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全仏オープン2016が幕を閉じました。男子シングルスはノヴァーク・ジョコビッチが、女子シングルスではガルビニャ・ムグルサが優勝を飾りました。
男子ダブルスではフェシアーノ・ロペス/マルク・ロペス組がボブ・ブライアン/マイク・ブライアン組を下して、グランドスラム初優勝を飾りましたね。
女子ダブルスでは、クリスティーナ・ムラデノビッチ/カロライン・ガルシア組がエカテリーナ・マカロワ/エレーナ・ヴェスニナ組を下して、グランドスラム初優勝と、地元フランス人ペアーとして1970年と1971年に2連覇を果たしたガイル・シャンフロー/フランソワーズ・ドゥール組以来となる優勝を飾りました。
ミックスダブルスでは、マルチナ・ヒンギス/リエンダー・パエス組が優勝して、このペアーでミックスダブルスの生涯グランドスラムを達成しました。
アンディ・マレーをセットカウント3ー1で下したジョコビッチは、これで自身12回目のグランドスラム優勝を飾ると同時に、生涯グランドスラムの達成とグランドスラム4大会連続優勝を果たす事となりました。
ムグルサは昨年のウィンブルドンでも決勝進出を果たしたけど、その時はセリーナ・ウィリアムズの前に屈していたけど、今回はそのリベンジを果たしグランドスラム初優勝を飾りました。
これでグランドスラムでは3大会連続となる新女王が誕生しました。去年のUSオープンではフラビア・ペネッタが、今年の全豪オープンではアンゲリク・ケルバーが、そして今回はムグルサが優勝となりましたね。
男子はジョコビッチ・エクスプレスの勢いが止まりませんね。それを止める選手は誰に、そしていつ現れるかしらね?
女子では、セリーナがグランドスラム2大会連続で準優勝。本人はプレッシャーなどは敗戦の理由ではないって語っているんだけど、今回に関しては悪天候からのスケジュールの崩れが、ちょっとセリーナに不利に働いてしまったのはあったかなって感じでしたね。
全仏オープンよりは得意としているウィンブルドンでの巻き返しに期待しましょう。
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5月15日のブログで紹介したけど、バーナード・トミックが今年の夏に開催されるリオ・オリンピックへの欠場を表明したけど、全仏オープン期間中に同胞のニック・キリオスもオリンピックへの欠場の決断を下した事を自身の公式ウェブサイトで公にしていたの。
それには、5月8日のブログで伝えたけど、やっぱりオーストラリア・テニス協会とトミックやキリオスとの関係が良好ではないことが原因らしいわ。
「この4週間のオーストラリア・オリンピック委員会(AOC)の自分へ対してのアンフェアーで不公平な扱いや、AOCが明らかに自分をオーストラリア代表チームのメンバーに相応しくないとする歴然とした態度が今回の決断へと至りました。」
「オーストラリア・テニス協会からは多くの援助を受けていますし、自分をオーストラリア代表へと推薦してくれてはいますが、AOCは自分を過小評価したのです。AOCは誰一人として自分や家族、チームメンバーやオーストラリア・テニス協会の関係者に対して、この事についての話し合いを持とうともして来なかったのです。」と怒りも見せているの。
それでも国を代表する事には誇りを持っているようで「幸いな事に自分はまだ若いので、オーストラリアの色である緑とゴールドのユニフォームを着て将来オリンピックへ出場するチャンスはあると望んでいます。これからの4年間で、次のオリンピックのオーストラリア代表チームの一員になれる事を願っています。」って、愛国心がある事も明かしてました。
実はリオ・オリンピックにはこの二人だけじゃなくて、既に欠場を決めている選手がいるの。
アメリカ人男子ナンバー1で世界ランク17位のジョン・イズナーは、4月にはオリンピックの欠場を表明していたの。オリンピックの前週に行われるアトランタ・オープンへのエントリーを表明していて、スケジュールの関係上欠場の決断を下したって語っていたの。
そしてアメリカ人男子ナンバー3で世界ランク37位のサム・クエリーも欠場を決めたの。
そして先週まで行われた全仏オープンで、自身初のベスト4入りを果たして、今日発表の最新の世界ランクで初のトップ10入りとなる7位へ上昇したドミニク・ティエムもオリンピックの欠場を決めているんだって。