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昨日のブログで、パトリック・モラトグルー氏がツアーが行われなくなってしまったことで、経済的に苦しんでいるランキングの低い選手達へ対する救済措置への切なる呼び掛けをお伝えしたけど、こんな選手もいるようね。
それはプロ・デビューしたばかりの19歳のガブリエラ・ダ=シルバ=フィック。2017年からフルにシーズンを通してツアー下部大会のサーキット大会を中心に、そして出身のオーストラリアを中心にツアーを回っている選手。
現在のランキングは445位で、去年の10月に自己最高位の413位を記録して、更に上を目指している真っ最中の選手なの。
そんな彼女は、今シーズンはこれまで5大会に出場して、獲得した賞金はわずか2,573ドル(約28万円)。
「現時点ではテニスからの収入はゼロで、オーガナイザーからのサポートなどもない見込み。私達は、自らのやりくりに任されているかのよう。」
「自分はラッキーなことに、無料でテニスコートを使えてストリングも張ってもらえている。お父さんがカフェを経営しているから、そこでバイトをさせてもらっていて、お金を稼いだりしている。ランキングで200位以降の選手達は、今回の困難から立ち直るのは難しくなるはず。」
これは選手からの生の声だけど、ダ=シルバ=フィックはそれでも無料で練習ができたり、お小遣い程度は自分で稼げているようだけど、そう上手く行っていない選手も当然いるはずよね。
ツアーが再開したら、プロ生活が続けられずランキングから消えてしまう選手も出てくるかも知れないわね。
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グリゴール・ディミトロフが、このツアーが開催されていない期間を利用してハーバード大学のビジネス・スクールに通うことにしたんだって。
「数週間後に、ハーバード大学のビジネス・スクールのコースを始める。これは、ずっとやりたかったこと。学校に通うのが大好きだったけど、それをする機会がなかった。今は何か新しいことをしたり、違うことをする時間がある。」
「アメリカの西海岸に残ることしたんだ。インディアンウェルズがキャンセルになった時から。日々同じような生活をしているけど、正直今はとても良い精神状態でいる。色々調整する時だけど、ゆっくりしたり、髭を伸ばしたり、何でもやりたいことをするには良い時間だと思う。」
「自分はラッキーだった。なぜなら、今住んでいるところに小さなジムがあり、毎日行っている。小さいバスケットボールのコートもあり、走ったりもできるし、ウォーキングもできる。日々の体の維持は基本的に鍵になる。例え家にいても、トレーニングする方法をいつも探している。簡単ではないが、それで自身のキャラクターが表れるし、自分自身についてより学ばせてくれている。」
「ここまで頻繁に友人や家族と連絡を取っている。アスリートとして犠牲に迫られることとして、大好きな人の親友になってあげることも時には難しい。今はそんな人と再び繋がって、心から耳を傾けりる時。」
「今は精神的に強くいることが最も大切なこと。願わくばこれがあとほんの少しの事であって欲しい。みんなが健康にこの状況から抜け出せることを願っている。すぐに愛しているテニスが再開されると信じているけど、今は何より健康が第一。」
ディミトロフは今のこの時間を、ツアーがある時には出来なかったことをすることで、有意義に使っているようね。
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