ボレーは止まって打つ?

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ この前、スクールのコーチに、「ダダだ~ッと動きながらボレーしない。打つ瞬間には足を合わせる。そのためには瞬間止まる必要がある。ストロークでもそうでしょう?」と言われました。これは正しいのでしょうか?また、お時間がある時にでも解説い ただければと思います。よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

止まって打つ方が動きながら打つよりやさしいはず。

いかにも正しい理屈のようです。

動きの要素を排除した方が

難しい話が減るということなんでしょうね。

 

ところが現実は

足が止まれば

位置の調節は腕や手でやるしかない。

だから打点が動いて、近くで取ったり、遠かったり。

それでは安定したスウィングなんかしている暇はない。

 

しかも

足が止まれば

それ以上のいい位置にまではいけないのです。

 

だからプロは足を動かして、動きの中で

そしてできるだけ有利な位置でボールを取ろうとします。

takaofvhit

止まっちゃうのは

これ以上行けばタッチネットというときのみ。

競技レベルのテニスでは

動いて打つ方が簡単だし

戦術的にも使い勝手がいい。

 

ただ

机の上でしかテニスをしない人とか

初心者は

止まってボレーした方が易しいと思います。

もちろんコーチがそこへ正確に球を出すのです。

初心者は止まってボレーを覚え

次に動きながらという風に上達すべきでしょうね。

そのクラス、初心者クラスだったのでしょう。

 

もしあなたが初心者なら

「足を止めて腕のふりのみに集中する」  という

コーチの適切な指導をしっかり聞いてくださいね。

 

「 ・・・ ストロークでもそうでしょう?」

という部分。

 

いま、オーストラリアンオープンをやっています。

ハードコートなので

ストロークを打つのに

足をコートに付けて打つ確率が高いようですが

エラーが多いのは案外止まって打つとき。

ちょっと外に振られ

ステップしながら打つときなどは

姿勢が決まって

プロはエラーが少ないようですよ。

ちょっと、そうゆう目で観察してみてください。

1501nisikorifor

それ以上言うのはちょっと遠慮しておきます。

アッ、初心者はもちろん止まって打ちましょうね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フットワーク, ボレー | 投稿者松原コーチ 17:48 | 3件のコメント

ショートクロスのフィニッシュは

昨日の片手バック、ショートクロスについて

『momotaro』 さんから以下のコメントが返ってきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、ありがとうございます。ショートクロスはワイパーを強く意識するのですね。その 場合、フィニッシュでのラケットの位置はどこになるのでしょうか。フォアのように、脇の下のところまで持っていくのは、難しいと思います。肩の上でしょう か。グリップもウェスタンくらいに厚目にしたほうが良さそうですね。
私の場合、深めにトップスピンやフラットドライブを打つ場合は、セミウエスタン(通常は、イースタンでスライス)にして、両手を開いて胸を張るようなス ウィングにしています。ラケットヘッドは肩の上で、面はやや斜め上を向く感じになります。ワイパーだと、面は地面を向くイメージでしょうか。

momotaro より

 

 

 

水瓶座 私の答えです。

ここがフィニッシュのイメージでいいと思います。

fedbk1501sitani

手が肩の高さくらい

ラケット面も少しかぶるくらい

まあ、もう少し先まで走りますが

feder1501ransbk

これはショートでもないのですが

(ショートクロスならフィニッシュを肩より少し下にするつもりで)

面はかなりかぶっていますね

まあ、こんなイメージ

実際のプロのフォームを見るのが一番大切です。

ラケットヘッドが地面を向くなんて

見たことないでしょう。

もちろんバックですから

脇の下に振りきるわけにはいかない。

 

後は実際にコートでやってみてください

この程度のワイパー

この程度の引っぱりで

それなりのショートクロスが打てます。

 

グリップに関しては

通常はセミウェスタンかウェスタン。

でも

片手バックの場合

グリップを薄くしても

手首の折り方と腕の向きが変わるだけ

力の入りやすさは違うでしょうが

基本的にどのグリップでもできると思います。

レンドルやエドバーグ、マッケンローも

コンチネンタルでそれなりにやっていたと思います。 テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:45 | コメントは受け付けていません。

片手バックでショートクロス

『momotaro』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
全豪がいよいよ始まりました。テレビで観た、ナダルと圭の試合、相手は片手バックハンドの選手でした。敗れはしましたが、二人共思い切りの良いスイングで、強烈なバックハンドショットを放っていました。
一時期は、両手に変えようかと迷った時期もあったのですが、結局片手バックハンドで通すことにしました。その折は、アドバイスありがとうございました。
さて、そのバックハンドですが、長い(深い)球ならトップスピン、あるいはフラットドライブで打てるのですが、浅い球をトップスピンでアングルに打つことが難しく、結局スライスで打ってしまいます。
フォアハンドであれば、ワイパーで打てるのですが、バックではどうしても打てません。どのように打つと良いのでしょうか。

よろしくお願いします。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

バックハンドもクロスに打つときは

ワイパーです。

ただフォアハンドほど露骨ではないだけです。

それと

肩を中心に振るべきで

肘を中心にした半径の小さなワイパーとは

ちょっとイメージが違います。

 

身体から離して構え

feder1501bktb

上体よりだいぶ前の打点で

ボールの外側から

アウトサイドインに捕える。

fedbk1501hippari

ショートクロスの場合、特にですが

この時に

手の位置を強く引っ張り込むようにするのがコツ

手は緑色の線のように動きますが

力の方向はむしろ下に

水色の矢印方向に引っ張ると考えるとわかりやすい。

 

この引張りでラケットヘッドは自然に立っていく。

fedbk1501sitani

写真だけ見て

腕力で立てようとする人がいるが

むしろ逆効果

むしろ手首からやや垂れたところから

先ほどの水色矢印。

 

腕全体を外旋させるように

もしかしたら

手の位置を中心としたワイパー

と考えてもいいかもしれませんね

feder1501ransbk

面を徐々に被せていくようなイメージもいい鴨。

 

あまり引っ張らずに振り切れば、ダウンザライン

少し引っ張ると、クロスへ

強烈に引っ張ると、ショートクロスです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:40 | 1件のコメント

小4のころは

『hiyopapa』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原先生、こんにちは。
今日は私にも長男にも当てはまることの質問です。

ご存知のように長男は普段、私と練習しています。
私は長男のフットワークや反応を効率良く上げようとそれなりのスピード(非公式試合に出ている初中級の子くらい)の球を打っています。
そして長男は同程度かやや遅めの球を返してきます。

結果、長男はスクールの緩く跳ねない球だとタイミングが合わない、かつゆっくりなので油断して引き遅れ振り遅れになり、私はたまに行くスクールでコーチとラリーすると引きはともかく振り出しのタイミングが合わず(と言うか分からず)振り遅れることが多いです。

まず第一に、これはもう球数をこなして慣れるしか無いと思うのですが、何か短時間で慣れるようなポイントなどありませんでしょうか?
また、長男に対してはスクールレベルにスピードとスピン量を落として打つべきでしょうか?

よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

「これはもう、球数をこなして慣れるしか無い」

そう、そうすべき問題です。

 

とにかくテニスになれることが重要なので

いっぱいいろんなことをやるべきです。

 

息子さんに関して言えば

今はフォームがどうこう言うべきタイミングでもありません。

楽しくのめりこんで、たくさんプレーし

神経系を鍛える、最後の時期なのです。

(神経系が盛大に発達するのは10歳くらいまで)

 

テイクバックで面が上向きでも構わない

フォームが少しくらいおかしくても構わない。

棒を振る感覚

面を感じること

こうゆうことが大切です。

プロのまねをして

とんでもないことをしてもいいと思います。

 

もっとパワーが付いてくると

ちゃんとアウトするようになる。

そうしたら、テイクバックを直せばいい。

さらに上達すると

姿勢の大切さが身に染みてくる。

nisiidrops1501

今はストロークもボレーもジャンピングスマッシュも

トップスピンもアンダースピンもやるべきです。

又抜きも、背面打ちも。

いろんなことをやって神経を発達させ

対応力を磨かなければならないのです。

こっちもいろんな球種を打てばいい。

 

基本的に教えるべきではないし

失礼ながら

『hiyopapa』 さんにその能力はないと思います。

へたにフォームを教えれば教えるほど

下手になり、テニスを嫌いになると思います。

テニスで一番大切なのはフォームじゃありません。

1501nisikori

やるべきは

テニスの楽しさを伝えること

相手をしてあげることくらい

教えることではないと思います。

いっぱい打って

いっぱい試合をし、笑えばいいと思います。

 

だから、すいません

(お子さんに関しては、あまり教えてほしくないので)

あまり細かいことは聞かないでください。

聞かれれば私の性分で答えちゃうけど

それは役に立たない可能性の方が大きいのです。

 

そうそう、短時間にやれること

イメージトレーニングです

「他の人が打っているときに心の中で一緒にプレーすること」 ですね。

1501aerokei

息子さんなら、錦織になりきることです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:30 | コメントは受け付けていません。

ボレーのスウィング、テンポ

『レフティスタイル』 さんからボレーの質問をいただきました。

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・  さて、今回、ボレーについても1つ質問をさせてください。
今に始まったことではないのですが、滑らかなボレーが打てません。特に少し球速があると、たちまち差し込まれて、伸びのない短いものとなります。

全体においても、「これっ!」っていうベストのタイミングで捉えたボレーは、中々無いのです。
何か、伸びのあるボレーを身につけるため、タイミングをつかむためのコツはあるでしょうか。

どうか、ご解説、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ボレーというのは 「ノアー」 と打たなくてはならない。

ストロークのようなバウンドがないので

1, 2の3というふうにはいかないということです。

 

もう一つはスウィングすること

ボレーは当てるだけという人が結構いますが

上手な人はたいていスウィングします。

takaofv1501tb

ボールは動いているわけで

動かないラケットで当てるためには

当たるはずのところで

完璧に待つ必要があります。

それではとても難しい。

 

もう一つはスライス

上級者でバックボレーの下手な人はめったにいない。

上級者でも、フォアボレーが下手な人はたくさんいます。

みんなバックのスライススウィングは慣れているからです。

それなのに

フォアはフラットにあてるだけという人たちです。

 

フォアもスライスのスウィングで振るべきなんです。

上下の調節も

上下のスウィングがあって初めてできる。

 

さてスライスの習得法

nisikori1501mm

スライスのみにラリーをサービスボックス内でやります。

その時のポイントですが

ラケットヘッドを引かない

なるべく

手首の角度を固定して腕全体で振る。

nisikorifsu1501

それにある程度なれたら

ノーバウンドで

ボールを想像して

なめらかな美しい

「ノアー」 としたスウィングで素振りしてみる。

nisiidrops1501

これをやれば

「これっ!」っていうベストのタイミングで捉えたボレー

を打つのは簡単です。

takaofv1501

次に実際のボールを打ってみる。

 

こんなんでどうですか。

たぶんすぐにできると思いますよ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:10 | 2件のコメント

ワイパーの支点

『うそほんと』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お世話になっております。フォアハンドの質問です。
1月7日の「深さの打ち分けは」の記事で肩を中心に大きな円を描けば深く肘を中心に小さな円を描けば浅く打てますと有ります。深く打つ際に、肘を中心に小さな円を描いても打てると思いますが肩を中心にした場合との違いはなんでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

円の中心と書いたのは

振り子の支点ではなくワイパースウィングの

ワイパーの支点ですので念のため。

 

ところでテニスコートで実際にやってもらえたでしょうか?

たぶん、やってみれば結果はすぐに出ると思います。

 

肘を中心にワイパーすると

回転量の多いトップスピンが打てます

しかも下に向かって

低い弾道で飛ばしやすい。

1501gcnisikori

肩を中心のワイパーだと

回転やや少なめの高めの弾道で打ち出しやすくなる。

1501djok

もちろん肩中心でも

深いのと浅めの打ち分けはできます。

 

そして、肘中心ワイパーですと

浅いのと超浅めの打ち分けもできます。

 

そして

肘中心のワイパーでも上に向かって打てば深くも打てますので

こうすればナダルになれます。

(とりあえずナダル打ちは別物としての話です)

nadal1501c

肩中心ワイパーもできると

錦織にもなれるかもしれません。

1501aerokei

回転量の少ないトップスピン

速いフォアハンドが打てるということです。

 

フォアハンドをまとめると

現代男子プロ選手にとって

(全員がトップスピンクラブの正会員です)

肘中心ワイパーは必修科目

肩中心ワイパーは選択科目

ナダル打ちはプロのたしなみ

1501nisikori

といったところでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:51 | 1件のコメント

試合で緊張する

『れねしす』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  試合に関する質問です。
娘がスロースターター過ぎるんです。ただ、緊張しているだけかもしれませんが・・・。
3試合目、4試合目でやっといつもどおりもプレーになります。
序盤の試合では、「普段はトップスピン中心なのに、回転も少なく、スピードもない球出しのようなボールを打つ」、「やたらと角度のついたショットを打つ (但し、アウト多し)」、「サーブでは頭のかなり後方に上がったトスを打ってダブルフォールト連発」、「余裕があってもラケットとがぎりぎり届くところま でしか走らなくなくなったり、あきらめるのが早い」、「やたらとバックハンドに回り込み(ちなみに今はフォアが得意ですが、昔はバックハンドが得意)、 オープンスペースが広くなりきめられてしまう」など、疲れた場合や調子が悪いときに現れる症状がでます。 いつもの調子でないことを気付けばなんとかなる かと、先日の試合では、上記のようなショットがでていないかのチェック表を作って試合に持ち込んだのですが、症状がでていても、「そうだった?」の一言。 気づいていないようです。
次の試合は、5Rからなので、最初からきつい試合が予想されます。
試合に備えイメージトレーニングなどをさせるなどはしてるのですが、改善につながりません。
漠然としすぎですけど、なんか方法はありませんか?
いつも長文で申し訳ありません。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

多分、緊張して、しかも硬くなっているのでしょうね

 

だから、無意識に危険なことは避け

安心なことをするのでしょうね。

 

現在、得意な、フォアハンドよりバックハンドの方が安全?

それは

いいショットを打てるフォアよりも

面の安定したバックなんでしょうね。

それは

見ている方からすれば得意な

どこかでは落ちるはずのトップスピンよりも

フラットっぽい、球出しボールの方が安心

という事にも出ているようです。

 

トスが後ろに上がるのは

指が緊張で、硬くなっているからで

症状がでていても、「そうだった?」 は

あがっていて、ここはどこ? 私は ・・・

という事でしょう。

 

硬くなるのは

神経がデリケートで性格がまじめな証拠

まるで私の若いころのようです。

 

さて、こうゆう子への

いや、親やコーチへの助言ですが

1、 きちっとした、やさしいテニスを教えてあげること。

「ミスしてもいいから深く打て」 なんて

口が裂けても言わない。

もう一つは

2、「テニスで負けたからって、君のことを嫌いにならないよ」

と言ってあげること。

3、試合にたくさん出て、練習試合たくさんして、試合慣れする。

 

2番は松原さんの得意分野ではないので

1番に集中します。

 

まずはフォアハンド

トップスピンだろうがフラットだろうが

ただ振り切るのではなく

振り切らなくても、ゆっくりスウィングでも

コントロールできるフォアにする。

トップスピンだから入るのではなく

基本は、正確に1点を狙えるフォアにするのです。

具体的には

手首を固定し、テイクバックの面を決め

フィニッシュの位置、姿勢も固める。

そしてなるべくステップしながら、動きながら打つ。

 

サーブは

身体を使いすぎないよう

特に

トスを上げるときに動かない方がいいですね。

 

とにかく自信があれば、ビビりません。

ミスが怖いのです。

ミスるわけがないショットならいいのです。

 

私も硬くなりビビるタイプなのでよくわかります

ちょっと思い出話になりますが

私の学生時代、一番強かった頃です

薄いグリップ、フラット性の

フォア系は徹底的にビビりぬいていました。

スマッシュとバックボレー、セカンドサーブは

そんな中でもビビらずに打ち抜いていました。

ミスるわけがないと思っていたからです。

今の私

スマッシュはビビってもフォアハンドはビビりません。

ミスるわけがないと思っているからです。

 

試合でビビりたくなければ

安心して打てるショットを身に着けるしかありません

そしてそれは

真剣にやるテニスなら

練習で安心できる精度ではとてもとても駄目なのです。

ミスるわけがないという精度です。

(真剣て字、わかります?  ミスったら死ぬんですよ)

 

ここまで書いたら私も

ちょっと年頭に当たり

ときめいてきましたので、ネット上で宣言します。

あのころのスマッシュに戻りたいので

またスマッシュ練習をしようかと思っています。

 

「春までに強力スマッシャーとして復活します」

やり方は分かっているのです。

 

すいません、ちょっと横道にそれました。

 

ところで、5Rまでには間に合いそうもありませんね。

硬くなっちゃうお嬢さんですが

技術的な問題をクリアーし自信がつけば

飛躍的に勝てるようになります。

とりあえず

「試合で緊張する」 でいいんです。

そう言ってあげるだけでも効果ありますよ。

 

少しくらいエラーしても気にしないような性格では

逆に将来、大きくはなれないと思います。   テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:05 | 1件のコメント

ラケット面のスイートスポット

『かきぴー』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチの理論はいつも明快で大変参考にさせていただいています。
初めて質問させていただくのですが、打点に関することです。打点といってもラケットに当たる位置なのですが、私の場合どうしてもラケットの先に当たりがち です。軟式上がりなもので強打が好きなのですが、しっかり構えて気持ちの良い打感を確信して打った時でも期待ハズレにガシャッてしまうことが多いのです。 時間のない時はともかくチャンスボールを高い位置から打ち込みたい時はガッカリです。
手首の角度を固定することが大事と伺っていたので、それを意識した時はきっちり当たる気はしていますので、無意識に手首の角度が緩くなっていて思っている よりも先にラケットに当たってしまっているということでしょうか?それとも前への体重移動の問題でしょうか?またはその両方?
以前は特に意識しなくても当たっていたので、どうも確信がもてません。
グリップはセミウエスタンのフラット系です。他にも意識するポイントやコツまたはチェック方法などもあればぜひご教授ください。

かきぴー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

たぶんフォアハンドの話ですね。

私もフォアハンドやスピンサーブは

ラケット面の先端気味で打っています。

告白すると

最近、パワーが落ちてきているので

フォアハンドはセンターに近づきつつあります。

 

ところで

なぜ、先っぽで打つのかというと

テニスの物理学

ラケットとボールの

衝突速度と反発係数の問題。

簡単にいうと

遅いスウィングだと

ボールはストリングの弾きや

ラケットの反発で飛ぶのですが

早いスウィングになると

ラケットやストリングではじいてくれない。

 

ラケット面にはスイートスポットがありますが

これはゆるいスウィングの場合。

早いスウィングだと

ボールもインパクトでつぶれてしまい

ストリングの弾きやラケットの反発でという理由では

ラケット面のどこで打っても飛ばない。

 

どこも飛ばないとなると

スピードの速い先っぽの方がまだましということ。

だからスウィングスピードの速い男子選手は

サーブやスマッシュ、フォアハンドを

本人はスイートスポットと感じる先っぽで打つのです。

djok1501jast

そんな人でも

ボレーは真ん中で打ちます。

 

この現象の

ボーダーラインは時速100km位のようです。

 

まあ、そんなわけで

先っぽで打っていると

先端にそれ以上の余裕がないので

どうしても先っぽガシャリが出やすい。

 

解決法は

いっぱい練習して精度を上げる。

姿勢を良くして

ボールとの距離を正確にしやすくする。

頭をしっかり垂直にして

しっかりボールとの距離をつかめるようにする。

昨日も書きましたが

インパクトまでボールを目で追わない

こんなことしか考えられません。

 

そうそうもう一つありました

ガシャリでも決まるほど

スウィングスピードを上げる。

 

まあ

上体と頭の姿勢をしっかりとれるようになれば

特に頭がぶれなければ

自然に、精度は上がると思いますよ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 20:33 | 1件のコメント

ボールをよく見ると

『ぼこびっち』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも楽しく拝見してます。
ついさっき、ヤフーニュースで錦織がハイボレーしている写真があったんですが、インパクトの瞬間まで凄い顔でボールを見ていました。印象的だったのでお便りしました。
プロの写真をみると首を捻ってインパクトの瞬間までボールを目で追っているように見えます。
私は最後までボールを見れない(おそらくインパクトの時は正面を向いているので、予測で打ってる)ので、プロのようにボールをみようと心がけるのですが、首を捻るまでしてボールをみようとすると、頭の位置がぶれるのかミスヒットになりがちです。
「ボールの見方」にコツでもあるのでしょうか。利き目の問題なんかあったりするんでしょうか。
くだらない質問ですいません。

ぼこびっち より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

錦織がボールをしっかり目で追っている

ように見える

で、本人は当たるまで見ているんでしょうか?

nisikorifsu1501

松原さんは見るなと言っている

でも、本人はしっかり見えている。

私自身はよく見ようとした時ほど

センターを外します。

 

ほんとうに当たるまでボールを追えば

あなたのように

「首を捻るまでしてボールを見ようとすると

頭の位置がぶれるのか、ミスヒットに ・・ 」

なっちゃうんじゃないでしょうか。

それに

ボールの方に、真っ直ぐ顔を向けなくても見えますよね

それをまっすぐ向けるまで動かすと

頭が動いて

オーバーアクションになるのではないでしょうか。

 

だから、錦織も本当は

首を捻るまでしては、ボールを見ていない

のではないでしょうか。

 

だいたい

当たるまで見ても、それから修正できるわけもなし

心ではしっかり見るつもりで

(インパクトで正面見てる人なんていません)

当たるまで見ないで、予測で打つでいいんですよ

 

念のため世界1ボレーのうまい

鈴木貴男プロに聞いてみましょう

ボールが来る

takaofv1501tb

インパクト

takaofv1501

黒目はどっちを向いていますか?  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:40 | コメントは受け付けていません。

東戸塚オープンS

昨日、1月12日の東戸塚松原テニススクール

東戸塚オープンシングルス大会

12名のフル参加で熱戦が展開された。

今回の皆さん

サーブのレベルが高いことが最初に受けた印象

CIMG0001

手首のしっかりした人が何名かいた。

試合は4名ずつ3グループでの予選リーグ

その結果

上位、1,2位の人たち6名の決勝トーナメント

3,4位の人たち6名の順位トーナメントを行った。

優勝はサーブ、ストロークに安定性のあった、遠藤さん

CIMG0019

片手バックもなかなかのパワー

準優勝が

強力サーブとトップスピンの、斉藤さん

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決勝戦は最初のゲーム

サーブアンドボレーのボレーミスで落としたのが最後まで響き

6-4で、向こう側、遠藤さんの勝利。

CIMG0020

全勝で優勝した、遠藤さんは

スタミナと冷静な試合運びも光っていた。

表彰後、皆さんに集まってもらい

CIMG0025

この後は私のレッスン

実は決勝の2人、そのフォアハンドが気になっていたのだ

相手の浅くなったショットに対しぶんなぐれない。

これは手首がインパクトで緩むことと

フィニッシュの取り方が上になることの弊害

CIMG0012

浅く打ち込めないのだ。

もちろんそれなりのレベルの人たち

全然できていないということではなく

かなり上の世界での話。

ワイパースウィングのアウトサイドイン

手首を固めた、左横へのフィニッシュ

これをはっきりさせなくてはならない。

 

いくつかのドリルを順番に行い

ほぼ全員のフォアハンドがしっかりとねじ込めるようになった。

ぜひ、何をどうしてどうなったかを

はっきり頭に刻んで、練習して癖にしてほしい。

準優勝の斎藤さんとも練習したかったのだが

都合により先に帰られたのが残念がった。

実は彼の手首、インパクトでひょろっとゆるむときがあるのだ。

これを見たらぜひ、意識してほしい

(自分のサーブを参考にするといいですよ)

パワーはダントツだったので

すごいレベルになれる可能性があると思う。

 

この後、つい出来心でサーブもやってしまった

やはり手首を固定して

きっちりコントロールすることを強調した。

実はこれに関しては斎藤さんのサーブはすごかった。

ぜひフォアも手首を ・・・

 

まだ明るいうちに全日程終了。

皆さん、ぜひまた参加してください。

私の顔も見に来てくださいね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:17 | 3件のコメント