両方ともポリツアープロ1.25mm 48ポンドで張って打ってきました。先輩と。
そもそもH19が330g、ウルトラツアーが305gで重さが全然違うのでちゃんとした比較になるのか怪しいですが。
同じモールドと思われるこの2本、はたして市販品として世に出たウルトラツアーはH19と同等なのか?それとも・・・?
かくして我々のあくなきラケット探しの旅、そして先輩のラケット選びが幕を開けるのであった。
でも先輩、大会明日なんですけど良いんですかね・・・?(雨で延期かな)
まず最初に打ったのはH19。
ボールを手出しする時点でかっ飛ぶ暴れ馬っぷり。
18×20のストリングパターンにも関わらずなんか脈打ってる感じがします。
ボックスフレームらしくフェイスに厚みのある打球感。
気持良く勢いあるボールを打てるけど、それにしても330gは酷い重さだと思う。
そんな重さ、一体誰に向けたラケットだと言うのかってプロ向けですねそうですね。
そして問題のウルトラツアー。
まず最初に先輩が打ちましたが、いきなりネット連発、慣れるのに時間が必要との言葉も出て怪しい雰囲気。
自分が打ってみると、打球感は悪く無い。
数球程度ならH19との差はあまり無いように感じましたが、先輩はH19の方が全然柔らかいとの事。
僕が市販フレームに移行中だから評価が甘いのか。
強いて言うならウルトラツアーはH19と比べるとシャフト硬め、フェイスはやや硬めになるって印象でしょうか。
しかしフェイスの柔らかさは僕としては全然許容範囲。
そして305gという重量のおかげか使い易さはこっちの方が上でプレーの自由度が増す。
ただし飛びとスピンはH19。
330gの重さのせいか?とも思いましたが手出しの時点で違いが出てるような気がするし、これがプロストックの力だと信じたい。
印象と重さのせいでラケットの振り方自体変わってしまうのか、僕のイメージではH19はプロストックパワーのバズーカ砲、ウルトラツアーはテクニックによって活きるコントロールモデル。
ウルトラツアーでも良い感じでボールが面に乗ってピューンとボールが飛んでくれます。
ラフィノさんの動画ではシャフトが細いから真ん中外すとブレが大きくて飛ばなくなると言っていましたが、僕としてはそうかなぁ?と。
当たりが厚く、ブレ難いのがボックスフレーム、ウルトラツアーはしっかりしていてかつ柔らかく当たってくれるのでコントロールし易いモデルだと思います。
この柔らかさ・・・球持ちの良さと言いますか、安心感はポリツアープロによる力も要因としてありそうです。
ウルトラツアーはシビアなスペックとは言われますが、飛びにも定評のあるポリツアープロのおかげでそこまで苦しくは感じず、305gの重量も相まってプレーとコントロールを容易くする。
ウルトラツアーを使えって言われてもokと応えられる性能だと思います。
当然ど真ん中ヒット時の威力は良いのですが、でもこの点は他のボックスフレームのモデルもそうだと思います。
前回の日記でも気になったところですが、O3、テキストリーム、グラフィン、アイソメトリック形状、ウーファー、コアテックス、各メーカーに個性がある中でウルトラツアーにそういう要素は一切無し。
あえてのシンプルなフレームと言ってもそれはウィルソンがやるべき事なのか・・・ってプロはそのシンプルなH19を実際に使っている訳ですが、でも市販品になって性能も市販品並みになるのはどうなんでしょ。
ウルトラツアーは全然アリな性能だと思いますけどね。
シンプルなラケット を謳うメーカーで思い浮かぶのはマンティスとスノワート(形状がシンプルじゃなさそうだけど)。
近そうなスペックはマンティスツアー315・・・18×20だけどフレームがややラウンド気味の95インチ。ボックス好きだったらウルトラツアーですよね。
スノワートには薄いタイプは無し。でも今調べてみたらグリンダ98、16×16って面白いスペックで少し興味が沸く。
最近はボックスフレームも微妙に形を変えて出しているところばかり。
現行品ではウルトラツアーと似たスペックはプレステージMPぐらい。
憶えてないけどプロの方だとシャフトがラウンド気味でMPはボックス維持してるのかな?
選択肢が限られてくるので18×20ボックスフレームのコントロールと打球感に拘るのであればこれを買うか、プレステージか、それとも中古を漁るか。
需要無さそうに見えてやはり限定販売というのが勿体無いラケットとも言えるかも。
ちなみに先輩は明日の大会で使うラケットはアエロプロドライブにするそうです。
軽くて飛びが良く使い易いとの事でした。
明日の大会も頑張っていきましょう!