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ウィンブルドン選手権2019、開幕しましたね。そして初日の昨日は波乱が相次ぎました!
まずはやっぱり女子シングルス第2シードの大坂なおみ選手の初戦敗退でしょう。
宿敵となってしまったユリア・プチンセワにリベンジを果たすことができなかったばかりか、プチンセワのペースにすっかりリズムを崩されたまま、あっけなく敗退してしまいました。
特に第2セットは、プチンセワは全く強打しなくなって、ループ気味のボールばかり大坂選手に返球していて、それをことごとく大坂選手がミス。
それは第1セットのタイブレークの頃から頻繁に使っていたような印象でした。
緩急を付けたプレーが上手かったプチンセワだけど、ただ100%で打つしか打開策が見出だせない状態の大坂選手では、ずっと辛抱強く繋がれたら、ウィナーを取る前にミスでポイントが終わってしまうわ。
ただ、第1セットではネット・プレーも見せていて、以前はネットにいるとほとんどポイントを落としていたけど、ボレーでもポイントが取れるようになったのは進歩の証し。
そして芝への対応として練習していたスライス・ショットも第1セットではまずまず。
それがリズムが狂い出した第2セットでは、ボレーもスライスもほとんどがミス。
技術的には上達しているんだろうけど、後半はそれがミスになってしまうのは、やっぱりメンタルなのかしらね。
前のコーチのサーシャ・バジン氏から、70~80%のショットでも十分な威力があると散々叩き込まれていた大坂選手。きっとそれは、バジン氏が大坂選手のミスを減らす方法の1つだったんだなって、今さらながらに感じてしまいますね。
38本のイージー・ミス。単純計算で9ゲーム以上となるミスで相手にポイントを献上していては、いくらウィナーを量産しても勝ち目はなくなってしまうわね。
今のコーチのジャーメイン・ジェンキンス氏の指導にも、疑問が投げ掛けられてしまう敗戦でしたね。
試合後の会見も、幾つか質問されるも、スーパースターのステータスや、そのプレッシャーへの対応を問われると、会見の司会者へ小声で「もう帰ってもよい?泣き出しそうなの。」と言いながら会見途中で席を立ってしまいました。
テニス自体へのモチベーションを心配してしまう今の大坂選手のテニス。来年に迫ったオリンピックへのモチベーションも下がってしまいそうで心配ですね。
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ただこの日は男子の注目の若手も相次いで敗退したことで、大坂選手の番狂わせが唯一の話題の中心にならずに済んだ感じでした。
男子世界ランク5位で22歳のアレクサンダー・ズベレフが世界ランク124位のジリ・バセリにセットカウント1ー3で敗退。
男子世界ランク6位のステファノス・チチパスも世界ランク89位のトーマス・ファビアーノにフルセットで敗退でした。
チチパスは第4セットのタイブレークで2本のマッチポイントをしのいでフルセットへ持ち込んだから、最後は勝つのかと思っていたら、第5セットもファビアーノの勢いは弱まることはありませんでしたね。
ズベレフはクレーシーズンに入って徐々に調子を上げて来たかなって印象だったけど、ウィンブルドンの大舞台での初戦敗退。グランドスラムでタイトルを獲得するのも時間の問題と言われていたけど、そのグランドスラムでは思うような結果が出せないでいるわね。
そして日本からもう一人この日に登場した西岡良仁選手は、フルセットでヤンコ・ティプサレビッチに敗退でした。
第5セットの出だしはティプサレビッチにエネルギーがあまり感じなかったから、これは行けると思って見ていたら、第4ゲームで何度か掴んだブレークチャンスを生かせなかった西岡選手が、そこから全くエネルギーがなくなってしまって、その後は1ゲームも奪えず敗退してしまいました。
第5セットの終盤はあっさりでしたね。相手のエネルギーが下がったところをすかさず攻めたティプサレビッチ。経験が勝った勝利に感じました。
ただ西岡選手は右手首がまだ万全ではないようで、USオープンへ向けてのハードコート・シーズンへ向けてしっかり治療して臨んで欲しいわね。
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そして何と言っても15歳と122日でウィンブルドン・デビューを果たしたコリー・ガウフが、39歳のヴィーナス・ウィリアムズをストレートで下しましたね。
見た目も何となく似ている二人。当然ガウフは記憶がある時には既にヴィーナスはトップ選手として戦っていたのよね。
そんな憧れの選手からの勝利。若いスター選手の誕生となりそうね。