サーブの好不調はなぜ

『レフティスタイル』 さんからサーブの質問です。

いくつかの中の、今日は1回目です。

以下がそのコメントの質問部分です。
カラオケ  1つめは、球速やキレについて。
かねがね、思っていました。何故、日によってこんなにサーブのスピードやキレに差がでるのか。ある時は絶好調、でも次の日(週)には、ものすごく遅く感じられ、キレも今イチ、勿論、キープできない。どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

それは、ボールの種類や体調等で一概には言えないと一刀両断されそうなんですが、何らかの理由がお聞きできれば、悪い時の対策になるかと。今回も実に単純な質問ですがよろしくお願いいたします。

 

レフティスタイル

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

サーブのスウィングにはいつもいっていることですが

固有のテンポがあります。

ストロークの振り子と同じですが

こちらは上でブラブラとゆれるメトロノームみたいなものです。

metronorm

同じような例に

最近問題になっている超高層ビルの揺れ

長周期のゆっくり地震に弱いのです。

長いものはゆっくり振れやすく

短いのは速いテンポに合いやすい。

 

テニスでは腕の先に長い棒を持っているので

人間固有の腕振りテンポでは速すぎます。

ゆっくり振らなければならないのです。

 

しかもこのテンポにトスの高さも合わないといけない。

 

とっても大雑把ですが

打点の20~50cmくらい上にトスが上がれば

ラケットが最適な周期で振られやすい。

これより低いトスだと

力の無い女性だと間に合わない。

力のある男性だと何とか間に合うが

スウィング幅を取れず

ラケットの振りが鈍くなるのです。

 

だからトスの高さを上手く加減することです。

 

そうそう、あまりに高すぎるトスも

待ち時間が多くなり

結局、振り遅れたりするかもしれませんね。

 

もうひとつ考えられるのは

ひざや身体の使い方。

ひざや身体の動きが終わってから、腕です。

そうしないと運動が上手く伝わらず

身体を使えば使うほどスピードが出なくなります。

 

よくジュニアのレッスンで使うアドバイスに

「10cmくらい飛び上がって打て」

というのがあります。

TOMLJANOVIC2

つまりひざが伸び終わってから打つ。

タイミングがいいうえに姿勢もよくなる。

スピードとコントロールを両方満足させる方法です。

 

さて、実際の練習や試合で上手くやるためのアドバイスです。

 

最初のサーブをやや高めのトスで

なるべく身体を使わないで、腕だけでユウックリ打つ。

上手くいったら、徐々にスピードを上げ

身体の使い方も増やしていきます。

 

もちろんトスを失敗したら、打たないで上げなおす。 

ここから泥沼に入ってしまうことも多いのです。

 

昨日上手くいった感触で

全身を使って、いきなりがんばると

大抵、その日は不調に陥ります。  テニス

 


カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:22 | コメントは受け付けていません。