カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

フォアは腕で打つ

フォアは腕で打つ

とはまさにそのまま。

 

肩を中心に

手首や肘の形は動かさずに

腕を振るという事。

Nishikori1507tb

こうやって

nishikori1507ek

こうして

 

より強力にしようとして

肘をくねらしたり

手首を動かしたりする人ほど

試合では不安定になり

フルスウィングできなくなる。

結局

強力にしたことで

不安が募り

試合では、そおっと打つことになるのだ。

 

またフォアハンドが苦手な人は

インパクトまで目を離すことができず

最後に手首で微調整して

ジャストミートはするものの

面の向きはとっ散らかる。

 

フレームで打ってもいいから

余計な調節はしない方がいい。

nishikorifnd1507

フォアハンドは腕で打つのだ

肘や手首は余計なことをしない方がいい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:31 | 1件のコメント

深いボールの返球

『オレンジ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  こんにちは。テレビのテニス中継を見ていて疑問があったので
質問させてください。

ベースラインギリギリの玉際のボールの処理ですが
男子選手はジャンプしながら上に力を逃がすようにして返すのをよく見ますが、
女子選手はほとんどしゃがむような体制で返すことが多いように感じます。

素人の感覚だと、低い姿勢をキープしながら返す方が、足の力をより使うような
気がするのですが、筋力の少ない女子の方がしんどそうな打ち方をしているのは
なぜなのでしょうか?

また、一般プレーヤーの参考になるのどちらの打ち方でしょうか?

全く的外れな質問だったらすみません。

オレンジ より

 

 

 

私の答えです。

水瓶座  いい質問ですねえ。

男子でよく見るのはこれ

nishikorifnd1507

ナダル打ちというやつですね。

男子プロのほとんどがフォアハンドでやりますね。

 

これは、自分自身がトップスピナーであることが大前提です。

男子プロは、ほぼ全員がヘビートップスピナーですから。

 

そして

相手ボールもトップスピンであることが多いので

この打ち方の相性がいいのです。

 

一方女子の選手は

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

この人が一番しゃがむ人

ラドワンスカです。

しゃがむ反動でスウィングを鋭くという事もあります。

 

バックでも

radwanska1507bk

女子のボールはフラット性のボールが多いし

そして自身もフラット性の人が多いので

真っ直ぐ合わす方が自然なのです。

 

実は

同じ理由で

男子でもバックハンドでは腰の高さを一定にして

面を真っ直ぐ当てていくことが多いようです。

錦織もとっさに飛びついたパスなどでよくやります。

 

アマチュアの男子はどっちがいいのか?

 

バックはプロと同じように考えればいいですね。

フォアは

トップスピナーなら

そして

ナダル打ちができるなら、飛び上がる。

 

フォアの打ち方がフラット性な人なら

女子プロと同じように考えればいいのではないでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 19:18 | 1件のコメント

エアーケイは易しい?

エアーケイは易しい

Nishikori1506tb

なぜならば

最後まで動いて行って位置合わせするので

ボールとの相対位置がピタリと決まる。

1504aerokei

空中でひっぱたくため

支える足がないので

全身を固めるしかない。

だから

姿勢が狂わない。

 

具体的にいうと

トップスピンの反動で

後ろにひっくりかえったりしないのだ。

nisifstaore

(これくらいはトップスピンの許容範囲だろうが)

そして

打点が高くなるので

相手コートがしっかり見晴らし内になり

狙いやすい。

 

同じことがバックハンドでも言え

エアーケイのバックハンド版

ジャックナイフは易しい。

knjack1506

エアーケイとジャックナイフは

昨夜の東戸塚松原テニススクール

19時からの

ジュニアチームクラスでも、練習に使った。

最初は心配そうにエラーする子が多かったが

最後はしっかりと全員が決めきり

無事に終了した。

 

そうそう

思い切って飛び上がり

度胸を決めるとうまくいく

恐る恐る、妥協しながらはできないのだ。

空に飛んだら、やるっきゃない。

 

ギリギリ最後まで動くこと

姿勢を崩さないことの大切さ

もう一つバックで横向きブロックを保つこと

1506keibk

これらを認識してもらうためが、最大の理由なのだが

もう一つ

うまくできたときの満足感。

自分自身の才能に対する

自身がふつふつとわいてきて

やる気アップにつながるのだ。

 

エアーケイができるなら、これも簡単ということ

nisifh1506b

一流目指して駆け上がるぞ。

 

どちらのショットもやさしいとは言ったが

もちろん

それなりのレベル、運動神経がなければ無理。

初級者にとってやさしいという意味ではないのだ。

 

ストロークを現代打法でバシバシと平気で打ち合い

攻撃的な試合ができる人ならば

といったところだろうか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 12:03 | コメントは受け付けていません。

フォア手首を固める角度

『jumper』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  2回に渡っての回答ありがとうございました。
参考にして練習してみます。
もう一つ教えてください。
松原コーチのブログでは、よく手首を固めるというコメントがあります。「固める角度」=「インパクトの角度」という理解かと思いますが、グリップを厚めに握る場合の「角度」とは、関節の許す限り手首を折る(手の甲と前腕が近づくイメージ)ことでしょうか?
速くて重いボールにも負けずに面の向きを保とうと思えば、関節の許す限り限界で手首を固定しておくのが良いように思えますが、そこまで折ってしまうと、逆 に握りが甘くなってしまう感覚もあります。逆に、あまり折らなければしっかりと握れるもののボールの重さによっては耐え切れずに面がブレることにもつなが る気がします。

松原コーチの感覚になるかと思いますが、固定する手首の角度についてアドバイスをお願いします。

jumper より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「固める角度」=「インパクトの角度」という理解か ?

その通りです。

 

グリップを厚めに握る場合の「角度」とは、関節の許す限り手首を折る(手の甲と前腕が近づくイメージ)ことでしょうか?

1411nisikorifor

グリップの厚いこの人に教えてもらってください。

ネット上でもたくさんの写真や動画があります。

 

インパクトで

「関節の許す限り手首を折って」 いますか?

 

普通に持っているくらいですよね。

手首をいっぱい折ったら、面が打つ方を向かない。

 

厚い人の方がむしろ、何もない。

1411nisifshippari

わからない時はプロを見ましょう

プロがやらないこと

プロでさえできないことは考えない方がいい。

 

先に、机の上で理屈を考えない方がいいです。

それから、なぜ? って、考える。

 

大外れ市内で済みます。    テニス

(面白い変換なのでそのまま ・・・ )

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:41 | コメントは受け付けていません。

フォアの構えは相変わらず

先日

松原テニスクラブ印西の女子ダブルス大会で

一番感じたのは

フォアハンドの構え方が

昔から進歩していないこと。

大多数の方たちが

たったこれだけのためにフォアハンドがうまく打てていないこと。

優勝した方だけがちゃんと構えていたのは偶然ではないだろう。

 

テニスコーチになって35年

こればっかり言ってきたような気がするので

改めていうのも気が引けるのだが

こればっかり言ってるのに

これが一番の

しっかり、コーチの評価をいただいている

飯の種、なのも事実。

こうやって打つのだから

djok1504fr

ラケットヘッドを下げ、「打つ形で構えればいい」

kamae1309

なぜか

皆さんのうちの多くが

ラケットヘッドを上げて

ボレーの打ち方にあった構え方をしている。

「私はボレー主体だから」 と考えるのか?

 

これはブライアン兄弟のネットでの構え

マイクがポーチしたところ

ATP Masters Series - Rome

マイクのフォアボレーは手首に

ラケットと前腕に角度がついている。

そう使うのがボレーなので

後、サウスポーのボブも

ラケットヘッドを上げ、手首に角度をつけている。

ボレーに対しては当然こうするべきなのだ。

 

で、どっちが?

どちらの構え方を採用するかではなく

 

ベースラインにいたら

ボレーはしないのだから

ストロークが打ちやすいように

ラケットヘッドを下げて構えればいいし

 

ネットへ出たら

普通はストロークをしない。

ラケットヘッドを立てて

ボレーの形でボールを待てばいいだけなのだ。

 

もしかしたら

皆さんのコーチが

戦前から一貫して、100年間も

「ラケットヘッドを上げて構えましょう」

と言い続けているのかもしれない。

andyfredpely

コーチの皆さんも

そろそろ

ストロークの場合は

「ラケットヘッドを下げて構えるように指導しましょうよ」

 

それと

「少しは生徒さんの構え方に注意を払いましょうね」

 

その二つだけでも

名コーチの称号をもらえますよ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:15 | コメントは受け付けていません。

腕打ちでどうですか

『jumper』 さんからの質問

以下の答えが抜けていました。

 

カラオケ    ・・・・

速いボールと緩いボールは、打感としては別物として認識すべきですか?仮に別物の場合、速いときと緩いとき、コーチはどんな風に感じてますか?

追伸  ・・・・

jumper より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

私の場合

打ち方が変わるわけではありませんし

打感とか重さはもちろん違いますが

面が変な動きをしなければ関係ないと思います。

一番違うのは

緩いボールは来てくれないこと。

だから自分から前進して

こちらの動きで合わせなくてはなりません。

 

それさえできるなら

私の感じでは

間に合う心配がないだけ

(年取って反応が鈍くなっているので)

緩いボールの方が好きです。

つまり緩いボールが来たら

「しめた」 と感じています。

 

実技としては

最後までしっかり動いて

足が止まるなり

腕で打つ。

 

それでも心配なら

わざとランニングショットにする。

kk1505fk

そう

身体をうまく使ってなんて考えない方がいいです

身体、足腰は位置合わせのためだけ

手打ちでいいです。

kimrsf1505

ホントは

小手先はダメですから

手打ちじゃなく

腕打ちでやってみてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | 2件のコメント

緩いボールへの対処は

『jumper』 さんからの質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも拝見させてもらってます。
初中級レベルの、とくに試合でよくある、山なりのゆるいボールについて教えてください。
速いボールには対応できるというか、速いボールの方が打感が気持ちよくコントロールもしやくいです。
緩いボールになると、面との接触時間が短いためか打感もあやふやでコントロールもしづらいです。
速いボールと同じくらいの打感が得られればコントロールできるはずと思い、緩いボールも振りきってみると、大きなアウトや、カスカスのネットです。
面の感覚が不足しているのは承知の上ですが、そもそも、速いボールと緩いボールは、打感としては別物として認識すべきですか?仮に別物の場合、速いときと緩いとき、コーチはどんな風に感じてますか?

追伸
この緩いボールが打てなくて、振りきれなくて、スライスで逃げて、、、という負のスパイラルに陥ってます。試合にすらエントリーするのが嫌になってきてます。打てない自分にも逃げてしまっている自分にも腹が立ちます。

jumper より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

速いボールの方が

ボールが食いつくので

ついでに

重さに備えて手首にも力が入るので

面が安定しやすいのです。

lina011

実はこの面が安定するというのがミソで

相手ボールがゆるくても速くても

面が安定するなら

打球も安定するはずです。

 

古典的な打ち方なら

垂直面をインパクト以前もインパクト以後も

しっかり保つ。

 

現代的な打ち方なら

下向きに引いた面を徐々に垂直にしながら振出し

インパクトでは、垂直面を保つ。

いや、インパクト後も

面や手首も、形を保つくらいでないと

安心して打つわけにはいきません。

agasi1505fr

アガシ、世界1のフォア

インパクト後も

手首の形が崩れていないことに注目してください。

この打ち方で行けば

インパクト後、面は少し上向きになっていくはず。

実際、アガシはそうなっています。

 

インパクトで手首を緩め

面を被せていくような打ち方だと

不安定さが常について回ります。

 

とにかく手首を固定し

面使いをていねいにするのが大前提です。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:45 | コメントは受け付けていません。

アマチュアはなめらかな方が

『うそほんと』 さんから質問の追加

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  ご返答ありがとうございました。追加の質問をすみません。なめらかではないトッププロのショット?または誤解しそうなのは誰のどの部分でしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

今回取り上げたのは

フォアハンドの振り出しで

手首から先の始動を腕よりも遅らせて加速

というメカニズムに限定しています。

1505nadafltb

というかそれ以外に急加速部分はないのです。

そこだけが男女で大きく違う部分だということです。

 

まあ

言葉じりでいえば

なめらかでないという表現も合っていないかもしれません。

ナダルやジョコビッチ、フェデラーや錦織

彼らのスウィングがなめらかじゃない

というわけでもないですから。

nadal1504fimp

でも彼らのような急加速を使うと

面の向きの安定度が

「筋力と、面を感じるセンスのあるなし」

で、大きく変わってくるのです。

nadal1505c

だから女性はもちろん

平均的な日本人男性の筋力で平均的なテニスセンスの人は

女子プロのなめらかさをまねしてほしいと思っているのです。

 

そうそう、質問の主題からそれて行っているかもしれません。

 

手首の返しをしない男子プロ?

ソダーリン以外にいますかね?

 

とりあえず、知りません。

 

松原さんはやりませんが

もしも

あと40年若かったら

たぶんやるでしょうね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:44 | 1件のコメント

なめらかなスウィングとは?

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   お世話になっております。なめらかなスイングとは男子のトッププロのフォアで言うとソダーリングの様なスイングの事でしょうか?大きく力強いイメージですが、それとももっと柔らかい感じでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

なめらかなスウィングとは?

なめらかなスウィングです。

ソダーリングの様な、大きく力強いイメージでもOKだし

伊達さんのような小さなライジングもアリです。

 

どちらにも共通していること

「なめらかなスウィングです」

そして

なめらか以外のことも言うと

姿勢がよく

ラケット面がしっかりしていること。

lina011

必要最低限以上に、固いことが重要です。

動きは柔らかくても構いませんが

姿勢と面に柔らかさは要りません。

そこが柔らかいとエラーにつながります。

date1505imp

 

美人、二人の顔を見てください

どれくらい力が入っているか

伊達さんの写真

わざとセンターを外したのを選びました。

それでもプロの手首は耐える

コートにボールをねじ込まなきゃあ、負けるのです。

 

 

「なめらかさ」 と 「柔らかさ」 を、混同しないことが重要です。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:10 | 1件のコメント

女子のフォアはなめらかに

男女の筋力で一番差のあるのが握力

大人の男性で50kg台

それが

女性だと20kg台か30kg台くらい

2倍くらいの差がある。

 

フォアハンドで比べてみると

男子選手の場合

1505djokftb

から

1505djok

それが

kk1505fk

男子だと手首の返しを使って急加速したり

トップスピンを多くしたりするのだが

握力が弱いため

手首が柔らかい女子選手の場合

面がぐらついてしまい、エラーが多くなる。

だから

女子選手は

急加速を避け、なめらかなスウィングをする人が多い。

kimrsf1505

ここまでは男女で比べたが

男子であっても

握力がなかったり

急加速で面を保つことに自信がなかったり

まだ小学生低学年であったりすれば

エラーの理由は女子プロ選手と同様かもしれない。

 

男性で50kg台の握力と書いたが

これは日本男児の普通の人

ナダルやジョコビッチはこれくらいではないだろう。

ましてラオニッチは?

 

50kg台の人はなめらかに振るべき鴨 ・・・・・  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:10 | 3件のコメント