カテゴリー別アーカイブ: リターン

ポーチされないポジション

先日の大学王座戦

後輩たちのリターンポジションが気になって

今日はI君のダブルス

この辺が普通だろうか

djok1611frsisei

ベースライン付近のポジション

「いいリターンなら」 ポーチされないだろう

 

ここだと

djok1611f

「相当にいいリターンでも」 相手は動く時間がある

事実、昨年の王座で対戦した

インカレチャンピオンペアーはそうだった

出てくる

 

じゃあこれなら

djok1610bkgup

ここまで来られると

「少しくらい悪いリターン」 でも

相手ネットマンは動きにくい

 

このジョコビッチの動きでは

現実離れした話に聞こえてしまうかもしれないが

彼のように

ラケット面をしっかり固められるなら

充分にあり鴨

 

やってみればわかるが

前に出てしまうと

打てる範囲は左右も上下も

大幅に広がる

少しくらい間違っても入るのだ

 

間違った時も、黙っていればばれないし

 

手首が柔らかい大振り選手には無理かもしれないが

面の安定したテイクバックの小さ目な選手には

相性のいい打ち方なのだ

I君はそんなタイプの選手

 

写真はバックだが

フォアでも同じこと

 

そして

ダブルスでできるようになれば

シングルスでギヤを上げたときも ・・・

 

度胸一番

一発かましちゃえ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 19:49 | コメントは受け付けていません。

ギヤを上げるとき

シングルスのリターン

その前後位置について

先日の大学王座戦を見て考えた

大体がインカレレベルの選手

その中にうちの後輩、K君とI君とがいる

その二人のポジションが気になっている

今日はK君のほう

 

K君は大振りのハードヒッター

彼のスウィングスピードはインカレ選手たちの中でもトップクラスだろう

ベースライン後方からでも頻繁にフォアハンドのウィナーを放つ

 

彼のようなロングタイプは

基本、下がり気味のリターンポジションでもいい

クレー育ちのトッププロはたいていそう

1610djousiro

後ろからしっかりと安定したリターンをエネルギッシュに打つ

安定してしっかりたたくことが重要なのだ

5分の打ち合いに持ち込めばいい

そこからチャンスを見つけぶち抜く

もちろん最初からブレークのチャンスはあるので

そのまま、6-0 でとってもいい

ギヤを上げる必要はないかもしれない

 

もし

そこまで差がつかなければ

ギヤを上げる

サーブの球筋にあってきた、3-2 の第6ゲーム

セカンドサーブのコースを見極め

見極めれたなら、大振りトップ打ちでいい

というか

大振りじゃなきゃあいけない (ここが肝)

ポジションを前に

1610djokgup

 

ここでブレークしてセットの主導権を奪う

ファーストセット 6-3

この後、相手はセカンドを無理しなければならなくなる

相手のミスもあり

セカンドセット 6-1 で無難に ・・・

 

今回、こうゆうふうにやってなかったので

あえて

うるさい先輩の一言なのだが

今日のような戦術や戦略的な見方

それと自分の技術や、性格に合った戦法が取れれば

一気に大ブレークできるはずだ

なにせ、K君のフォアハンド

すごいスウィングスピードなのだ。  テニス

 

そうそう

今回の話

インカレレベルのサーブが前提

それ以下なら

はなから、ぶちまくればいい。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:33 | コメントは受け付けていません。

バックハンドリターン

手首を激しく痛めてしまい

3週間以上サーブを打っていなかった

今日の下川井テニスクラブでのレッスンで

やっと解禁

どうやらほとんど治ったようだ

 

今日のレッスンでは

バックハンドで余計なことをなくすために

バックハンドでリターンを

それも

ライジング気味にリターンダッシュだ

 

バックハンドは関節の向きの問題で

打点を遅らせることができない

wowr1604bki

片手はもちろんだが

両手もいくらか融通は効くが

基本的に打点を後ろにはしにくい

kei1606bk

だからあまりにも慎重になりすぎると

タイミングを逸し

打球することが不可能になる

 

だから

打点の前後位置合わせには

後ろは考えずに

早めに打点を前に、前に取ると

意外に簡単になる

 

テイクバックを小さくし

1601wawbkkamae

ネット方向に前進しながら捉える

date1512

それの典型が

djok1607bk

私と近い年代の人なら

知っているだろう

ラケットをほとんど引かないで体当たりのみ

mac1607

こうやると本当にテニスが

バックハンドリターンが簡単になる

ちゃんと足を止めて打たないことが一番のコツなのだ

 

そうそう

タイミングだ大事だから

サーブのテンポに合わせた

イメージトレーニングをしておくといい鴨。  テニス

 

今日のレッスンで

リターンに対し打ったサーブ

アンダーハンドだったのは秘密だ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。

ラオニッチのリターン力2

ウィンブルドンの決勝

ラオニッチはマレーのリターン力にやられた

ブレークは1セット目の1ゲームだけ

後の2セットは

タイブレーク中、マレーの見事なリターン力の炸裂

 

さて、リターンで何が違うのか

先日に続いてのリターン、2つ目の秘訣

それはインパクト面の固定

djok1607bk2

とにかく、プロのサーブは速くて重い

面のはじっこに当たっても

タイミングがちょっと狂っても

そんなことはしょっちゅう

でも

とにかく面を保つ

そうするとこんなフィニッシュも

djok1607bk

ラケットヘッドが手を追い越していないことに注目

腕が振り出されることで面は上を向いているが

とにかく手首は動いていないのだ

 

ラオニッチもタイミングが合っているときはうまくいっていたが

それはプロなら当たり前

 

フォアでも固定

federer1607imp

インパクト後なのに面が保てている

もちろん片手バックでも

mac1607

偉大なチャンピオンたちの面はびくともしない

いや

マレーもそうだが

面がびくともしないからチャンピオンになったのだ

もちろん彼らはストロークの名人ばかり

長いラリーもOKなのだが

 

ラオニッチの場合はサーブゲームは強い

だから

長いラリーはちょっと ・・・ でも

リターンだけうまいも、アリなのではないかな。

1セットに1回リターンが効いて、ブレークがあれば

7-6  6-4  6-4 でチャンピオンに

タラレバ言っていてもしょうがないのだが ・・・    テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 17:59 | コメントは受け付けていません。

ラオニッチのリターン力

ラオニッチがウィンブルドンの決勝に浸出

さて、どうなるか?

世界のトップに上がるためには

安定したサーブゲームのキープ力と

ブレークのための高いリターン力が必要になる

 

この二つをともに持っているのが

ジョコビッチとフェデラー、元気な時のナダル

そしてマレー

marrayfff1505

だからビッグ4なのだ

それに近いところまで来ているのがワウリンカ

 

一方

桁外れのサーブキープ力を持っているのが

ラオニッチやチリッチ

背の高い人が多い

 

逆に素晴らしいリターン力を持っているのが

錦織やゴファン

背の低い人が多い

 

素晴らしいリターン力を支える要素が2つある

1つ目は

単純に高く構えること

kamae1607

低く構えて、いるように見えるが

それは彼女が前傾しているから

錦織もそう

サーブに対し

最初の構えは前掲し

サーブに合わせて立ち上がる

上体と腕の関係を見れば

立ち上がれば手の位置、ラケットの位置は高くなる

だから

nisikoribkf1509

最短距離で高い打点に到達する

はっきり言って

そんなに難しい話ではない

でも

これができていない選手の特徴は

いいサーブが入るとリターンを吹かすこと

ネットではなく大きくアウトするのだ

低く構えて、高い打点

しかも時間足らず

下から上にボールを打ってしまうのだ

 

いいリターン屋さんの必要条件は高く構えられること

 

錦織は高く構える

ラオニッチは低いような気がする

今夜のマレーのサーブに対しどうだろう。

 

もう一つ重要な要素が一つあるのだが

それは次回に ・・・   テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 17:06 | コメントは受け付けていません。

隣のコートが気になる続き

下川井TCでのレッスン中

今度はミックスダブルスが始まった

女性会員さんのフォアハンドがビシビシと決まる

たまたま見たら

男性の強力サーブを

リターンエラー

かなりアウトしている。

 

アッ、高い打点が苦手なのだ。

 

女性は特に脇が閉まる方が多い

腕の力が弱いこともあるし

女性同士だとバウンドが低いことも多いから

特にサーブはあまり弾んでこない。

だけど

男性のスピンサーブは高い打点で取らざるを得ない。

 

だから

高いところに正確な面を持ってくるために

脇を開けて腕を上げなくてはいけない。

agasi1604fr

もちろん

テイクバックも脇を開けて高くしなければいけない

roddickwaki

とにかく高いボールには高く合わせるしかない

shara1603nf

手の位置を上げ、脇を開ける

次に会った時にアドバイスしておこう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:17 | コメントは受け付けていません。

リターンダッシュ

先日、松原テニスクラブ印西での

会員さんとのダブルス後

リターンミスが多かったのでこうアドバイスした

「特にバックではリターンダッシュです」

 

ミスが出ると

誰でも次のプレーは慎重になる

ボールはよく見たいし

止まって打つ方がなんとなく安心感もある。

 

しかしそれは

ショット自体が出来上がっていない中級者以下の話

 

フォームが安定し

相手サーブも予測できる上級者なら

kei1606bk

こう捕えられればいいわけで

 

ボールとの位置合わせ

タイミング合わせさえできるなら

むしろ

動いて、その位置に飛び込んだ方が

ぴったりと決まる

1606keibka

ところが止まってボールを待つと

ボールがベストな位置に来ないため

小手先でラケットを動かし

フォームを崩してしまう。

 

入らないフォームなら

エラーするために振るみたいなもの

たまには

フレームに当ててもいいから

リターンダッシュにして

自分の才能にかけた方がいい。

 

ちょっと大げさに言ったが

ホントはそちらの方が易しい。

 

片手バックの人は

打点を後ろに持ってこられないので

特にそう

どうせやるなら

前で、まえで、マエデ

大胆なリターンダッシュをやってみるといい。

以外に易しかったことに気が付くだろう。  テニス

 

そうそう

ちょっとだけ

サーブをイメージして

素振りでリターンダッシュをやっておくと

すぐできるので

お試しを   :35 ガハハ:

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

ダブルスのリターン

スライスでポーチされないためには

攻撃的に行くしかない

ベースライン後方から

はるばるとスライスリターンを打ったら

獰猛なネットプレーヤーのポーチが来る。

 

だから攻撃的に

 

具体的に言うと

ライジングで取ってリターンダッシュ。

 

チップ・アンド・チャージ、というやつ

nisifs1510tb

スライスだと

ポーチに捕まりやすいので

両手打ちでのパンチとか

片手のトップスピンで

と考えがちだが

 

特に片手トップスピンはハードルが高い

構えが少し遅れただけで

打てなくなるし

タイミングがちょっと狂っただけで ・・・

feder1510bkimp

サーブに対してここまで間に合すのは

相当ハードルが高い。

その辺は

両手打ちの方が

はるかにハードルは低い。

 

スライスでライジング

リターンダッシュというと

とても難しそうに思う人もいるかもしれないが

さにあらず

打球方向に前傾し、右肩を下げて

テイクバックしながら迫り

切り下してぶつけるだけ。

 

構えに時間のかからない

ライジングスライスに間に合わないようなら

片手バックハンドトップスピンの構えなど

間に合うわけもない。

 

両手打ちにしても

当てただけなら、一番のポーチ鴨

 

アマチュアの

現実的なポーチ対策としては

スライスのリターンダッシュか

nishi1510bkimp

両手打ちの、フラット体当たりのどちらかかだろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:08 | 1件のコメント

スライスリターンは

スライスリターンについて解説したが

実は

自分ではスライスリターンは好きじゃないし

なるべく避けるべきだと思っている。

 

プロレベルでは

スライスリターンは相手に主導権を渡しやすくなる。

特にフォアハンドの返球だけのリターンは

たとえ深く返ったにしても

次の相手ハードヒットの襲来は必至だ。

nadal1509c

そこからの逆転はなかなかに難しい。

だから

できるだけこちらが主導権を握れるよう

力強いリターンがほしいのだ。

 

だから

たまにはエラーが出ても

なるべく

攻撃的なトップスピンリターンがほしい。

 

トータルとしてどっちがポイントを取りやすいのか

どっちがブレークしやすいのか

という視点から見ないといけないのだ。

 

確実にリターンを返してもキープされるとしたら

3ゲームに1回でもいいから

うまくいったときにブレークできるように考えるべきと思う。

1508djokbki

だから打てそうなのに

スライスで確実にというのは

見ていて、イライラすることが多い。

 

だから

スライスリターン

特にフォアのスライスリターンは好みじゃないのだ。  テニス

 

でも

スライスしかできない時もあるので

そこまでは否定しないし

その時でも

ポイントをあきらめない技術を持つ必要はあるのだ。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:27 | 1件のコメント

スライスの手首

先日の楽天ジャパンオープン

観戦中に感じたことの一つに

スライス

特にリターンでの手首の固定がある。

テイクバックで

nisifs1510

ラケットヘッドを引かず

手首をしならせないで、形を固定したまま

インパクト

nisikorifsu1510

というテクニックだ。

違うショットの写真だが

2枚の写真の手首の形がほぼ同じになっている。

だから手首は固定されてているという事。

 

これがアマチュアだと

1枚目のところで

手首をしならせて引いてしまい、不安定になりやすい。

 

プロの場合

サーブが強烈で

ラケット面にかかる圧力がすごい上に

そのタイミングが一瞬の間。

 

だから強靭な握力で手首を固定しつつ

ラケット面にかかるすごい圧力を

腕全体のスウィングで打ち返す。

 

これが以前よりもよりはっきりしてきたように思う。

そして

正確にベースライン深くにリターンを返している光景が

毎試合、何度も見られた。

 

技術的にはバックハンドも同じこと。

nisifs1510tb

この手首のまんま

nishi1510bs

正確に面をぶつける。

正確にベースライン近くに返る。

 

もちろんバックも

昔は面の引き起こしが普通に見られたが

最近はとても少なくなっている。

 

ハイバックのボレーをパンチするときの特殊操作になってきた。

引き起こし付きのバックハイボレーを

バックハンド・スマッシュに分類すると

スライスやボレーに、引き起こしはないといってもいいだろう。

ATP Masters Series - Rome

ボレーも条件がリターンに似ている。

手首の固定

腕全体でのスウィングが

重要なポイントなのだ。   テニス

 

そういえば最後の写真の二人

ジャパンオープン、呪いでもかけられているのだろうか?

今年も1回戦でいなくなってしまった。    山羊座

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー, リターン | 投稿者松原コーチ 17:52 | 1件のコメント