テニスセンサーの有用性とは

・テニスセンサーは広まったか

2014年はプレイピュアドライブ、そしてスマートテニスセンサーが日本で販売され、一般人のテニスにIT技術がとても身近になった年でした。

そして気が付けばテニス用センサーが世に出回って一年以上が経ちました。

打ったボールの強さ、スイートスポットの確認ができるという点でセンサーの登場は、テニスの新時代が到来するのではないかと胸が躍り、実際に自分もZEPPテニススイングセンサーを購入しました。

しかしセンサー到来元年から一年以上が経った今日、テニススクールもサークルも所属していない謎の行動を取り続ける自分の活動範囲が狭いせいか実際にセンサーを使ってプレーしてる人を自分はまだ二回した見た事が無いのがちょっと気になっています。

主にテニスオフでの武者修行ばかりしている自分ですが、センサーを持っていた二人は何れも隣のコートでやっていただけでセンサー同士の対戦は未だ0。

テニスショップ行くとたまに張り替え置き場にバボラプレイが置かれているのは目にします。

そして更に気になるのはプロのユーザー数。

バボラプレイは皆大好きピュアドライブからセンサー搭載が始まって後にアエロプロドライブにも付きましたが、それらを使用する選手達はあまりセンサータイプに移行しているようには見えません。

使えば様々なデータが明らかになるであろうセンサーを使わないメリットがプロにあるのでしょうか。

ダニエル選手は全豪時点ではプレイピュアドライブを使用していましたがデ杯では普通のピュアドライブになっていました。

ピュアドラの杉田祐一選手とフォニーニ、フレンチ仕様のツォンガ、今ホットな選手を挙げればペールもプレイでは無くノーマルタイプを使っていましたね。

プロ選手のラケットの消耗は激しいと聞くので、センサー内蔵型のバボラプレイは使い捨てできないという理由があるのかもしれません。

それかもしくは見た目をノーマルにしたペイントジョブ版だったりするんでしょうかね。

では、他メーカー契約の選手なら取り外し可能なスマートテニスセンサーを使えると思うのですが、こちらも試合で使用している様子はゼロ。

ふと思い返すとこの前見に行った楽天オープンの練習もスマートテニスセンサーを付けている選手はいませんでした。

こちらもグリップエンドに重量が増えるからという理由で使わない、なんてのは理由として十分考えられますが、どうせプロなんだからメーカーでバランス調整して貰えるのではと思ってしまいます。

スマートテニスセンサーの宣伝動画でワウリンカが使用した感想を述べているのがありましたが、この前の楽天オープンでは勿論付けていませんでしたね。

(代わりにと言っては何ですがベンチにポリツアーファイヤーらしき色のポリが張られたラケットが置かれてました。メーカーの宣伝動画だけじゃなくてちゃんと新製品のテストやってるんですね。自分が見てる限りでは使っていませんでしたけど。)

もしあまり積極的にプロ選手への宣伝がされていないのだとしても、最初に対応したヨネックス契約の選手の耳には入っていないとは思えない。

世に出ておおよそ一年、せっかく国際テニス連盟のお墨付きを頂いたのに、画期的なセンサーが(自分に見える範囲では)プロにも使われていないという現状は、センサーがプロの道具の扱い方に適さないのか、それともプロ選手の役に立たないものなのかと勘繰ってしまいます。

 

・テニスセンサーは(僕の)テニスを変えたか

私事でありますが、今年の春の市民戦も無惨に予選負けしてから秋の市民戦に至るまでの間、テニスオフを利用して試合経験を積んで逆襲しようと企みました。

その間にセンサーで計測した数値を、月毎に平均を計算してみました。

※平均と最大はスイングスピード、割合はフラットとスピンの割合、真ん中率は面の真ん中に当たっている割合を表す。

5月      平均  最大  割合 真ん中率
フォアフラット 59m/s 79m/s 21.1%  74%
フォアスピン 82m/s 108m/s 78.9% 96% ※MAX高いのは計測回数が少ないからかも
バックフラット 62m/s 86m/s 52.2% 80%
バックスピン 76m/s 86m/s 47.8% 99%

6月     平均   最大  割合 真ん中率
フォアフラット 55m/s 78m/s 18.0% 78%
フォアスピン 79m/s 99m/s 82.0% 90%
バックフラット 68m/s 90m/s 68.7% 85%
バックスピン 76m/s 88m/s 31.3% 96%

7月      平均   最大  割合 真ん中率
フォアフラット 55m/s 76m/s 23.9% 83%
フォアスピン 77m/s 97m/s 76.1% 86%
バックフラット 64m/s 87m/s 54.2% 92%
バックスピン 75m/s 89m/s 45.8% 91%

8月      平均   最大  割合 真ん中率
フォアフラット 55m/s 77m/s 29.5% 83%
フォアスピン 75m/s 95m/s 70.5% 87%
バックフラット 66m/s 89m/s 55.6% 83%
バックスピン 77m/s 91m/s 44.4% 93%

9月      平均   最大  割合 真ん中率
フォアフラット 56m/s 95m/s 25.9% 86% ※MAX137m/sの謎記録あり
フォアスピン 78m/s 98m/s 74.1% 94%
バックフラット 69m/s 94m/s 57.3% 90%
バックスピン 79m/s 94m/s 42.7% 93%

およそ五ヶ月の間、攻めたり守ったりスピンかけたり止めたり自分としては色々戦い方を考えながらテニスしてきたつもりです。

しかし各月の平均の数値を追ってみると自分のテニスに特に大きな変化があったようには見えません。

真ん中に当たっている割合が多くなってきていても、プロ選手のスイートスポットは上の方という説があったり、スピンの割合が安定して多いとしても、フラットで攻めるハードヒッターだっている訳ですし、センサーで見れる数値がテニスの全てでは当然ありません。

5月6月は割合の低いフォアフラットを除けばそこそこ真ん中に当たっているけれど7連敗、本命の秋大会も躍進できませんでした。

いくらスイングが速かったり常にスイートスポットに当てられる技術があったとしても、戦う相手は緩い球や速い球、スピン、フラット、スライス、左右前後へ色んな策を練って打ってくる。

センサーの数値に頼るのは自分の状態ばっかり見てクローズドスキルに固執する事であり、今までそんなテニスをしてしまっていたのではないかという不安が自分の頭を過ぎりました。

プロのプレーを生で見る時も迫力あるスイングとボールばっかりに目が行き勝ちなので反省しなくては・・・。

 

・これからどう活きるか

一般にもプロにもあまり出回っているようには見えないテニスセンサーですが、辺りを見回していると、どうやらテニススクールがセンサーを貸し出してレッスンしたり、テニスショップが試打の時に貸し出して販促するという使い方をしているらしいですね。

一般の人でも2万出せば手に入る物がイベントの目玉になっていますが、逆に言えばレッスン、試打で有効活用できるという証明として、こういうところからこれから有用性が広まっていくかもしれません。

テニスセンサーの販促も兼ねているといったところでしょうか。

そして一般人の手にも届く物だからこそ、スクールやショップでしか出来ない方法でセンサーを大活用しているんだろうなと思います。

さて、果たしてプロの界隈の方では今後活用されていくのか・・・

もしかしたら非公開な練習でセンサーをフル活用していたりラケットに外付けが嫌で密かにグリップに内蔵化が行われていたりとか、一般人の視点では分からないですがもしかしたらそんな事もあったりするんでしょうかね。

自分は5月~7月辺りはバックハンドのスピンを増やしてコートへ入る確率を上げようと意識していましたが、あまりにも勝てないので親しみなれたフラットに戻る事にしました。全然割合変わって無いけど。

秋も自滅ばかりでゲーム性の無いテニスだったのでコートにボールを入れていく方針から上に行けないのですが、5ヶ月間の記録を頼ってみるとどうやらバックハンドのスピンが一番安定していて真ん中に当たっていたようなので、今度からここ一番のところでは平均値を信じてみようかなと思います。

テニスはスイングスピードや真ん中に当たる割合を競うスポーツでは無いので数字に拘るとドツボにはまってしまうかもしれませんが、テニスしているだけでは気付けない点がデータの中に潜んでいるかもしれません。

それがプロ選手にとってはプロだから既知の部分なのか、まだ試していないだけなのか、プロであまり使われていない理由は分かりませんが、これからもっとユーザーが増えていって、色んな活用方法が発見されればなと思います。

 


カテゴリー: ZEPPテニススイングセンサー | タグ: | 投稿者クレー 20:57 | コメントをどうぞ

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