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昨日は、ミドル・サンデーに試合が行われたウィンブルドン。普段は1週目と2週目の間の日曜日は休息日とするのがウィンブルドンの恒例の事。でも今年はこれまで雨でスケジュールが思うように消化出来なかった事から、この処置が取られたの。
これはウィンブルドン139年の歴史の中でわずか4回目の事なんだって。
そんなミドル・サンデーのセンターコートに登場したのが女子世界ランク1位でウィンブルドン初の連覇を狙うセリーナ・ウィリアムズ。
昨日はアニカ・ベックを6ー3、6ー0の圧勝で4回戦進出を決めたけど、2回戦のクリスティナ・マーケイルとはフルセットの戦いを強いられたの。
第1セットをタイブレークの末に失ったセリーナは、怒りが収まらずにラケットを何度も芝のコートへ叩き付けたの。その行為に1万ドルの罰金が科されてしまっての。
でも、彼女のコーチであるパトリック・モラトグルー氏は、彼女がそれをする時はスイッチが入る証だって語っているの。
「ラケットを壊してしまう事を良いことだとは言いません。でも彼女に取っては、それをする事で怒りを爆発させて負けたくないと言う強い思いを表しているのです。彼女がそんな行為をする時は、自分自身のレベルを確実に上げて来るのです。そして彼女はそれをその試合の第2セットから見せたのです。」
ってモラトグルー氏が語るように、セリーナはその後、6ー2、6ー4と逆転勝利を飾っていたの。
「だから、彼女がそんな行為をする時は、きっとそこから勝つだろうと感じているのです。そんな気持ちにならない時は、そんな行動も起こしたりはしないのです。でも彼女がそうした時は、自分自身で勝つ方法を見付けるのです。」ってセリーナについて語ってました。
今年のセリーナの敗戦を振り返ると、全仏オープンの決勝戦でも、インディアンウェルズやマイアミでも見られなかったのよね。その時モラトグルー氏は、ちょっと心配をしていたんだって。セリーナが勝とうとする感情を表さなかったから。
「例えば、彼女は去年ほどのプレーをしていないと感じているのです。そしてそんな行為をする彼女が減っています。でも、そんな行為をするのがセリーナなのです。」ってモラトグルー氏は語っていたの。
セリーナ本人も、今年はラケットを壊す回数が減っているとも語っているのよね。勝ちたいって言う感情の表れからそんな行動を取ってしまうらしいけど、日本のテニス愛好家は真似してはいけませんよ!お手本にはならない行為だからこそ、プロでも罰金が科されてしまうのですから。
Pinkyも実は、1度だけやってしまった事があるけど、やっぱりとっても後味の悪いものよね・・・