カテゴリー別アーカイブ: サービス

スピンサーブは上に打つ?

『レフティスタイル』 さんからの5つ目の質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・  5つ目の質問は、「サーブは上に向かって打つのか?」ということ。
イギリスの友人が、「アップ・イントゥー」とよく言います。先ほどの「下半身の力6割」「止めずに流れるように打て!」と言うのも彼なのですが、片言の日 本語しか話せないので、「空に向かって打て!そうしたら、ラケットは自然に内側に戻ってくる。」という意味と解釈しているのですが、今更ながらですが、基 本、サーブは上に向かって打つものなのでしょうか?スピードや球種によっても違うとは思いますが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

英語についてはちっともわかりません。

 

単純にサーブの方向についてですが

結論から言うと

打ち上げない方がうまくいくみたいですね。

 

まず、打点とネットの高さ

サーブの落ちる位置の高さについて考えます。

打点が一番高く、ネットが次

もちろんコート面は一番下です。

だから下に向かって打つ。

特に、速いサーブならそうですよね。

 

先日、リトルのレッスンで

「身長が2mあるつもりで打ちおろしてごらん」

と言ったら

見事なサーブを打った子がいました。

彼の身長は120cm位

それでも、さっきの位置関係は一緒です。

 

よくスピンサーブを

こすりあげてフォールト

もっとスピン量を増やそうとして

またまたフォールトという人がいます。

けっこうたくさんいます。

こすりあげがきついほどボールは上に飛ぶのです。

 

確かにスピンサーブの打点では

ラケット面が上に向かって動くと思います。

ですが

ここから

spin1

手首の角度を固定して

spin2

ボールの少し上側をヒットする。

気持ちは下に向かって

打ち落すつもりで打った方がうまく打てます。

フォアハンドでいえば

ワイパーで下にフィニッシュする感じ。

ここへフィニッシュです。

marray1412sr

そうそう、これはボールの飛び方、現物の写真。

supinmosita1409c

エルベールのスピンサーブ

ネットダッシュするため

すごく前傾して打っているところです。

ボールも下向きに飛び出しているでしょう。

 

これの練習法ですが

サービスラインから

下に向かってスピンサーブを打ち落すことです

その後でベースラインに戻り

「俺は2mだ」 と唱えながら打ってみる。

rao1409fin

フラットやスライスは?

そりゃあ、下に打たなければ入らないでしょうね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:28 | 2件のコメント

サーブ、上体の向き

『レフティスタイル』 さん、4つ目の質問です。

以下がそのコメントの4つ目の質問部分です。

 

カラオケ  ・・・ 4つ目の質問は、胸の張りについて
何かの解説書に、「ラケットダウンし、振り出す時に左胸(右利きの場合)がボールの方を向いていることが大事」と読んだことがあります。プロでもサービスの名手は皆そうしていると。
それが、もし本当なら、もう少し噛み砕いて、(松原コーチからの)ご解説を希望します。

余談ですが、最近、サーブを練習する前に、マエケン体操をします。肩甲骨を回す動きで、正しくは「サークルスクラッチ」というらしいですが。大変、具合はいいようです。

レフティスタイル より

 

 

水瓶座  私の答えです。

左胸というよりは正面向き? いや、右胸がかな?

向かないと振り出せませんよね。

 

それ以外に方法があるとは思えませんが

こんなもんでしょう

CIMG5460

230km/hくらい打つ人が言っているのだから

本当です。

 

腕を内旋して振り出す方向は上体の正面なので

そのためには

振り出す方向を向かなくてはならず

ボールがそっちにあるのなら

そっち向きですよね、当然。

まあ、インパクトまで

もう少し前方向に身体を回すわけだから

左胸が向くくらいのときは

sageta1412

もう少し前の時点かもしれませんが。

まあ

昔の人が言っているよりは

そうとうに開き気味なはずです。

 

ラオニッチさんかマレーさんに聞いてみてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:10 | コメントは受け付けていません。

肘を残したサーブ

『レフティスタイル』 さん、3つ目の質問です。

以下がそのコメントの3つ目の質問部分です。

 

カラオケ  ・・・ 3つ目の質問は、ラケットの内旋と回内について
よくビヤッと振り下ろしていると指摘されます。スマッシュなら何となくですが、肘を止める動きがイメージしやすいのですが、サーブに関しては、なかなか上手くいきません。
スイングスピードを上げようとするあまり、肘を止めずに振り下ろしているようなのです。
何か上手く振る方法はあるでしょうか?

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スマッシュ

特に後方に上がったロブをスマッシュする場合

打点が後ろになりやすいので

肘を止めて

内旋回内で打つことができやすいのです。

 

だからサーブでもそう使うには打点を後気味に取ること。

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そうすれば

肘を高めに残したいいサーブになります。

sampuras1503

もし今のままでそれなりに入っているのなら

肘を残して内旋を使えば

全てのサーブがネットします。

だからトスは後ろへ。

 

もう一つのコツは

上のサンプラスのフィニッシュをイメージして打つこと。

 

以上二つに気を付ければ

いいサーブ

コントロールの効いたサーブ以外に打ちようがありません。

 

そうそう

腕に力を入れることも忘れずに。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 22:51 | コメントは受け付けていません。

サーブのタメ

『レフティスタイル』 さんからの2つ目のサーブ質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ  2つ目の質問はサーブのタメについて
友人に2人のサーブの上手がいて、1人は、「ラケットが止まることなく、流れるように打て」といいます。もう1人は、「タメが大事。もっとトスと高く上げて、ラケットダウンする前の一瞬のタメ、これが大事だ」言います。一体、どちらが正しいのでしょうか?

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うまく打てているならどっちも正しい。

だいたい

良いサーブが打てればいいので

どちらが正式とか

礼にかなっている

といった話ではありませんよね。

 

しかもサーブは自分で勝手に打つ種目。

この部分で

1502agassi

止まっていても

通過中でも

構わない。

 

トスが高ければ

ここで止めて待つか

もう少し下で止めて、ここは通過するか、どちらかですし

srtoss2

トスが低ければ止めている時間はないでしょうね。

 

フェデラーのように、高めのトスで

右手を遅らせて間を取り、なめらかに打つもあり。

 

両手万歳からのなめらかクイックもあり。

 

両手万歳して、タメテ、エイッというのもあり。

 

自分のトスの高さと

しっくりくるかどうかで決めればいいのでは。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:24 | 1件のコメント

サーブの運動連鎖

『レフティスタイル』 さんからサーブの質問です。

以下がその内、1つ目の質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ 1つ目の質問です。
今回、松原コーチの最後のコメント、膝の曲げ伸ばし。「ゆっくり伸ばして終わってから腕を振り出すのです。」これって、ちょっと考えると不思議ですよね。 膝を伸ばした同じタイミングで、腕を振り出すというなら、2つの力がボールに向かっていくというイメージで理解しやすいのですが、伸ばし終わってから振り 出す。実際やってみるとタイミングの取り方も結構難しいです。どうしても膝をサッと伸ばし、それからできるだけ遅れるように振り出すことになります。
メカニズムもよく分からないのです。「サーブの威力を上げるには、膝の曲げ伸ばしの力が6割以上を占める。腕の力は抜いて!」と言う者もいます。再度、ご解説いただければ嬉しいです。 ・・・

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「運動連鎖による説明、腑に落ちました。」

との事で

そのまんま、サーブに取り入れてほしいのですが。

ひざが伸びていくことで上体に運動量ができる

CIMG3780

ゆったりとひざが伸びていくことで

ついでにラケットが反動で垂れ下がる

CIMG3783

上体の運動が止まり、ラケットが垂れさがる。

運動量が腕に移動するのに合わせ

腕を振り上げていき

CIMG3785

ひっぱたく

というストーリーです。

 

ユウックリ、動作しないと

すべての形や運動連鎖が成立しないので

ラケットをしっかり垂らすまでは

とにかくユウックリお願いします。

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この運動量の移動というか運動連鎖というか

鞭(ムチ)の動きをつかって

波動の伝搬で説明するとわかり易いので

そのうちにまた。

 

フォアハンドは横鞭

サーブは縦鞭、でしょうね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 17:53 | 1件のコメント

運動連鎖

身体の開き方について

『レフティスタイル』 さんから再度、コメントをいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  >今1つ、しっくりいかない
などと失礼なコメントに対しても、ご解説をいただき有難うございます。

松原コーチもご指摘のとおり、「身体を開かない」というフレーズはさまざまな場面で聞くのです。
例えば、サーブをする時(多分、トスの時)は、閉じておくなど。

だから、私のこれまでの解釈は、「最初は閉じておいてインパクト時点でガバッと開いて打つ」でした。大変しつこい質問になりますが、「やはり最初は閉じておいて(サーブを含む)開く」という
解釈でよいのでしょうか?
どうか、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テニスのショットで重要なこと

それが次の2点です

1つはコントロール。

もう1つはパワー。

パワーはあるに越したことはないのですが

場合によっては犠牲にしてもいい。

コントロールの方は

せめてコート内に入れる程度には、絶対に必要です。

 

サーブやフォアハンドでは

横向きから前向きになることで

上体の運動エネルギーをため

それを腕に伝えることで

上体のパワーを使います。

そのためには横向きから始めた方がいい。

 

コントロールの方は

インパクトでしっかり面を作れる形になることが重要ですので。

インパクトで前向きになれということです。

つまり

それ以前が横向きからでも

最初から前向きでも、安定性には関係ない。

だから横向きから前向きに動いてもいいが

もし、「ひまがなければ横を向くな」 というのです。

1501nisikorifor

ストロークの場合は相手があるので

ひまがあるかどうかはその時しだい。

だからどっちが優先といえば

横向きよりは前向き。

いつも余裕をもって前向きになれるのがいい。

 

サーブの場合は

トスの高さがある程度安定すれば

ひまはいつも同じくらいできるはず。

だから横向きから前向きに動いた方がいいのでしょうね。

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CIMG5461

そうそう

うまい運動連鎖のコツは

ガバット開いて、ではなく

ゆっくり開いて、前向きでブレーキをかける

その止める動作で

身体の運動量が腕に移動するようですよ。

だから

インパクトぎりぎりで前向きでは遅いのです。

CIMG5457

その前の膝の伸ばしもそうですね

ゆっくり伸ばして

終わってから腕を振り出すのです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 16:54 | 3件のコメント

かかとは上げないと?

『龍之介』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ、こんにちは。
サーブの質問よろしいでしょうか。
トロフィーポーズのとき、自分は両足を広げたまま打っているのですが、後ろ足のかかとを上げないで、タメをつくってます。ボールを打つ瞬間はジャンプできているんですが、プロの写真を見ると、かかとは浮いているんで、直した方がいいんでしょうか?龍之介

龍之介 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

それって

跳びあがる時にどう足を使うのか?

と、いうことと考えたらわかりやすいのでは。

 

プロで多いのは

hiza1412

ですが

うんと膝を曲げれば

誰でもこうなるのではないでしょうか。

 

逆に

ちょっとしか曲げなければ

かかとは浮かない方がふつう。

 

でも

そこから飛び上がろうとすれば

足が、コート面から離れる直前は

かかとが先に離れているんじゃないですか。

sageta1412

かかとでテイクオフする方が

よっぽど、高度な技術が要りますよね。

 

スタンスで

右足をどうするかはその人の個性? 体質?

プロでも

左足に引き付ける人もいるし

両足そのままの人もいます。

 

膝の曲げ具合も

昔々、同時期にドイツ人のチャンピオンだった

曲げ曲げベッカーと伸び伸びシュティッヒ

どちらも世界トップクラスのサーバーだったことを思いだします

 

あんまり細かいところは気にせずに

右手でコンチネンタルに持って

左手でボールを上げ

ちゃんと身体の伸びたところでヒット

すればいいのでは。

 

そうそう忘れていました

1502agassi

こんな人もいます。

サーブで有名な人ではありませんが

200km/hくらいはいけるし

生涯グランドスラムぐらいも行けちゃう人です。

それくらいできたら、充分では。     テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 13:41 | 1件のコメント

攻撃的セカンドサーブ

セカンドサーブというのは2本目に打つサーブのこと

2本目だから1本目のデータを参考に修正できる。

だから打ちやすいはず

ただし、入らないとポイントを失う。

 

オーストラリアンオープンの試合を見ていて

セカンドサーブを積極的に

攻撃的に打つシーンが多くなったように感じた。

特に

錦織圭のサーブゲームで目立っていた。

時には明らかにエース狙いのサーブも。

ジョコビッチも時々やる。

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スライス気味にフォアのコーナーを狙うサーブなど

セカンドで多用しないサーブの場合

同じサーブをファーストで打つ以上に

エースになる可能性が高いのだ。

 

さて、トッププロのたいていの試合では

ファーストが入った場合のポイント獲得率は、70%以上。

それが

セカンドだと、40%以下に落ちる場合も多い。

 

もしファーストと同じサーブをセカンドに使うとして

80%くらいは入るとすると

ポイント獲得率は

(80%くらいは入る) × (ファーストのポイント獲得率は、70%以上)

だから

56%以上のポイントが取れるということ。

 

先ほどの消極的なセカンドの数字

40%以下よりもずいぶんといい。

 

その代り

80%入るということは

残り20%はダブルフォールトということ。

まあ

ファーストが60%入るとすれば

(セカンドになる可能性40%) × (20%はフォールト)

つまり

全ポイント中、8%はダブルということ。

 

これだって

それほどビックリするほど情けない数字じゃない。

 

攻撃的なセカンドサーブ、大いにアリなのだ。  テニス

 

 

ところで

昔々のことだが

昨日のジョコビッチの試合を心配そうに見つめていた人

ボリス・ベッカーという人がいる。

 

1985年、17歳で

翌年は18歳で、ウィンブルドンを連覇した。

そして、現在はジョコビッチのコーチ。

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両足踏切の膝の曲げのすごいこと。

ブンブン・サーブと名付けられたサーブを武器に

とにかくサービスエースを取りまくった。

ファーストはエース狙い

セカンドももちろん、エース狙い。

セカンドでも入ればとれない。

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内旋、回内のものすごさ

そして

1ゲームのうち、1回くらいはダブル

多いときは2度。

 

だがそれ以外、ほとんどポイントを落とさない。

見ていて

15-40からなら、サーブを落とす気がしない。

 

私も試合を見たことがあるが

インドアコートのスコアーボードに当たる

衝撃音のすさまじさ。

 

こうゆうテニスもありなのだ。

 

 

そうそう、セカンドで勝負する時の心構え

「ダブルフォールトしても気にしないこと」

ストロークでも、たまにはアウトすることもあるのと同じ。

大事なことはサーブゲームをキープすることで

ダブらないことじゃない。

ダブルフォールトもごくごく普通のできごとなのだ。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:23 | コメントは受け付けていません。

サーブ、リストの使い方

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの中の1つ目質問の部分です。

 

カラオケ   ・・・

1つめ、サーブをする時のリストワークです。
松原コーチはよく、リストを固定してと仰いますが、スピードとキレを手っ取り早く出そうとして、リストと意識して使うようにすると、確かにスピードもキレも出るような気がするのです。
これを疑問に思っている中級プレーヤーは、私の他にも、たくさんいるハズ。
どうか、ご解説お願いいたします。

・・・    レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ラケットヘッドをスピードアップする方法として

あなたのおっしゃる

リストを柔らかくして

鞭を使うようにする方法が一つ考えられますね。

うまくやれば、130km/hくらいいくかも。

 

もう一つがプロの選手が採用している

腕の内旋 (腕相撲の腕使いです)

と、回内を使う方法です。

 

回内をうまく使うには

前腕とラケットに角度がなくてはなりません。

CIMG5457

ご存じ、ラオニッチです。

CIMG5459

角度があることによって

回内がラケットヘッドの移動距離を作るのです。

CIMG5460

手の移動距離の何倍もラケットヘッドが走ります。

手首に角度があり

CIMG5461

肘が既にほとんど止まっていることに注目。

CIMG5462

成人男性であれば

この方が圧倒的なスピードを出せると思います。

180km/h以上を目指すならこれしかないと思います。

 

ただ、握力の無い女性や子供には

内旋や回内を力強くやる筋力の問題もあり

スピードに関しては

このご利益が少ないことも間違いありません。

あまり両者の差はないかもしれません。

(柔らかい方が早いということはないと思います)

 

次の問題はコントロールです

私がいつも言っている

手首固定のサーブであれば

ラケット面がいつも同じ形で出てきます。

CIMG8075

手首ぐにゃぐにゃであれば

出たとこ勝負です。

この方向で

ファースト、セカンド

両方うまくなった人を見たことがありません。

 

手首によって

サーブが安定するかどうかでは大きな差が出ます。

力のある男子プロは

手首を固定して

力が入るようにやることで

コントロールも同時に得ている。

 

世の中にはサーブの苦手な女子が多いのですが

力を入れて

面を固定する習慣がないことが

この大きな理由になっていると思います。

 

ついでにコーチや先輩たちが

力がないんだから

力に頼らないように ・・・

なんて指導したりして、ますますぐにゃぐにゃ。

 

力がなくても手首は固定するべきです

サーブは入ってなんぼなのです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:15 | 1件のコメント

サーブ球種の打ち分け

『ジュニパー』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
いつも更新を楽しみにしています。
また質問をさせて頂きます、アドバイスお願いいたします。
サーブについてです。現在、いわゆるスピンサーブを主体にゲームをしています。その際、スピン量を減らしてフラット気味に打つ分には、特に問題ないのです が、スライス方向への回転を増やそうとすると、浮いてしまったり、ネットにかかってしまったりと、フォーム自体に問題が出ているようです。
ゲーム中、始めからいわゆるスライスサーブを打っている分には、そのような事はないのですが、回転量にある程度の範囲で変化をつけてゲームの中でサーブをすると乱れてしまいます。
私としては、スピンもスライスもゲームの中でどちらもバランスよく使い分けていきたいです。
どこまで、球種によりフォームを変えて打つべきなのか、なるべく変えないほうがよいのか、悩んでいます。
松原コーチはどのように打ち分けているのでしょうか。また何かコツがあるのでしょうか。アドバイスお願いいたします。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うまく打ち分けるには

その球種の特徴を考え

その打ち方をすればできるはずです。

スライスにするにはトスを右前にして切り下す。

スピンなら少し左後ろにして、回内を効かす。

 

テニスのプロコーチなら

見事な見本で拍手喝采ものです。

 

でも、こんなこと、プロプレーヤーはやりません。

やったら、即、球種もコースもバレバレ

リターンで狙い撃ちされます。

 

競技的にはどっちに来るか判らないようにしたい。

 

だからこうします。

自分のメインの持ちサーブを軸に

少しだけ味付けをする。

トスは基本的に変えないか、わずかだけ ・・・

 

男子プロのメインはスピンサーブです。

ボールの右上を回内を効かせて打ち

これをバックのコーナーに叩き込む。

フィニッシュは

takao-sr1411

フォア側を狙うときは

このサーブにスライスっぽい味をつける。

少し、ボールの右寄りを打ち

回内を効かせないで

フィニッシュを左側に引っ張り込む。

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フラットサーブは原則、相手バック側

Australian Open 2007 - Day 8

フォア側へのエース狙いにはスライス気味スピンサーブを使う。

 

このように普通は

球種によりコースを限定してかかる。

私自身もこのやり方です。

 

スライスサーブが基調の人はこの逆

バック狙いの時に、ややスピン気味のスライスにするのだ。

kc141226

ところが、たまに、どっちにもフラットでエースをねらう人もいる。

2m以上の人にその傾向があるようだ。

2m以上の人はどうぞご自由に。

もし私がそうなら

セカンドもフラットにする。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | 1件のコメント