テニス365でブログを書き始めて10年が経ちました。
まあ10年分きっちりなんて全然書いていませんけど。
今ずっと隔週だし、大学生の頃は後半あまり書いてませんでしたね。
ボロ負けしまくりばっかだったのと、アルバイト君時代の経験の秘匿をと(笑)
自分がブログをスタートした時は10年前なので高校1年生。
母校の部活動日誌を先生、先輩、同級生誰一人にも一切の断り無く一方的に一人で作りました。
そう言えばユニフォームも部活で指定が無いから許可取らず1年生で勝手に揃えたりもしてました。
どんだけ自分勝手なんですかね俺。
せっかく10周年らしいので何か書こうと1、2ヶ月ぐらい前から思ってたのですが、気付いたら最初に書いた日付をもう過ぎちゃったので今更書き始めてます。
2008年11月9日、旧ブログの方、詳しく書いてないけどたぶんこの時は全日本見に行ったんじゃないかな。
僕が初めて見たプロの試合。
テニスは不人気だと思っていた自分が初めて見た有明コロシアムの熱気、日本トップクラスのテニス。
そしてエキビシション、有明のセンターコートで堂々としたテニスをするジュニア選手を見た。
僕の高校時代は劣等感の塊で、無力感が強く、他人の意見に耳を塞ぐ、近寄れない、何もかもが最悪に見えていた。
大会で良い戦績を上げたかった。
強い部活に憧れていた。
大人数の活気にある部活が良かった。
そういうものは無かった。
受験して入学して今更かよって感じだけど低い偏差値も気にしていた。
頭悪くてテニスも弱くて、人間関係も壊滅的だった、まるで良いところが無いねって。
そんなの否定したいけどどう見てもその通りじゃん、じゃあこんな駄目な自分はこの先どうなってしまうのだろうか。
はい、10年後もこの通りピンピンしてますけども、当時の自分は何もかもどん底だと思ってました。
その癖変に目立ちたがり屋な構ってチャンの僕ちん、勝手にブログを始める訳ですが、それはちゃんとやってますよアピールだったのだろうか。
あわよくばちゃんと諦めずに頑張ってる部活アピールして強い子が入ってくれたらいいなとか思っていたのだろうか。
弟がジュニアでやっていたからずっとその差に焦っていた。
部活だけなのとスクールと試合に出るジュニアでは積み重ねている質が違う、このままだと勝てない、対抗できるようにしなきゃいけない。
いくらスクールに行こうが平日5日と休日に練習がある学校での部活の方が練習時間の大半を占めるのだからちゃんとした練習を積めば追いつけるはず。
自分は上手くそれをできなかった。
質、量、経験、思考、練習の雰囲気、強い人と比較して足りない物は全部。
自分は勝てない要因を他に押し付ける事が多い人間だった。
過去のブログは他の部員に不満を持っている話が殆ど。
自分こそが真剣で必死でちゃんと取り組んでいると信じて疑わなかった。
その頃ある奴は言った、試合ではなくてボールを打ち合っているのが楽しいのだと。
俺はそれは違うと思った。
だから26になっても性懲りも無く初戦負け繰り返しながらテニスをやってる。
点を取り合って勝ち負けを決めるのがテニスだ。
ルールからしてそう決まっているのだから。
当然、試合に出ずにサークル内、スクール内で楽しんでいる人も多くいるのでテニスというのは試合が全てではなく人それぞれの物ですが。
でも学生の部活であるならば、学校の名前を所属として付けて地区大会、県大会のトーナメント表に載せて、一回戦負けか、はたまた本戦出場か、入賞か、そうやっていくのが部活のテニス。
テニスは一人、もしくは二人で行う個人競技であり、団体戦があってもコートに立つのは一個人、他の人気のスポーツとソフトテニス、バドミントン、卓球を含め我々ラケットスポーツには大きな違いがある。
必ず勝て、恥を晒すななんて言うのは馬鹿。
勝つ事を目指して試合に出るのは自分一人ではなく、大会に出る人全員なのだから、その中で一敗も許さないというのは非常に難しく、中々傲慢だと思う。
皆頑張っている中で一番になるのって大変だ。
でも学校の名前を借りておいて、強くなる気、勝つ気があまりなく、そこそこでいいやって、気分次第で部活をサボって、練習にちゃんと取り組まず、試合で勝つ為の準備を満足にせず試合に出て行って、ああ、大会に来ない事もあったりして、毎回毎回負けて帰るって・・・
我々はちゃんとやっていない学校ですと、一人で学校を代表して自己紹介しているようなものじゃないか。
部活は強くなろうとするのが絶対、確かにそれも間違いだ。
でもだからってちゃんとやらないのは正しいやり方なのか。
自分の高校時代、母校は弱かった。
その弱さの原因は環境か、練習の質か、量か、才能か、その全部を論ずるレベルじゃなく、普通の部活というレベルすら満たせなかった。
だったらそれをどうにかするのが部長だろって話だ。
人を引っ張る事、練習を無断で休ませないとか、平然と遅刻させないとか、メニューをサボらずやらせるとか、部長として当たり前の事ができなかった。
こういうのが部長だから弱かった訳だ。
ちゃんとした部活じゃないから、それが後ろの代に伝染し、ずっと弱い部活が続く。
団体戦で勝ったのは1回だけ、個人戦も自分は1回だけ地区の予選決勝に上がったきり。
オマケにその代だけが、どころか、代々というレベルで県大会、地区大会での上位進出、入賞の記録はまるで見当たらない。
近年での最高はベスト8決めであの湘工と戦って阻まれた団体での県ベスト16というのも、OB、今の子達も知っているのだろうか。
テニスって勝ち上がらなきゃ強い人と戦う機会も巡って来ない。
そもそも強い人のテニスを見るとか、プロのテニスも見る機会が少ないんじゃないだろうか、弱い部活って。
神奈川にいながらプロの試合見れないってのは相当勿体無いね。
もしも自分の頃に少しでも引き締まった部活だったら、後輩達はもっと良い結果を出せていたと思う。
間違った空気のまま渡してしまえばそれをベースにして部活が続く。
例え一人突出した実力を持っていたとても一人だけじゃ空気を変えるのは難しい。
本戦に行けた人、行けそうで行けなかった人、世代が違っても入部した時点で大きな差があるようには自分が見ていた限りでは無かった。
きっと今の母校の部活だったら本戦に行けるまで力を伸ばせたであろう後輩は多いと思う。
もっと言える、良い部活であれば途中で辞めていった人もきっとテニスに失望しなかったかもしれない。
自分の頃は何年もずっと、引退までにどの代も半分以上が退部していた。
退部者が出るのは珍しくないかもだけど、今の代はどれくらい退部者が出ているのだろうか?半分だろうか、自分の時みたいに3/4だろうか。
聞くところによると母校の後輩達は今年も地区の本戦に出られたらしい。
本戦に出たのは確かこれで4代連続になる。
自分の時は先輩に続く事ができず、次の本戦は4年後。
女子部も本戦出場を3代連続で今年も出場。
自分の頃に廃部になった後、復活してたったの6年でこれ。
そもそも部活が無かったらやってみたいと思っても大抵の人は始められない。
もう自分の頃とは気持ち、質、何もかも違うのが今の母校の部活。
完全に別物、まるで母校という感じが無い。
10年前、高校時代の自分は無力な上に無能だった。
どうしようもできないまま、でも自分はこれでも精一杯足掻いたつもりだった。
こうして時間が経つとあまりにもアホだったと思うが。
今の子達とじゃまるで比較にならないだろう。
高校でも大学でも全然勝てなかった中、唯一賞状を取ったのが高2の時の市民大会B級シングルスの3位。
高校生大学生が入賞している一般クラスで予選初戦負けをして、Bに行ったら準決勝であと1ゲームのところを5ゲーム差引っくり返されて負けて、3決は滅茶苦茶なプレーをしてしまった、酷い内容だった。
これが自分の初めての表彰だった。
その後に弟は同じ年齢の時に一般の本戦ベスト4に入った。
弟ならどうせそうなるだろうから先に勝ちたかったが、あまりにも力不足、未熟だった。
今も弟の結果に届かない。
ちゃんとテニスをスタートしたのが高校からだから、ブログと同じく自分のテニスも今年で10周年。
10年の積み重ねが弟以下とは大したものだな全く。
10年前も10年後も自分自身に大分不服である。
しかし馬鹿でも高校時代は試合の時にもっと必死だったかなと思う。
全然勝てず大学の時は辛い試合ばかりだった。
大人になってからも同じような酷い試合をよく繰り返す。
勝てない事をこれからも10年続けられるのかな?
なんて心配しようにも、昔の失態分を取り返すまではまだ到底辞められん。
せめて弟超すぐらいはやれ。
ブログの方は・・・これまでと同じく気の向くままに、隔週で書いたり書かなかったりで(笑)