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昨日の全仏オープン2019女子シングルス2回戦では第1シードの大坂なおみ選手がまたしても接戦を制しての勝利となりましたね。
対戦したのは、元女子世界ランク1位で全豪オープンを2度制しているヴィクトリア・アザレンカ。
出産を挟んで復帰しつつも、子供の親権問題で思うようにツアーを回れない時期も続いてしまって、なかなかかつてのプレーを取り戻せずにいたアザレンカだけど、最近はアンゲリク・ケルバーやカロリーナ・プリスコバなどのトップ10選手からも勝利を上げるなど、本来のプレーを取り戻し始めていたの。
その勢いは試合の出だしから表れて、大坂選手は一気にアザレンカに0ー4とリードされてしまったの。
それでもそこから大坂選手も自身のテニスをプレーし始めたけど、結局4ー6で第1セットはアザレンカに逃げ切られてしまったの。
第2セットも2ー1からの第4ゲームでブレーク・チャンスが何度もありながらも生かせず、逆に先にブレークされてしまう展開に。
しかしそこからが強かった。
第2セットを接戦の末に取り返すと第3セットは大坂選手の流れで一気に5ー1として、マッチポイントまで握ったけど、アザレンカの粘りに合い取れず。
そこから2ゲームを返したアザレンカ。ちょっと嫌な雰囲気になりつつも大坂選手が2度目のサービング・フォー・マッチをキープして逆転でアザレンカを退けました。
気になるのは、武器であるフォアハンドが、しばらくしないと調子が出ないこと。
第2セットの後半で炸裂させたフォアハンドだったけど、トイレット・ブレークを鋏んで再開した第3セットの序盤ではまたミスの連発。次の試合ではちょっと調整が必要かも知れないわね。
そして同じく接戦を演じてくれたのは西岡良仁選手。ファン・マルティン・デル=ポトロが第1セットの途中で膝を痛めるアクシデントがあって、そのセットを先取するも、第2、第3セットは段々自身のプレーができ始めたデル=ポトロに奪われ崖っぷちに。
凄かったのは、デル=ポトロが勝ちに来ていた第4セットをタイブレークの接戦の末に奪い返したところ。膝の状態が悪かったから奪えたセットではなく、実力で奪ったセットでした。
その証しに、フルセットで勝利したデル=ポトロは、試合が終わると西岡選手の元へと歩み寄り、お辞儀をして西岡選手と抱擁を交わしてましたね。
この瞬間の動画は、各メディアがSNSで世界中に拡散して称賛してました。
コートを去る西岡選手に対しても、会場からはスタンディング・オベーションが沸き起こり、デル=ポトロ自身も立ち上がって拍手を送って西岡選手を見送ってました。美しい姿でしたね。
奈良くるみ選手はセリーナ・ウィリアムズの力の凄さを見せ付けられてしまった感じでした。
それでもセリーナからウィナーを取ったり、サービス・エースを取ったりと、セリーナを本気にさせてました。
奈良選手、次の芝のシーズンにも期待しましょう。
そして今日は、錦織圭選手のシングルス3回戦が行われます。第31シードのラスロ・ジェレとの対戦。現在勢いのある若手で特にクレーコートを得意としているから、簡単な試合にはならないはず。錦織選手もスタートからしっかりプレーして欲しいわね。
そして西岡選手の男子ダブルス2回戦と、二宮真琴選手のミックスダブルス1回戦もありますね。
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大坂選手の世界ランク1位の座だけど、大会前はカロリーナ・プリスコバとキキ・ベルテンスで争っていたけど、ベルテンスは体調不良から2回戦途中で棄権敗退してしまったの。
今夜プリスコバはシングルス3回戦に登場するけど、大坂選手との世界1位争いにも注目したいわね。
大坂選手は同じ山にセリーナと第8シードで今季好調のアシュレイ・バーティがいるわ。両者は順当に勝ち進むと4回戦で対戦して、その勝者と大坂選手が準々決勝での対戦となります。
大坂選手のグランドスラム3大会連続優勝には、厳しいドローが続くわね。
まずは明日行われる3回戦のカテリーナ・シニアコバにしっかり勝利してもらいましょう。
シニアコバは2回戦で第29シードのマリア・サッカリと3時間10分の死闘を制したの。その後に行われた女子ダブルスでは、第1シードでのエントリーながら、シングルスの疲れからか1回戦で敗退。
シニアコバは得意のダブルスがもうないし、シングルスに全てを賭けてくるはず。大坂選手は2試合連続のフルセットからの疲労をしっかり取って臨んで欲しいわね。