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ミルザ、全ての予想を覆す奇跡!

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日曜日に行われた女子プレミア大会のファミーサークル・カップのダブルスの決勝戦で、マルチナ・ヒンギスと組んで優勝を飾ったサニア・ミルザは、今日発表の最新の世界ランクで、ダブルス・ランキングで自身初となる1位になりました。

もちろんこれは、インド人女性としてシングルス、ダブルスに関わらず初めての快挙となったの。

先月行われた準グランドスラム大会のインディアンウェルズでミルザは初めてヒンギスと組んで出場すると、いきなり優勝。続くマイアミでも優勝して、ここまでこのペアーでは出場3大会全てで優勝を果たしました。

これまで1位だったのは、ずっとペアーを組んでいて同率1位だったサラ・エラーニとロベルタ・ビンチだったけど、このブログでも紹介したけど、すでにコンビを解消してしまいもうダブルスの試合には出場していないのよね。

「この5週間は自分に取ってとても特別なものでした。インディアンウェルズでは正直、2500ポイントくらい1位と離れていたのです。それが3大会でそれを越えるなんて、本当に信じられません。隣にマルチナ(ヒンギス)がいてくれるのは、厳しい状況でも助けてくれるし、何度もサポートしてくれるのです。彼女は本当に素晴らしいチャンピオンです。」とミルザは驚きとヒンギスへの気持ちを明かしてました。

そして「テニスを始めて、テニスに夢中になった数年後には彼女はすでに大スターでした。10歳くらいの時だったか、彼女とはそれほど年齢も違わなかったのにあっと言う間に世界のトップへ上り詰めてしまったのです。面白い事に、人々は“次のマルチナ・ヒンギスになるんじゃないか”って言って来たのです。女性がスポーツをするような国ではない場所での意見でした。」と、インドでテニスを始めた頃を振り返ってました。

「そんな状況を潜り抜けて来て、家族を含め犠牲にして来たものもある中、こん日ここまでたどり着けた事はそれに値すると感じています。そしてもう誰もこれを私から切り離す事は出来ないのです。世界の1位なのです。50年後になっても、元世界ランク1位と言われるのです。本当に本当に特別な事です。」

インドと言う国でテニスを始めたミルザの子供の頃の事を考えると、特別な事以上、つまり奇跡とも言える事なのよね。

「実は自叙伝を書いているのです。そしてそのタイトルは“全ての予想を覆す奇跡”です。なぜなら、それは私が信じて来たことですし、私の家族がいた所ではこれは本当に全ての予想を覆す奇跡だったからです。」

「私がテニスを始めた6歳くらいの頃のテニスはクレーコートやハードコートなどありませんでした。練習は常にとんでもない物で出来たコートでしていました。言葉は悪いですが、馬糞です。これは冗談などではありません。それが唯一与えられたコートだったのです。そんな場所からテニスラケットを握り、“世界のトップレベルでテニスをやろう”と公言する勇気を持つ事は、本当に全ての予想を覆す奇跡なのです。」

「既に言いましたが、世界ランク1位になろうがなるまいが、私がやって来たことは今の自分に値する物なのです。こんな素晴らしい記録を祖国へ持って帰る事が出来るなんて本当に幸せです。インドから世界ランク1位の女性が誕生したのです。」と、苦難を乗り越えて世界の頂点へたどり着いた思いを伝えていました。

そして、現在のインドの女性がトップ選手にはなれないのではと考えているかも知れないと問われると「不可能な事などないのです。私は亜大陸の国連の女性への親善大使をしています。そしていつも言っているのです。どんな事でも可能だと。女性として、少女として、あなたは弱者などではないのです。強者だと信じるのですと。気持ちを注いで、犠牲を払って、多くの努力を注げば、どんな事でも可能なのです。例えあなたがどんな場所から生まれて来たとしても。馬糞で作られたコートでしか練習出来ない所で育ってとしてもね。」と、自分自身が代表例として、その強い気持ちを伝えてました。

インドは日本と同じアジアの国の1つだけど、想像が付かないくらい違う環境の国なんでしょうね。そう考えるときれいなコートで毎日練習できる環境の日本人選手は、もっと頑張らないといけないわね。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 15:00 | コメントをどうぞ
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