若者と対戦したら

『makotasu』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ

ご無沙汰しております。makotasuです。
1つ、質問させてください。

ズバリ、コーチがパワーあふれる若者と試合をする時の戦術をできるだけたくさん、教えてください!

よろしくお願いいたします。

makotasu より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

シングルスを前提にお答えします。

それにしても、ずばり

単刀直入、わかりやすい質問ですね。

私も単純テニスですのでわかりやすく答えます。

 

さて、パワーあふれる若者と試合をする場合

基本方針として

とにかく避けなくてはいけないことは

パワーを発揮させる機会をなるべくそぐことです。

こうなっちゃったらお仕舞い

nishikori1403ek

拍手するだけです。

 

じゃあ具体的にどうするか?

3通りの作戦があるのですが

今日はいちばん普通にやる

まっとうな松原作戦、「への1号作戦」を紹介しましょう。

 

要は、相手が打つ前に打って走らせる。

いい体制にさせないということです。

 

サーブゲームでは

攻撃してこない側

たとえばバックにしっかりスピンサーブを入れる。

そして、帰ってきたボールをすかさずオープンコートへ打ち込む。

後は、攻撃されないよう

フォアで、ひたすら打ち続けます。

バックでも、リスクを負ってでも打つ。

もしも、一瞬、先手を取られ苦しい体制になったら?

フォアならロブで返球

バックならスライスをいっぱいかけて、打ちにくくし

早く、有利な体制に戻す。

戻らない場合?

そりゃあ、拍手です。

 

相手リターンがどっちサイドも強力なら?

djok1403bk

ファーストサーブを色々なバリエーションで打ちます。

スライスで滑らしたり

フラットでぶちまけたり。

それでだめなら?

拍手です。

セカンドの場合ですか?

しっかりスピンサーブで強く打って、祈ります。

 

リターンゲームですが

とにかく先手オープンコート攻撃です。

一瞬でもいい、ここで優位に立つ。

djok1403bs

フォアなら目をつぶってでも打つ。

バックに強力サーブが来たら

強めにガツンと打つスライスです。

とにかくリターンが甘くなったら

若者はつけあがる。

そうなったら?

拍手か、祈りか、大ヤマをはるか。

そうそう、私の場合

リターンエースはあまり狙いません

ばれていてもいいから

オープンコートになるべくエネルギー値の高いボールを送って

優位に立つことを考えています。

臆病者にとって

それが一番確率の高い方法だからです。

 

さて、ここまで書いたのは私のまっとうな作戦

40%以上勝つ可能性があると思ったらこうです。

 

そこまでの自信がない場合

普通にやったらまずダメな場合

あと2つの作戦

「への2号作戦」、「への3号作戦」、があるので、それはもったいぶって後日に。 テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 19:34 | 2件のコメント

風が吹いたら

桶屋が儲かる

という話ではなく

風が吹いたら。テニスが難しくなるという話し。

 

昨日、大学の後輩の合宿に参加

2時間走って、九十九里の白子町まで行ってきた。

 

午前中は女子が東京の大学との練習試合だったので

その観戦と試合後のアドバイス。

しかし、すごい風。

ライン沿いに打ったボールが2m以上もそれたり

スマッシュしようとしたボールが前に落ちたり。

 

その中でさすがにうちのナンバー1

風など気にしていないかのように

平然と   (のように見える)

打ちまくり

単複ともあっさりと勝利していた。

 

さて、風が吹いたほうが打ちやすいという人はいない。

風が吹いたら打ちにくい

こんな風だととても勝てない、という人が多い。

こうゆう人は風をとっても気にする。

 

でも、ホントは一番風を気にしている人

一番風のことを考えたのは

さっきのナンバー1

昨年夏、北海道学生の単複チャンピオンだ。

「風でボールが止まるかも」

「風で左に曲がるかも、だからフォアでなるべく取ろう」

「相手も打ちにくそうだから、ポーチに出よう」

「突風もあるから脚を止めないように」

実は、本人に聞いたわけではなく

まったくの私の推測。

でも、あれだけ平然と、対応できていたのは

当然、このくらいは考えていたはず。

 

もちろん、「いやだ、イヤダ、嫌だあ」 と

彼女以上に考えた人はいたかも。

風が吹いたほうが打ちやすい人はいないはずで

自分だけが打ちにくいのではない

すべての人が

自分の最高のプレーよりも落ちるレベルでのプレーになる。

だから、ここでの課題は

プレーレベルの落ち分を以下に小さくできるかだ。

少ししか落ちなければ

がたがたになった人には簡単に勝てる。

 

具体策としては

風の影響をしっかり認識して、予測しておくこと。

風上だったらボールが止まるかも

風下ならロブはアウトしない

サイドへの曲がりはこれくらいだから ・・・

などなど

対策をしっかり頭に入れておき

心の中でイメージトレーニングしておく。

そして、エンドを変わるごとにイメージを更新しておく。

 

ちゃんと考えていない人ほど

「風で伸びてきたり、止まったりして、打てなかった」

なんて言う。

でも、同じエンドで、伸びてきたり、止まったりはしないはず。

必ず、ちゃんとした傾向がある。

 

そして試合前にこうつぶやこう。

「風が強いから、私の勝ちだな」

そして試合後にこう言ってあげよう。

「風が強くて実力が出せませんでしたね」  台風

 

 

さてさて、合宿、その後

午後は動きながらストロークをこなすフットワーク

サーブのテンポとコースの狙い分けをじっくり

2つだけに絞って指導してきた。

 

テニスが終わり、最後のトレーニング。

そういえば写真を撮っていなかった

夕焼けを背景に、コート2面分を横に、30mほどのダッシュ

 CIMG2789

もちろん松原さんはパス。

ヘロへロ状態でストレッチ

 CIMG2794

夜のミーティングで

先輩からのありがたい話を30分ほどして

横浜への家路に着いた。

タイヤも替えたから高速も怖くない。

そういえば

こんどのマランゴーニ

かなり静かなタイヤだ。   車 (セダン)

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

フォアの面を感じる

フランカーさんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  こんばんは、小手先と良いフォームについて質問があります。

私は、フォアが弱いです。一見良いフォームには見えるらしいですが、ミスが多いです。小手先と言ったら失礼ですがそんな相手にも負けます。実力で負けています。

しかし、だからと言って同じようなフォームにはしませんよね。
球出し機械を使って数打ち、ハイスピードカメラでフォームチェック。ますますの悪循環に陥りそうですが…。

スマッシュは数打てば、上手くなりました。
フォアの場合は、どういう練習をすれば(球だし機械有り)面感覚を得られるのでしょうか?松原理論は頭には叩き込んであります。

それから、どうしても上から引くプロ風なテークバックをしたいのですが、外旋しないように、面の向きに、気を付ければいいのですよね?

フランカー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

形についての松原さんの理論には詳しいようですね。

次は頭の中のソフトウェアーの理論に入りましょう。

今回フォアハンドの質問ですが

ソフトウェアについてはバックでもサーブでもボレーでも

どの技術でも同じことだということを、まずは言っておきます。

 

さてフォアハンド、ハードウェアの復習ですが

小手先は確かにだめ

手打ちは考えずに、腕打ちにしてください

でも、初心者がそれを覚える過程では小手先打ちもあり

そうやってボールになれながら

腕打ちに進化していくのだけれど

上級者でも突然のイレギュラーバウンドなどで

小手先打ちになることもあるという点は理解しといてください。

そして、更なる進化は

その腕を、必要に応じて

やる時間があればだが、身体の動きで助けてやる。

 

つまり

腕だけで振ってもいいのだけれど 

身体の動きで腕を加速させても良い。

でも

身体の動きで腕を動かすと思うと

身体だけががんばり、腕がぐにゃぐにゃな人が多くいる

これではとんでもなくトッチラカル。

それぐらいなら、腕だけで打ったほうがまだマシということ。

どっちかというと、腕が身体に勝っていなければならない。

 

1つ例を挙げます

クルマで走ることを考えてみましょう。

ほとんどのエネルギーはクルマが出すのだが

シートベルトをしなければ

身体があちこちに振られてとんでもないことになる

シートベルトをしていても

ブレーキを掛けるときは足が踏ん張るし

カーブでは頭がぶれないように首に力を入れる。

 

つまり他からエネルギーをもらうにはそれなりの備え

最低限のしっかり感が必要だということ。

 

 

さて、ソフトウェアの話に移ります。

こちらが今日の本論。

面感覚を作って、本当のコントロールを作る練習です。

 

1つ目は面を感じながらボールを捉えること。

  地面に垂直な面がボールを捉え

  ラケット面に捕らえたボールが

イメージしたスピンとスピードで面を離れていく。

azamen1403

これをまざまざとイメージしながら打つ習慣をつける。

 

2つ目は弾道をイメージして打球すること。

nadal1403

  振り出す前から

  打球のコース曲線をイメージしておく

  そのイメージと現実が重なることを確認しながら打つ。

kyuudou1403l

これをまざまざとイメージしながら打つ習慣をつける。

 

相手ボールのコースをイメージするなんて当たり前。

 

一見していいフォームの人と

本当に上手い人との違いはこれ。

 

本当に打てる人は

自分のラケット面やボールに向かっていく面の動き

捉えた感触

自分の打球曲線をいつもイメージしている。

それは無意識のうちに行っているかもしれない。

習慣になっているからだ

 

フォームというのは頭の中に回路として焼き付けられているもの

しかもそれが相手ボールと自分の位置と

もろもろの要素と絡み合って

頭の中に納まっている。

 

イメージしない人が

トラックいっぱいのボールを打ち

努力に努力を重ねてもムダ。

イメージしながらバケツ1杯だけ打つほうがはるかに効果的なのだ。  テニス

 

そうそう、テイクバックのハードウェア話しがあった。

「どうしても上から引くプロ風なテークバックをしたいのですが,外旋しないように、面の向きに、気を付ければいいのですよね?」

外旋しないで引く、でいいのだが

その前に打つ形にあった向きに構えている必要があります。

インパクトに被せていかなくても合うように振れる

そのための手首の形や、最初の面があってのこと

そのためのテイクバックであればいいということです。

下から引くか立てて引くかは

本質的な話ではありません。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 10:44 | 1件のコメント

リーナのトップスピン

『sin-rosewall』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ さま

はじめまして、いつも拝見させていただいております。早速ですが、最近 Li Na 選手のフォアハンドがとても好きで、コーチがいつもおっしゃる「肩を支点にした振り子運動」の理論を実践している女子選手と勝手に思っています。(間違っていたらすいません)

じつはいつも見ているリ・ナ選手のプラクティス画像でコーチが彼女に細かくアドバイスしているシーンがあります。声がなくアクションだけなので何を指導しているのかとても気になっています。(声入りでもわからないですが・・・)

そこで、訳のわからない質問、お願いで大変申し訳ありませんが、「松原コーチならどのように言う」で結構ですので解説していただけないでしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=vlmL0H1MxC8
Li Na Groundstroke Practice – US Open 2013

とくに 1:40~/2:50~/4:10~ のシーンです。

うまくリンクが貼れません。お忙しいのに大変申し訳ございませんが宜しくお願いします。

                          sin-rosewall

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

リーナは私も好きな選手で

フォアハンドの打ち方も、教科書にしていい人だと思います。

そして、東アジアの人でも

世界で勝てることを実証している偉大なプレーヤーです。

ご質問はユーチューブ、2013年USオープンの練習シーンですね。

言葉に関しては、私も

(声入りでもわからないですが・・・) のほうですが

私はテニス語が分かるので

今回の質問については多分、私の理解で合っていると思います。

 

さて、1回目にコーチが要求したのは

トップスピンをかけろということ。

特に、手首を積極的に使い

ラケットヘッドをテイクバックから振り出すときに

下に落とし、振り上げる。

腕の軌道はフラット性のショットとあまり変えない。

そうするとインパクト後こうなる。

1403nisikorifor

2回目のアドバイスは

その補足

バックならこんなふうに出きているじゃないか

なんて言ったかも。

 

最初のアドバイス前はフラットぽく打っていたのが

その後、トップスピン性に変わっていることからも

間違いないと思います。

重要な点は縦方向の動きに手首を使うことにより

腕のスウィングはそれほど変わらないこと。

つまり

スウィングスピードの前方向成分はあまり変わらず

縦方向、スピンの成分が加わったこと。

だから、打球スピードは落ちないで

トップスピンがかかるようになったこと。

オーストラリアンオープンで

解説のどなたかが、リーナのフォアハンドについて

「トップスピンが増えて威力が増している」

というようなことを言っていた記憶があります。

USオープンのころからトライしていたようですね。

 

そしてこの手首を使った技術ですが

松原さんにも新たな発見があり

この質問、大変感謝しています。

 

最後に、3つ目のアドバイス。

これは

リーナに、男の子になれと言っているのです。

rinaimp1403

ちょっと分かりにくいのですが左のひざが開いていない。

女の子の典型

一方、こちらは純粋な男の子。

1311djousiro

先ほどの錦織写真もそうですが

左ひざが開き、腰が開く。

そして、上体が回って腕力でバシッ

男の子っぽい打ち方です。

左ひざが開かないと

全身が、フウッと回ってパーン

女の子っぽい打ち方になるのです。

下半身の筋力、腰の中の筋力、もちろん腕力も

けっこう男女差があるので

リーナも、すぐにはできていないようですね。

リーナは、まだ女の子かも。

Henin1403

ちなみに、この腰使いに関して

エナンはスカートをはいていても男の子です。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:27 | 1件のコメント

ボレーはなぜスライスなのか?

ボレーはフォアもバックも

スライスで打つことを推奨している。

もちろんプロの大部分がそうしているからで

プロはそうすれば勝ちに近くなるのでそうしている。

 

さて、スライスのご利益はというと

上から切り下ろすので

振るのに力が要らず

時間がないときにも対応できる。

 

力が要らないというのは

腕だけで振れるということで

上体の回転パワーや、下半身の踏ん張りが必要ないということ。

回転パワーがいらないのなら

姿勢が垂直じゃなくてもいいということ。

上体を打点やネット方向に傾けてもいいのだ。

もちろん動きながら打っても良い。

つまりよりリーチが長く

打点もネットに近づけやすくなるということ。

takao1403tv

そしてもう1つ

切り下ろすことで

ボールの打点の変化に合わせやすいことがある。

フラットのほうがまっすぐ出すだけだから

当てやすいというコーチや上級者もいる。

しかしこれは、打点のまっすぐ後に構えられるならば

という前提があってのこと。

構えの位置が間違ったり、間に合わなくなったりすると

無残な結果になりやすい。

打点の高さやコースがルールで決まっていればいいのだが

実戦では

色々な高さやコース

早いボールや遅いボール

へんな回転がかかって急激に落ちていくボールもある。

つまり縦方向に最初から動かすつもりの

スライスボレーのほうがあわせる自由度が高い。

その上、フラットだと勢いを殺す必要もあって

大きなスウィングがしにくい。

スライスなら大きなスウィングでも

回転に勢いが取られる要素もあり

悪い言い方だが

ごまかしやすいのだ。

 

まあそんなこんなで

ボレーにはスライスが向いているのだ。

takaobv1403

ところで以上の話は、男子の上級者にはほぼ当てはまるのだが

女子選手にはちょっと違う事情もある。

片手バックだと力が足りないという事情。

だからハイバックボレーでは

両手打ちドライブボレーを使う選手が多いのだ。

 annak1403

さて、もう1つすごいのは

両方両手打ちの女子選手のばあい。

miyaginana1403

ネットから少し離れて

できる限りドライブボレーで打つ選手が時々いる。

写真の宮城ナナさんやモニカ・セレスさんなど。

両手だと

すばやく引いて、すばやく打つことができる。

もともとドライブボレー向きなのだ。

確かにリーチは狭くなるが

そんなことは気にしない。

もともと、スライスボレーでも男子ほどには届かないし

つなぐだけでは結局、次のショットで抜かれるという割り切りかた。

だからあらゆる機会に打ちまくる。

相手に狙うひまを与えなければいいのだ。

たまにミスっても、抜かれても

結果的に、相手以上にポイントを取れればいい。

テニスにはこうゆう考え方も必要なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 20:20 | コメントは受け付けていません。

小手先と良いフォームの順番

テニスコーチというのは

自分の生徒さんに、美しい、一流のフォームで

ボールを打ってほしいと願っている。

だから、どうしてもフォームチェックにこだわりがちだ。

だが,ここに落とし穴が潜む。

 

良いフォームなのに

コントロールできない

タイミングが難しい

結局試合にならない

小手先なテニス、自己流な人に負けてしまう

ちゃんと教わったのに、そんな人が多いのだ。

 

これはコーチ自身が

自分が育った過程を忘れてしまっているため。

 

コーチになるような人は

初心者のころから普通レベルではない

自分はかなり出来ると思っていたし

最初から、どうしたらボールに当たるかなんて考えていない

当然当たるのだ。

そしてとりあえず

「小手先でもいいから

ボールをコントロールして

ラリーを始める。」

kimk140303

次に威力のあるボールで

コントロールして打つために

良いフォームを身につけるべく練習する。

 

だからコーチにとって

テニスの練習とは

「良いフォームでいいボールを打つこと」 なのだ。

 

だから

良心的なコーチは

「良いフォームでいいボールを打つこと」

をしっかり教える。

なのに、生徒さんは上手くならない。

上手くなったようなのに勝てない。

 

コーチは自分が初心者だった時に

最初にやったことを思い出してほしい。

とりあえず

「小手先でもいいから

ボールをコントロールして

ラリーを始めた」  のだ。

 HeninBS1403

だから良いフォームになりつつも

まだ良いフォームになっていなくても

ボールをラケット面で捕らえながら

面感覚を持ってコントロールしていた。

そして、それなりに勝ってもいたのだ。

 

だから良いフォームになってきたころには

ボールとの位置関係もよくなったであろうし

ラケット面でのボールの捕まえ感も感じながら

打てるようになったのだ。

 

だから

「小手先でもいいから、ボールをコントロールして、ラリーを始める」  

ことのほうが先だし、大切、大前提。

 kimkurai1403

センスのあったコーチは、その過程を勝手にやったのだが

勝手にはできない人のほうが、普通人には多い。

 

だからコーチは意図的にそれを教え

自然にそうせざるを得ないドリルを工夫して

実用的なテニス

勝てるテニスを教えなければならないのだ。

 

「小手先でもいいから、ボールをコントロールして、ラリーを始める」 

その能力はコーディネーション。

協調能力というのだろうか

ボールとラケット、自分の小手先を合わす

良い場所に動く

そんなコーディネーションの能力を身につけた人が

しだいに、良いフォームを獲得していき

上手なテニス、実用的なテニス、勝てるテニスな人になるのだ。  テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:11 | 2件のコメント

イタリア製のシューズ

私の新車スカイラインR34

買った時からタイヤはかなりな中古状態だった。

しかも、前後アンバランス。

フロントは国産、トーヨータイヤ

リヤはフランス製、ミシュランの最新型PS3。

溝もなくなってきたので、そろそろ換えようと

ネットで物色

暫定予算の編成に取り掛かっていたところだった。

 

先日、月曜のイベント日のこと

印西の会場に向かって、千葉北インターからR16をさっそうと北上中

八千代付近、信号から発進すると

みょうな振動と音が床下から

ちょうど側道からの進入路があったので

そこへ入りこんで点検。

 

なんと右フロントのタイヤが破けていた。

路上で急いでスペアータイヤと交換

初めてスペアー専用のタイヤを履いた。

CIMG2764

そして、翌朝、前回もフランス製の靴を買った

「AUTOWAY」 という福岡の業者にネットで発注したのがこれ

次の日の午前中には東戸塚に届いたのにはびっくり

 CIMG2772

イタリア製の高級スポーツシューズなのだ。

イタリアといえばピレリが有名だが

これはマランゴーニという、日本ではなじみの薄いメーカー

そこのミトスというタイヤなのだ。

CIMG2773

実は、ここだけの話

この高級、高性能スポーツシューズ (ホントに高性能なのだが)

日本では知名度がないためか

めちゃくちゃ安い。 

しかも、販売店がまたまた特別に安売り

うちのオクサンに話したら

「ホントにイタリア製? 模造品じゃないの」 といっていたくらい。

CIMG2784

走り出してみると

最初の一転がりから軽い。

断面が四角っぽいため

わだちでハンドルを取られやすいかと思っていたが

いいほうに予想が外れた。

がっちり安定しているのだ。

「うまい、安い、早い」

3拍子そろったいい買い物だったようだ。  車 (セダン)

 

そして、今日、高速を走ったが、とても静か。

やはり、高性能タイヤを選んでよかった。

決して、安いから選んだのでは ・・・・

 

ところで

フロントがバーストした後

リヤのフランス製の靴を点検して見つけたもの。

CIMG2777b

なんか刺さっている。

別に空気は抜けていないので

寝た子を起こさぬよう、2日間、そおっと走行していたのだが

今回、ホイールからはずして、中をのぞくと

CIMG2776b

釘が中に4cmくらい突き抜けていた。

 

一見、踏んだりけったり状態だが

リヤもどうせ捨てちゃうタイヤだから、パンク修理代もかからない。

バーストしたのも、直前の高速道路上ではなかったしで

実は

とても、とても、ツキマクッテいたのかも知れない。

 

そして、私の99年型スカイラインR34、またまた新車になってしまった。  晴れ

 

 

カテゴリー: くるま | 投稿者松原コーチ 21:03 | コメントは受け付けていません。

両手打ちに向いている子は

両手打ちのフォアハンド

向いている子は

両手打ちが好きな子

のびのびと、スムーズに、バシット打てる子

考えてみれば、こんな単純なことなのではないだろうか。

ayumim1402cc

両手で振るのに

ラケットの重さや長さを感じ取れ

最適な力加減やタイミングを感じ取れること。

どうやったらそれがわかるのかというと

すごく滑らかにスムーズに振り切れていること

それで片手で打ったら考えられないほどのボールが打てるなら

両手打ちが向いているということ。

 

考えられないほどのボールとは

スピードもそうだし

コントロールも

絶対的なスピードが速くなくても

コントロールにメリットが出せるなら

思い切って打てる分だけ実戦のボールは速くなるかもしれない。

スピードにしてもあくまで相対的なもの

その人にしたら速いのであれば

両手打ち、採用の理由には充分かもしれない。

ayumimorita140228

身体に負担がかかるという人もいるけれど

それは大抵、片手打ちしかしたことのない人の言葉。

その人がやればもちろん身体を痛めるかもしれない。

でも、両手打ちの重さ、長さに対応できていれば

そして、そのスウィングになれて

予定通り、ストレス無く振れるなら問題はないはずだ。

世の中の女子プレーヤー

ほとんどの人はバックで両手を使って打っている。

だからといって、特に最近の子にケガが多いわけではない。

 

左手がフリーじゃないので

バランスが取りにくいのでは、という人もいる。

それも大抵、片手打ちしかできない人の言葉。

両手バックの女の子たちは

全身の身のこなしでバランスをとり

特に困っているという話は伝わってこない。

 

結論を出そう

両手打ちが心地いいなら

メリットのあるボールが打てるなら

両手打ちを続ければいい。

上手くいっていることを

わざわざ壊す必要は無いと思う。   テニス  

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:53 | コメントは受け付けていません。

両手打ちフォア

雉子牟田明子さん

中村藍子さん

森田あゆみさん

ちょっと思い出せば何人も出てくる

そう、日本人女子のチャンピオン

aiko140227

この365ネットでブログをやっている

森上亜希子さんにはツアーの優勝経験もある。

そしてダブルスに強い

平木理化さんに

青山修子さん

両方両手打ちのプレーヤーだ。

日本人の女性には両手打ちが向いているのだろうか?

 

ちょっと考えてみよう

われわれの周りの女子両手打ちプレーヤー

何%くらいいるだろう?

ちゃんと統計を取ったわけじゃないが

10人に1人?

そんなにはいない

30人に1人か100人に1人か?

 1402morita

じゃあ、チャンピオンの両手打ち比率は?

最近の全日本チャンピオン

5人から10人に1人位は両手打ち。

全体の比率から比べるとめちゃめちゃ高い。

森上亜希子さんが昔、全日本ジュニアで優勝したとき

ベスト4のうち、3人が両手打ちだった。

 

両手打ちだったがゆえにここまでだったのか?

逆に両手だったがゆえに、ここまで上がってきたのか?

もちろん私は後者だと思っている。

 

両手打ちのジュニアの親御さんからは

時々、「片手に変えるべきか?」を相談される。

これは、両手打ちが

大人になったら不利だと考えられているからだろう。

本当に不利な点があるのか?

身体に悪いのか?

片手にしたら、ぐんと伸びるのか?

 

モニカ・セレスは

12才で世界ジュニア、1位になり

その後、一般では、絶対的なダントツ世界女王だった。

 

両手打ち

10才か、12才くらいの女の子が

今後、片手打ちに変えるべきなのか?

どんな子なら変えたほうがいいのか?

どんな子は変えないほうがいいのか?

 

ちゃんと理論だてて、考えてみたいと思う。   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:25 | コメントは受け付けていません。

昨日は印西女子ダブルス

昨日、2月24日月曜日は

松原テニスクラブ印西でのワンデイ、女子ダブルス戦

大会初心者向けを謳っていたが

最近は参加者が試合になれてきたせいもあり

徐々にレベルアップしているようだ。

 

今回は13ペアーの参加になり

4,3,3,3ペアーの4グループにわけ

ちょっと変則だが

4ペアーのリーグは4ゲーム先取

3ペアーのリーグは5ゲーム先取で

各々、総当りの予選リーグを行った。

 

その成績を元に、シードをつけて決勝トーナメント。

6ゲーム先取で行う決勝トーナメントも全員参加だから

実は予選全敗でも優勝のチャンスがある。

また、もしもの初回戦負けにはコンソレも6ゲーム先取で行う。

色々と、ショットや作戦を試してもらいたいし

とにかく、たくさん試合をしてもらいたいので

こんなやり方をしているのだ。

 

さて、9時から、コートを自由に使っての練習をしてもらい

9時30分からは3面のコートで試合開始だ。

1402friturn

熱戦が展開され

1402fv

お昼ごろには予選リーグ終了

一度集まってもらい、決勝トーナメントとコンソレの説明をし

参加賞を配って、全員で集合の記念写真。

1402syugou

さあ、本トーナメント開始

1402riturnaka

1402volsen

 

決勝戦ではパンチのあるストロークを持つ

エターナルの前島さん、遠藤さんのペアーが

TTCの杉山さん、遠藤さんのペアーに、6-3で競り勝った。

1402hyosyo

もちろん大きい方のバッグを持っているのが優勝ペアー。

コンソレの最後の試合も4時ころに終わり

大体予定通りに終了することができた。

 

さて、来月は3月24日月曜日の開催。

すでに、申し込んでいただいているペアーもいるので

こちらの要項を見て

お早目のご予約をお待ちしています。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:04 | コメントは受け付けていません。