カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

テニス塾やアラレや

先日、千葉県九十九里の白子町まで行ってきた

大学の後輩たちが合宿に来ているので

その指導に行ってきたのだ。

フォアハンドの打ち方はかなり伝えることができた。

それと今回サーブ打点とグリップ

後ろ目の打点と薄めに持つこと。

もちろん擬似的に薄めのグリップになる手首の折り方でもいいのだ

最近よく登場するこの人の構えを例に挙げて

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何人もの選手のサーブを安定させてきた。

ラオニッチさん、ホントにありがとう。

 

さて、この日の白子は大荒れ状態

風はいつものことだが

雨が降り

それがだんだん冷たくなってきて

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アラレに

見る見るうちに

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コートが白くなってしまった。

はるばる北海道から来て ・・・

でも

少し時間が短くなったが

充分に成果は上がったと思う。  テニス

 

さて、1泊して

昨日はくぬぎ山

トミーインドアでの、松原コーチのテニス塾

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前回より人数は増えて、4名

1時間目のテーマはフォアハンド基礎編

身体の向きフィニッシュの位置

インパクトでの面を保つ感覚など

皆さんのフォアをしっかり安定させた。

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2時間目はフォアハンド応用編

距離の打ち分け、コースの打ち分けなど

動き方も絡めて満足に行くレッスンができた。

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そして最後の3時間目はバックハンド。

手首の角度をしっかりさせるところから始め

フィニッシュの位置など

最後はフォアも含め

とにかく追いついた時に、ほぼ構えができていること

それが得意ショットにつながることを説明、見本をやり

納得、実践してもらい

実戦的なショットへ進歩させることができたようだ。

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自分自身

ノリノリでレッスンしとっても楽しい3時間だった。

 

さて来月は、4月15日水曜日の開催

要項はこちら

ぜひ皆さんにも参加してほしい。

お電話ください。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド, フォアハンド, 日記 | 投稿者松原コーチ 20:11 | 1件のコメント

パスコースを読む

『たかちゃん』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長、いつも楽しく拝読しております。いつもありがとうございます。

ひとつ質問がごさいまして、
相手ボールのコースの読みのことです。

先日、シングルス練で私がボレー、相手がパスを抜く練習をしたのですが、パスのコースが全く読めないのです(笑)

現代テニスで体が前向きでコースが読みづらいからなのか、球速が早くなったからなのか、ポジションなのか、はたまたセンスの問題なのか(*^^*)?わかりませんが、相手ボールのコースを読むコツなどあったら教えて下さいませ。

どうぞよろしくお願いします!

たかちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

実は私も苦手です。

逆に

性格が良いせいか

他人からはしっかりコースを読まれてしまいます。

 

そんなことを言っていてもしょうがないので

何か対策を考えましょう。

 

全般的に言うと慣れです。

いっぱい相手ショットを見て

どっちだっ? と、思っていると

だんだんと分かるようになってきます。

しかし、自分の試合、しかもパスシーンだけだと

データが足りませんから

他のシーンでもいいから

他の人が打っているのを見て

コースの当てっこをしてみるといい。

もちろんテレビでもいいんです。

だんだんと当たる確率は上がっていきます。

 

次にちょっと理屈を考えましょう。

まず一つ目は相手の癖

クロスにしか打たない

または、クロスにしか打てない人

その人に対して読む必要はありませんよね

でも大きな意味では、確実な読みができているという事。

 

次は体勢から、除外できるコースがあるということ。

ぎりぎり走らされて

やっと届いたところからだと、クロスはきついですね。

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その次は癖

余裕のあるなし

テイクバックの位置

カウントによる癖 (大事なポイントだと ・・)

球種による癖 (どの球種でもどっちもなんて人は ・・)

等々

 

そんなことを考えながら観察していると

かなりわかっちゃうようですよ。

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そして、最後の必殺技

「ヤマを張る」

ダブルスのポーチとおなじ

わからないときはどっちかに決めて動く。

しかも

取りにじゃなく、決めに行く。

2つに1つ当たるなら相当な高確率。

パスミスまで入れたら、過半数のポイントをいただき

しかも

相手に考えさせるので

そのデータは次のポイントの山ハリに使える。

 

こんなもんでどうですか

大胆にお試しください。 テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:07 | 1件のコメント

トミックのフォアについて

『butchcoon』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  先生こんにちは、楽しく拝見させていただいております。一連のフォアハンドに関しての技術理 論、いつもながら参考になります。またプロのフォアハンドに関して質問なのですがオーストラリアのトミック選手のフォアハンド、こちらは先生の理論、現代 テニスのフォアハンドにかなり反しているといえますでしょうかhttps://www.youtube.com/watch?v=uwYJgOQkyzw
「中年プレーヤー」さんの質問にありましたような古典的なフォアハンド(テイクバックから比較的垂直面を作ってそのままインパクト)、フラットフォアハン ドの典型のようにみえますね。たしかに彼はトップ10の選手ではありませんがトッププロの一人です。このスタイルでやっていけてるのはトミックがその感覚 で打てる天才であること、またビデオを見る限りそれほどハードヒット(われわれにしてみれば十分ハードですが)していないことで成立しているのしょうか?

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

振出しがちょっとコリコリしますが

基本的に現代的な打ち方だと思います。

 

現代的な打ち方の基本はトップスピンです。

時々低いボールを打つときに注目してみると

かなりトップスピンをかけ

下向きの面が徐々に垂直に起きて行っています。

これは典型的な現代風。

 

それに対し違って見えるのは

この練習で多く打っているフラット性の打ち方

水平に近いスウィングの場合です

割合、早目にフラット近くになっているように見えます

一般的に

フラット性に打つとこんな感じになることが多いようですが

確かに

彼の場合、かなり早く垂直になっていますね。

でも

その場合もしっかり下向きに引いていますし

その時点から面が垂直な

古典的な打ち方とは根本的に違います。

上体もしっかり前を向きます。

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バーナード・トミック

基本的には

トップスピンをベースにした

現代的なフォアハンドだと思います。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:31 | コメントは受け付けていません。

現代的フォアの感覚とご利益

『中年プレーヤー』 さんから続きの質問をいただきました。

以下がそのコメントの質問部分の抜粋です。

 

カラオケ   ・・・ ちなみに、現代的な振り方のボールに対するインパクト(ボールにヒットする直前から直後)は、どのような感覚を持っておられるのでしょうか。

ただ、緊張したりすると、ボールに当たった後の上に振っていくタイミングが早いせ いか、大ホームランになることがあります。
おそらく、松原コーチのご指摘のようにゆっくりのペースだとこのようなことは起こらないのですが、試合などの場面でよく起こります。
現代的な振り方のインパクトのイメージをご教示いただけないでしょうか。(雑誌には、面で転がすとか、10cmくらい押してとか書いてあり、よくわからないでいます。)

よろしくお願いいたします。

中年プレーヤー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「面で転がす」 のは現代的な話かもしれませんが

「10cmくらい押して」 は古典的な感じですね。

その解説者の頭の中が

各種理論の混合状態なのでしょうね。

時々、各種理論のいいところだけ集めると

最高のものができると思う人がいるようですが

日本酒にウィスキーをブレンドするようなものかもしれません。

もちろん宇宙1のお酒が出来上がります。

 

さて

「現代的な振り方のボールに対するインパクト感覚」

ですが

プロがどう感じているかはわかりません。

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私の知っている

感覚を教えてくれる最上級者は松原さんなのですが

彼はインパクトで

「ボールを捕まえた」 という感触を持っています。

もちろん垂直面でとらえた感覚もあります。

もう少し正確にいうと

「ギュウっ」 と感じています。

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次に

「試合などで緊張すると、大ホームランに ・・・ 」

という部分ですが

これこそが現代的なフォアの存在理由。

 

試合では緊張するのです

古典的な方法で

徐々に面の垂直を、練習で保てる人でも

試合で緊張したり

強めに打とうとしたりすると

調整が吹っ飛ぶ。

あまり思いつめると

最後はイップスになります。

 

面の操作が原則必要のない

現代的なフォアハンドで

しかもトップスピンをかける。

だから試合で平然と打てるのです。

 

古典的な方法での解決法は

1、死ぬほど練習する。

2、座禅して心の修練を積む。

3、試合には出ない。

のどれかです。     テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:19 | 2件のコメント

運動連鎖

身体の開き方について

『レフティスタイル』 さんから再度、コメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  >今1つ、しっくりいかない
などと失礼なコメントに対しても、ご解説をいただき有難うございます。

松原コーチもご指摘のとおり、「身体を開かない」というフレーズはさまざまな場面で聞くのです。
例えば、サーブをする時(多分、トスの時)は、閉じておくなど。

だから、私のこれまでの解釈は、「最初は閉じておいてインパクト時点でガバッと開いて打つ」でした。大変しつこい質問になりますが、「やはり最初は閉じておいて(サーブを含む)開く」という
解釈でよいのでしょうか?
どうか、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テニスのショットで重要なこと

それが次の2点です

1つはコントロール。

もう1つはパワー。

パワーはあるに越したことはないのですが

場合によっては犠牲にしてもいい。

コントロールの方は

せめてコート内に入れる程度には、絶対に必要です。

 

サーブやフォアハンドでは

横向きから前向きになることで

上体の運動エネルギーをため

それを腕に伝えることで

上体のパワーを使います。

そのためには横向きから始めた方がいい。

 

コントロールの方は

インパクトでしっかり面を作れる形になることが重要ですので。

インパクトで前向きになれということです。

つまり

それ以前が横向きからでも

最初から前向きでも、安定性には関係ない。

だから横向きから前向きに動いてもいいが

もし、「ひまがなければ横を向くな」 というのです。

1501nisikorifor

ストロークの場合は相手があるので

ひまがあるかどうかはその時しだい。

だからどっちが優先といえば

横向きよりは前向き。

いつも余裕をもって前向きになれるのがいい。

 

サーブの場合は

トスの高さがある程度安定すれば

ひまはいつも同じくらいできるはず。

だから横向きから前向きに動いた方がいいのでしょうね。

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そうそう

うまい運動連鎖のコツは

ガバット開いて、ではなく

ゆっくり開いて、前向きでブレーキをかける

その止める動作で

身体の運動量が腕に移動するようですよ。

だから

インパクトぎりぎりで前向きでは遅いのです。

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その前の膝の伸ばしもそうですね

ゆっくり伸ばして

終わってから腕を振り出すのです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 16:54 | 3件のコメント

フォアハンドのスウィング

『中年プレーヤー』 さんからコメントをいただきました。

古典的な打ち方と現代的な打ち方の違いについて

古典的な方が安定させやすいのでは

というご意見をいただいたので

それについてなのですが

コメントがとっても長いので

ここにはコピーしません。

 

ご覧になる方はこちらへ。

 

水瓶座  さて、私の考えです。

ご指摘の点はかなり正しいと思います

ただ、一つだけ勘違いされてるのかなという部分があります。

 

それは

現代的な振り方について

「振り出しで伏せた状態を形成し、グリップエンドから振り出して、
インパクトで垂直面を形成するには、前腕部が肘を中心に軸回転させて調整しないといけないと思われます。」

という部分。

前腕部が肘を中心に軸回転するのは

つまり回内するのは

インパクト前後から後のこと

ワイパーの部分ですから

打球の深さを加減する時に

確かに使うときもあるのですが

大きなコントロールにはかかわらないのです。

(それとも、面が起きてくるのを前腕を回外させていると思ったのかな?)

腕は基本的にひねらない、調整しない。

だから、ぶんなぐってフルスウィングしても安定するのが

現代的な打ち方なのです。

基本的には、この形から、腕を一切ひねらないで振出し

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徐々に面が垂直に近づいて

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ほぼ垂直面でインパクト

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そして、ここからは振り切りをよくするため

上腕を内旋、前腕を回内していく

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基本的にはそうなのですが

回転を多くかけるナダルなどはもっと腕をいっぱい使います。

(私はコーチなので、なるべくシンプルに打つようにしています)

 

さて

古典的な打ち方で、面を保つのはそんなに難しくない

というのは

ゆるく打つ場合には確かに正しいことだと思います。

ゆっくり、といってもかなりなスピードでも

徐々に腕をかぶせるようにして

面を巣直に保つのは確かにできます。

実際、私も中級のレッスンなどでは

コンチに持ったりして、そうやって打っています。

まったく正確に何十本でも大丈夫です。

ただし

そうとうなテンポでもいけますが

思いっきりのハードヒットはできません。

もしそれができるなら

ジョコビッチのライバルとして

世界100位以内に少なくとも1人くらいはいるはずです。

 

逆に現代的な打ち方ですが

思い切って打つにはいいのですが

軽く、しかもフラットに打つのは苦手です。

 

強めに打つのであれば

毎日テニスするジュニアや学生

もちろんプロやそれなりの上級者にとって

インパクトを一定のところに合わせるなんて

当たり前のことですから

インパクトで面が垂直になる現代的な打ち方は

別に難しくありません。

私もこの打ち方なら

体力の続く限り打ち続けてもエラーなんてしません。

(ただ、あまり続くと体力が尽きますが)

 

ところで

振り切ることを前提としない

ベテランや練習量の少ない一般プレーヤにとっては

古典的な打ち方の方が容易と思う人も

結構な多数派でいると思います。

そうゆう人はそれを使えばいいのです。

 

そんなわけで

両方のテニスをしなければいけない

テニスコーチの私は

両方使うのです。   テニス

 

そうそう

そんなわけですから

古典的な打ちかたなのに

振り切ろうとする人

振り切らそうとするコーチ

それはやめた方がいいですよ。  蟹座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:16 | 2件のコメント

スライスVSトップスピン

『うそほんと』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お世話になっております。2月4日の記事を見て思ったのですが、同じ位の強さのスライス主体の人とトップスピン主体の人がシングルスをした場合、戦略としてはどんな試合になるのでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

戦略というより戦術で考えれば

 

トップスピンの人はそこそこ打って

相手を走らせ

短くなったらオープンコートへ決める。

 

スライスの人は

広いリーチを生かして

しっかり粘る。

相手がエラーしたら勝ちです。

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スライスはバウンドが低くなるので

低いどおしの打ち合いになれば

スライスが有利になりますから

もし競ってきたら

トップスピンの人はムーンボールを多用するかもしれません。

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トップスピンが打ち勝てば勝負は決まり。

トップスピンが打ち勝てないようだと

しっかり打たなければならないトップスピナーは疲れてくる。

腕だけで打てるスライサーはさらに楽に。

 

戦略的に考えると

重要なのは

トップスピナーは早目に主導権を握り

浅くなっらおしまいだぞ、とプレッシャーをかけ

早目に相手に諦めさせること。

自分の方が、少しくらい疲れても内緒にしておく。

 

スライサーは今が互角ならOKと思い

相手に、長引いたらあんたまずいよ

と思わせることでしょうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, スライス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:07 | 1件のコメント

なぜ前向きになっちゃいけないか

ジュニアのボールが速いのは?

という質問、そしてそれに対する私の解説

そして、その次

『レフティスタイル』 さんからの追加質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  解説のお礼が遅れました。有難うございました。
う~ん、今1つ、しっくりいかないという感じです。

1つは、身体の前向きの件です。よく、身体を閉じておくことが必要ということを聞くのです。勿論、最後までそのままで打てないことは理解できるので すが…。身体の閉じは何のために必要なのでしょうか。多分、これまで何度も、何度も解説をしていただいているとは思うのですが。

逆に身体の開きですが、最近、腰の回転を速く、腰を先にきってしまって、上半身は後から、付いてくるというこ打ち方について聞くのですが、確かにこの打ち方、両手バックで試してみると、ものすごく鋭い振りが可能で、女子選手などがやっているような気がするのですが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

あなたの基本的な打ち方はどんなふうでしょう?

フォアハンドの打ち方には2通りあり

現代的な理論では

前を向いて振り切れと言うし

古典的な基本では

アウトしないように上体を開くな

という話になります。

 

簡単に言うと

古典的な打ち方とは

ラケット面を垂直に引き

垂直を保って打つ

垂直を保つのだから入るはず、という打ち方です。

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アッと、後ろの方の人が古典的な人です。

1930年代のチャンピオン、フレッド・ペリーです。

現代的な打ち方は

ラケット面を下向きに引き

腕をひねらないで振れば

打点で自然に垂直になるはず、という打ち方です。

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共通する肝は、インパクトでの垂直面です。

当たり前ですが

垂直面を正確に出せるなら    (そう簡単には ・・・ )

どんな方法でもうまく打てるはずなのです。

 

現代的な打ち方では

面を保つための難しい調整が要りません。

だから思い切り打っても垂直面が作れる。

 

古典的な打ち方は

面の垂直を保つため

テーブル面の上を移動するようにとか

上体を開いてしまわないようにとか

腕に頼らず、全身で運ぶように体重移動するとか

いくつかのコツというか、制約があるのです。

 

もうお気づきでしょうが

世間のベテランテニス通が言っている教えは

ほとんど、古典派の理論です。

先ほど紹介した制約が厳しいので

中には、バシバシ打つテニスなんかできっこないという人も多いのです。

 

私の唱えているのは現代的な理論。

私も昔から

「あなたはまだテニスがわかっていないね」

と、よく言われたものです。

私が、現代的な理屈を言い、プレーし始めてから

それからでも、すでに35年です。

最近は

ハードヒットしても勝てるのかもしれないと

思ってくれる人が少し多くなってきたようです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:18 | 2件のコメント

ジュニアのボールが速いのは

『レフティスタイル』 さんからの質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ さて、連続になりますですが、もう1つ、質問をさせていただきます。
今回は「ジュニアのボールの打ち方について」です。
たまに、ものすごい球を打つ小・中学生がいるのですが、どのようにスピードを出しているのでしょうか?(腕力では負けてない大人が球速で負けるのは何故でしょうか。)

松原コーチは、リストを使いすぎると不安定になると仰いますし、腰の回転についてもそれほど重視されていないように感じるのですが、彼らはグリップを緩めておいて、インパクトの瞬間にぎゅっと握る、腰の回転を最大限に使ってスピードを出しているように見えるのです。

前々からの素朴な疑問です。またお時間のある時に、お考えをいただければと思います。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

普通考えるのは

腕のしなりとかスウィングの回転半径とか

リストワークを使うとか

体重の移動とか。

 

でも現実は

足し算で考えるより引き算の方がいいかもしれません。

 

たいていの人

特に大人の人たちが陥りやすいのが

しっかり横向きになって

自分を窮屈にし

ラケットを振りにくくしていること。

 

プロはインパクトで

1412gcnisikori

前向きです。

ここで前向きになっていないと

インパクト前にブレーキがかかって

情けないショットになります。

 

まずは前を向くこと

もう一つは

スピードを出すための

プラスαをとりあえずやめること。

手首は使わない

引きも大きくしない。

 

インパクトでしっかり前向き

なんなら構えから前向き

そして腕を

力を入れて思い切って振る。

 

これだけやってみてから

次を考えた方がいいです。

 

 

そうそうもう一つありました。

最近のジュニアは

みんな、グリップが厚い

1411nisikorifor

そりゃあ

大人のイースタンより

ジュニアのウェスタンの方が力が入ります。

前向きならですが。  テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:37 | 1件のコメント

振り切るテニス

振り切るテニス

いい響きだ

今どきのプロのテニスでは

ストロークを振り切って打ち

相手をやっつけるテニスが主流。

 

だからジュニアに対しても

一般のスクールでも

コーチが振り切るように指導しているケースが多いようだ。

 

だがちょっと待ってほしい

プロ、特に男子のプロは

基本的にトップスピン

一般のアマチュアプレーヤーから見たら

ヘビートップスピンが普通のショットなのだ。

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ヘビートップスピンだから振り切るテニスができる。

 

その証拠に、トッププロでも

すべてのストロークを振り切るわけではない

相手の深いショットにブロックして返球したり

遠いボールをスライスで返球したり

トップスピンを自在にかけられない

こんな場面では

フォロースルーを制限して

しっかりスウィングを止めるのだ。

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そうしなければ

ヘビーにトップスピンがかからない以上

ボールは軽くベースラインを越えて行ってしまう。

アウトする、それじゃ勝てない

それ以外の問題はないのだが。

それこそが大問題なのだ。

 

トッププロでさえ

トップスピンをかけられないときは

スウィングを止める。

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もしもあなたやあなたのコーチがジョコビッチよりも

テニスセンスがはるかに上回っていると

確信しているのでなければ

ジョコビッチにさえできないショットを夢見るのは無理。

 

あなたのテニスがヘビートップスピンベースでないなら

すべてのショットを振り切らず

どこか必要なところで止めなければ

あなたは一生、こう言われるかもしれない。

 

「彼は未完の大器だね」  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:09 | 1件のコメント