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全仏オープンの3回戦を前に、左手首の怪我を理由に棄権を申し込んで大会を去ったラファエル・ナダルが、27日から開幕する今季3度目のグランドスラムであるウィンブルドンへの欠場を表明しました。
もちろんその理由も、同じ左手首の怪我。
ナダル曰く、その怪我は休養する事が一番の治療法だって言っていたけど、それにはもうしばらくの時間が必要らしいわね。
8月に行われるリオ・オリンピックにはどうしても出場したいはずだから、それを踏まえての決断だったのかも知れないわね。
ナダルは2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得。オリンピックの連覇を狙っていた2012年のロンドン・オリンピックは膝の怪我で欠場を余儀なくされていたの。
その時ナダルは、スペイン選手団を率いる旗手に選出されていたんだけど、それは叶わなかったわ。
奇しくも今年のリオ・オリンピックも、ナダルは再び旗手に任命されていて、そんな経緯を考えると今年のオリンピックはどうしても出場したいはずよね。
そしてオリンピックの後にはUSオープンも控えているし、今は無理をせずに十分な時間をかけて怪我の治療に当てたいと思っているのかもね。
既にトミー・ロブレドとサナス・コキナキスも怪我で欠場を表明しているけど、今の過酷なツアーを表す状況だって言う事ね。
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昨日伝えられたマリア・シャラポワの2年間の出場停止処分のニュースを受けて、元世界ランク1位のクリス・エバートとリンゼイ・ダベンポートが、いずれもその後のシャラポワの復帰はないだろうって自身の見解を語ってました。
「彼女は復帰はしないだろうと思います。選手は年々強くなっています。その練習の仕方やトレーニングなどはどんどん激しいものになっています。彼女はもうツアーに15年もいます。それを考えても復帰には疑問を持ってしまいます。もし2年後に復帰して来たら、本当に驚いてしまいます。」とエバートは語ってました。
そしてダベンポートはより厳しい見解を見せてました。
「私にしてみると、申告書への虚偽の記載は今回の判決には大きな影響があったと思います。元テニス選手の自分からしてみると、その申告書は何度も書いて来ました。それはまさに、体内に取り込んでいる物、ビタミン剤からピルに至るまで全てを記載する必要がありました。彼女は2015年に何度も、2016年も2回メルドニウムの陽性反応が出ていたにも関わらず、1度も申告書に記載しなかった事実は、有罪を招くには十分だと感じています。」
って語っていたけど、伝えられた所によるとシャラポワは、昨年のウィンブルドン期間中は7日間で6回、今年の全豪オープン期間中も7日間で5回メルドニウムを服用していた事が確認されているんだって。
昨日のブログでも書いたけど、シャラポワは2014年10月22日から2016年1月26日の間に提出された7回のドーピングに関する質問次項に、メルドニウムの事を一度も書いていなかったみたいだしね。
全豪オープン中に採取した尿サンプルから検出されたメルドニウムの量も、処分を軽減するには値しないほどのものだとも伝えられているから、スポーツ調停裁判所へ控訴するってシャラポワは言ってるけど、処分の軽減はあるかしらね。