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スピードコンボ

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トアルソンが新製品を続々と出す中、僕はと言うと未だにアーマードも買ってないですねぇ

ナイロン派じゃないとはいえ、ポリ使ってる人に使って欲しいってストリングをトアルソンファンなのに…

最近のワタクシはラウンド形状にお熱なので…

で、何の気まぐれか今更スピードコンボ。

これ出て1年ぐらい経つんだっけ?

急に出てきて急に使用プロが発表されて、急にトアルソンの風向き変わったなって思いつつも全然試してませんでした。

スピードコンボは縦にプロフォーカス125、横にアスタポリ119。

ツアーコンボは縦に125、横に119のアスタポリ、

って事で、横を細くしてメインストリングをスナップバックし易くしようって狙いなんだろうけども。

だったら縦横119で良いんじゃないの?特にツアーコンボ。

みたいに思うのですが、まあ、プロが使うには縦の耐久性があった方が、ってところもあるんでしょうかね。

契約してるならいくらでも張ればいいから別に耐久性なんて良いんじゃない?って訳にもいかないんですかね、プロでも張り代は自腹みたいな話聞きますもんね。

 

 

 

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ぶっちゃけこのコンボシリーズは自分には合わないだろうな〜と思っていて、この前先に横アスタリスタ119、縦ポリワイヤープラスをやってみてました。

アスタポリとポリワイヤープラスって弾き系のフィーリングとして似てるタイプだなぁって思ってまして。

ただ、アスタポリってスタンダードと言われてる割にはハード気味、撓みを感じにくい。

ガットよりも自分で飛ばせってタイプ。

けどもポリワイヤープラスは縦糸が結構グニャって動く、なので近しい弾きのフィーリングのままスナップバック性が向上するかな?

と思ったら…まあ、その通りにはなったけど、ってところで大きな変化って印象でもなく。

思ったより横の1.19mmが心許無いのが気になった感じ。

だからプロは縦横119じゃなくて縦125を選ぶのかな?

アスタポリって弾き系でハードって言ったけど打球感が厳しいって訳ではなく割とマイルド気味なんですよね。

弾き系でマイルドって何だよって感じですが。

125でそういう感想があって、119だとより、しなやかだなぁと、そういうところがP.W+と119の組み合わせで抱いた感想。

それとも横糸16本のグリンタのせいか?

 

 

 

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で、ファンGに張ったスピードコンボ。

僕としてはファンGには縦横プロフォーカスを張って、ガットの動きで飛ばしたいってのが最近のスタイル。

アスタポリだと撓まず、ガットにボールを飛ばして貰うのは難しいから、自分には合わないだろうなぁと思いながら張った(何故?)

なんだったら縦119横プロフォーカスの逆スピードコンボを試すか迷っていました。

たぶん逆コンボの方がですねぇ、横のプロフォーカスの撓みによる飛びと縦119のシャープで硬質な弾き感で、良い感じにボールのキレが良くなるだろうなぁ、そして細ゲージと言えどアスタポリってテンション維持良いって言うし、実家から離れすぐにストリングを張れなくなった今の自分のニーズに合うなぁ!
何て企んでたんですけどね、結局張ったのはあえてあえてのスピードコンボ。

昔はアスタポリを52ポンドで振り回してたはずなんですけどねぇ、当時も弾きが早過ぎてコントロールが不安って思ってはいたんですけど、速いボールが飛んでスピンもキレがあって結果オーライ!みたいなノリで使ってましたが、
今ではプロフォーカス38ポンドの人間ですからねぇ、、、

予想ではスピードコンボはアスタポリの弾きの打球感に縦糸のプロフォーカスの喰い付きとボールの伸びを加えるタイプ、でも今の自分にはボールを飛ばせずイマイチ…

で、打ってみたらやっぱりその通り!やはり俺の好みではなかった(ぇー

横のアスタポリ119は撓まず、当てるだけでは飛んでくれない…

僕にはもう縦糸のプロフォーカスの飛びだけが頼りになるんだけどシンプルにパワーダウン。

そもそも今年はまだ2回しかテニスできてなくて笑

ちょっと真ん中外すとラケットがブレる、これは横糸の細さのせいか、自分の練習不足か笑

 

 

てな感じで自分には予想通りであまりメリットを感じれずってところなんですけど、

でもこうなったのもまた、ストリングの狙いとしては正しいのかなとも思いまして。

このコンボシリーズ、アスタポリを使ったツアーコンボとスピードコンボについては、アスタポリを気に入ったユーザーへのオプション的な立ち位置だと思うんですよね。

トアルソンの契約選手に人気があるのはポリグランデシリーズかなと勝手に思ってたんですが、思ったよりアスタポリを使ってますって選手が多いなって最近思ってたんですよね。

そのアスタポリを気に入って、で、横を細くしてスピン性を向上させるツアーコンボ。

もうちょっとホールド感欲しいなぁ、アシスト欲しいなぁ、でもプロフォーカスにすると弾きが薄れて撓みが…って思えばスピードコンボ。

アスタポリならある意味飛び過ぎを抑えられる部分もあると思うので、自分のスイングでその辺をコントロールするタイプ、その感覚を微調整って事で選手にハマってるのかな?

だからこのコンボシリーズって大きな変化を望んでいいタイプではないんじゃないかなと。

ポリ✕ポリによるハイブリッドによる微調整、って言うと自分もよくやってたし、他にも目をやると最近はヨネックスの選手でもポリブリッドが目立つ。

ルード、シェルトン、最近はなおみちゃんもニュースになってましたね。

ネットでは縦横のゲージ変更をクールブリッドって呼んで張っている人も昔からいました。

ですが思えば昔、自分が初めてポリのハイブリッドをした時…大学1年生の頃、縦アルパワーラフ横ヘキストリームピュアをお店で張ってもらう時に店員さんに聞いてみたら「ポリとポリのハイブリッドはあんまり意味無いんじゃないかな」って言われたんですよね。

ハイブリッドと言えば違う素材のストリング同士だからこそ相乗効果が大きく表れるのですから、そういう返答になるのが当然。(でもそれでお願いしちゃったけど)

そんな時代だったのがとうとうプロがポリ同士のハイブリッドをやり始めた。

てな訳でコンボシリーズはいよいよ陽の目を浴びたポリ✕ポリ時代の幕開けって事なのかなと勝手に思ってます。

カテゴリー: Toalson | 投稿者クレー 11:09 | 59件のコメント

シルキー125(ウィニングショット)

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てな訳でウィニングショットより新しいストリング、シルキー125が発売されます。

単張りは3月、120mロールは4月発売予定との事です。

今回のストリングはマルチフィラメントで、腕に優しいストリングを目指したとの事です。

 

・・・えー、自分の第一印象としては、いる?って感じでして。

ウィニングショットのブランドテーマとして「もう少し………ここをなんとかしたいって”こだわり”が原点、譲れないスタンス」ってサイトにもデカデカと書いてあるじないですか。

今までのウィニングショットのストリングって、テンション維持性能を持たせたポリのメビウスシリーズ、シリコンを配合したシリコンシリーズがあって、

同じマルチだと繊維2倍のブラックスパイダー、ゲキ細のシルバータッチがあって、

他メーカーと比べても個性的過ぎるストリングばっか出してきたじゃないですか?

それが今更何で腕に優しいマルチを新たに開発しようってなったのだろうか。

まずマルチの時点で柔らかくて腕に優しいって言うのがメリットじゃないですか。

じゃあブラックスパイダーで良いじゃんって思うじゃん?

 

 

ウィニングショットの言い分としては、シルキーは今までのラインナップに無かったポリウレタン使用のマルチフィラメント、だから腕に優しい、との事らしいんです。

あーなるほど?

確かにポリウレタンを使うとなると打球感は変わってくるよね。

どちらにせよマルチならポリウレタン未使用でも最初から柔らかいとは思うけど、確かに打ち味は変わる。

でも、ポリウレタンのマルチと言えば既に世の中に山ほどあるジャンル。

 

トアルソンのバイオロジックやライブワイヤー、彼らはそりゃもう凄まじい反発力と柔らかさのマルチフィラメントで。

そしてウイルソンのNXTシリーズ、テクニファイバーのナイロン全般、ここら辺になるとストリングの表面まで柔らかい。

よくあるポリウレタン系マルチってストリングの表面がベタついてて、使ってると滑りが悪くなる印象ですが、テクニのマルチになると中まで浸透させるような作りなんだっけ?それで何だか表面まで柔らかくて、滑り難さも緩和されるイメージがある。

X-ONEバイフェイズなんかはハイブリッドでジョコも昔使ってたし、一般ユーザーでもナチュラルの代用として使ってる方が多いと思います。

 

 

そんな感じで既に市場にはポリウレタンマルチが飽和している訳で、その中に新作をぶっこんで来る!

これはけっこう大変な事だと思いますねぇ。

腕に優しいマルチ、しかもめちゃくちゃ優しいのが欲しい!って言われても、まずテクニファイバーが第一候補に挙がるでしょ。

高級マルチのバイフェイズ? めちゃくちゃ柔らかいTGV? それとも反発力もあるNRG2?

それを押しのける、または差別化できるようなマルチを果たして用意できるのか。

そこをクリアできないと販売する側だってアピールし難い没個性的なただのマルチのひとつとして埋もれちゃいますからね。

 

 

そして、ストリンギングの際の手触りからしても第一印象は(・・・普通のポリウレタンマルチかなぁ)って感じ。

表面はややベタ付きがあり、トアルソンの旧バイオロジックみたいな感じ。

バイロジに限らず大半のポリウレタン系マルチって表面に妙なベタ付きがあり、それがスナップバックの邪魔をする・・・

まあ、昔はスナップバックなんて意識されてなかったでしょうし、そういう時代からある手法のストリングであれば、そういうもんでしょう。

令和の時代的に考えると、その表面だとポリとのハイブリッドの相性も良くなさそうだけどどうなの?ってところではありますが。

一応シルキーのターゲットとしてはデカラケユーザーやシニアプレーヤーだそうなので、まあポリとの組み合わせは考えなくても良いと言えば、良さそうですが・・・

というか、長らくポリしか張ってない30代前半の自分に縦横マルチの良さを感じ取れるのかと言われると・・・どうしましょーかねぇ(笑)

ストリングテスターではありますけど、ポリ大好き男がテストしてはたして上手くいくのか?

ライブワイヤーとかバイオロジックとか色々使った事はあるんだけど、ポリとのハイブリッドでしか使ってないしなぁ。

なので自分は基本、マルチ使う時はポリとのハイブリッドなんですけど、今回はやっちゃいましたよ単張りを。

やっぱちゃんと評価しなきゃって思って・・・

ラケットもメインラケットに張ってしまった。

もうちょっとシンプルなスペックのラケットに張った方がストリングの性能を手に取れるかなとは思うけども、これも真面目にテストする為ぞよ。

テンションは38ポンド。

ラケットは18×20なんでストリングが撓み難いタイプ、動き難いタイプ、ストリングの性能を感じるには少し難しいかもしれないタイプ・・・

まあでも一応、普段のストリングもポリ36ポンドぐらいで張り、デビルスピンなんて撓んでホールド感しっかり感じているので・・・。

 

 

 

さてさて、という訳でヒッティングですが、打球感はマイルド。

今回送られてきたシルキーは1.25mm。

細いゲージであれば食い付く打球感、ホールド感が出ると思うのですが、シルキーは1.30mmを張っているかのような、撓みが少なくマイルド感が出る。

それって少なからずラケットの18×20のストリングパターンが影響してるんじゃないかなと、張る前から危惧してた部分ではあるのですが、

でもポリウレタンを使ったマルチフィラメント、それも1.25mmとなれば、基本的には大きく撓み、ねっちょりとしたホールド感が強く出るものだと思います。

NXTとかエクセルとかを張ったらまさにそんなイメージじゃないでしょうか。

それら代表的なマルチ達、同じポリウレタン系マルチと比べると結構異なる味付け。

メーカー説明だと種類の異なる側糸を巻いているという事ですが、それなら確かに硬めになって撓みが抑えられるか、でもそんな極端に変わるかなぁ、とか。

 

・・・この側糸の部分、モノフィラメントの側糸みたいに細いモノをマルチの周りに巻いているのかな?って思ってテストしていたのですが、ウィニングショットの発表したパッケージだとマルチが3層構造になっているような感じになっていますね。

マルチ構造で、複数の種類を組み合わせてフィーリングを変える・・・狙った性能を達成する為にかなり考えられたんでしょうね。

 

材質や構造でやや硬めになったとしても、そこはポリウレタン使用のマルチだから打球感は柔らかで負担は感じさせない。

そしてグニャって掴んだら猛烈に反発して飛んでいくのがポリウレタン系なのですが、そこまで掴まないシルキーはパンッと弾きのある打球感。

ボールの飛び自体はそこそこあり、そこはやはりナイロン。

しかしNXTのような掴んで飛ばす強烈な反発力は無いのでパワーアシストは期待しない方がいい。

ポリウレタン系マルチは概ね殆どが反発力の高いストリングになると思うので、その中でやや抑え気味となるのは珍しい部類だと思う。

黄金スペックやデカラケに張る事を想定するなら、なおさら十分な飛びでしょう。

 

主な特徴は打球感と抑え気味の反発力の2つとなる。

スピン性能は・・・表面のベタ付きもあり、あと自分のラケットとか腕前もあり(笑)、特にコメントは無しかなぁ。

やっぱナイロンらしい飛び方で、その枠組みの中では上も下も無いってところか。

抑え気味の反発力とマイルド感のある打球感を思うとコントロール性能自体はあると思います。

 

ストリングとしては確かに柔らかく、しかし思った程は飛ばず暴発しない。

他のポリウレタン系マルチみたいな弾力性は無い代わりに、抑え気味のまとまった性能。

ただ、マルチフィラメントというのはポリウレタンを使っていないタイプだと今度は逆に柔らかく受け止めて飛び難いというタイプが多いので、コントロール性で選ぶなら普通のマルチでも良いですし、

腕への優しさという点でも、ポリウレタンを含んだシルキーの方が柔らかいですが、そうでないマルチフィラメントも柔らかいと言えば柔らかい・・・。

うーん、微妙な匙加減と言いますか、とにかく柔らかいマルチ!ならポリウレタンを含んだTGV、でも食い付くようなホールド感はあんまり好きじゃない・・・ってなったらシルキー?とか、

ナイロンで飛び過ぎは嫌かなぁ~・・・+柔らかければより良いかなぁ、みたいな流れでじゃあシルキー?とか。

強い個性が無いというところで、このストリングをお勧めするには選び手にきめ細かなな知識が求められるんじゃないかなと思いますね、ユーザー側にもショップ側にも。

 

シルキーの値段は3,685円で、マルチの中でも高価格帯かな。

柔らかさ勝負を挑むとしたらTGVは3,850円・・・コストパフォーマンスでは僅かに勝るものの、テクニの柔らかさは製造方法的に段違いだと思うので、性能面でどちらに軍配が上がるか。

トアルソンの代表的なポリウレタンマルチのライブワイヤーはほぼ同額3,630円、バイオロジックXXは2,860円、彼らはやたらと反発力が強いのでそこだけを見ると厳しい戦いに。

同じポリウレタン系と比べると、柔らかさはともかくとして反発力でかなり差をつけられていると思いますが、逆に言えばシルキーは抑え目でバランスがまとまっているとも言えるかなと。

個人的には細いのにマイルドな打感、というのがちょっとニッチですが他であまり見ない強みだと思います。

カテゴリー: WINNING SHOT | 投稿者クレー 10:28 | 570件のコメント

オランゴ・ロウ(STRING-KONG)

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ストリングコングのポリ、残ってた最後の1本も打ちました。

オレンジの多角形ポリ、ORANGO RAW。

ラケットはバナナバイトと同じくDAHCORのK97S。

このストリングコング、買った時は絶対反発力MAXなガットだろ!って思ってましたが、ゴリルワンもバナナバイトも割とハードな打球感で、まあ、パワーある外人がバコれば丁度良いんだなって感じだった2張り。

そこでこのオランゴ・ロウまで硬かったら、同じく多角形のバナナバイトと何が違うねん!ってところですが、ちゃんと違いがあって。

スピンの為の五角形、でも角はあまり尖らせないバナナ・ラウンド・エッジテクノロジーはバナナバイトと共通ですが、オランゴ・ロウではRAWテクノロジー(そのまんま・・・)を採用。

なんか、製造時に出来る限り添加剤を排除して、成形の温度とか時間とかにも気を配って・・・快適性と弾力性を出した、とか。

・・・でも、外人の言う快適性とか柔らかさって、どうせ硬いポリがベースだからなぁ・・・って思う。

サイトの説明文見ても

「超柔らかいとは言わないけど市場の中で柔らかいポリの一つには入るよ!」

みたいな、なんか曖昧な表現・・・うーん?

 

 

 

 

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で、打った感想。

前回のバナナバイトはクロスを1本張り忘れるとんでもないミスしたけど(笑)

今回は張ったぞ当たり前に。

俺が思うにですね、この前は1本横糸を張り忘れたせいでスイングウェイト落ちちゃったんじゃないかな、とも思ったんですよ。

バナナバイトが硬く、かつK97Sも硬いフィーリングでどうにもイマイチ・・・

なのでバナナK97Sのトップ部に錘を軽く貼ってみた打ってみたらこの前より良い。

硬さはあるけど、トップヘビーにした分ヘッドが走ってボールを持っていける。

硬さに負けずに振れる事でボールを叩ける、これなら硬くても使えるぞバナナバイト。

 

そして迎えるオランゴ・ロウ、柔らかくなったとの言葉に偽りは無く、今までのゴリルワン、バナナバイトよりも使い易い!

柔らかいって言ってもコシのある打感でストリング自体はしっかりしている。

マイルドでは無いし、食い付きも少ない。

多角形って強度出す為に硬く作られてるって言うけど、個人的には例えばポリツアースピンは柔らかいし食いつくと思うし、それと比べると天地の差。

あと五角形繋がりでハイパーGも、柔らかいって言われるタイプで合ってるかな。

それよりもしっかりしている感じ、が近いかどうか。

まー外人と日本人じゃ柔らかさとかパワーの基準が違うよねって。

 

そんな感じの柔らかさではあるんだけど、バナナバイトより少し柔らかくなって、しかしコシがあるおかげでボールを打ち易い、飛ばし易い。

こういうのをシルキータッチって呼ぶのかな?

バナナバイトは硬いからしっかり打たなきゃ・・・ってところもあってね。

柔らか過ぎるポリはボールが飛ばないイメージがある、特にポリツアースピンなんか食い付きも凄いから飛ばないってイメージがあったけど、コシがあるポリは硬さでボールを叩ける分、飛ばせる。

ストリングの反発力自体もストリングコング全般に共通してそこそこあるのでノーパワーって訳ではない、そこは流石にコングってところだね。

でもゴリラの絵を前面に押し出しておきながらバランスの良いストリングに仕上がるのがストリングコングなのか。

5段階評価で言うと・・・

飛び:☆☆☆+ 回転:☆☆☆☆ 硬さ:☆☆☆

って感じですかねぇ、こう見るとバナナバイトとあんま変わんない評価じゃん!って言われそうだけど(笑)

でもこういう誤差の部分がデカいんだよね、数多ものストリングが出回るこの時代ってやつは・・・(謎)

あ、スピン性能は特別すげぇ!っていう感じではないけど、まあ、多角形相応のスピン性能と言いますか。

スピン性能よりもこの総合力を見よ!って感じだと思いますよ、ストリングコングは。

サイトの説明を見るとバナナバイトにあったスリッピーピールテクノロジーをオランゴ・ロウでは使ってないみたいなんですけど、でも手触り的には滑り易そうな感じ。

これはコリルワンもそんな感じだったしねスナップバック性は全然あるタイプだと思います。

カテゴリー: ストリング | 投稿者クレー 22:19 | 16件のコメント

バナナバイト(STRING-KONG)

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ゴリラって名前からして絶対最強だろって思って購入したストリングコングのポリ3種。

まだゴリルワンしか打ってなかったのでいい加減張れよって話でストリンギング。

ラケットはいい加減打てよって話なのでDAHCORの黒いやつ。

 

 

 

 

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前にラケット購入した時に、1年以上かかったしどうなのって流石に思ったのか、DAHCOR曰く自慢の品質のラケットを一緒に送り込んでた。

DAHCORではK97Sと呼ばれているラケットだろうね。

16×19、21mm厚のボックスフレーム、でも重さ、バランス、RA値は不明…

どう使えばいいんだって悩んでたラケット。

まー、とりま42ポンド。

今使ってるラケットでは18×20だから36まで落としてるけど、エスマッハプロとかグリンタ98使ってた時にテンションを合わせる。

ちなみにこの前ゴリル1の時はグリンタに42ポンド、だったはず。

ラケットを統一せずにガット試すってどういう魂胆なのかと聞かれると…うーん、まあ、K97Sはオードソックスなスペックだし…いいかなって?

で、そんなふにゃふにゃなノリで張ってたら事件は起きた。

 

 

 

 

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あっ!ミスってる(爆)

横糸を最後の一本張り忘れやがった!!!

……………えー、その、言わせてもらっていいですかね、

このラケット張るの初めてだったしなんか全身黒でグロメットも黒だから溶け込んでるようにも見えそうじゃないですかね、それに一本足り無くてもあんま違和感無くないですかねこのストリングの配置

 

 

 

 

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ほらほらほらほらほら!遠目で見ても他のラケットと比べてもボトムのラストってこのぐらいガットの通ってない空間が空いているのは大体のラケットにおいて自然かなっていうか、

例えばですね、スチーム99なんかだったら逆にラケットのフェイス全体に満遍なくストリングが通ってるけど、その分ストリングの間隔は広くなるじゃないですか、そうする事でボールに対する喰い付きは他と比べて際立つし、実際スチームは廃盤後もフェレールといったトッププロが信頼を置くほどの名器だった訳で、えー、その、その逆も然りと言いますか、同じストリングパターンでもセンターフォーカスしてれば逆にボールをしっかり捉える形になって、ちょうどそう!最近話題のピュアアエロの新型だってパターン狭める事を強くアピールしてる訳でえっと、えー、あーごめんなさい。

はぁぁぁぁ………

 

 

 

 

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はい、久しっっっぶりの凡ミスやらかしてテンションだだ下がりでやってきましたよヒッティング。

ストリングコングの代表的なポリっぽい立ち位置のゴリル1は反発力重視かなと思えば予想よりも硬めで、どちらかと言えばバランス寄りの性能だった事を思うと、それに続くバナナバイトもゴリル1と同じく硬めなのかなと予想。

オランゴ・ロウが多角形かつソフトって立ち位置なのを思うと、バナナバイトに弾力的な飛びはあまり期待できなさそう。

バナナバイトの売りはパワーよりもスピン性能のようですし。

形状は五角形ですがあまり鋭利ではない。

スピン系のポリってとにもかくにも多角形って感じですが、ストリングコングのは敢えて丸みを帯びさせた多角形。

バナナラウンドエッジという形状で、これによりスナップバックやテンション維持を重視したとの事。

そしてもう一つ、テクノロジーとして施されてるのがスーパースリッピーピール

これもまた添加剤による表面コーティングで、ますますスナップバックしやすくさせたという工夫。

多角形かつ滑る、スピンをゴリゴリに重視したポリがバナナバイト。

 

なのでゴリラと言うよりBANANAな曲がり方のスピン重視?って感じで、さあ打ってみると!?

・・・思ったより硬く、ボールが飛ばない?

硬めのフィーリングだろうなとは想像してましたが、精々ゴリルワンの多角形版だろみたいなイメージをしていたら、それより更に硬いフィーリング?

多角形のポリって、最近よく聞くのがラウンド形状よりも硬くて重いという話。(アドブロさん

でも尖がってる分喰い付くフィーリングになるっていうのが自分の印象だったのですが、このバナナバイト、喰い付きよりも硬さが勝る???

丸みを帯びてる分で打球感がラウンドに近付いているのか?

だとしてもまだ打球感は喰い付き寄りだと思うけど。

でもこんな喰い付き感が薄めの多角形は初めてかも?

似たようなタイプだと台湾製かつ五角形のツアーバイトだって、硬い部類に入るけどもっと喰い付きがあったはずだが。

そもそもラケットが、K97Sが薄いボックスフレームなのにあまり撓りも感じられなくてますます打球感が硬い。

横糸1本張り忘れちゃった影響は・・・そこまでは無いんじゃないかなぁ!?!?!?(目を逸らしながら

そう、16×18にもなればストリングの動きが増えてボールを飛ばしやすくなるはずが、バナナバイト、パワーアシストもそこまで感じられない。

ゴリルワンもそこまでアシストしてくれるポリって感じじゃなかったけど、それでも全体的に優等生感はあった。

バナナバイトは硬さと微妙な飛びでそこまで使い易いって訳じゃないぞ。

なんかハードさがある・・・

これをピュアドラとかに張ったらしっかり叩けて、かつスピン性能も活かせそうなところだけど。

そして硬いながらも嫌なフィーリングやビビり感があるかと言われるとそうじゃない。

そこまで飛ばないって訳じゃないんだけど、アシストはもうひとつと言ったところ。

肝心のスピン性能は・・・ストリングの滑りは文句なしですが、自分には硬くてストリングを動かし難い・・・

もっと緩く張るべきなのか?勝手にスピンがかかるって感じを出せなかったが、たぶんそれは自分の腕が悪いんだろうなと・・・最近ちょっと身体のキレが鈍くて・・・

他のラケットに張ったらまた感想は大きく変わるんだろうけどなぁ・・・K97Sも打ちたかったんで・・・初めてのラケットと初めてのポリでやっちゃいました、てへへ。

5段階評価で言うと・・・

飛び:☆☆☆ 回転:☆☆☆☆ 硬さ:☆☆☆☆

って感じですかねぇ、このポリの飛びは、というか全体的に本来そんな悪くない性能だと思うんですよ。

張りミスるしラケットいまいち使いこなせなかったし、不完全燃焼のテストとなりました・・・。

カテゴリー: ストリング | 投稿者クレー 22:37 | 3,913件のコメント

GORILL-1 (STRING-KONG)

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いや~久しぶりだねぇ!皆さん!クレーです。

見てくださいよ、このガット達。

最強のガットを見つけちまったなぁ!?えぇっ!?

僕はラケットもガットもそうそうコロコロと変えるのは良くないって常日頃から思ってる人間なのは周知の事実・・・(そうなのか?)

でもこんなガット見つけちまったら買わない訳にはいかねぇよなぁ!?

1992年生まれにも関わらず未だに覇権を握るアルパワーを超える最強の反発力を持ったポリねぇかな~ってググッてたら引っ掛かったら見つけちまった!のがこのストリングコングってゆうイタリアのブランド。

いや、絶対これパワーすげぇでしょ、ゴリラだよゴリラ。

こんなにインパクトあるガットってある?

人類の時代は終わったんだよ、これからはゴリラの時代さ。

デビルスピンしかり名前も大事だよやっぱ、名は体を表すってね。

こーゆーインパクト欲しいよね、最近のガットやラケットにもさぁ?

この超円安の時代に輸入してでも張りてぇ・・・ってなる最強のヤツをさぁ!

なので買っちゃいました・・・

ブランドのサイト見ると日本への配送の選択が無かったのでメール送ってお願いしちゃいました。

トアルソンしか張らない人間の俺が・・・わざわざそこまでして買ってしまった・・・でもしょうがなくないです?こんなガット見たら。(くどい

 

 

 

 

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という訳で昨日張って一発目打ってきました、ゴリル1です。

ポンド数は40ポンド。

でも公式サイト見返したら52-44ポンドぐらいで張らないとパフォーマンス出せないよって書いてあった・・・(爆)

メーカー説明では・・・まあまずは弾力性あってボールが飛ぶよってポリで、それでいてコーティングによってスピン性能も高いとの事、あと打球感もテンション維持も良いって。

ゴリラって名前の割にはパワー一辺倒というよりオールマイティ気味?

弾力性があるって聞くとビヨンビヨンみたいな、ボールを咥えて跳ね返してくれるのかな?って思うけど、ストリンギングの段階で弾き感が強そうなフィーリング。

反発力がありますよってポリって、そのビヨンビヨン系か弾き系かの二択ってのが多いよね。

ビヨンビヨンとする反発系のポリと言えば、エッグパワー?アルパワー?ここら辺は張りっぱなしで伸びた時の印象に引っ張られてるかも・・・最後に打ったの相当昔の記憶だ。

後は緩く張ったポリジナモスがそんな感じかな。

一方で弾きの反発系ポリと言うと、ポリグランデ・レイザーやメビウススピード、ダンロップのエクスプロッシブスピードも思い浮かぶ。

打球感の好みは人それぞれですが、個人的には弾き系よりもストリングが撓んでかっ飛ばしてくれるタイプの方が反発力を感じれて好み。

弾き系だと、ボールの飛び出しが早くて打球感を感じ取れなかったり、インパクトでボールにパワーを伝え切れずあまり飛ばせないような・・・そんな感じがする。

(でもメビウススピードのレビュー読み直したら撓み感あるって書いてあるな・・・)

 

そしてこのゴリル1、張った時の予感は的中し、実際に打ってみても打球感はまさに弾き系。

撓みよりも弾きでボール飛ばすよってやつだ!

うーん、ゴリラって言うもんだからがっつりハードヒットでボールを捉えられるポリだと思っていたら・・・

勝手にドイツ製の硬質かつ球持ちあるポリで、それでグニャッとパワフルなボール飛ばしてくれるだろうなぁと思ってましたが、これも後でパッケージ見たらメイド・イン・タイワンって書いてありましたねぇ。

めっちゃ勝手な思い込み!

僕は勝手にドイツ製(シグナムプロとか)は硬くマイルド、フランス製(バボラとか)はもっさりマイルド、日本製は弾き系ってポリに偏見持ってます(ぇー

そうか台湾製か、僕は台湾製のポリは・・・あんまり打った記憶無いけど、ソリンコなんかは台湾なんだっけ。

ツアーバイトもハイパーGもこんな弾き系って訳じゃないので・・・○○国製だからこうって決め付けても当たりませんね(笑)

 

なのでストリングのアシストによるパワーを期待していた自分はちょっとショック。

それでいて最近の自分はなんかですね、体が思い通りに動かないと言いますか・・・ボールが来ても上手く反応できなくて、タイミングが取れなくて、体がフットワークやテークバックをしようとしなくて・・・鈍ってるような感覚?っぽく思えますが、毎週やってんですよねぇテニス・・・

そんな感じなので、ますますストリングの能力というものを手に感じ取り難い。

確かにボールは飛ぶ、けどもはたして自分がストリングの弾力性をちゃんと感じ取れているかどうか・・・

僕のストロークは駄目駄目だった一方でサーブでだとある程度パワーアシストを感じれました、が、今のところだと強烈なアシスト!ってところまでいかないのでもうちょっと吟味したいところ。

でもアシストが強烈なガットってちょっと打っただけでもすげぇ!って思うから、うーん、こういうタイプなんだろうな。

 

でもブランドとしてもゴリル1は決してパワーの跳び抜けたポリ!って扱いをしてる訳ではないようでして。

コーティングをしているとの事でストリングの動きは良く、丸い形状ながらスピン性は割と良い。

なんでゴリラってネーミングでスベスベポリなんだ?って疑問が出てきますが、弾き系の打球感と併せてこのスピンのかかり易さは、パワーポリって言うより器用なタイプだなって印象を抱かせます。

硬めのストリングですが極端に硬くもなく、弾き感やストリングの滑り易さもあるせいか打球感のハードさやストレスは少なめ。

 

ヤワな感じの打球感じゃないのでコントロール性も中々のもの。

パワー一辺倒ではなくバランス感のあるオールマイティなポリ。

うーん、僕が名前に引っ張られてますが(笑)中々なキャラのポリだと思います。

でも、今回買った3種のポリの中で一番パワーがありそうなゴリル1が弾き系だったとすると、残りのバナナバイトとオレンジラウはどうなるのか・・・

多角形なら喰い付く打球感になると思うのでグニャッて跳ね返す感じになると思うのですが、予想は果たして当たるのか・・・

もう少しゴリル1を堪能しながらその内試してみたいと思ってます。

カテゴリー: ストリング | 投稿者クレー 17:22 | 78件のコメント

トアルソンゴールド・オリジナル

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ハイブリッド専用糸って事でこの前から縦:デビルスピン横:トアルソンゴールド・リアクトで打ってるんですが、予想外にもフィット。

今年はガチでリアクトを使おうかって思っているのですが、リアクトって単張りのみでロールもBOXも売ってないんですってね。え~・・・

という事でコスパ重視の僕はロールのあるオリジナル、イチバンを入手。

あとついでに家にあるスーパーレイザーの125も試そうと思ってまして。

どうせいつでも張り替えられるんで耐久性はあまり重視してないんです、でも値段がねぇ・・・お得な方が良いよねぇ・・・

リアクトはトアルソンゴールドにリアクトファイバーを巻き付けたタイプ、であれば、オリジナルの方と性能はあまり変わらないのでは?

個人的には、モノフィラメントの違いを感じる自信はあまり無い・・・

シンセティックイチバンは側糸が細かくなったタイプで、スーパーレイザーはなんかコーティングがしてあるらしくて・・・

うーん、微妙な差異だけでナイロンのモノフィラメントを、トアルソンゴールドとの違いを感じられるのか。

 

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はい、テンションはいつもの42ポンドでこの土日に使用。

昔単張りで張ったこともあったんですけど、その時はもっさりしてるなあ〜って印象だったのですが、はたしてあれは張ってすぐ打ったのか、しばらく放置してたやつだったのか今となっては曖昧で…

今回打ってみたらミクロスーパーっぽいなって感想。

全然もっさりじゃないじゃん。

弾き感があり、若干の喰い付きの後にスコーンと飛んでいく。

ミクロスーパーだねぇ、これぞモノフィラメントって感じ。

でもリアクトと比べると違いが有り過ぎるのがまた不思議。

リアクトには喰い付きというか撓みがあまり感じられず、打球を飛ばす時の弾きの良さ、爽快感というのもオリジナルより感じなかった。

むしろリアクトを横に入れた時の印象は硬っ!?でしたよ自分。

ポリジナモスより撓み感無くてフィーリング明らかに硬かったもん…

久しぶりにモノフィラメント張ったからってここまで予想と違う打球感になるか!?

って思ったけど、オリジナルの方はまさに自分の思うモノフィラメントの打球感。

この差は何だろう、リアクトは耐久性のあるリアクトファイバーを側糸に入れていますが、それでいてオリジナルより柔らかくなっているとのトアルソン談。

断面図を見ると通常の側糸は単芯なのに対し、リアクトファイバーは細かい繊維を束ねた状態で4箇所の側糸と入れ替えている、

という事は、一部分だけマルチフィラメントになっているからオリジナルより柔らかい、って事なのか。

それでも自分の感じる打球感では硬いリアクトと、撓むオリジナル。

自分的にはオリジナルの方が優しい打球感に感じはしますが、弾きの良さを思うにオリジナルの方が硬質ではあるんだろうなとは思う。

リアクトは一部がマルチなので弾き感が薄れ、打球時に少しボールを受け止めてしまい、弾く前にダイレクトに打球感を感じるのか。

メーカーのスペック上では柔らかさはオリジナルもリアクトも同等の数字で、反発力はオリジナル、耐久性はリアクトという扱い。

弾き感的には確かにオリジナルが勝るという印象ですが、今の所ハイブリッドでのボールの飛びは、自分はリアクトの方が頼りになるなと感じています。

オリジナルだと撓みがある分、力が逃げるようなイメージ。

軽く当てるとスコーンと飛んでいくんですけどねぇ。

速いスイングスピードでナイロンはパワーロスが起きるなと思う中で、リアクトだとまだ結構対応してくれる感じがある。

これがハイブリッド専用糸という訳か?

なのでボールの飛びはリアクト、更に打球感でもしっかりした感じがあるのでリアクト。

スピン性もまあ…リアクトもオリジナルも縦のポリを邪魔する感じはまだしない。

リアクトはがっしりした打球感でポリっぽくかけれるし、オリジナルもそんな使いづらさは感じない。

ナイロンと組ませたら速攻でノッチが出来て縦が動かなくなると思ってましたが全然頑張れているモノフィラメント。

こういうところも今まで気付かなかったなぁ。

マルチだとすぐ食い込むしねぇ。

オリジナルもまあシンプルな感覚で、使えないって程でも無いのですが…今回軍配が上がったのはリアクト。

ロールもBOXも無いけど仕方がない、ナチュラルみたいなもんだと割り切って単張りをストックするか。

この感じだとイチバン127をどう感じるだろうか。

側糸が細かいイチバンは喰い付きを高めたと言うが、オリジナルみたいな抜けるような弾き感だと嫌だなぁ。

それとも硬質さが薄れ、ポリとのハイブリッドでダイレクトなフィーリングに変わるのだろうか。

後はTNT2も気になるところ、反発力が強過ぎるかもしれないけど…

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 07:20 | 81件のコメント

ハイブリッド専用糸

 

YouTubeでトアルソンゴールド・リアクトの紹介動画が出てきましたね。

ハイブリッド専用糸ですって?

リアクトって新製品じゃなくて18年頃に出たストリングで、それに今までそんな扱いされてなかったと思うけど・・・

トアルソンの今年のカタログもウェブサイトから見れるようになったのですが、そちらでも単独でハイブリッド専用糸として書かれてるじゃあないですか。

なんで急にリアクト推しなんでしょ?

 

 

 

 

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という事でポリ×モノフィラメントという組み合わせに懐疑的な僕ですが、家にリアクトがあるじゃないですか。

しかもネットで落としたデモパッケージ・・・せっかくの貴重なコレクション、使うべきかどうするか・・・

 

 

 

 

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まあでも、流れに乗って張ってみるのも一興じゃないですか、って事でストリンギング。

メインにデビルスピン125、クロスにトアルソンゴールドリアクト、テンションはいつもの42ポンド。

トアルソンのロングセラーのモノフィラメントであるトーアゴールドにリアクトファイバーを巻き付けて耐久性を上げたのがトーアゴールド・リアクト。

という事ですが・・・モノフィラメントのハイブリッドってあんま聞かないじゃないですか。

ハイブリッドと言えば基本ポリとナチュラルで、ナチュラルをマルチで代用してって人がいて。

モノフィラメントを使う場合って・・・なんだろなぁ・・・

メーカーの既製品のハイブリッドでモノフィラメントが採用されてる事ってありますよね。

トアルソンはアスタブリッド、ゴーセンにも昔剛戦ってのがあって、確かそれもポリとモノじゃなかったっけ?

今だとG-XXシリーズとやらがあるらしいね。

バボラも・・・プロハリとN.Vyって組み合わせ昔無かった?今はもう無い・・・?

モノとマルチだとモノフィラメントの方が反発力があって耐久性も高い。

マルチだと打球感が柔らかく、物によっては大きく撓んでモノより飛ぶんじゃ?ってのもあると思う。

どちらにせよモノもマルチもポリよりは飛びも柔らかさも補えそうですが、ハイブリッドは基本的にマルチが主流。

なんででしょ?自分がモノフィラメントを選ばない理由は・・・モノよりマルチって先入観なんですかねぇ。

マルチの柔らか過ぎる打球感はそんな得意じゃないのですが、ムゲンリミテッドやライブワイヤーみたいなポリウレタン配合のマルチの反発力がモノフィラメントより勝るだろうってのは思ってます。

 

ではTGリアクトはどうなるか。

前に一度トアルソンゴールドのオリジナルをエスマッハツアーに張って打った事があるのですが・・・その時の感想は反発性いまいち、打球感はややモッサリみたいな感じ?

あんまりモノフィラメント使わないものでして・・・少ししか使わなかったのもあってイマイチ性能を感じ取れてない?

うーん?自分の思うモノフィラメントってやっぱり王道のミクロスーパーの影響が大きいのかな。

ミクロスーパーって他のモノフィラメントと比べるとハリがあると言いますか、しっかりしてません?

他のモノフィラメントってしなやかというか、しなしなしてるのが多いなと・・・

ミクロスーパーだったらもっとしっかり反発しそうなところが、他はあんまり飛ばない?

まあ、そんなにモノフィラメントを数打ってはないのですが・・・

なので、TGリアクトも正直期待してなかったんですよねぇ最初は。

それにデビルスピンと組ませた訳ですから、突起でクロスに喰い付き過ぎてスナップバックできず吹っ飛ぶだろうなって思ってました。

じゃあなんで張ったねん・・・ってのはさておいて(笑)

パワー補いたいなってよくハイブリッド色々試してはポリ×ポリに戻る自分。

最近試したのはクロスにムゲンリミテッド、表面スベスベだし恐らく世のマルチの中でトップじゃないの?って反発力に惹かれて1.25も1.30も試したんだけど、どうしてもデビルスピンが喰い付き過ぎてボールの飛び方がなんかギクシャクしていて、強力な反発力を飼い慣らせず。

そもそもナイロンとデビルスピン組ませるのが駄目ですね(爆)

高粘度ポリエステルによる突起にマルチフィラメントがそうそう耐えられるはずもなく・・・

でも自分はオーバーが恐いのでデビルスピンの引っ掛かりが無いと不安で不安で仕方が無い。

なのでデビルスピンは外せないぞ、それにリアクトファイバーは耐久性を上げる為に加えたそうなので・・・見せてもらいましょうか、その性能。

で、昨日今日と打ちました、でも2日ともめっちゃ強風でしたねぇ!

こういうコンディションだと風に押し戻されるわ逆に乗って飛んでいくわでストリングの性能を把握し難い・・・。

でもその割には良いストローク打てたような気がするなぁ。

まずボールの反発力、いいぞ、バキンッと打ってボールが飛ぶ。

マルチだとグッと掴んでボールが発射される、そういう感覚だと何だか飛び過ぎるなあ、自分のパワーよりガットのパワーの割合が多過ぎる?

そしてスイングの速度を上げていくと撓み過ぎて何だかパワーロス・・・?

それが、TGリアクトはどうも撓みが少ない?

モノフィラメントってポリなんかより全然柔らかいはずなのに撓みが感じない?

打球感がしっかりしていて、それでいてボールの飛びも良い!?

自分のパワーで飛ばす割合が多く、かつ自分が思うよりも飛距離が出る。

モノフィラメントってこんなに撓み無かったかなぁ?ポリと組み合わせてるからかなぁ?

というかいつもの横にポリジナモスの時よりも撓みが少ない気がする・・・。

動画上だとアスタポリ単張りと比べ、クロスにリアクトを入れると飛び、スピン、耐久性、撓みのどれもが上だった・・・

との事だけど、確かにアスタポリとの比較だったらリアクト入りの方が撓みが出るだろうなって思う。

 

次にスピン性能、これも・・・ポリ単張りよりスピンかかるっていうのは無いんじゃないの?って疑ってかかりましたが。

ストリングの表面がスベスベって感じは・・・特に無し、まあ普通かなぁ。

動画によると縦のポリに対してモノフィラメントはそう簡単には潰され難いのでスナップバックは機能する、との事。

マルチだとデビルスピンの突起ですぐに削れて食い込むところを、TGリアクトは・・・今のところ良好、2日程度6時間程度のプレーで食い込んでいる感じはまだ見受けられない。

ポリ×ポリみたいなハードな打球感でスピンをかけられる。

でもちょっと気になるのは・・・撓みが少なめなので引っ掛かる感じが薄い。

ポリジナモスならマイルドに捉えるホールド感があってスピンをかけやすい感があるのですが。

TGリアクトは撓みが少なく、ボールの弾きも早い。

それでも今のところ使い易いと思っているのですが、この弾きの早さが、いざ試合で使ってみてどうなるか・・・

自分の好みは球持ち感のあるストリング、弾きが早いとすぐにボールが飛んでいってしまってコントロールできる自信が無い。

飛びもかなりあるから、ナイロンのパワーを制御できるのかどうか。

ストリングを選ぶ際に「飛びを抑える為にポリ使うな!」「ナイロンで飛び過ぎるのは技術不足!」って言葉をよく聞くなと思いますが、

試合の重要な場面で思い切ったプレーをできるかどうか、それを考えた時に、コントロール性の高いポリではなく反発力が高すぎるナイロンを選ぶ自信は自分には無い。

技術力不足と言われればそれまでだけど、その技術力で試合に臨むのだから、欲しいのは自分で納得できるレベルの飛びとコントロールの両立だなと思う。

なので、今のところ良い感触のデビルスピン×トアルソンゴールドリアクトですが、はたして本番でどう感じるか・・・。

でも飛びとスピンと一緒にコントロール性も良い感じだったんですよ~この土日。

球持ち感ある打球感が好みではありますが、弾きの早いアスタポリを愛用していた時もあるんで、自分の好みはかなり曖昧なんです・・・(笑)

 

なので引き続き試していく所存ですが、TGリアクトが合わなかったら・・・ポリ×ポリに戻る前に他のモノフィラメントも試してみようか。

それにTGリアクト、今調べてみたらロールが用意されてないのも悩みどころ・・・

リアクトより撓み感がありそうなのを探してみるとイチバン127。

側糸が細かいのでノーマルなタイプより柔らかくなるのではないか。

表面のコーティングはどうなのだろう、もしかしたらリアクトは良い方で他のモノは滑り難かったりする?

トアルソンのモノにはスーパーレイザーってストリングもあって、それはスーパーレイザーコーティングなるものをしていて、それは打球感が目的らしいけど触った感じは悪く無さそう・・・

って、昔スネークスピンを試打した時にスーパーレイザー125も張って打ってみた感想が残っているのですが、なんかやたらと飛びもスピンもしっかりした打球感もあって、ホントに格安ガットか?って驚きましたね。

今まで全く気にしてなかったけど、モノフィラメントと意外と相性良いのかもしれない・・・?

 

 

てな訳で今のところレアケース?これからどうなる?なポリ×モノフィラメントのハイブリッドをやってみたのですが、ちょうどこのタイミングで、YouTuberの翔吾さんさんもストリングをモノフィラメントとのハイブリッドにしたとの情報。

縦にトロラインのアブソルート、横にダンロップのシンセティックタフ125。

今まで色々ラケットもストリングも変えながらもポリ×ポリだった翔吾さんがまさかのチョイス。

シンセティックタフって見たところシンプルなモノフィラメントなようだけど、翔吾さんもまた、モノフィラメントのパワーに魅了された様子。

打球感の好み的にも自分とは違って弾く感じが好きなようなので、翔吾さんのセッティングはしばらくモノフィラメントが続きそう?

トアルソンとYouTuberの影響力でモノフィラメントの需要が今年は高まる・・・だろうか?

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 18:51 | 9,089件のコメント

PenzGutZERO

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このガット、ぺんてぃさんが個人で立ち上げて販売を始めたナチュラルガットなんですけど、手軽にナチュラルを体験できるようにって事で開発されて6.5mで定価¥1,980で販売開始となりました。

ペンズガットゼロ

販売開始のアナウンスからあっという間に売り切れてしまって現在入荷待ちですが、たまたま手に入っちゃったんで2022年の初張りと初打ちはペンズガットになりました。みなさんあけおめっ☆

 

 

 

 

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という事で早速その他のナチュラルと比較。

画像のはどれかがNaturalGutWholesaleのV1と、VSチームです。どれがどれだか分かるかな~?(ぇー

どれも半分使ったまま放置してるナチュラル・・・勿体無いねぇ・・・

PenzGutZEROは画像で見た第一印象だと、N.G.W-V1と見た目同じだな~と思って、期待感がちょいと落ちましたね。

でも実物はPenzの方が透明感ある。

N.G.W-V1は・・・放置し過ぎたのもあるかなぁ?透明って感じじゃないし、なんかシナシナしてるような・・・

でも昔書いたレビューでも同じ感想だったのでやはりそうか。

Penzが格安ナチュラルって事で、比較対象となるのは当然NaturalGutWholesaleになるなと思う訳です。

 

 

 

natural gut wholesale

 

V1を当時いくらで買ったか覚えてないんですけど・・・今はプロV5+までバージョンが進化してますね、V5+の16Lが25.95ドルで、ノーマルのV5だと16,17ゲージが15.99ドル・・・

これらは1張分の値段で、国外送料が13.65ドル、なので、今調べてみたらV5+3,005円、V5が1,851円、送料1,580円・・・

相変わらず爆安だなぁ。

前に買った時から改良を続けているようなので当時のレビューは参考にならないかもしれませんが、V1はですね、反発力は確かにあるのですが、ナチュラルにしては打球感が軽く、頼りないイメージがありました。

あとガットが繊細で張り辛かった記憶があります。

VSチームとかタフガットとかよりコーティングが薄いって事なのかな。

逆にコーティング薄い方がナチュラル本来の打球感がーって事にもなるでしょうけど、自分的には頼りないなって事でV1は1回しか張っていませんでした。

性能はある事にはありますが、VSチーム、タフガット、レジェンドと比べると、しょうがないとはいえ落ちるなーってところと、なんか違い過ぎるなぁ・・・って思うところがありました。

 

 

 

 

 

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あともう1つ、安いナチュラルガットという事でOEHMSのPRO TOUCHを打ってみた事もありました。

今の価格は~34.95ユーロ・・・4574円・・・あれ?こんな値段だったかなぁ・・・

調べてみたら昔は24.95ユーロだったみたいです、3,266円也。

送料は・・・昔は安く手に入ったんですけど、今は調べるの怖いから割愛・・・

このプロタッチもですね、見た目は透明で綺麗だったんですけど、張り中にクランプで挟んでも白濁しないぐらい頑丈、となると打球感もやはり硬めで、VSチームとかと比べるとちょっと・・・ってところがありました。

 

 

 

 

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そんな例があったんで、コスパ重視のナチュラルガットがはたして有名どころに近いフィーリングになるのか、代用品にするにしてもちょっと感じが違い過ぎないかなあ・・・って感じになるのではないかって思っていました。

今回は縦プロフォーカス125、横PenzGutZERO 16ゲージで42ポンドのストリンギング。

ぺんてぃさん曰くオススメは縦ナチュラルとの事でしたが・・・自分、縦ナチュラルの打球感が苦手なもので・・・(笑)

あと、N.G.WやOEHMSを使った時はどちらも縦にデビルスピンでしたが、今回はプロフォーカス。

と言うのも、最近はナチュラルとのハイブリッドでは縦でも横でもデビルスピン使ってたのですが、どうしてもどちらも馴染めなくて、年に何度か試してはデビルスピン×ポリジナモスのポリポリブリッドにしてるんですよね。

縦デビルスピンだと、横のナチュラルが撓んでもデビルスピンが硬くて喰い付き過ぎ、飛びがいまひとつ・・・って感じなんですよね。

前にはHDアスタポリでも同じような感じで、ナチュラルに期待していたパワーを中々発揮できず。

でもどちらもコントロール性、打球感の良さといったバランスが良くて、しかも割とこの組み合わせで勝ってる事も多かったりするのですが。

縦ナチュラルの場合は・・・スピンは良いんですけど打球感が苦手でして。

という事で今回は硬くなく、しなやかなプロフォーカスを採用。

打ち比べとかレビューするんだったらデビルスピンにしとけって話ですが、自分が張りたい組み合わせを優先しましたって事で・・・

 

 

 

 

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で、このガット、ストリンギングの時点で気になった点がいくつかありまして。

一つ前の画像もそうですけど、フレームが白い粉まみれ・・・

ガットを通す度に撒き散る粉・・・

表面はザラザラしていて、コーティングは無いのか?薄めなのか?

こんなに粉が出るナチュラルを張ったのは初めて。

まあ粉は別に良いんですけどね自分。

表面のザラザラ具合はN.G.W-V1がそうでした。手触りも似てるって事。

コーティング無しのナチュラルガットもザラザラしてるって聞きますね。

で、このザラザラしたガットなんですけど、ストリンギングにおいてはとにかく滑りが悪い!

抵抗が大き過ぎて全然ガットを引けない!

というか無理に引いたら絶対ガットが痛むからくっそ慎重に張らざるをえない!

先に縦にポリを張っていて、そこを通す必要があるから?

にしても、こんなに苦戦したのは記憶にないぞ。

最近張ってないとはいえ、他のナチュラルでももう少し楽だったはず。

N.G.W-V1の時もストリンギングに苦戦したって書いてあったけど、よく憶えていないけどこれはそれ以上かも・・・?

N.G.W-V1ではデビルスピンとの組み合わせだけど、Penzのでデビルスピンとのハイブリッドを張る勇気は無いなぁ・・・

そしてなんでノットの写真を載せているかと言いますとね、ノットもですね!この状態から締めるのにめっちゃ抵抗強いんですよ!

最後のノットまで締めるのしんどいのは初めてです!!!(笑)

 

 

 

 

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あと気になったところ。

パッケージから取り出したガットの先っちょが潰れた状態。

これもN.G.W-V1でしか見た事無かったです。

あとあと、これもパッケージから取り出した時の事ですけど、単張りってインシュロックでストリング留めてあるじゃないですか。

VSチームなんかはインシュロック外すとブワッて一気に拡がって張る前から弾力性を感じさせてくれるんですが、PenzGutZEROはブワッってなる事無く大人しめ。

そしてまたまたN.G.W-V1の時もブワッとならなかったんですよねぇ。

まさかこの2つは、そういう関係なのか?どうなのか?

って事で、打つ前まではちょっと期待は薄めだったんですよねぇ・・・。

 

 

 

 

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という事で初打ち。

ボールをヒットするとグニュっと掴み、そこからボールを跳ね返す反発力。

これぞナチュラルって打感で、ホールド感に重厚感があるんですよ。

ただボールをホールドしたり飛ばすんだってだけだと、ナイロンマルチにいくらでもやってくれるストリングはありますが、マルチの打球感ってシャープ過ぎたり柔らか過ぎたりするんですよね。

マルチは大体がただ柔らかいだけ、ただホールドするだけ、ただ飛ぶだけってのばっかですけど、殆どの要素をバランス良く高いレベルで持っているのがナチュラル。

このペンズガットゼロもそういうイメージ。

これがですね、格安ナチュラルのN.G.W-V1だとシャープ過ぎ、PRO TOUCHだと硬くてちょっとバランスが欠けてるイメージだったんですが、ペンズガットゼロはOK、良いですね。

安くてもしっかりナチュラルしています。

ちなみになんですけど、張る時は表面の抵抗が凄いと言いましたが、実際に打ってる時はスナップバックはそこまで不便に感じない、ちゃんと働いていると思う。

ナチュラルって昔から滑らそうとは作っていないと思いますが、そういうところありますよね。

ぺんてぃさんのオススメのハイブリッドは縦ナチュラルでしたが、今回の僕のセッティングは横ナチュラル。

この組み合わせなんですけど、自分としては横のナチュラルのおかげでボールが飛ぶように感じます。

ぺんてぃさんは飛び重視なら縦にナチュラルって言ってましたが。

横に入れても柔らかさで撓んでくれるから反発力出ますね自分は。

縦糸も柔らかいプロフォーカスにしたからナチュラルの撓みを邪魔しないんだろうなぁと思います。

ポリ単張りに比べて飛んで打球感も柔らかくなって、使い易くなって。

久しぶりにナチュラル使いましたが、これからまた使おうかなあ!なんて思いましたね。

やっぱナチュラルって良いんだね~。

・・・と思って何度か使っているのですが、ちょっとボールが飛び過ぎて、ふかしてアウト連発している最近。

ここ最近は縦に多角形のデビルスピンを使って引っ掛けてコートに収めていたせいか、縦も横も丸いストリングでナチュラルのパワーを制御ができてない・・・。

これを慣れの問題と見るか、技術不足と見るか・・・

よく聞く話で、ボール飛び難くてコートに入るからポリ使うって一般愛好家はポリ使っちゃ駄目!ナイロンが飛び過ぎて嫌っていうのは技術不足!ナイロン使え!

ってよく言われてますけど、こうも収まらないのだったら尚更飛び過ぎるストリング使うのはストレスだなって思います。

ポリポリならキレ良くスピンかかってコートに収まるのにわざわざ他の素材を使ってられるか!みたいな。

と、普段だったら思うのですが、今回久々に使ったナチュラルは打球感がけっこう気に入っているので、どうにか使いこなせないかな~って感じ。

うーん、この飛び過ぎ感ですが、今まではよく多角形のデビルスピンや、表面が硬めのHDアスタポリをナチュラルとのハイブリッドで使っていたんですけど、その時は喰い付きが出ていました。

プロフォーカスはしなやかで比較的喰い付きが薄かったので、ナチュラルの飛びを邪魔しないのが、仇になってしまったのか、でもこれで良いとは思うのですが。

あと、ツイッターで出ていた話で、他のナチュラルに比べ緩む時の緩みが大きい、という感想もありましたが、うーん、こんなに飛び過ぎを感じるって事はそういう事なのかも?

言われてみればちょっと重厚さが薄れてきてる?

ちょっと実感は薄め。

他のナチュラルだと、VSチームなんかだともっと重厚感が続く、かなぁ。

 

ナチュラルとして性能も価格も良いガットだけど、張り難さは今までで一番困るレベルだったかも(笑)

使う人としては安くナチュラルを体感できるから良い事尽くしなんですけどね~一方張る側としては・・・

このガットをね、他のストリングと同等の効率で作業できる気がしないです。

他のと同じ速度で張ろうとしたら絶対痛むでしょガット。

それとも一流のストリンガーならこれをどうにかできるのか・・・?

個人店はともかくとして、色んな人が張る可能性のあるお店だと・・・仕入れられるのか?

でもこの張り難さを改善するプランもぺんてぃさんは練っているようなので、今後どんな新しい製品を生み出してくれるか期待大ですね。

カテゴリー: ストリング | 投稿者クレー 18:39 | 359件のコメント

シリコンソフト125

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ウィニングショットから10月中旬に発売予定のポリ、シリコンソフト

以前送られてきてから気がつけばもうそろそろ発売が近付いているではないですか。

という事でインプレです。

 

ただですね、前作のシリコンツアーが個人的にイマイチだったので、最初はどうなのかなって思ってました。

シリコンツアーはボール飛ばないし、シリコン素材のおかげか衝撃はそんなに大きくは無い方だけど硬くてダルいし、表面がギシギシ鳴るからスナップバックし難くいし、それのせいで打球感に違和感あって・・・

他のストリングでも割とよく聞くシリコン、有名どころだとRPMブラストがシリコンコーティングをしていて、スナップバックをし易くしていますね。

ウィニングショットのシリコンシリーズは、釣り糸メーカーと共同開発してストリングの内部自体にポリとシリコンを融合させた物。

これによってしなやかな打球感と強靭さを両立させたというのがシリコンツアー。

シリコンツアー以後も釣り糸メーカーとの共同開発は続き、プラズマ加工なるものをストリングに取り入れようとなって生まれたのがシリコンソフト。

プラズマ加工を行う事によってストリングの表面を改質できるそうで、シリコンツアーをベースに当初はスナップバック性を重視した加工をテストしていたようですが、イマイチ効果が得られなかったとの事で方針転換。

ストリングの表面に特殊ポリマー層を形成して、衝撃緩和やソフトな打球感を目指したのでした。

 

ここで個人的に思うのは、シリコンツアーって打球感が良いって売り文句で出てきたと思うのですが、それを更にソフトに・・・?

自分が使った限りではシリコンツアーは嫌な硬さでは無かったものの、硬めでハードな印象がありました。

なのでソフトさが増すのは・・・良いとは思うのですが、それよりも気になったのは反発力の低さ。

ポリなので飛ばないのが普通ではありますが、となると、飛びだけでなくスナップバックもイマイチ、特徴はシリコン特有のしなやかな打球感で、強靭さについては、他のポリと比べてもしっかりしてるけど、ポリって大体は強靭なので・・・

あと価格帯はRPMブラストと同じ3000円台でポリの中では高価な方。(だったような。最近のはあまり知らないけど・・・)

シリコン特有の打球感だけを目当てに張るとなると、うーん・・・もうちょっと武器があるといいんじゃないかなって思ったのが昔の僕の感想。

 

なので強化するとしたら反発力かな・・・ってところでソフト方面への強化。

自分はパワー無い方なので、反発力が低いストリングはあまり得意ではない・・・

昔はグラファイト使ってたのにねぇ、最近はもうエスマッハプロから変える気が起きない・・・

最近のストリングは縦にデビルスピンと横ポリジナモス、両方とも1.25mm。

2つとも春にロール買い増ししました。

42ポンドぐらいで張ると横のポリジナモスがぼよ~んとボールをふっ飛ばしてくれるので、それをやや硬めの縦のデビルスピンで無理矢理引っ掛けて抑える・・・飛びとスピン両取りしようって目論み。

ラケットもストリングもテンションも飛び志向、そんな怠惰なかっ飛ばしセッティングをいつもしてるので、飛ばないだろうと予想されるシリコンソフトは使い辛いだろうな・・・なんて思ってました。

 

 

それでいざシリコンソフトを打ってみて・・・

反発力はやっぱり低め。

低めというよりポリとしては標準、だからパワーアシストは元々期待できない。

表面の特殊ポリマー層は弾力性があるものらしいですが、飛ぶ感じはしなかった。

前作のシリコンツアーと大差無し・・・と見せかけて、少し良くなった点もある。

シリコンツアーはホールド感と言いますか、しなやかな球持ち感が結構ありまして、かつ飛ばなかったので、なかなかすっきりボールが飛ばせずかったるい・・・って思う事がありました。

しかしシリコンソフトの方はそういう飛び難いって負担は少なくなっているようでした。

シリコンソフトの方がボールの弾きが早くなっているような気がします。

 

 

弾きと言えば硬めのイメージですが、打球感はやはりソフトな方向になっています。

が、ストリングが大きく撓むという柔らかさではありません。

ストリングを柔らかくしたのではなく、プラズマ加工による特殊ポリマー層でストリング表面を覆ったという事だからですかね、ベースであるシリコンツアーのような強靭さは健在です。

その上で、硬いという印象が少ない、衝撃が少ない。

でもストリングがしっかりしているので、ストロークでボールをぶっ叩き易いです。

弾きは早くなったもののシリコンツアーのような球持ち感もあるので、なおさら安心して叩きにいける。

柔らかいストリングって強打すると撓み過ぎて力が逃げるような感じがするので、シリコンソフトなら、はっきりとした柔らかさではないですが、余計なストレス無くボールを打ち込めると思います。

 

 

それと、この打球感の快適さは特殊ポリマー層によるソフト方向の強化、だけではないと自分は思っています。

シリコンツアーの時はストリングを動かすとギシギシ音が鳴ったものですが、シリコンソフトは動きがやたらとスムーズ。

スナップバック性について試作段階では効果が薄いとして加工をボツにしたような雰囲気でしたが、この部分はシリコンツアーと比べて明らかに変わっています。

特殊ポリマー層の恩恵か、それとも摺動性を密かに標準装備としたのか・・・

ここがスムーズになった事でギシギシ音が目立つ事も無く、ソフト感とスナップバック性の両方で打球感は更に向上したと言えます。

 

ここまで見ると、前作のシリコンツアーと比べて反発力は同等、(これも、ストリング自体の性質を変えず表面だけを改質するプラズマ加工の恩恵らしいです)

やや弾きが増してボールを飛ばす負担が少なくなり、

打球時の衝撃はマイルド、かつ強靭さをキープしていて叩き易い、

ストリングの動きも良くてスピン性良好・・・

シリコンソフトって名前だとシリコンツアーのソフト版、みたいな亜流な感じがしますが、個人的にはシリコンツアーの改良版って立ち位置がしっくり来るポリだと思います。

シリコンツアーより悪い点が中々見当たらない。

シリコンシリーズのメリットが打球感と言うのであれば、シリコンソフトの方がより打球感の良さを堪能できると思います。

値段もシリコンツアーと変わらないという嬉しいポイントも注目。

但し、シリコンツアーでは1.25mmと1.20mmの2種類のゲージが選べましたが、現段階だとシリコンソフトは1.25mmのみの販売のようです。

シリコンツアーもシリコンソフトも反発力がいまいちだったので、シリコンシリーズの打球感が気に入って反発力が欲しい方はシリコンツアーの1.20mmを。

もしくはシリコンシリーズの第3弾で反発力が強化されるのを待ちましょう・・・この流れなら第3弾も来るかも?

カテゴリー: WINNING SHOT | 投稿者クレー 19:25 | 1,808件のコメント

ポリワイヤープラス

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トアルソンが提唱する、厳選された9種のストリングを紹介する神糸ナインがひとつは勝機の糸、ポリワイヤープラス。

2021年期待の最新作であるこれを打ってきました。

トアルソンのサイトでの紹介文はこちら

神糸ナインの中でも最後に発表されたこのストリングは1月1日の0時に情報解禁、トアルソンとしても相当力を入れている様子のストリング。

勝機の糸と名付けられたこのストリングはどんなガットかと聞かれると、まずはスピン性とコントロール性のあるポリだそうで。

そしてポリのジャンルながらも材質はポリに弾性体エラストマーを配合したE-プラスチック。

ポリだけどポリじゃない、硬くない、暴れないのがポリワイヤープラス。

まったく新しいポリエステル、のような雰囲気、実は異質な素材でのストリング造りはある意味トアルソンの十八番のようで。

E-プラスチック、そしてポリじゃないポリと聞くと思い浮かぶのがサイバーブレードツアー・サーマックス。

 

 

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サーモプラスチックとエンジニアリングプラスチックのブレンドで作られたハードヒッター向けのストリング。

サーマックスは2000年代のガット、この頃はポリが広まり出した頃なのかな?

バボラで言えばプロハリケーンツアー、シグナムプロで言えばポリプラズマが主流?

ヨネックスはポリをはたして出していたかどうか?

そんな時代から非ポリ素材のポリ系を出し、ガウディオやコリアといった世界ランカーが契約して使用して。

一般ユーザーでもサーマックスが良かったという声は今でも聞こえてくる。

根強い人気のポリですが、僕は世代ではないのであまりちゃんもした評価はできないかもなので打ち比べはしません(笑)

昔ちょっと使ってみましたが僕には合いませんでした・・・。

でも飛ばない割にはハードさを感じない不思議なシャープな打球感。

(シャープだったのは1.23mmだったからかな?)

2000年代なんていかにもポリ=ハードなイメージだったと思いますが、そんな中でこのフィーリングは頭一つ飛び抜けていたんじゃないかと思います。

さて、エンジニアリングプラスチックとE-プラスチック、非ポリ素材となるともしかしてサーマックスとポリワイヤープラスは似たストリングなのではないか!?

でもEプラスチックは弾性体エラストマーを配合してるのに対し、エンジニアリングプラスチックはそうでもない?

自分の情報網では詳しい事は分からないですが、どうだろ、サーマックスってそんな弾性的なフィーリングじゃあなかったような。

じゃあEの部分の名前が似てるだけで別タイプなのかな?

 

 

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で、2本を見比べてたらめっちゃ似てた(笑)

グレーとか黄色とか白以外にも、サーマックスにこんな色もあったので比べてみたらコレでした。

てな訳で透明なガットは珍しいと言われたりしていますが、珍しいというか、むしろ昔からある古株みたいな立ち位置、悪く言うと過去のガットだなと思います。

 

 

 

 

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サーマックス以外にもトアルソンだとレンコンもベースが透明で、色のついた弾性エラストマーが中に入ってるんですよ。

ジョーカーコアもそんな感じでしたし、今ではその2つは廃盤ですが、トアルソンとしては透明ポリは得意分野なのかも。

そして他メーカーで透明ポリで有名なのと言ったらキルシュバウムのスーパースマッシュ。

ゴーセンには国内販売してないけどポリロン。

バボラは昔ナダルが張っていたデュララストが黄色のクリアカラー。

なんだ、昔から透明ポリ沢山あるじゃん・・・とも言えるし、昔のポリだったからこそ今では既に廃れた古いタイプか。

これらのポリはみんな廃盤。

ポリロンとかデュララストとか、これらの透明ポリって結構硬くて、金額が安いってジャンルで、使用選手も有名どころはあまり聞きませんし、どんどん新しいポリも増えていったので現行商品から外されるのもまあ致し方なしだったのかなと。

でも スーパースマッシュは95年生まれながら反発力凄いって評判だったしキルシュバウムの顔的な存在でしたが、それでも今は廃盤・・・

現行で透明系ポリって・・・ポリファイバーのパンテーラ?

あとスノワートのサニーコアとか・・・あれは外周ナイロンか?

透明ポリは古くからのポリではありますが今では数も少なく使用選手も少ないタイプ。

だからこそ、その透明ポリを現行品として出せるトアルソンがどんなのを造るのか気になるところ。

 

 

 

 

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という事でストリンギング。

パッケージを開けた時のバラけ方が凄いってのも特長の一つだそうですが、確かに活きの良さを感じる。

でも張り易いかどうかと言われると・・・僕的には、うーん、あんま深く考えずに張ってるせいか普通ですかね・・・(ぇ

ただ感じるのは、見れば見るほど透明なガットで、そんで手触りはやはり見た目通りの硬めで、ますますスーパースマッシュとかポリロンを思わせる。

透明なポリって大体硬い打球感なのばっかだけど、ポリワイヤープラスは柔らかいとの前評判。

本当かなぁと不安になってくる。

 

 

 

 

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で、今日打ってきました。

手でガットを叩くとバインバインと跳ねっ返りを感じ、これは飛ぶんだろうなと最初は思ったのですが。

ストロークをいざ打つと、打った時の感覚は結構飛ぶなって感じだったんですよ。

でもボールが相手のコートにいくと失速して、コート内に落ちる。

打球時の飛び出しの感覚に対して実際はそれほど飛んでいかない?

ガットの形状は丸いんですが余程スピンがかかってるんだなぁと。

スピン量があるおかげか滞空時間が長く感じ、コートにも収まるのでスピン、スライス、色んなショットを色んな方へ打ち易く感じる。

その一方で、飛ぶと思いきやあんまり飛ばず、ふんわりと失速するのでボールのスピードは出し難い。

丸い形状ながらスピンがよくかかる、トアルソンはそういうポリが多い。

プロフォーカスやレイザーも飛んで落ちるポリエステルと銘打っていて、スピンがよくかかるタイプでした。

特にプロフォーカスはコントロール重視のポリで一見ポリワイヤープラスとポジションか被ってるように思えますが、プロフォーカスはボールに伸びがあり、吸い込まれるようにコートに収まる。

失速気味にコートに落ちるポリワイヤープラスは攻撃力の面で劣るようですが、スピン量が多い分、より多彩な球種や軌道が活きる。

 

コントロール面の特徴として挙げられる、硬くない、暴れないという点もポリワイヤープラスはスグレモノに感じます。

手触りでは硬い感触を思わせましたが、打ってみると硬さによる弾きこそありますが、硬さ、振動の負担はそこまでは感じない。

撓みはそこまで大きくは感じませんでしたが、しっかり当たる感覚が手に伝わってからバインとガットがボールを跳ね返す。

跳ね返す感覚と一緒に硬質なポリらしい弾きの感覚もある。

硬さによる嫌らしいダメージの少なさは、それこそサーマックスを彷彿させる。

でもナイロン程ではないかなぁ、やっぱポリはポリ。

それに、そこまでボールが飛ばないので、飛ばそうと段々と強く打っていったら面倒臭く感じるかも。

 

そしてインパクト時、これが暴れず安定しているのか、打球の飛び出し方は真っ直ぐ。

上方向にボールをふっ飛ばすとそのまま飛んでいくので一瞬不安になりますが、ちゃんとスピンかけてれば失速して落ちてくれるので、ループボールを打ちやすい。

ただ、低めのボールを持ち上げようとすると、しっかり打たないとボールがネット直撃。

真っ直ぐ飛ぶ上にスピンがかかりやすいので余計に持ち上げ難い。

ガットの表面が硬質な事から、インパクト時にガットが暴れ難いのかも。

それでもガットのウリとしては撓み量があり、スピンもかかるという事になっていますが、、、

スナップバックとしての動きもちゃんと働いていると思います。

 

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そして、ガットの表面はとても硬いように思えるのですが、耐久性が低めとの感想が割と見られます。

それでやはり、滅多にガットを切らない自分でも1時間程でノッチができていました。

ガット同士が硬過ぎて、それな仇となってすぐ削れてしまったか。

そしてこういう透明系のポリの宿命か、ガットがズレたままになり、手でズラそうとするとギシギシと音が鳴る。
(写真では横糸をノッチが見えるようにズラしてますが、縦糸は打ってそのままの状態)

この点はまるで古い世代のポリ達と一緒。

スピンを重視する方は滑りを良くするメンテナンスが欠かせないと思います。

打ってまだ一回目ですが、最初はスナップバック良いと思いましたが、こんなにガットがズレてるとこれからどうなっていくか・・・

 

 

ボールをガットに引っ掛け打つと撓みによる飛ばしを感じられますが、強打するとどうしても途中の失速感が気になり、攻撃的なプレーを好む人やガットにパワーを求める人はイマイチかもしれません。

ですが、ふんわりと滞空時間の長いスピンやスライスが打て、かつコントロール性も良好なので、色んなショットを楽しめるポリだと思います。

このガットはブレークバックのキャラとコラボしていて、そのキャラ、大城零はシコラーで、(主役なのに・・・)
淡々とボールを繋ぎまくって小学生の頃に全国制覇を果たしたテニスマシーン。

そんな超シコラーな大城零とコントロール重視のポリワイヤープラスの相性はまさにバッチシ。

しかしポリワイヤープラスのスピン性能を思うと、機械の如く繋ぐシコラーもそうですが、スピンとスライスで相手を翻弄するタイプのシコラーが使うのもなおさら面白いと思います。

なんだったら、どうせ強打してもコートに収まっていくならハードヒットで打ちシコリする人も遠慮なくボールをシバき倒せるかも。

色んなタイプのシコラーにおすすめだなと思いますが、まあコントロール性能高いので、攻めるタイプの人もエースが狙いやすくなるのではと思います。

 

似ていると思うガットはHDアスタポリ、硬質な弾く打球感が似ている。

が、硬質と言ってもポリワイヤープラスは高弾性エラストマー、アスタポリは異弾性複合コアによって負担の少ないフィーリングを実現している。

スピード感やキレはアスタポリが勝る他、トアルソンでの反発性能の評価ではポリワイヤープラスが3.5、アスタポリが4.5らしいです。

難しいところですが、弾力ではポリワイヤープラスだと思いますが、スピンで失速する分、飛ぶのはアスタポリ?

でもアスタポリもそこまで飛ばしやすい方ではないと思う。

トアルソンのteraさん曰く、ポリワイヤープラスに近いのは高弾性エラストマーを使っていたレンコンの方じゃないかとのこと。

 

性能的にはプロフォーカスとコントロール重視のポリとしてキャラ被りですが、プロフォーカスはシャープに喰い付き、ポリワイヤープラスは硬いガット達で捉え、弾く打球感。

伸びのあるショットはプロフォーカス、緩急のショットはポリワイヤープラス。

 

他メーカーだとやっぱり透明系のポリが感覚が似ている。

でもポリロンなんかと比べると余裕で飛び、打球感にハードさは無く、断然ポリワイヤープラスは使い易い。

ただ拘って作ってる分どうしてもコストでは勝てない(笑)

そして使い易いと言いつつもポリワイヤープラスの滞空時間が長い失速するショットは独特で、他のポリと比べると癖が強い球質に感じます。

色んなショットを色んなコースに打ち分け易く、ボールを打つのが楽しいのは良いんですねどね。

 

柔らかさで言うとこれより柔らかいポリはごまんとあると思います。

少なくとも表面が硬いのは透明なポリ特有のもの?

それでもただのポリではなく弾性体エラストマーを配合しているのでダメージが大きい、敷居が高いポリではないはずです。

でも飛びがそこまでなので、できればパワーのあるラケットに張りたいところ。

ナイロンと同じ感覚とはいきませんが、柔らかいナイロンとは一線を画した打球時の安定感、ボールコントロール、そしてスピン性能を堪能できるでしょう。

もちろんポリの中でも、これらの性能は際立つレベルだと言えます。

 

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 20:10 | 8,930件のコメント