、マレーをまた男子テニス界のトップの1人とするステータスをまた取り戻す舞台となるだろうって感じているようね。

「彼が今いるレベルの選手達より彼はより上のランクにいると思う。彼自身もそう言うと思う。だから、腰の手術から1年ちょっとが過ぎて、これまでも好成績を残して来たオーストラリアや、これまでも優勝経験のあるインディアンウェルズやマイアミで万全の状態でプレーしたくてウズウズしているんじゃないかな。それらの大会をその後も良いプレーが出来るために利用するのではなく、それらの大会を勝ちに行くために利用するんだ。」

そしてロディックは、引退した今でもラケットを手にコートに立つのを楽しんでいるんだって。引退して1ヶ月も経たないうちに、ロディックは地元のオースチンを訪れた色々な選手達の練習相手になっていたらしいわ。

「これまでの人が引退と呼んでいた事で自分が正しく受け止めた事は、かつての人々が経験したかも知れないもうテニスをしたくないって言うようなテニスへの嫌悪感のような物を感じた事が全くないと言う事。」

ロディックは未だにテニスへの強い情熱を持っているわ。でも、このところかつてのビッグネームがコーチとしてツアーに戻って来てるけど、ロディックにそれは期待出来ないみたい。

「何事にも絶対と言う事はないけど、それにはあまり興味がそそられないんだ。残念ながら自宅にいながら出来る仕事ではないし、今はこうして実家にいる事で幸せを感じているんだ。」

そして自身の現役時代なども振り返りこんな風に語ってました。

「とても不思議なんだ。どのグランドスラムも小さな宇宙が存在するんだ。USオープンはナイトマッチや花火などとてもワイワイ華やかなもの。全豪オープンはのんびりして音楽が奏でられていて野外でビアガーデンもある大会。全仏オープンは本当にフランスの香りがする。ウィンブルドンはまさに伝統を表す大会。どの大会も心の中に特別な場所を与えてくれる。どれが一番特別な物かと言う会話さえ成り立たないんだ。」

現在も世界ランク2位にいるフェデラーより1歳年下のロディックだけど、キャリア終盤は膝や肩、太股の怪我などに泣かされ、30歳の誕生日を迎えた2012年のUSオープンで突然の引退を発表したのよね。

その後はハイキングやマウンテンバイクなどをやり(僕はとてもアウトドア派なんだ。広い場所が好きなんだ)、メディアの仕事も広げ(幸いな事に、まだ首だとは言われていないよ)、ゴルフもハンデが3になるほど(僕よりコースに長くいるのは、お金をもらって働いてる人達だけたね)。

このシニアツアーへの参加までは、ロディックは地元オースチンで遊び程度でしかテニスはやっていなかったらしいんだけど、このシニア大会へ向けてちょっと真剣に練習したみたい。

「今回の旅は“プレーケーション”と呼んでいて、ちょっとのプレーとちょっとのバケーションなんだ。先週はアムステルダムの大会に出たんだ。初めて訪れた街さ。ラケットを持って歩き回って、現役時代を思い出したよ。」

「ロンドンは違うんだ。たくさんの思いでも友人がいる街。テニス人生でも最高の思いでの1つがある街。それは2009年のウィンブルドンの決勝戦でロジャーにフルセットで負けた試合さ。」

「試合後のセレモニーで彼がトロフィーの回りを歩いていた。自分に取っはとても辛い瞬間だった。すると突然観客がどう言う訳か僕の名前を呼び始めたんだ。最初は何を言っているか分からなかった。あまり気にしていなかったからね。でも急に分かったんだ。」

「あんな辛い負けをした試合を嫌いだと思うかも知れないが、あの試合で初めてイギリスの人達に受け入れられたと感じた試合だったんだ。若い頃は、ファンもいたけど、嫌いだと言う人もいたんだ。でもあの試合の後は、ある程度の尊敬の気持ちを持ってくれたのを感じれたのさ。感じの悪い意固地なアメリカ人とウィンブルドンが仲良くなれるなんて誰も思っていなかっただろうね。」

あの壮絶な決勝戦はPinkyも記憶にあるけど、その影でそんな思いをしていたロディックがいたのね!負けはしたけど、とても良い思い出になった試合だったのね。

そのロディックが出場してるシニア大会については、またお知らせしますね。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 20:17 | コメントをどうぞ
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