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現在メキシコはカンクンで行われている女子ツアー最終戦だけど、参加している現在世界ランク1位のアリーナ・サバレンカが、そのちょっとお粗末な状況に対して苦言を呈しているの。
大会初日に試合に登場したサバレンカは、対戦したマリア・サカーリを6ー0、6ー1とわずか1時間14分で退けたけど、その試合へ向けた準備が万全には行えなかったみたいなの。
実は大会が行われているスタジアムは、大会が始まる直前まで完成していなくて、大会へ向けて数日前に現地入りした選手達だったけど、試合の1日前まで会場で練習することが出来なかったんだって。
「実際に試合を行うコートで練習出来なかったことに、あまり嬉しくは思っていない。つまり、スタジアムで練習出来なかったと言うこと。女子ツアー最終戦としては、それに相応しいレベルではないと思う。実際、今日1時間ほど、正直45分くらいだけスタジアムで練習しただけ。」
「このことには、あまりハッピーだとは思ってはいない。他の選手達もそう感じていると確信している。同時に、私達はみんな同じ状況にいるのも分かっている。でも、こんな状況はツアー最終戦には相応しくわない。素晴らしいとは言えない。」
「通常、3日~4日ほどコートなどのコンディション調整に必要なもの。でもどうなるか。これが現実。でも、WTAは来年はもっと良い状況の最終戦を行ってくれることを願っている。」
サバレンカは試合後の会見でそう語っていたけど、カンクンのその他の環境もちょっと厳しいものだったことを試合前にも語っていたの。それは、その風の強さも含めて。
「そうね、このコンディションに何とか順応できるようにベストを尽くしている。明日の試合で自分のベストのプレーができることを願っている。みんな同じ条件だけど、簡単なものではない。ツアー最終戦と言う大会としては完璧な環境ではない。でもやるしかない。ベストのテニスを披露できるように最善を尽くすまで。」って、試合前にも語っていたわ。
最終戦には3度目の出場のサバレンカ。未だタイトルには手が届いていないから、大会での初優勝を狙っているけど、その難しい状況を克服できるかしらね。
そしてその初日に同じく登場し、ジェシカ・ペグラにストレートで敗れたイレーナ・ルバキナも大会の状況についてコメントしていたの。
「全体的にここは簡単ではない。みんな苦しんでいる。誰もがベストのテニスをするために努力している。この大会のコンディションと大会への準備にはとても満足したものではない。コートについては、本当に話したくない。もちろん、良いものではない。最終戦と言う大会としては当然良くない。なぜなら全てが遅かったし、それへ準備するための時間がなかった。試合中のラリーを見れば分かるし、両選手ともボールがラケットへの当たり損ねが何度もあったことでも分かると思う。試合の質も最高のものではなかったと思っている。それでも、ベストを尽くすまで。」
サバレンカもルバキナも感じていることは同じようなことみたいね。それでもみんな同じ条件。この難しい状況にしっかり対応できた選手が大会を制しそうね!