そう、京都と言えばテニスなのだ。
全日本室内テニス選手権、京都チャレンジャーの予選を見に行きました。
全日本選手権の方は何度も有明で見ていますが、もう一つの全日本は初めて。
男子がチャレンジャーツアーで女子は国内大会扱いというところも、関東圏からすると不思議な感覚の大会です。
アリーナのコートは3面。
試合開始時間までは選手がこぞって練習。
真ん中の2番コートでは日本人選手が勢揃い、本戦ダイレクトインの内山選手や綿貫陽介選手らも見えました。
本日注目して観戦したのは2試合。
関口周一VS田中優之介と、菊池玄吾VSロイド・ハリス。
関口選手と菊池選手はどちらも違うタイプでありますがフォアハンドが好きです。
スカッとしたフォアもバコンと叩くフォアも、両者とも真似したいと思える格好良さ。
1試合目の関口選手の相手の田中選手は高校卒業間近の17歳。
身体が大きくボールも力強い。あとストリングがトアルソン。
しかし1セット目は動きが硬く、関口選手に6-0でやられて一方的な展開。
2セット目はギアが上がってきたかサービスゲームをキープできるようになったものの、ラリーでは殆ど主導権を関口選手に握られ、あまり良い部分が見られないまま6-4。
サーブとフォアは高い位置から打てるものの、バックハンドの打球がイマイチ伸びず関口選手に良い様に打たれてしまう場面が多かった。
流石に関口選手は昨年の全日本の第3シード、攻めに入るのが早く、田中選手に強打されてもカウンターできる。
今日の関口選手はサービスエースも多く見られたが、やはり経験値の差で17歳には厳しい試合だったのだろうか。
2試合目に入った菊池選手の相手のハリス選手は南アフリカの19歳、世界ランクは285位。
コリッチ、カチャノフと同世代の若手。
やたらと背が高く、フォームが大きくスイングが速い・・・って日本人と比べたら外人選手ってみんなそんな感じか。
菊池選手も全般的に力強いショットが持ち味だと思うのですが、ハリス選手も似たようなタイプでスケールが一段上のように見える。
試合はサーブとフォアハンドが主役でしたがハリス選手の方が得点するスピードが速い。
菊池選手も高速サーブでそう易々とサービスゲームを渡さないのですが、ハリス選手をブレイクするのは至難の業。
試合は6-3、6-4でハリス選手の勝利。
同じようなプレースタイルであるがパワーは相手の方が上、それでもやはり攻めていくべきか。
菊池選手の攻めも通用していたように思う。
そういえば菊池選手のガットがいつもの縦横真っ青ではなく、クロスだけレーザーコードのフェデ張りらしきセッティングになっていました。
オールポリでのバコりからのフェデラー張りで、よりボールに伸びを求めている?
昼食はアリーナの売店で売っていた、20個限定というチキンカレー。
島津アリーナには売店が1つあるのみで出店は無し・・・と言っても予選だからなのか。
慶應チャレンジャーだと学生の出店の他にメーカーのブースやグッズ販売もあり賑やかでしたが。
自分が丸々見た2試合以外では、菊池選手の試合と並行していた綿貫裕介選手とガンズワラン選手の試合、ちらちらとしか見れませんでしたが裕介選手の気合の入った雄叫びは聞こえていました。
裕介選手のプレーは2回練習しているところしか今まで見た事がありませんでしたが、相手のパワープレイに対し必死に喰らい付く姿を見て印象が大きく変わりました。
体格は平凡であるもののややスイング幅の長い綺麗なフォームとボールの軌道、スマートなプレー(?)だと思っていましたが彼はまさしくファイターでした。
次回があれば是非彼の熱いプレーを目に焼き付けなければ。
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それと仁木選手とアレックス・ボルト選手の試合も少し観戦。
仁木選手は自らのプレーをみんラボで解説してくれていて大変お世話になっています。
動画の予備知識と今日の練習を見た限りではフォアが凄い落差で落ちたり、真っ直ぐな弾道からグインと伸びる跳ね方をしたり、スピン系ストローカーのイメージ。
しかし試合では思っていた以上にネットプレーに挑む。
仁木選手だけでなく関口選手も裕介選手もネットプレーが何度か見られました。
ストローカーの時代と言われて久しいですが、錦織選手もネットプレーを増やしている印象ですし、流れが変わってきている・・・のかも?