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USオープン2018、男子シングルス優勝は、ノヴァーク・ジョコビッチとなりましたね。
ファン・マルティン・デル=ポトロをストレートで下して、自身14回目のグランドスラム優勝を手にしました。これでピート・サンプラスの記録に並び、ロジャー・フェデラー(20回)、ラファエル・ナダル(17回)に次いで歴代3位タイとなったの。
試合前の見解では、ネットやSNSなどでの投票ではデル=ポトロが優勝すると予想した人の方が多かったのよね。もちろんこれには、そうなって欲しいと言う気持ちも込められていたはずだけど。
そこを何と、ストレートで勝ったジョコビッチ。
ウィンブルドンの優勝で復活を印象付けたけど、この優勝でそれが確信に変わりましたね。きっと本人もかなりの自信と手応えを得たのでは。
怪我と手術を乗り越えての優勝をデル=ポトロにして欲しいとの思いもあったのかも知れないけど、ジョコビッチも怪我と手術を受けてからの優勝。本人もこれまでのものより意味が大きいと語ってましね。
デル=ポトロも度重なる大怪我から徐々に復活して来て、ここまで来たの。これからの彼の活躍もとても期待が持てそうね。
ジョコビッチ、おめでとう!
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そして女子シングルスの決勝戦でのセリーナ・ウィリアムズの振る舞いに対して、罰金が決まりました。
17,000ドルの罰金で、内訳は主審に対する暴言に対して10,000ドル、コーチングを受けたことに対して4,000ドル、ラケットを叩き付けたことに対して3,000ドル。
そしてその時のセリーナの行動には色んな意見が出てますね。
コーチングについてはセリーナのコーチのパトリック・モラトグルー氏が認めたけど、それはセリーナは見ていなかったから彼女はしていないと抗議をしていたようね。
あれはそんなジェスチャーをしたモラトグルー氏に問題があって、モラトグルー氏がきっかけで試合があんな展開になってしまったって、何度もあの決勝戦を冷静になって見ていたら感じてしまいました。
その警告後に主審と話をして、主審が実際何と言ったかは会場のマイクでは拾われなかったから分からないけど、セリーナの会見からセリーナに対してセリーナの主張に納得したはず、とのこと。それなのにラケット破壊の時の警告が2回目だとされたことに怒りがこみ上げたようなの。
つまり、1回目のコーチングのことは、主審も理解したと言ったはず。セリーナは主審に、そのことをアナウンスして欲しいと言っていたのはマイクが拾ってました。それなのにラケットの時が2度目だなんて、と言うことがセリーナが主審にliar(嘘つき)と言う暴言に繋がったようね。
そしてSNSで目にしたんだけど、大坂選手が表彰式で言った「I’m sorry」の言葉。「ごめんなさい」と言うのは日本人がしがちなご誤訳だと言うの。
sorryには残念だと言う意味もあり、あそこでの意味は、「こんな終わりかたになって残念だ」と言う意見。
あの表彰式を見ていて、Pinkyも「ごめんなさい」と言っていたように感じたし、その後の会見や海外のメディアもそれをapology(謝罪)として受け止めてます。
会見で「どうしてapology(謝罪)をしたのか?」と問われた大坂選手は、普通にその理由を答えていて、あれが謝罪だったことをその会見でのやり取りで認められます。
sorryが使われるもう1つの意味の「残念だ」と言う表現は、悲しいことやニュースがあるとI’m sorryと言うけど、あそこて残念だと言う気持ちを伝えたかったのなら、I feel sorry…と言う表現になるのでは?と感じてしまいます。
そしてセリーナが口にしていた男女差別のこと。正直、試合自体を見ると、彼女のファーストサーブの確率の低さ(特に第1セット)やプレーで大坂選手を圧倒できていなかった展開を見ると、自身のプレーにイライラを募らせているのは明らか。
ラケットを叩き付けて壊したのも、自身のサービスゲームで2度のダブルフォルトを犯して、続いてバックハンドのミスを犯した直後だったから、単に自分のプレーへの怒りだったのは明白。
そんな感情がたかぶって、主審に対する暴言への警告も、これが男子選手だったら取らないはずと言うのが彼女が主張していたこと。私が女だから取られたと。そこから男女差別へと繋がって・・・。
そこまでの展開は、本当にsorry(残念)だったけど、表彰式でブーイングが起きてしまいマイクを渡されたセリーナは観客へ「もうブーイングは止めて」と促したのは女王らしさを見せてくれましたね。
もちろんあのブーイングは大坂選手に対してのものではないからね。
でも何より、その後の大坂選手のコメントで会場が和み称賛と拍手が起きた時は、何度見返しても涙が出ちゃいました。
今回の発端になったコーチングのルールに関しては、更なる話し合いや改善が必要なのかも知れないわね。