東戸塚校ダブルス大会

今日は9時から

東戸塚松原テニススクールのダブルス大会だった。

参加資格はスクール生かスクール生OB

8ペアーの予定が6ペアーと少し減ったが

その代り、6ペアーの総当たり

全員5セットづつのちょっとハードなスケジュールになった。

 

うちのスクールらしく

トップスピンのハードヒッターが多い。

激しい打ち合いが展開され

全勝のいない激戦の中、4勝1敗で優勝したのは

オールラウンドなプレーのお二人

磯部さん、粕田さんのペアー。

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3勝2敗が2ペアーいたが

得失ゲーム数の差で

2位が、穂積さん親子ペアー

CIMG8068

3位に、山口さん、末永さんのペアーとなった。

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表彰式後、全員集合

CIMG8072

まだ皆さん元気なので

私の特別レッスンを行った。

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サーブの強化を目的に

ラケット面の作り方。

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作るというよりも

最初から作って動かすなということなのだが

そうすれば間違いが大幅に減るということ。

 

次は下半身から腕の振りへ

パワーを有効に伝えること、そのやり方。

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下半身がゆっくりと伸び、それが終わってから腕、ということなのだ。

 

そして最後に

スピンサーバーのフォアサイドでの向スタンス

スライスサーバのバックサイドでのスタンス。

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特に難しい内容ではないので

みなさんしっかりイメージでき

生きのいいサーブをしっかり打ち込めるようになってきた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:29 | 2件のコメント

インサイドアウトはある?

現代スウィングについての感想を、『hiyopapa』 さんから頂きました。

以下がそのコメントの気になった部分です。

 

カラオケ  ・・・ それと、以前古典的なスイングと現代的なスイング、どちらが難しいかという話になりましたが、スイング自体は現代的な方がカンタンだとやはり思います。実際、ボールをぶっ叩けるようになってきました。
しかし、打点と言う話になると現代的な方は面が変化する上、アウトサイドインで左右にも面が変わるためまさに一点。
対して古典的な方は面を維持、インサイドアウトの直線的なスイングなので打点の前後左右のブレが調整しやすいように思います。  ・・・

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座  私の考えです。

確かに古典的なスウィングの方が

ラケット面の動きは

体重移動で押す分だけ、ほんの少し、直線的です。

 

しかし、どちらも基本的に肩を中心に円運動させる以上

しかも打点を上体の横より前に取るのであれば

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インサイドアウトのスウィングというのは

うんと低い打点のサイドスピンショット以外に

(手前から向こうへ、ブーメラン・スネークというやつ)

気分的、感覚的以外にはありえません。

 

面の向きが変わることの懸念もおっしゃってましたが

インパクトのタイミングは

基本的に1点しかありませんし

どちらの打ち方でも

それを感じ、その時の面の向きも感じているはずです。

1411nisikorifor

それと

ラケット面を動かして当てる方が

動かさずに当てるよりはるかにやさしい。

直線的に当たるには

完璧な位置の、完璧な高さのテイクバックが必要で

そこから完璧に

打点にまっすぐ出さなくてはならないのです。

つまり調整しろがない。

そよ風が吹いただけでミスが出ます。

球出しや、壁打ちのような一定の練習ではなく

1発勝負の試合ではとても考えられないのです。

 

アウトサイドインに動くとか

トップスピンで下からとか

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アンダースピンで上からとか

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走りながら打つとか

 

そんなふうに振った方が

合わせしろがあって

現実のテニスコート上では

はるかにやさしいと、わたしは思っています。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:22 | 3件のコメント

トスの不安定原因

『いのりん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつもブログを拝見しております。

サーブのトスについて教えていただきたいのですが、なかなか安定しない理由として、ボールの持ち方やリリースポイントの高さ以外にも何か原因があるのでしょうか。
自分なりに考えてみたところ、後ろ足から前足への体重移動とトスを上げるタイミングが関係しているのかなと思いました。

後ろ足に体重がかかっている時点でトスを上げるのか、後ろ足から前足に体重移動しながら上げるのか、あるいは前足に移った
時点で上げるのか、色々考えています。

ご指導のほどお願いいたします。

いのりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

持ち方の話も

指先でとか、コップのようにとかよく見かけますが

男子プロはほとんどみんなこんな感じ。

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ただ、わしづかみで握っています。

ちょっと指先気味かもしれませんが

で、手はちょっと横向き。

 

腕をまっすぐひねらないで上にあげるのはけっこう難しい。

哺乳類の前足は基本的にO脚で

走る時に、前に出す時は外旋

降ろす時は内旋するようにできているのではないでしょうか。

141120inumaeasi

(うーん大胆な仮説、いや動物界では常識?)

前足を掻き込むようにして駆動する。

これは4本足での走り方の話ですが

そういえば

昔、マイケル・チャンは

遠いボールを追いかけるときにこうやって

両前足で空を蹴っていました。

陸上競技でも

141121maeasi

右手は内旋、回内

左手は外旋、回外。

 

だから、外旋しながらトスを上げるのが自然

手のひらを水平には保てない

だから、プロは少し横向きに持つのかもしれません。

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そして、自然に外旋しながら上げる。

リリースの時の手の平は上向きに

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身体を動かさないで

トスだけ上げれば

手の平がまっすぐ上を向いていてもできますよね。

でも一旦、他の身体の動きがあると

本来の身体の動き、4足歩行動物のメカニズムが

体内から、起き上がって来るのかもしれません。

もし、野生の魂が起き上がってくるようなら

横向き持ち、外旋上げ

試してみたらどうでしょうか。

 

もしこれでだめだったら次の策

野生を起こさないよう

身体の動きも右腕のワインドアップも止め

トスだけやる。

その後で体重移動も右腕の動きも開始する。

トス苦手の代表プロ

アンナ・クルニコワがそうやっていましたね。

 

それでもだめなら

松原さん採用、最後の策

テニス歴50年にしてたどりつきました。

「トスなんて所詮、安定しないもの」

と達観したらどうでしょう。

いやはや、私もだいぶ人間ができてきたようです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:23 | 1件のコメント

フォアの振り子はなぜ?

さて、フォアハンドの基本形

基本スウィングの総集編

このところのいくつかの質問に対しての

 

水瓶座   私の答えです。

振り子のスウィング、その理屈は

力の話と形の話からなっています。

 

振り子に逆らわないように

そのパワーを利用するというのは

力の弱い、女子供の世界ではとても重要な話です。

振り子を使うことで

それほどのパワーを使わなくても最低限のボールが打てます。

男性でも左手で打ってみれば

意外に、加速のための力加減がわからないで戸惑うものです。

 

右腕で打つときでも

腕力だけでなく

振り子やその前の慣性力をうまく利用していたことに

気が付くかもしれません。

もちろん男子プロ、特に厚めのグリップの選手は

振り子より腕力の方がものを言っていることは間違いありません。

そんなわけで

振り子パワーも無視できないと思いますよ。

 

そして、これが片手バックだと

明らかに振り子が存在を主張してきますし

男子プロの両手バックでは

ほとんど、存在感がないのはもちろんです。

 

それと、面の安定性

薄いグリップですと急加速は

ラケットヘッドの遅れが面の向きに影響してしまう。

それを抑えるためにも

振り子、そのテンポ感を利用し

なめらかに振り出したいのです。

 

次に面の作り方、2つ目の形論の方です。

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ラケット面は上の写真のように使います。

腕をひねらない

自然にインパクトで垂直面になる形で構え

dtarokamae1409

内旋も、外旋も、回内も、回外も使わないで

引いて行き、振りだしていけば

ほとんど、間違う要素がなくなるということです。

そうすると、紺色のラケット面の動き

引いたときは下向きになるし

それが徐々に上向き方向に変化して

インパクトで自然に垂直面になるよ

というお話です。

1409nisikoritsfr

もちろん途中で手首の形を変えなければということで

勢いづけに途中で手首の返しを入れたりすれば

それなりの変化の仕方をします。

あくまでも模式的ですが

実際にプロはこれをベースに、安定して打っているのです。

 

さて、真上から見るとこちらは円形のスウィングになります。

forswing140221

打球方向から見て

上体からの距離は打点の少し前から

ラケットヘッドが上体の真横に来た辺で

一番遠くなります。

だからそれ以降は

当然、アウトサイドインのスウィング。

腕は引っ張る方向で

赤矢印方向に手の位置を動かせば

細かいことを言うと

遠心力、緑矢印とも戦うので

紺矢印の方に力を入れると

ラケットヘッドがしっかり走るのです。

kmhammar1408

インパクト後に最高スピードを出すつもりでいると

左側に引っ張ることになり

インパクト前から引っ張り始め

結果、一番強く打てるのはこのせいだと思います。

 

もちろん腕を引っ張って縮め

回転半径を小さくすれば

さらに加速しますが

そこまでいかなくても

インサイドアウトを意識して

腕を伸ばしていくよりは

伸びないだけでも

減速要素がない分、相対的に強く打てるということです。  テニス

 

そうそう、もちろん、ワイパースウィングです。

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:37 | 2件のコメント

印西の女子ダブルス

11月17日月曜日、松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルス大会が開催された。

実はわたし

神奈川県テニス事業協会の公式行事、研修旅行というのに重なり

今回は皆さんのプレーを見ることができなかった。

よって、結果のみのご報告。

参加は8ペアー、16名の皆さん。

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まず、4ペアーずつに分かれて予選リーグを行い

その成績でシードを決め

決勝トーナメントは全員参加、8ペアーで。

最低でも、5試合

決勝戦出場組は6試合のハードな日程。

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優勝は、工藤さん、朝来野さんのペアー

準優勝は、酒々井ローンテニスクラブの

清水さん、池田さんのペアーとなった。

 

皆さんお疲れ様でした。

 

さて、次回は12月22日の月曜日

この日は私もいるはずなので

初めて試合にチャレンジしたい方

Cレベルにランクアップを狙っている方

もちろん、あこがれの松原コーチの顔を見たいだけの方でもOK

ぜひ参加してほしい。

要項はうちのHPのこちらにある

松原テニスクラブ印西まで、お電話でお申込みください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:09 | コメントは受け付けていません。

アウトサイドイン

『momotaro』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの質問前半です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも参考にさせていただいています。
質問その1
>何度も参加している方も多いし
レベルも高いが
テイクバックの面がしっかり下向きになっていない人が
実は、全員だった。

ということは、テイクバックの面をしっかり下向きにするということは、難しい技術ということなのでしょうか。

質問その2
フォアハンドは、アウトサイドインのスウィングということですが、松原コーチの動画を見ると、バックスウィングからヒットポイントまでは、インサイドアウ トのスウィング。ヒットポイントからフィニッシュまでが、アウトサイドインに見えます。実は私のコーチは、インサイドアウトに打てと教えていて、その様に 打つとボールの回転が良いように感じています。
アウトサイドインのスイングとは、ヒットポイント以降の話なのでしょうか。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

トミーの参加者のラケット面の話ですね。

面を下向きになるように引くというのは

別に難しいことではありませんし

当日も、私のアドバイスですぐに治りました。

1411nisikoriftb

ですが、もともとの癖があり

それが染み付いちゃっているほどの人は

本人が直すつもりで

意識して打っていないと

自然に、元の癖のように戻ってしまうということです。

そして1か月後に同じ話になります。

ですが毎月、徐々にですが治っているのです。

 

 

質問2ですが

forswing140619

スウィングを模式的に真上から見た絵です。

打点を前に取ると

インパクト付近では

ラケット面の位置も打球方向に対し

赤矢印のように、右側から左側に

つまりアウトからインに入っていくということです。

 

その時に

手の位置は、オレンジ矢印の方向に動きます。

つまり

この方向にしか振りようがないわけで

打点が前なら

インパクト付近で、当然、アウトからインに振られます。

 

図のように、上から見て、円運動をしていると

打球方向の線から見れば

スウィング前半は、インからアウトへ

後半はアウトからイン、ということになります。

 

ただし、感覚としては

ラケット面の動きを感じていると

打球方向に押す感覚があるというのも本当です。

私もそれを感じて打っています。

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ですが腕は、手の位置は左に引っ張り込むのです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:57 | 4件のコメント

ヘビートップスピンが前提

ヘビートップスピンが前提

『hiyopapa』 さんよりワイパースウィングの質問です。

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ    さて・・・このところ長男のボールがネットを越えて返って来ません。もちろん強く打っているわけではありません。
たまに越えてもサービスライン付近。かすれ当たりなのは明白です。

ワイパーを意識するあまりにボールを厚く捉えられていないのだろうなぁとは思うのですが、さてどうしたものかと悩んでおります。
しっかり横向きに入り、しっかり前向きで打てるように何か良い教え方はございませんでしょうか?

よろしくお願い致します。

追記です。
先ほどの長男のスイング。音はガシャっていたりかすっているような音ではなく、『バンっ』と良い音はしてます。
もしや腰の高さに収める、と教えたがためにショートクロスに打つような打ち方になっているのでしょうか・・・?
明日、サービスラインに立たせて球出ししてみます。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

下から上に向かってボールを捕えているのでしょうか?

それと

かすれあたりになりやすいのは

インパクトで前向きになれないためでは。

ワイパースウィングというのは基本的にトップスピン。

特にヘビートップスピンが前提です

1411nisikorifor

そのうえで

自信があれば真っ直ぐぶったたいて

フラット気味のハードヒットにも、というものです。

 

だから

トップスピンロブや

ナダルのエッグボールなどもワイパーで打つのです。

(もちろん、ナダル打ちというのもありますが)

 

要は、「上に向かって撃て」 ということ

 

ラケットヘッドをしっかり落として

上体が前向きになり

下から、トップスピンでボールを捕えることが重要です。

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フラット気味に

しかも前向きになれずに

左脇に向かって振り抜けば

ネット直撃か、手前のコート面に炸裂か ・・・

 

練習の段取りですが

ショートラリーを少ししたら

ムーンボールの打ち合いをする。

それから弾道を下げて打つ。

という風にやったらどうでしょうか。

もちろん、球出しで打たせてもいいと思います。

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フィニッシュは左脇です。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:39 | 2件のコメント

フォアハンド最低限の力

『スワン』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  昨日のテニス塾 みなさんのハードヒット(それもかなりうまい)に圧倒されっぱなしでした。初参加シングルバックハンドのものです。

自分のフォアは、
打点が後ろで振り切れない、強い当たりができないことが悩みです。
最近の脱力テニス・ゆるゆるグリップ等をなんちゃってで取り入れてます。
今回の、テイクバックでの面を伏せる(または後ろ側)・ワイパーでの引き込み等を消化していきます。

質問があります。

アドバイスの中の、腕力を使って打つ(フォア)ことでいい感じでボールがいくことがわかりました。
ただ、その理由がわかりません。

・私の場合体が正面を向いたとき腕が遅れており、インパクトでは軸が崩れてラケットを左側へ振りきれないことの矯正のためのアドバイスでしょうか。
・それとも常に腕力を使って打つことを意識してスイングしてよいのですか。
・グリップは強めに握ってよいですか。

よろしくお願いいたします

腕力で打つことでいい当たりがいくつかありました。

でもその理由がわかりません。

スワン より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

昨日はトミーインドアのテニス塾

ご参加、ありがとうございました。

初参加、片手バックの人

そしてコメントにあった私の矯正法

もちろん、スワンさんのことはよく覚えています。

CIMG3960

さてフォアハンド

初心者なら、腕で打つと思います。

中級者になって、全身のパワーのなにがしかを使えるようになります。

上級者になると、全身を使うのが当たり前になり

その中で

無駄のない、スムーズな

頑張らないのにいいボールが打てる人が出てきます。

 

でそんなレベルの人がコーチや解説者になり

(もしかしたら、そんなこと生まれつき、できるセンスの人が)

スワンさんに、こう言います。

「あなたのテニスはまだまだですね

余計な力を抜いたら、もっといいボールが打てますよ」

というわけです。

(松原さんだって、その程度はできる人なんですけど)

 

余計な力は抜いてもいいのです。

 

でも、それ以外の必要な力まで抜いたら

腕がふにゃふにゃになり

スウィングそのものが安定性を欠き

スピードも失ってしまうのです。

(余計な力だけ抜ける、センスある人もいますが)

必要最低限 「以上」 の力が必要なのです。

 

昨日はそれが見えていましたので

力をしっかり入れるように

腕で打つようにアドバイスしたのです。

 

次の段階として

しっかり、腕力で打てるようになったら

少し力まないでやることも覚えればいいのではないでしょうか。

 

昨日、ツアーファイナル

フェレールのテニス見ましたか?

錦織が鬼のようなショットを打ち込む

コーナーの外まで走りざま

「ウーッ」 と叫びながら打ち返す。

もちろん、錦織だって

余計な力は抜けていましたよね?

1411nisikoriftb

ちょっと目には全力にしか見えません。

でも、全身を使ったスムーズなスウィング

余計な力は抜けているんでしょうね。

 

私がスワンさんに感じた余計な力が抜けた状態

(結構いい打ち方でした)

それは

スワンさんが、腕に力いっぱい入れて打った時です。

 

余計な力なんて

うまくなれば自然に抜けていきますよ。   テニス

 

わざと抜くと ・・・・・

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 13:05 | 2件のコメント

トミーでのテニス塾

今日はトミーインドアスクールでの

松原コーチのテニス塾

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ハードヒットの男性ばかり、7名の参加。

1名だけが、2,3時間目

後の6名は3時間とも受講と

メンバーが変わらないので

休憩を入れながら3時間のレッスンを行った、という感じ。

1時間目はフォアハンド基礎編

ここで面の使い方

スウィング方向

ワイパーの力の入れ方など

打球のための基本を確認した。

何度も参加している方も多いし

レベルも高いが

テイクバックの面がしっかり下向きになっていない人が

実は、全員だった。

その後がワイパーの力方向だが

ラケットの動く方向と

手の動かす方向、力の入れる方向

それが違っていることがワイパーを難しくしていたようだ。

nadalsf130730d

(もちろんこの人は病気療養中で参加していない)

黄色の線がラケットヘッドの動きとるると

手の動きは水色

それを実現する、力の方向は

3つの赤い矢印なのだ。

結果、全員が浅い位置からトップスピンを

腕力でねじ込めるようになった。

 

2時間目は同じフォアハンドでも

深さやコースの打ち分け

フットワークなど

プロが普通に使う技を練習したが

オープンスタンスからワイドに飛ぶジャンプショットなど

かなり、ぎこちなかったのはここだけの秘密だ。

ボールを想像し、素振り、と

口癖のように繰り返してみたが

まだ皆さんの感覚、常識までにはなっていないのかもしれない。

 

3時間目はバックハンド

腕の動かすべき部分、固定すべき部分

スウィングのコツ、などを短い距離のショットで練習。

身体の動きをブロックするために

ジャックナイフでリターンを

その後で横に動きながらのショット。

この段取りで、かなり切れのいいショットができてきたようだ。

 

最後はラリー

CIMG3962

実は最初の写真もこの時のもの  (この時しか写真が撮れないので)

フォア、バック、やりたい側で、私と打ち合いをした。

 

さて、次回は

12月10日、水曜日の開催

こちらに要項があるので

ご覧いただいたら、トミーインドアまで電話で予約してほしい。 テニス

 

そうそうリンクを入れていて気が付いた。

うちのホームページ

今日から新しくなった。

暇な人はちょっと覗いてみてほしい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:28 | 4件のコメント

錦織圭のサーブ

『オレンジ』 さんから錦織圭のサーブについての質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチこんにちは。サーブについて解説お願いします。

最近大活躍の日本の錦織圭選手ですが、昔はサーブが弱点といわれていたそうですね。

今は弱点ではないと思うのですが、トップ10の選手の中だとやや見劣りするようにみえます。

具体的にどういう技術が足りないのか松原コーチなりの解説をお聞きしたいです。

自分としては身長がまわりより低いこととグリップがややあつめな事ぐらいしかわかりません。

よろしくお願いしますm(_ _)m

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

まさにタイムリーな質問ですね。

ツアーファイナル、予選ラウンド

昨日マレーに勝ったところ

そして今晩はフェデラーと。

 

マレーとの試合で目立ったのは

ファーストをフラットで打ってほとんど入らなかったこと。

セカンドのスピンサーブを大胆に打って

マレーのリターンを封じたこと。

その大胆さとの引き換えに

10本くらいダブったのではないでしょうか。

セカンドとしては

危ないながらも、いい選択だったと思います。

もし打たなければ、ちゃんとやられていたでしょうね。

 

ファーストについて常識的な意見を言えば

もう少しだけ回転をかけて

70%くらい入れれば

余裕を持った展開ができるような気はしますね。

スピンのファースト後の方が

同球質なので、スピンのセカンドが打ちやすくなるし。

でも、実際どうだかはやってみなければわからない

結果、勝ったのだから

見ている方は怖かったけれど

いい選択だったのかもしれません。

 

さて技術的な話をすると

『オレンジ』 さんの指摘した

「グリップがややあつめな事」

けっこう当たっているかもしれませんね。

 

薄いグリップにすると

面を起こさなければカスあたりになる。

だから起こして打たなければならない。

その面を起こす動作、回内がラケットを加速させる。

だからいいサーブになっちゃう。

 

薄いグリップの上にさらに手首を折って

擬似的にさらに薄くしたこの人、ラオニッチ。

CIMG5419

ものすごい。

 

もう一つがパワーの中心的な源、内旋。

肘を残して強烈に使うと

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そう、鈴木貴男、174cmの

コンスタント200kmサーバー。

この人は世界1、サーブ動作のうまい人です。

鈴木貴男のサーブ

特にフィニッシュを見ると

腕を上に伸ばす筋力ではなく

引っ張る筋力が必要なことがわかりますね。

インパクト前後で引っ張り込むのです。

そしてこの打ち方

コントロールにもいいんです。

 

ところで錦織圭

1411srfini

少し古い写真ですが

鈴木貴男との違いが分かりやすいと思います。

 

とはいっても

錦織も最近では、200km/h を打てる人

最近、スピードアップしているし

さらに筋力が付けば

鈴木貴男ばりのサーブが打てるようになると思います。

 

今夜も頑張れ、錦織圭。   テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:31 | 2件のコメント