月別アーカイブ: 2015年10月

サーブの右足位置

『オレンジ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。サーブのフォームについて質問させてください。サーブの際に後ろの 足を前に引き寄せて打つ動作がありますが、エドバーグのように後ろ足をかなり前に動かすタイプと、最近のプロのような前足の後ろの辺りにセットするタイプ で、どのような違いがあるのですか?
とあるコーチに前者のタイプはもう古いと言われましたが、具体的なメリットとデメリットがあるのでしょうか?

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

エドバーグの足はこれですね

edberg1510srkamae

まだ、右足は移動途中で

もう少し前の方に動くかもしれませんね。

 

実はこれはこれとセットかもしれません

edberg1510srfin

かなり、上体を後ろに倒した

スピン量の多い

典型的なスピンサーブ。

 

上体を後ろに大きく倒す場合

右足は

そろえるよりも

前の方にかなり大きく出しちゃった方が

姿勢を取りやすいようです。

 

ただしこの姿勢からでは

厚い当たりのスピンやフラットは打ちにくい。

 

だから現代のプレーヤーは

CIMG1090

キリオスのような、そろえた足で

後傾量も少なめして

スピードサーブとスピンサーブを

並立させているのではないでしょうか。

 

ただ

この足の位置については

確かに両足を近づけていくプロが多いのですが

全然動かさないプロもいるし

かなり、人により違いもあります。

自分が楽で、しっくり来ればいいわけで

効き足や体質により多様性があって当たり前だし

面白い。

 

サーブは自分勝手に打てるショットですから

それほど神経質になる必要はないと思います。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:06 | 1件のコメント

コーチ研修会にぜひ

毎年6月初めと12月初めころに開催している

神奈川県テニス事業協会主催の

「2015冬季神奈川県テニスコーチ研修会」 の日程が決まっているので

ここで宣伝

CIMG0025

要項はこちら

日程は、12月8日の火曜日

場所は、相模原インドアテニススクール

申し込み先は、東戸塚松原テニススクール

講師は私、松原コーチなのだ

CIMG0061

コーチたちに最新技術を教えるというのが目的だが

一般の愛好家も参加OK

担当の松原さんが言っているのだから間違いない。

私がうまくしてしまう、矯正の相手になって

一瞬で苦手ショットを克服することもできる。

 

是非たくさんの皆さんに参加してほしい。

当日のメニューだが

最初の1時間くらいは私の理論とおしゃべりを聞いてもらう時間

CIMG0007

そのあと、午後4時ころまでみっちりと、実技

私のデモと説明皆さんの中の希望者への矯正

CIMG0012

全員の反復練習

等々

 

間違いなく上達できるし

最新技術を習得できる

そして、自分で言うのもなんだが、面白い。

 

(写真はすべて、1年前、同じ会場での2014冬季研修会のもの)

 

申込み、お待ちしています。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。

スライスリターンは

スライスリターンについて解説したが

実は

自分ではスライスリターンは好きじゃないし

なるべく避けるべきだと思っている。

 

プロレベルでは

スライスリターンは相手に主導権を渡しやすくなる。

特にフォアハンドの返球だけのリターンは

たとえ深く返ったにしても

次の相手ハードヒットの襲来は必至だ。

nadal1509c

そこからの逆転はなかなかに難しい。

だから

できるだけこちらが主導権を握れるよう

力強いリターンがほしいのだ。

 

だから

たまにはエラーが出ても

なるべく

攻撃的なトップスピンリターンがほしい。

 

トータルとしてどっちがポイントを取りやすいのか

どっちがブレークしやすいのか

という視点から見ないといけないのだ。

 

確実にリターンを返してもキープされるとしたら

3ゲームに1回でもいいから

うまくいったときにブレークできるように考えるべきと思う。

1508djokbki

だから打てそうなのに

スライスで確実にというのは

見ていて、イライラすることが多い。

 

だから

スライスリターン

特にフォアのスライスリターンは好みじゃないのだ。  テニス

 

でも

スライスしかできない時もあるので

そこまでは否定しないし

その時でも

ポイントをあきらめない技術を持つ必要はあるのだ。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:27 | 1件のコメント

スライスの手首

先日の楽天ジャパンオープン

観戦中に感じたことの一つに

スライス

特にリターンでの手首の固定がある。

テイクバックで

nisifs1510

ラケットヘッドを引かず

手首をしならせないで、形を固定したまま

インパクト

nisikorifsu1510

というテクニックだ。

違うショットの写真だが

2枚の写真の手首の形がほぼ同じになっている。

だから手首は固定されてているという事。

 

これがアマチュアだと

1枚目のところで

手首をしならせて引いてしまい、不安定になりやすい。

 

プロの場合

サーブが強烈で

ラケット面にかかる圧力がすごい上に

そのタイミングが一瞬の間。

 

だから強靭な握力で手首を固定しつつ

ラケット面にかかるすごい圧力を

腕全体のスウィングで打ち返す。

 

これが以前よりもよりはっきりしてきたように思う。

そして

正確にベースライン深くにリターンを返している光景が

毎試合、何度も見られた。

 

技術的にはバックハンドも同じこと。

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この手首のまんま

nishi1510bs

正確に面をぶつける。

正確にベースライン近くに返る。

 

もちろんバックも

昔は面の引き起こしが普通に見られたが

最近はとても少なくなっている。

 

ハイバックのボレーをパンチするときの特殊操作になってきた。

引き起こし付きのバックハイボレーを

バックハンド・スマッシュに分類すると

スライスやボレーに、引き起こしはないといってもいいだろう。

ATP Masters Series - Rome

ボレーも条件がリターンに似ている。

手首の固定

腕全体でのスウィングが

重要なポイントなのだ。   テニス

 

そういえば最後の写真の二人

ジャパンオープン、呪いでもかけられているのだろうか?

今年も1回戦でいなくなってしまった。    山羊座

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー, リターン | 投稿者松原コーチ 17:52 | 1件のコメント

重いボールとは?

錦織圭 チリッチに勝ちましたね

ホントにめでたい

ほっとしました、こちらも疲れましたね。

よかった、ヨカッタ、良かった。    ぴかぴか (新しい)

 

さて

『れねしす』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   こんにちは。

久々に質問です。

よく重いボール、体重ののったボール などと言われますが、
重いボールの正体は?

インパクトの際に、ラケットがぐっと押されるように感じることはあります。それを重いボールと私は呼んでいます。

じゃあ、重いボールを打つには?
手打ちだろうが、運動連鎖を最大限いかした打ち方だろうが、スピードや回転量、弾道など同じであれば、重いも軽いもないのではと思うのですが・・・。

最近、娘は中学生と打つ機会が多いのですが、同じ中学生でも女子のボールの方が重く感じるとのこと。傍から見ている分には、男子のボールの方がスピードも回転量も上な気がするのですが。

そのあたりを解説いただけると助かります。
また、できれば、伸びるボール・伸びないボールについても、聞いてみたいです。

れねしす より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

ボールの重さ = スピード × 回転量 × 深さ   でしょうか

 

掛け算にしたのは別に意味はありません

足し算かもしれません。

 

さて

ボールの持っている運動量は

物理的にスピードと回転しかありません。

だから深く入ろうが浅く入ろうが同じはずですし

打つときに体重が乗っていたとしても

ボールの重さ自体が変わるはずもありません。

 

デモ、実際に重さに差があるのも事実。

 

実はこれ

振り遅れて打点が後ろになったり

充分なスウィングができなかったりしたため。

 

ラケットにかかる力は同じでも

そのラケットを支えている腕の形が悪かったり

振りはじめが遅れ

充分にスウィングスピードがついていなかったりすると

打ち負ける。

インパクトの重さが腕にかかってきて

重く感じるのです。

shara1510daten

(打球後にさらに加速というのと真反対になります)

 

だから、  × 深さ  なのです。

深いボールの方が振り遅れやすく打点も

押し込まれやすくなります。

だから重く感じる。

 

女子のボールの方が重く感じるのは

ジュニアの相手をしているコーチはみんな知っています。

 

男子のボールはスピンがかかって、浅めになりやすい

しかも、落ちてくる分がブレーキになって

打球方向に対しては、一瞬遅くなる。

nadalff150927

女子のボールは回転が少ないので

深くにしか入らない。

しかも、コート面に鋭角に低く入って滑りやすい。

だから

思ったよりも早く迫ってきて

こちらは食い込まれやすく

つい、振りはじめが遅れたりして、重たいのです。

 

じゃあ男子もフラットに打てば有利なはず。

もちろん、入れば有利です。

入れば ・・・

TENNIS/AUSTRALIAN OPEN 2010

伸びるボールというのも同じように考えればいいと思います。

速いボールは伸びる

深いボール

そして、高速スライスやフラットなど、ボレーも

コート面に鋭角にはいるボールは伸びるでしょうね。

 

それと相手ボールの伸びは

相手の容姿にもよります。

 

力感の無い、シャラポワを見て油断した時のボールの方が

ツォンガに対して構えたときよりも伸びてくるのです。

1510date

それが伊達さんの小さなスウィングが相手だと

更に、思いがけず伸びてくるのです。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:15 | 1件のコメント

左足の踏み込み

昨日に続き、サム・グロスのサービスについてのお話し。

これは

私が世界1のサーブ技術と絶賛している

鈴木貴男のサーブ

tssr1509

左足が浮いている。

知っている人も多いと思うが

彼は最初、ラインから離れて構え

トスを上げながら

左足を前にステップインする。

 

50cm位動かすから、かなりなもの

ルールではサーブの動作中

ずれる程度の動きは容認されているので

たぶんこれが世界1のずれ幅。

 

こんなに動いたら

ボールとの位置関係が難しくなりそうなものだが

実は違う。

 

動きの中で筋肉も心もリラックスできるし

若干なら

トスの位置に合わせた位置調整もできて

一流プレーヤーにとっては

むしろ

この方がドンピシャに決まりやすい。

 

これはジャンピングスマッシュが易しいのと同じ理屈。

常に最適打点に自分の身体を持っていける

エアーケイやジャックナイフも同じこと。

 

ところで、グロス

このタイミングがほぼ、鈴木貴男といっしょ

CIMG0876

左足は止まっている

というか、最初からこの位置で動かない。

 

ここで私はエッと思った。

実は、ウォームアップ中

30cm位?

彼はすべて左足をステップインして打っていたからだ。

そのなめらかな動きと躍動感のよさ。

 

当然、全球フットフォールトしているし

毎回、ライン内から飛び上がって打っているから、位置も前すぎ。

(それで、試合中のトスが前だったのかは定かではないが)

 

どうするのかな、と思ってみていたら

試合では一切動かさない。

エッ

もちろん、フットフォールトは取られない。

 

でも

ウォームアップの時のなめらかな動きの方が ・・・

 

(ついつい、コーチ目線で見てしまうが ・・ )

 

263km/h の時にどこに立っていたのかは知らない。

でも

毎回、40cm後ろから動けば

毎回、260km/h サーブが ・・・

 

もちろん、タラ、レバ、言ってみても始まらないが。   テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:26 | コメントは受け付けていません。

世界最速サーブ

10月6日火曜日

楽天ジャパンオープン観戦のため有明へ

11時開始、最初のお目当ては、1番コート

オーストラリアの世界最速サーバー、S.グロス

フランスの、J.シャルディとの1回戦だ。

 

生の試合観戦の最大目的は

以前にも話したが

生のスピード、ボールの軌跡、身体の動き、迫力

これらを知ることなのだ。

 

だから、グロス、193cm、99kg  (でかい)

263km/hの世界最速サーブを記録している人。

この人のスピードを見たい。

 

11時の定刻を相当すぎて、選手登場。

試合開始とともに

エース、エース、ダブルフォールト、相手ラケット先端をかすめてキープ

 

5ゲーム目に連続写真を撮ったので、紹介しよう。

CIMG0874

この間前後に身体を揺さぶり

CIMG0876

なんでも、関節が曲がっているのが特徴

CIMG0877

トスの腕も曲がったまま

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腕だけ伸ばすのは、身体の使い方としてやりにくいのだろう。

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腰が入り  (ここまで身体を使うのはロディックくらい)

手首の角度もロディック以上に内向きに角度がついている。

CIMG0880

腕も身体も伸びていく

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左肩から右ひじまで一直線  (教科書通り)

肘の角度もほぼ直角に近い  (いやちょっと曲がりすぎか)

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上体が前向き、しっかり伸びたところで

ラケットヘッドは完璧下向き

CIMG0883

少し打点が前になっているのが、本日やや不調の原因?

CIMG0884

肘を残してフィニッシュだが、思っていたほどの迫力では ・・・

CIMG0885

ここまで3枚、しっかり上体が前向きで

ブロックできていることを示している。

CIMG0886

だからそのための、左足着地。

CIMG0887

上体も前に倒れていない

CIMG0888

そのまま、前進して ・・・

サーブがエースになってしまった。

 

腕の使い方は教科書通り

身体の使い方は、できることは何でも目いっぱい使って打つ。

身体が終わってから腕という連鎖もまさに教科書通り。

 

ただ、なんとなく打点が前というのが気になる。

さっきの手首

あのスマッシュで抑えの解説をした手首だ

これが前すぎる打点と会わない

少し加減が必要になっちゃう。  (今日は不調鴨)

 

それとも少しひじの角度が鋭角なのとのマッチでこうなのか?

他の日に見たことがないので ・・・

 

もう少し後ろなら

ファーストはもっと安定して、最大パワーで入るだろうし

セカンドでも安心してぶんなぐれる。

 

だからかどうかはわからないが

試合は、セカンドサーブをシャルディーのバックに叩かれ

3-6、0-2 となったところでリタイア (理由は知らない)

 

猛烈なサーブだが

普通のトップクラスのサーブ

むかし

ボリス・ベッカーのブンブンサーブ見て唖然としたのに比べると

世界最速というほどには感じなかった。

(確かに、ちょっと不調だったのかも)

 

シャルディーの両手バック、ライジングリターンはすごかった。

 

この日は

キリオスのサーブやバックハンド、ポジション取りなど

最後はダブルス、セカンドタイブレークの出だし、内山のスマッシュミスまで

ほぼ全試合をつまみ食いしてきた。

この後も何回か

思いついたのを写真と一緒に触れてみようと思う。 テニス

 

ああ

スマッシュはおとといのあれ、手首

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なんだよな。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 15:32 | コメントは受け付けていません。

スマッシュの手首

先日の大学での合宿中

一番若いレギュラーの小林君にスマッシュのアドバイス

彼はダブルスのインカレ選手なので

当然、かなりのスマッシュ力なのだが

今回初めて会って

ジャンピングスマッシュの当たりがちょっと物足りないのと

時々だがすっぽ抜け気味の当たりがあるのに気が付いた。

 

アドバイスはテイクバック時に

ラケットヘッドを少し前に倒すこと。

 

どうゆうことかというと

rod1510

これはアンディー・ロディックのサーブだが

手首の角度に注目してもらいたい。

少し手首が内向きに折れている。

 

この折れた形が

インパクトで再現するのだ。

TOMLJANOVIC3

構えから一度動いてしまっても

手が元の形を覚えている。

インパクトでこの形が戻ってくる。

 

そしてこの形で取るのは少し後ろ目の打点

ここが一番強烈なパワーを生み

なおかつ深さのコントロール感のある場所なのだ。

 

ここではない

サーブ打点2

 

そしてフィニッシュ

takao-sr1411

全てサーブの写真だがスマッシュも同じ。

 

そうそう、小林君の45年くらい先輩に

スマッシュだけはすごい人がいた。

hokudaidesm

この手首、ロディックと一緒でしょう。

背景を見ると彼にアドバイスした隣のコートのようだ。

スマッシュの技術、実は昔から一番変わらない形なのだ。

(昔だってすごかったんだぞ、という年寄りの ・・ )

 

こんな風に打つと

コントロール感もあるので安心して打てる

なおスピードが増す。

 

小林スマッシュの打球音

それまでのバシッという音が

バキッという音に変わった。

男の子がジャストミートしたら

当然こうゆう音になる。

 

その後サーブでもやってみなというと

やはり音が変わった

そして、深さのコントロールも

 

どこを変えたらこうなったのか

ぜひ覚えておいてほしい

 

手首の角度  保つ  バキッ  なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:27 | 1件のコメント

男子プロのラケットは飛ばない

近年

ラケットの性能が上がり

軽量化され、反発性能が上がった。

 

その結果

サーブやフォアハンドのスピードが上がり

トップスピンが打てるようになった

というお話をよく聞く。

 

だが

松原さんはこれ

全然、当たっていないと思う。

 

というのは

木のラケットの時代から

写真のパンチョ・ゴンザレスのように

男子のトッププロは200㎞/h以上のサーブを打っていたし

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ビヨン・ボルグは

現代の選手以上のスピン量でフォアハンドを打っていたからだ。

borgfs1509

もっと昔のロッド・レーバーやマニュエル・サンタナ

彼らのトップスピンもすごかった。

 

実際私自身も

トップスピンを始めたのは木のラケットの時代だし

その頃はスピードが出なかったとは

まったく感じていない。

 

スピンのかけ易さも全く変わらないと思う。

 

実は、最近のラケット

反発が上がったのは軽く打った場合。

 

スピンがかかりやすいラケットというのも

軽く打った場合。

フルスウィングのヘビートップスピンは

かからないラケットでも、カカル。

 

今も昔も

ボールとの衝突速度が大きくなると

多分 100~120km/h くらいか?

ボールがつぶれてしまい

どんなラケットを使っても

反発係数はほとんど ゼロ になってしまう。

 

だから

木のラケットでも、最新のグラファイトでも

でかい シャモジ でも、鉄板でも同じこと

トッププロが使えば、200km 出る。

 

もっとも

でかい シャモジ や、鉄板で

スピンがどうなるかは定かではない。

多分変わらないような気はするが。

 

ところで

これは私が、現代サーブの極致と思っている

タカオ・スズキ のサーブ

takao-sr1411

どちらも内旋、回内を使った超現代的なサーブなのだ。

もしかしたらよりパワーのあるゴンザレス

回内の量は上回っているかもしれない。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, フォアハンド, ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 19:20 | コメントは受け付けていません。

インパクト後に最高速

フォアハンドのインパクト以降に

スウィング速度の最高値が来ることに対し

3人の方からコメントをいただきました。

その中で

『Kinamanghuran』 さんの説明が素晴らしく

その通りだと私も思うので紹介します。

以下がそのコメントの要点です。

 

カラオケ   ・・・

以前、野球かゴルフのコーチによる講演会で同じような話題が出たときに

1)打点で最高速度に達するというのは一見すると一番効率が良いように思うが、物理的に見ると打具とボールが接触したことにより打具に減速方向の加速度が生じていることをあらわしている
(打具がボールに弾き返されて「打ち負けている状態」って説明されたかもしれないです)

2)打具からボールにより強い力を伝えるためには、打球の瞬間には打具が(スイングの)順方向に加速しつづけている必要がある

3)よって、スイングの最高速度が生じている瞬間は打球時ではなく、打球より後のフォロースルー中にあるべき

なんて説明をされて妙に納得しちゃった覚えがあります。    ・・・

Kinamanghuran より

 

 

 

水瓶座  私の考えです。

 

まったくその通りだと思います。

インパクトで最高速と思うと

そこで加速が終わり、ボールに押し負けてしまう。

だから

インパクト後も加速を続ける。

物理的な説明として正しいのではないでしょうか。  テニス

 

その時

インパクト直後までの加速があればいいわけですが

私の感覚や

プロのスウィングを見ていると

直後ではなく

かなり後まで

手の動きで

インパクト後60cmくらいでしょうか

だからラケットヘッドは120cm位?

先で最高速を記録するつもりじゃないと

本当にパワーが乗らないような気がします。

 

それは上体の向きも関係していると思うのです。

djok1509frsisei

インパクトでしっかり前向きになる必要があるのですが

加速をインパクト直後までと思うと

上体の動きが前向きで止まっちゃう。

それでは振り切れないのです。

 

インパクト後、もうしばらく後まで振り抜くつもり

加速するつもりだと

インパクトで前向き

フィニッシュで左向きにまで行くのです。

1507djousiro

このインパクト後に、何cmというのはあくまでも感覚の話です

計測すれば違うデータが出てくるかもしれませんが

他の人に再現してもらう話

つまり

コーチが口に出す表現としては

感じ方の真実の方がより重要かもしれません。  水瓶座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 17:56 | コメントは受け付けていません。