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上達、逆パターン

テニスの練習、ゲームを同じ時間やっていても、人により、上達するスピードが違います。

あまりに当たり前のことですが、同じ時間練習するなら、早く上達したいのが人情です。

テニスの練習のスタイルで、まずはコントロールを重視して、ボールが入るようになってから、威力を上げていくというのが王道で、私も40年前から、そういうスタイルで取り組んできました。

しかし、経験ベースですが、逆のパターン(最初から威力のあるボールを打ち、そこから確率を上げていく)で、飛躍的に上手くなった人がいました。

私、20歳代後半で、会員制テニスクラブに入りましたが、入った当初は、絶対、王者の方がいました。

当時で私より10歳位年上ですが、大学体育会テニス部出身のオーソドックスなテニスで、クラブで、2か月に1回開催される、シングルス大会で、毎回優勝していて、どうしても勝てない方でした。

しかし、30歳を過ぎた頃、私が覚醒し、ミスをしないテニスに、バックスライスが完成し、その方にも勝て、私が毎回の優勝者となりました。

そして、数年たち、あまりテニス経験がない方が入ってきました。某高校のテニス部の顧問をしていて、会員制クラブにも入ってきた方です。

加入当時は、威力のあるボールを打つ、ハードヒッターですが、まあ、2回返球すれば、ミスをしてくれるので、私が勝っていたのですが。

サーブもエースか、ダブルフォールトで、ゲームとしては、取られることがないと。

しかし、しかし、暫くすると、その威力のあるボールの確率がドンドンと上がってきて、特にサーブは、ダブラないで、エースを取るか、なんとか返したリターンを、次の威力のあるボールで決められると、勝ち負け数が、逆転し、ついに、シングルスの王者の座を明け渡しました。

その後、私は、膝故障でクラブを退会し、13年のブランクに突入したのですが、その方は、さらに強くなり、大きな大会のベテランの部で優勝したりと、私のはるか上へ行ってしまいました。

逆のパターンで凄い上達というのが、この方で、まずは、威力のあるボールを打ち、その後確率を上げるで成功した方です。

特に、サーブで感じるのですが、最初にコントロールを重視すると、その後、威力を上げるのは難しいのではないかとも思います。

野球のピッチャーが、コントロールは後からでもよくできるが、後々スピードを上げるのは、難しいと聞いたこともあります。

テニス(特にサーブ)でも、同じことが言えるのかなと、昔を思い出して感じた次第です。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:02 | コメントは受け付けていません。