月別アーカイブ: 2019年5月


大荒れの選手に罰金が!

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昨日、イタリアはローマで行われた男子マスターズ1000大会で大荒れの選手が。

これまでもコート内外でお騒がせしていたオーストラリアのニック・キリオスが男子シングルス2回戦でカスパー・ルードとの対戦中、第3セット序盤で試合を放棄してしまったの。

その様子は動画でツイッターなどのSNSで流されているから、試合を見ていない人も最後のその場面は目にすることはできるけど、ベンチの椅子をコートに投げ付けるなど大荒れ!

その時点で既に警告を受けていたキリオスは、ポイント・ペナルティを越えてゲーム・ペナルティまで科されてしまい、最後は自ら試合を放棄してしまったの。

当然主審は、大会レフリーを呼んでいたんだけど、キリオスは荷物をまとめてコートを去ってしまったの。

それでもコートを去る前には対戦相手のルード、そして主審、と大会レフリーとはちゃんと握手を交わしていたの。

今回の件で男子プロテニス協会のATPは、キリオスに20,000ユーロ(約245万円)の罰金を科すと共に今大会で獲得予定のランキング・ポイントと賞金も没収扱いにする決断を下したわ。

罰金の内訳はと言うと、ポイント・ペナルティの原因となったスポーツマンらしからぬ行為への警告に対して5,000ユーロ(約61万2,000円)、ゲーム・ペナルティを科されたスポーツマンらしからぬ行為への警告に対して7,500ユーロ(約91万9,000円)、試合放棄となったスポーツマンらしからぬ行為に対して7,500ユーロ(約91万9,000円)となってます。

キリオスは観客とも何かもめていたようで、キリオスをあおるような観客もいたようなコメントも見られました。

もちろん当の本人がもうちょっと成長しなければならないかも知れないけど、ここまでの騒ぎになるのは、幾つかの要因が絡んだものだったはずね。

テニスに限らずスポーツはどんな試合でもハプニングは起きること。キリオスももうちょっと冷静さを保てる性格にならないとね。

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大坂選手のローマでの会見

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ローマで行われた会見で、女子世界ランク1位の大坂なおみ選手は記者から、なぜアディダスからナイキへ換えたのかと問われて、こんな風に答えていたの。

「よく分からない。きっとそれは、子供の頃から憧れていた選手達がみんなナイキを着ていたからなのかも。それが大きく影響していると思う。」

クレーコート・シーズンへ向けての準備はどうだったかと問われると「ドイツへ行く前にロスで大規模なトレーニング・セッションを行ったような感じだった。それはとても手助けになっている。」ってクレーへ向けて十分な練習が積めたことを明かしていたわ。

そして「クレーをより心地よく感じている。クレーが自分に取ってベストなサーフェースではないと言うことをより受け入れられてもいるから、より一層違うことを更に学ぼうと言う気持ちがある気がする。」って前向きな気持ちも語ってました。

クレーでも難しさについても語っていたわ。

「予測していたのとはちょっと違うバウンドをすることがある。長いラリーやスライドすることはあまり問題ではない。クレーの方がハードより凸凹しているから、ボールがどんなバウンドをするか分からない。それがクレーでは一番難しいと思う。」

コーチが換わってからトレーニングや練習方法は変わったかとも聞かれてました。

「トレーニング方法はトレーナーが同じだから変わらない。でももちろん、コーチが換わったから練習方法は変わると思う。インディアンウェルズやマイアミではお互い調整し合わなければならなかった。それが結果に表れたんだと思う。今はお互いより理解できてると思う。みんな良くなっていると思う。」

そう語っていた大坂選手。コーチともしっくり来るようになれば、徐々に結果に繋がって来るはずね。

今夜行われるローマの試合も期待しましょう。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、フランスの80,000ドルのサーキット大会では、第5シードの日比野奈緒選手が1回戦敗退でした。

中国の60,000ドルでは、村松千裕選手、美濃越舞選手、瀬間詠里花選手、予選を勝ち上がった大前綾希子選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、美濃越&瀬間ペアーが準優勝でした。

チュニジアの10,000ドルでは、第3シードの光崎澪選手、光崎楓奈選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、光崎ペアーがベスト4でした。

トルコの15,000ドルでは、予選を勝ち上がった川岸七菜選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、川岸&小林ペアーがベスト4でした。

国内は福岡で行われた60,000ドル大会では、加治遥選手、穂積絵莉選手、今西美晴選手、波形純理選手、桑田寛子選手、予選を勝ち上がった本玉真唯選手、主催者推薦の内島萌夏選手、内藤祐希選手、森崎可南子選手、坂詰姫野選手が1回戦で、第7シードの小堀桃子選手、予選を勝ち上がった秋田史帆選手、主催者推薦の鮎川真奈選手が2回戦敗退でした。第3シードの清水綾乃選手、尾崎里沙選手がベスト8でした。ダブルスでは、加治&波形ペアーがベスト4でした。

男子では、韓国の162,480ドルのチャレンジャー大会では、予選を勝ち上がった越智真選手が1回戦で、第13シードの杉田祐一選手、第14シードの守屋宏紀選手、内田海智選手が2回戦敗退でした。第10シードの伊藤竜馬選手、第15シードの添田豪選手がベスト8、第16シードの内山靖崇選手がベスト4でした。ダブルスでは、インド人選手と組んだ松井選手が準優勝でした。

中国の25,000ドルのフューチャーズ大会では、第8シードの望月勇希選手、竹内研人選手、野口莉央選手、田沼諒太選手、福田創楽選手が1回戦で、仁木拓人選手、江原弘泰選手、予選を勝ち上がった住澤大輔選手が2回戦敗退でした。第4シードの関口周一選手が準優勝でした。ダブルスでは、福田&望月ペアーが準優勝でした。

ドイツの15,000ドルでは、第8シードの斉藤貴史選手が1回戦敗退でした。

メキシコの15,000ドルでは、中村錬選手が1回戦で、中川直樹選手が2回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドルでは、乾祐一郎選手、河内一真選手、予選を勝ち上がった脇田俊輔選手、主催者推薦の渡邉聖太選手が1回戦で、市川泰誠選手、大西賢選手が2回戦敗退でした。

トルコの15,000ドルでは、第1シードの清水悠太選手が1回戦敗退でした。

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希な癌に!!!

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2016年7月に自己最高位の女子世界ランク68位を記録した現在26歳のニコール・ギブス。自身の公式ツイッターで近況を報告してました。

「はい、みなさん。近況報告をします。残念ながら残りのクレーコート・シーズンは欠場します。今年の全仏オープンも戦えません。」

「1ヶ月ほど前に歯科医へ行きました。そして口蓋の脹らみが異常だと警告されたのです。生体検査の結果、希な癌である唾液腺癌の陽性反応が出ました。幸いなことに治療のあとの回復も早い癌で、外科医からは手術で十分治療できる自信があるとのこと。また、この数週間は大会にも出て良いと言われ、そうできたことは最高の気晴らしになりました。」

「今週の金曜日、5月17日に手術をすることになりました。そして今の目標は、6月終わりに行われるウィンブルドンの予選に出場することです。復帰へ向けての準備期間は4~6週間くらいだと言われています。しかし、出来る限りのことをして少しでもその期間を短く削って、1日も早く万全の体調に戻ることに努めます。」

「これまで最高のケアをしてくれたUCLAのヘルス・ネットワークには本当に感謝の気持ちで一杯です。そしてここまでずっと支えてくれた信頼できる友人や家族にも感謝の気持ちで一杯です。またすぐにコートで会いましょう。」

悪性の高い癌ではなさそうで、復帰もすぐにできるとの見解だから、まずは手術が成功することを祈りましょう。

そしてウィンブルドンの予選で彼女の元気な姿を見られることを願っているわ。

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37歳にして復帰へ意欲!

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37歳にして復帰を目指している女子選手が。それは、これまでのテニス人生も独特なキャリアを送って来たミリャーナ・ルチッチ=バロニ。

1982年3月生まれのルチッチ=バロニのデビューは衝撃的だったの。若干15歳で祖国クロアチアのWTA大会に主催者推薦でツアー・デビューを果たすとそのまま優勝。

1998年の全豪オープンでは、マルチナ・ヒンギスと組んでダブルスでの公式戦デビューを果たすとまたしても優勝!

そして1999年、若干17歳でウィンブルドンでベスト4入りを果たすものの、2000年代に入ると家族との問題や金銭的な問題などのトラブル続きでいつの間にかツアーから姿を消して行ったの。

そんな彼女も2007年頃から徐々にツアーへ戻り始めたけど、なかなかトップ100の壁を再び突破できずにいたの。

2014年のシーズンは、世界ランク61位で終えるなど、また世界の舞台で戦えるようになって、来たルチッチ=バロニは、2017年の全豪オープンでは、18シーズンぶりとなるグランドスラムでのベスト4入りを果たして世間をあっと言わせたわ。

2017年5月には自己最高位の世界ランク20位を記録してシーズンを世界ランク32位で終えた彼女だったけど、2018年の全豪オープンは肩の怪我などもあり2回戦敗退。その後はツアー離脱し、それ以降公式戦の舞台に立っていないの。

そんな彼女だけど、まだ引退は考えていないようよ。自身のフェースブックでこう伝えてました。

「ちょっと近況報告。手術なしですっと肩のリハビリをしていて、できる限り強くなるように、できる限り痛みがなくなるように努力を積んでいる。何度か挫折も経験したけど。またコートに戻ることが待ち遠しい。芝のシーズンでの復帰を目指している。」

彼女は最後に試合をしたときの世界ランク30位が、プロテクト・ランキングとして使えるらしく、それを使ってウィンブルドンへ向けての芝の大会、そして思い出のウィンブルドンへの出場を目指しているみたいね。

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怪我に苦しむ選手達!

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イェルジー・ヤノヴィッツ、2013年8月に世界ランク14位まで上り詰めるも、その後は膝の怪我に悩まされて満足なシーズンを送ることができずにいたの。

2017年は、年初からツアーに参戦しチャレンジャー大会をメインに戦い、まずまずの成績を残すも11月のスロバキアのチャレンジャーの準々決勝を途中棄権してから公式戦の舞台に立っていないの。

そんなヤノヴィッツは今も復帰を試みていて、7月29日から8月4日にかけて行われる祖国ポーランドはソポトでのチャレンジャー大会に主催者推薦を受けて出場するんだって。

207cmの長身から繰り出すサーブが武器のヤノヴィッツ。これからは怪我なく戦えると良いわね。

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そんな怪我に更に苦しんでいるのが、韓国期待のチャン・ヒョン。

22歳の彼は、若干18歳でトップ100入りを果たしたけど、その後は数々の怪我に見舞われてしまったの。それでも2018年4月に自己最高位の世界ランク19位を記録。

それは、年初の全豪オープンで自身初のグランドスラムでのベスト4入り。続くインディアンウェルズとマイアミでもベスト8。しかしその勢いも怪我でブレーキがかけられてしまったの。

その後のシーズンも大会へ出場しては怪我が繰り返されてシーズンを終えることに。そして迎えたオフシーズンはタイで肉体トレーニングに専念し、何度も苦しめられた足の裏のマメへの対処も心掛けていたの。

そんなチャン・ヒョンだけど、今季はここまで4大会へ出場して1勝4敗。昨年のポイントを失い世界ランクも2015年2月以来となるトップ150から脱落しちゃったのよね。

既にクレーコート・シーズンの欠場を決めていて、全仏オープンの予選も欠場。復帰の目処は立っていないのが現状らしいわ。

次の芝のシーズンもまだ不透明らしく、心配が募るわね。才能豊かな選手なだけに、何とかまた元気にコートを駆け回る姿が見れることを期待しましょう。

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錦織&大坂、共に悔やまれる敗退!

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ムチュア・マドリッド・オープン、錦織圭選手も大坂なおみ選手も負けてしまいましたね。

錦織選手は、ベスト8進出をかけた3回戦でスタン・ワウリンカとの対戦と、ちょっとドロー運に恵まれなかったのはあったかな。

ワウリンカが出だしからトップ ギアで錦織選手に向かって来ましたね。

それでも第2セットに入るとワウリンカにも若干ミスが出始め、錦織選手も徐々に自身のテニスを見せ始めたから、このセットを取ったらと言う期待が高まりました。

そして迎えたタイブレーク。最初のポイントでミニブレークを許すも、3ポイント目ではラリーで圧倒して短いループ・ボールをグランドスマッシュ!!!しかし、そのボールは大きくアウト。

ネットからそれほど離れてなく、サービス・ラインくらいからのグランドスマッシュをミスするなんて。

それでもポイントを取り合って、ワウリンカの4ー3でも、良いサーブを入れてワウリンカの逆を突くドロップショットがアウト!しかもほんのわずかではなく、ボール2個分ほど。ワウリンカは全く動けていなかっただけに悔やまれる。

ワウリンカは5ー3とリードしたけど、2本の簡単なミスがなかったら錦織選手が5ー3だったのに。

試合が終わると錦織選手はラケットを叩き付けてましたね。

錦織選手はタイブレークを取る確率が高いだけに、本当にもったいないタイブレークでした。

大坂選手は、3月のインディアンウェルズで負けているベリンダ・ベンチッチとの準々決勝。

第1セットを先取したものの第2セットを奪い返されて、勝敗を決める第3セットでは先にブレークした大坂選手がそのリードを守って5ー4からのサービング・フォー・マッチ。

そこをラブ・ゲームでブレークバックに成功したベンチッチへ流れが一気に傾いた感じでした。

大坂選手はそこを何とか踏ん張れるかって思ったけど、気持ちを立て直すには時間がなかった。5ー6からの自身のサービスゲームもブレークされてゲーム・セット。

大坂選手に関しては、痛めていた腹筋が心配だったけど、その試合でも12本のサービス・エースを決めるなど、その不安を払拭するプレーでしたね。

そして苦手なクレーでもこうして勝利を飾れて、マドリッドでは今年で3年連続3回目だったけど、一昨年は予選2回戦敗退、去年は1回戦敗退と、本戦での初勝利を飾りベスト8まで勝ち進んだのは前向きに捉えてよいことかも。

錦織選手は前述のように、ちょっとドロー運が悪かったのもあるけど、バルセロナで戻って来はじめた自身のテニスだっただけに、勝ちたかったはず。

錦織選手も大坂選手も、すぐにローマでの大会が控えているから、次へ向けてまた心身ともに準備して臨んでもらいたいわね。

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フェレール引退&ディミトロフの決別

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日本時間の今日早朝に行われた男子マスターズ1000大会のムチュア・マドリッド・オープンの2回戦に登場した主催者推薦で出場のダビド・フェレールは、第3シードのアレクサンダー・ズベレフにストレートで敗れて19年の現役生活にピリオドを打ちましたね。

以下、フェレールのコメントです。

「とても感情的な夜になった。これまでの人生で経験したどの大切な瞬間より全く別のものだった。想像していなかった。」

「今日のようなさよならの舞台を全く予期していなかった。去年はずっと高いレベルでプレーするように努めていた。しかし、今日のように、明日仕事がある人や誰もがここに残って応援してくれたこと、それはずっと心に残るものとなるだろう。」

「今日の試合は唯一負けながらもあまり悲しくない試合。これまで負けた試合はどの試合でもとても悲しく感じていた。今日は悲しくはない。今日は楽しもうと思えた日。そして今日のように楽しめたことはとても嬉しく思っている。」

「今日の試合の出だしは良いプレーができていた。ブレークもできたし。しかし、昨日の試合は脱水症状を起こして終わっていたから、肉体的には本当に本当に疲れていた。ズベレフ相手に勝つためには万全の状態でなければならない。体もしっかりフィットしていなければならない。」

「肉体的に自分がプレーしたいレベルを維持しながら2試合連続で戦えなくなっているのが現実。それは、プロテニス選手としてのキャリアを終わらせようと思った兆候の1つでもある。しかしながら、その瞬間や場所を選ぶことができた自分はとてもラッキーだった。そしてその瞬間を全てのみなさんと、そして自分が愛する全ての人々と共有できてとても幸運だった。」

「マドリッドでの優勝は果たせなかった。全仏オープンも優勝できなかった。優勝したかった大会の幾つかではそれを達成できなかった。家にはトロフィーがあるが、それは単なるトロフィー。本当に自分に残るものは、みなさんが示してくれた愛情。それは常に心の中にある。本当にありがとう。」

フェレールは、自己最高位ランキングは2013年7月に記録した世界ランク3位。グランドスラムでは、2013年の全仏オープンでの準優勝が最高成績で、全豪オープンでは、ベスト8が4回、ベスト4が2回、全仏オープンではベスト8が4回、ベスト4が1回準優勝が1回、ウィンブルドンではベスト8が2回、USオープンでは、ベスト8が1回、ベスト4が2回でした。

キャリア通算で27大会で優勝、25大会で準優勝。2012年のパリのマスターズ1000大会がマスターズ大会唯一のタイトルで、準優勝では2007年のツアー最終戦の準優勝が全仏オープンに次ぐものね。

これからの第2の人生にも幸多かれ!

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2017年11月に自己最高位の世界ランク3位を記録したグリゴール・ディミトロフだけど、去年から不振が続いているわね。

今週出場しているムチュア・マドリッド・オープンの1回戦敗退後に長年共に歩んで来たコーチのダニエル・バルベルドゥ氏との関係に終止符を打つことになったんだって。

昨シーズンは世界ランク3位で始めつつも、2017年のツアー最終戦の優勝ポイントを守れずシーズンを世界ランク19位で終了。

今シーズンは、世界ランク21位でスタートしたものの、現在は46位まで落としているの。

今季は開幕戦のブリスベンでベスト8、全豪オープンでも4回戦進出とまずまずのスタートをきったものの、その後は今週のマドリッド含め4大会へ出場して4勝4敗と思うような結果を出せていなかったのよね。

5月6日に行われた1回戦敗退後の翌日にコーチとの関係終了を声明で明らかにしたの。

「昨日の試合のあと、長年のコーチであるダニエル・バルベルドゥと自分は席を共にした。素晴らしい3年間を過ごしたあと、我々はお互いの道へ進むこととなった。テニス人生のハイライトとコートでの驚くべき瞬間を幾つか共にすることができた。彼がこれまで自分へしてくれた全てのことに感謝したいし、彼の次のステージにも幸運が訪れることを願っている。」

新たなコーチはまだ決まっていないみたいだけど、コーチ交代でまたかつてのプレーを取り戻すことができるかしらね。

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バイン氏の発言!

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今季最初のグランドスラムである全豪オープンで、グランドスラム2大会連続優勝を果たし世界ランク1位へ上り詰めた大坂なおみ選手。

そんな彼女の原動力となったのは、去年からコーチに付いていたサーシャ・バイン氏。

彼の功績が認められて、去年から新設されたコーチ・オブ・ザ・イヤーの最初の受賞者と彼はなったの。

それが、全豪オープン優勝から時を経たずして大坂選手はバイン氏との関係に終止符を打ったことを公にして、世間を驚かせたのは記憶に新しいわよね。

そしてその背景には何があったのかって色んな憶測が飛んでいたわ。

そのバイン氏が最近受けたインタビューでそのことについて語っていたの。

「正直、幾つかの違いがあった。あれは彼女の決断だった。自分はそれを尊重した。それが何でだろうと。成功しようとするまいと、結果がどうであれ、彼女がそれが良いと感じているのなら、それは彼女が判断すること。」

「カロリーン・ウォズニアッキの時も同じで、我々は共に7大会で決勝へ進んだ素晴らしいシーズンを送っていた。そして契約もまだ1年は残っていた。それでも彼女は関係を続けたいとは思わなかった。それで良いし、彼女の決断を尊重する。今でも友人関係ではいるし、お互いよく会っている。」

つまり、大坂選手の場合もウォズニアッキの場合も、選手の決断に従ったと言うことなのよね。だから、どうして関係を終了させたかは、大坂選手やウォズニアッキにしか分からないってことね。

そして今は正式にクリスティーナ・ムラデノビッチのコーチに付いたバイン氏。

大坂選手との関係が終わったあとは、WTAプレーヤーだけではなく、ATPプレーヤーからも数々のオファーがあったのは言うまでもないわね。

大金を提示して来たオファーもあったらしいんだけど、そんな中からムラデノビッチを選んだのは、バイン氏自身の判断だったようよ。

こうなると、バイン氏はちゃんと結果を出さないとならないプレッシャーみたいなものも感じているはず。もちろん、ムラデノビッチもね。

バイン氏はムラデノビッチに可能性を感じているからこそコーチに付いたはずだし、そのコンビでまた世間をアッと言わせてくれる活躍を見せてくれるかしらね。

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、アメリカの100,000ドルのサーキット大会では、予選を勝ち上がった大坂まり選手が1回戦敗退でした。

ウズベキスタンの25,000ドルでは、予選を勝ち上がった牛島里咲選手が2回戦敗退でした。

エジプトの15,000ドルでは、秋山みなみ選手、細木祐佳選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、第3シードの秋山&細木ペアーがベスト4でした。

トルコの15,000ドルでは、第1シードの上田らむ選手が1回戦で、予選を勝ち上がった小林ほの香選手がベスト4でした。ダブルスでは、インド人と組んで第1シードの上田選手が準優勝でした。

国内は岐阜で行われた80,000ドル大会では、清水綾乃選手、日比万葉選手が2回戦敗退でした。奈良くるみ選手、尾崎里沙選手、予選を勝ち上がった大前綾希子選手がベスト8、予選を勝ち上がった岡村恭香選手がベスト4でした。ダブルスではタイ人の組んだ大前選手が準優勝でした。

男子では、メキシコの135,400ドルのチャレンジャー大会では、高橋悠介選手がベスト8でした。

韓国の108,320ドルでは、内田海智選手、添田豪選手が1回戦で、第15シードの守屋宏紀選手、第16シードの杉田祐一選手、今井慎太郎選手、野口莉央選手が2回戦敗退でした。第12シードの伊藤竜馬選手、内山靖崇選手がベスト8でした。

アメリカの25,000ドルのフューチャーズ大会では、予選を勝ち上がった中川直樹選手が1回戦敗退でした。ウズベキスタンの25,000ドルでは、竹内研人選手が1回戦敗退でした。

中国の15,000ドルでは、予選を勝ち上がった小倉孝介選手が1回戦で、西川和希選手が2回戦敗退でした。第5シードの望月勇希選手、第8シードの福田創楽選手がベスト8でした。決勝戦では、第1シードの関口周一選手が島袋将選手を下して優勝しました。ダブルスでは、決勝戦で福田&望月ペアーが関口&島袋ペアーを下して優勝しました。

フランスの15,000ドルでは、田島尚樹選手がベスト4でした。ガーナの15,000ドルでは、田頭健斗選手が1回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドルでは、第7シードの守谷総一郎選手、市川泰誠選手、予選を勝ち上がった渡邉聖太選手、大西賢選手が1回戦で、河内一真選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、第4シードの河内&脇田ペアーがベスト4でした。

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フェデラー、久々のクレーへ!

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今週発表の世界ランクで、ロジャー・フェデラーがアレクサンダー・ズベレフに代わってまた3位へ上昇。

1位のノヴァーク・ジョコビッチ、2位のラファエル・ナダル、そしてフェデラーが初めて世界のトップ3になったのが2007年7月。

(1位フェデラー、2位ナダル、3位ジョコビッチだった)

その時、約12年の月日が流れてもこの3選手が世界のトップ3に君臨しているとは、当時は思わなかったはず。

何よりその時1位だったフェデラーが、12年経った37歳でこの位置にいるとは誰もが想像しなかったはずだし、現役生活さえ送っていないと思っていたんじゃないかしら?

そんなフェデラーは、2016年5月以来となるクレーコートの試合に、日本時間の明日の早朝に臨みますね。

フェデラーが、今シーズンの最後の公式戦を戦ったのがアメリカはマイアミのマスターズ1000大会で優勝した決勝戦。それが3月31日だったの。

先月は休養と、クレーコートへ向けてのトレーニングと練習にあてたフェデラー。最近では祖国スイスのクレーコートでイギリスのダニエル・エヴァンスと練習していたわね。

クレーコートへ向けてフェデラーはマドリッド入りしてからの会見でこんな風に語ってました。

「良い状態でいる。練習を再開してから、良い天気に恵まれているのはラッキーだった。それはかなり助かっている。なぜなら、3年か4年前だったが、練習を始めると雪が降ってしまい、クレーコートへ向けての練習ができず、またその気持ちも失ってしまっていたから。今年は楽に練習ができた。自分自身もとても楽しんでいた。」

「ある意味、あまり期待はしていない。しかし同時に、可能性も感じている。」

「(クレーコートでは)更なるアングル・ショットや、高いボールなどを使ったプレーが必要。激しいショットではなく、スピンを効かせたボールやループ・ボールなどを打つ。そんなことを考えると、おもしろいだろうし、楽しいだろう。」

そう語るフェデラーは、初戦となる2回戦でリシャール・ガスケと対戦しますね。

ガスケは、1月に受けた股関節の手術からの復帰大会として出場していて、1回戦では主催者推薦のアレハンドロ・ダビドビッチ=フォキーナを、各セット接戦ながらもストレートで下して復帰初戦を白星で飾りました。

ガスケはフェデラーに対してこれまでの対戦成績は、2勝17敗と大きく負け越しているの。ただ、前向きに考えるとすると、クレーコートでは2勝3敗で、フェデラーから奪った2度の勝利はいずれもクレーコートでのこと。

久々のクレーコートでのプレーとなるフェデラーと、久々の公式戦を戦っているガスケ。どちらに軍配が上がるかしらね。

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大坂選手、異例の契約!

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現在スペインはマドリッドで行われている女子プレミア・マンダトリー大会のムチュア・マドリッド・オープンに第1シードで出場している大坂なおみ選手。

1回戦のドミニカ・チブルコワとの試合をストレートで勝利。前回出場したドイツはシュトゥットガルトのプレミア大会では、腹筋の怪我から準決勝を戦わずして棄権していたから、その怪我が心配されたけど、その影響を感じさせない勝利でした。

そんな大坂選手の姿で話題になっていることが。

大坂選手は以前はアディダスと契約していて、そのウェアを着てプレーしていたけど、先月ナイキと新たなスポンサー契約を結んだことを発表していたの。

そしてマドリッドで登場した大坂選手なんだけど、ナイキ契約選手としてはこれまでに有り得ない事実が判明して話題になっているの。

それは、ナイキのウェアで登場した大坂選手だけど、彼女はそれに加えてこれまでも大型スポンサーとして契約していた日清とANAのロゴに加えて、新たにスポンサー契約を結んだマスターカードのロゴも着けていたからなの。

ナイキは契約した選手に、他のスポンサーのロゴを着けることにかなり厳しいルールを設けていたことでも有名なブランドだったことから、これは前代未聞だと専門家も驚いているんだって。

アジア人女子テニス選手として、そして中国人テニス選手として数々の歴史を塗り替えたリー・ナもナイキと契約していたんだけど、その時も彼女には祖国中国のスポンサー2社のロゴは許されたらしいんだけど、それを越える3社は異例中の異例みたい。

それがどれほど異例かと言うと、ナイキの最大とも言えるスポンサー契約選手であるゴルフのタイガー・ウッズや男子テニスのロジャー・フェデラーさえ、似たようなリクエストを出したもののナイキから断られていたんだって。

今回の契約では、大坂選手サイドはアディダスからの年間10,000,000ドル(約11億円)の契約を断ったようで、ナイキは大坂選手に非公表ながら12,000,000ドル(約13億2千万円)の契約を提示したんだとか。

これは、セリーナ・ウィリアムズの18,000,000ドル(約19億8千万円、非公表)、マリア・シャラポワの12,500,000ドル(約13億7千500万円、非公表)に次ぐ女子の大型契約選手になったようね。

契約金でもトップ選手の仲間入りを果たしている錦織圭選手だけど、その最大と言えるユニクロも年間20,000,000ドル(約22億円)で、大坂選手もそれに近付いたわね。

ちなみにフェデラーがユニクロと契約して話題となったけど、その契約金は年間30,000,000ドル(約33億円、非公表)の10年契約を結んだと言われてます。ため息が出ちゃうわね。

大坂選手は現在、そのナイキや新規スポンサーのマスターカードに加えて、ヨネックス、日清、時計メーカーのシチズン、ANA、WOWOWと契約を結んでますね。

さすが世界1位って感じだわ。

大坂選手は2回戦では、主催者推薦で世界ランク73位のサラ・ソリベス=トルモと対戦します。

勝ち上がって欲しいけど、勝ち上がるとまだ腹筋の怪我が心配だけど、クレーコートの感触にしっかり馴染んで全仏オープンへ臨んで欲しいわね。

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