今年はこんな事があったにも関わらず、一度も打ってなかったんですよね、トアルソンの新作であるフォーティーラブXX。
2012年以来8年振りに復活を果たしたフォーティーラブシリーズ。
しかしそれは今までのようなボックス形状ではなく、斜面が付いて生まれ変わった現代に適応する新型ボックスフレーム。
バイオロジックともどもトアルソンはこれを「復活」と銘打っていますが、XXは「復活」ではなく「変革」と呼んで差し支えないでしょう。
既に発売日を迎えて久しいこのラケット、やはりと言うか何と言うか全く目にしてませんでしたが、トアルソンのサイトで試打ラケサービスしてるじゃないですか。
打たせてくれるんだって?じゃあ打つしかないじゃない!
という事でストリンギング。
今だとガットはトアルソンの方で指定の物をサービスしてくれるんだけど、自分で張りたかったのであえての無しを選択。
なんかこう、あるじゃないすか、自分で張るのもラケットを知る事のひとつ、みたいな・・・?
で、張っていて何となく思ったのですが・・・なんか似てるラケットあったなって思ったんですよ。
そう言えばピュアコントロールもストリングパターン16×20のボックスフレームだったじゃないですか。
厚さも調べてみるとXXは22mmでピュアコンは21mm。
何で気付かなかったんだろう、かなりスペックが近いではありませんか。
ピュアコン、ピュアスト、このラケット達はかなり良かったですよね。
ほんとバボラはよくやりますよね、今となってはピュアコンもアエロストームも廃盤ですよ。
どっちも良いラケットでしたし、アエロストームも使用プロ多いのに名前すら奪われてVSへ・・・
どちらもコントロール重視の薄ラケ、まさにバコりラケット。
ピュアコンのハードヒットの安心感が懐かしい・・・しっかりしてましたもんね。
となると、ピュアコンのようなストリングパターン、ボックス形状、近い薄さとなればXXも良い官職が期待できるのではないでしょうか。
他に近いスペックで思いつくのはラウンドの16×20でウルトラツアー95。
95インチで小さいけど厚さ22mm。
ウルトラツアーは16×20でも弾いて飛ばすタイプのフレームで攻撃力がある。
ボックスでコントロール重視のXXとはタイプが違う。
あと古いモデルでVコアツアー97も16×20。
こっちは20mmだけど凄くフレームがしっかりしていてエネルギーをドンッとぶつけられるようだった。良かったな~
今のモデルはVコア95が後継機扱いなのだろうか。
Vコア95は21mm・・・そしてラウンド形状、ヨネックスの中ではコントロール系のラケットはVコアプロがあるし、Vコアはコントロール系よりはバランス系って扱いかな。
飛びもコントロールも両取りしようってなると中途半端になりそうなイメージもあるけど、どうなんでしょ。
Vコアツアーの後継ならきっと良いのでは。
では、コントロール重視のボックスを厚くしたXXはどうなるか・・・
そして今回はかつてのフォーティーラブシリーズのプロゾーン2と一緒に試打。
どっちもプロフォーカス1.25mmを45ポンド。
正確に言うとXXの直近のフォーティーラブは2012年のデルフィーノだけど、持ってないんで・・・
そしてXXと比べるとしたら2010年のフォーティーラブXが良いんじゃ?なんて思ったけど、これも持ってなかったんで・・・プロゾーンで勘弁してくだい(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=9Hsrkt3H8sk
20「10」年と20「20」年を名に冠した2つのXのラケットの比較インプレは、重度のトアルソンユーザーのFTSチャンネルさんがやっていますのでこちらをご参照ください。
と言ってもこの2本はモールドもスペックも全然別・・・と見せかけて、どちらも変形したボックスフレームという共通点があり。
2010年にX、2011年にプロゾーン2&アロー2、2012年にデルフィーノと、当時は3年連続でプロゾーンを出していましたが、どのラケットも色々と異なるラケット。
Xは縦長六角形で320gのヘビー級。
20mmボックスのプロゾーン2と薄いラウンドのアロー2は勿論全然違って。
デルフィーノはプロゾーン2と同じくボックス形状でフェイスサイズは1インチだけ大きい101インチ、1mm薄い19mm、1本多いストリングパターン16×19・・・差がすごく細かい(笑)
なんでこんな超似てるスペックを同時期に堂々と出してたんだろ・・・と今になっても思うけど、そうでもしてラケットを表現したかったのがトアルソンって事なんでしょうか。
19mmであればフェイスがより撓り、20mmはボールを押し込む心強さが増し・・・って感じなのかな、デルフィーノ打った事無いから妄想ですが。
薄くて撓る様はプロスタッフリスペクトなのか、面デカ101インチはグラファイトリスペクトなのか・・・?
でもアロー2は形状的にほぼ確実にプロスタッフクラシックなんでしょうね。
スペックを見るとトアルソンってそんなイメージ。
2012年のデルフィーノの次のトアルソンのラケットは、少し飛んで2014年のブレイクプロ、ブレイクスピードで一旦はプロゾーンシリーズが途切れたようで。
ブレイクプロも95インチ・22mm~23mmのラウンドでまるでウルトラツアー95みたいなフレームで、他メーカー(というかウィルソン)に似たラケットを完成度高く作る・・・という感じ?はこの時も同じ。
でも2014年のトアルソンはフォーティーラブ以外のラケットの他に、rocheのウェアの取り扱いを始め、村上プロと小野田プロと契約したのもこの頃?
そしてライズさんのブログによると2014年はチームトアルソンの結成、そして、展示会も久々に開いたとの事・・・?
えっ、展示会をやってなかった時期があるの・・・?
そして2015年には世界圧巻ポリと銘打ったポリグランデシリーズ、2017年には黄金スペックのエスマッハツアー。
2014年を起点にラインナップの雰囲気が変わった感じがします。
玄人好みのフォーティーラブシリーズから、村上プロと小野田プロが監修したブレイクシリーズ、エスマッハシリーズを経て、2020年に復活のフォーティーラブXX。
そう思うとかつてのフォーティーラブシリーズと今回のXXとの差異で出てくるのは、昔のトアルソンと今のトアルソンっていう部分なのかなと。
(ちなみにプロゾーンは神和住純プロ監修モデル)
2011年のプロゾーン2は当時では珍しい物ではなく、というか既に時代遅れ感も出てくるシンプルで王道、完成度の高いボックスフレーム、20mm、100インチ、16×18、310g。
2020年のXXは王道から外れた形・・・まあ他のメーカーも殆どが普通のボックスじゃない昨今なんですが、新しい形を提案するボックスフレーム、22mm、98インチ、16×20、305g。
伝統のフォーティーラブシリーズの復活と言われていますが、ただの復刻版ではないのがXX、のはず。
とまあ、そういう事でXXをヒッティングしてみると・・・
うーん・・・?
コントロール重視のボックスフレームではあるけど難しい感じはしない。
フレームを厚くしてるので、まあボールは飛ぶ。
飛ぶんですけど、16×20のストリングパターンはボールをしっかり捉える分、飛び出しがやや遅い。
ボールを持つ時間がちょっと長くてダルいかも。
それがストリングパターンの多いラケットの特徴であり、ボックスフレームの特徴なんですけども。
でも16×18のプロゾーン2だと、普通はこっちの方が薄くて飛ばないはずなのに、飛ばすのはこっちの方が楽。
軽快に飛び、そしてキレがある。
パターンが少ないから単純にそうなる訳だけど、XXとプロゾーン2と比べると、なんだかプロゾーン2の方が飛ばし易いような・・・って使い慣れてるからか?
でも同じ16×20でボックスフレームのピュアコンでは飛び出しのダルさはそこまで感じなかったと思う。
・・・あ、これ10年ぐらい前に打った時の印象です(笑)
上の画像のピュアコンチームは・・・重量があるからその勢いで打てたのかな。
その後に出てくるピュアストームだと295gになるんだけど・・・いや、それでもピュアストームも良かったはずだぞ。
その弾きはウーファーの恩恵か?それともフラットかつ幅のある正面厚の働きか?
そしてピュアコン、ピュアストのしっかりバコり倒せそうな剛性感と比べると、XXも同じ16×20でしっかりボールを捉えるパターンのはずなのに打球時がちょっと不安な感触。
これはフレームのブレ?
フレームの両サイドにフレックスカウンターパーツがあって安定感を出してはいるんだけど、なんだろ、ちょっとラケットが軽い?
16×20の安定感に対してフレームがちょっと負けるような・・・
いや、305gは決して軽過ぎる重量じゃないんだけど・・・
でもこの感覚だとボールをハードヒットしにいくにはフレーム自体にもっと重さが欲しい。
プロゾーンと違って正面がフラットではなく傾斜が付いているからか、それと厚みがあって打球感がシャープ気味?
16×20はダルくてフレームの打球感はシャープ・・・ちょっと相反してない?この感想・・・
撓りに定評のあるフォーティーラブシリーズらしく硬さは無いんですよ。
よくあるボックスフレームの難しさ、鈍いしなりとか抵抗感は感じない打球感なんだけど、その易しさと16×20の安定感とマッチさせるのが自分はちょい上手くいかない・・・
他の厚いボックスフレームでも思うんですけど、厚くしたボックスって飛ぶには飛ぶけど打球感が軽い、空洞感がある、ちょっと心もとない・・・ってラケットが多い。
幅広い層にボックスフレームを使って!って事で厚く軽くしたタイプを出すんでしょうけど、逆に殺しちゃってない?って思ったりするんですよ。
ボックスは重くて薄くてなんぼ!みたいな!(老害!)
薄いフレームでボックスが撓ってボールを捉える・・・その感触が良いんですよ(超老害)
えっ?そんなのはもう時代遅れだって?うるせぇ!!!(時代遅れ)
大体さ~、近年は20mm以下の薄さとか、95インチ以下とか、減りすぎじゃないですか。
プリンスのレベルの系譜のツアー系とか、プロスタッフとか、どこもかしこもフレーム厚くしちゃってさ~せっかくのしなり、たわみのラケットをちょっと弾き強くし過ぎてない~?
まあそこまで嫌って事でもないんですけど、そういうイージー感があるからXXは敷居こそ低くはあるんですけど、シリアスなボックスフレームとしては物足りない部分がどうしても出てしまう。
ピュアコンやピュアストだったらしっかりしていてバコり易い。コントロールタイプ。
ウルトラツアー95はラウンドフレームのパワーで叩き易い。飛ばすタイプ。
Vコアツアーは薄くて剛性感強くて頼りになる。・・・このラケットも、コントロール型なのか・・・?
ストリングパターンやフェイスが近い彼らと比べると、XXは本来コントロール型であるけどフレームを厚くして飛ばし易くなって・・・それが仇になって中途半端になってるかもしれない。
飛びとコントロールの両取りって事は使い易くなるって事なのですが。
この16×20のストリングパターンが足引っ張ってるな~と思いながらも、しかしXXの特徴であるのは確かなので。
アドブロさんが言っておりましたが、真ん中でのストリングの間隔が狭くなっているのも他のラケットと差が出るポイント。
ただ単にプロスタッフの16×19より1本横糸が多いだけではなく、明らかに密度が違う。
糸数が多いだけならストリングの動きを抑制するのですが、こうなるとボールと接触するストリングが多いので、そりゃよりコントロール重視なフィーリングとなる。
そう言えば黄金スペックのエスマッハツアーでもストリングの間隔を狭くしているとの事なので、ストリングを密にして打ち負けにくくするっていうのは最近のトアルソンのラケットのトレンドなのかもしれない。
エスマッハツアーでは確かにグニャってボールをよく捉えてくれる感覚があった。
飛び易い厚いラウンドフレームではありがたい感覚。
それがXXではしっかりし過ぎちゃってるのかなあ・・・?
あと、真ん中で密集している一方でフェイスの上と下でストリングの無い空間が広過ぎて、上の方で打った時がイマイチ・・・とアドブロさんもライズさんも語る。
メーカーの説明だとフレーム上部での打球時も良くなるようにしているはずだったのですがこの感想。
でも一応は上部で打つ事想定しているラケットなんじゃないかなと思ったのは、プロゾーンと並べてた時のフレーム形状の違い。
プロゾーンは丸く、XXは縦長・・・いや、フェイス面積小さくなったらみんなこうなるか(笑)
しかし縦長の形状という事で、ストリングが集まっている部分であれば真ん中より上側でも良い感じに打てる範囲が他のラケットと比べて少し広くはなっているのではないでしょうか。
・・・自分はあまり上の方では打たないので、この点に関しては特に不満はなかったです(ぇ
また、こうしてストリングが密集している事でスピン性もそんなに・・・って感じですが、そこはまあ、ストリングパターン相応と言いますか。
でも沢山のストリングでボールを捉えるのでスピンのスイングをしておけば、その通りにグニャっと曲がる印象です。
スピン性においてはプロゾーン2の方が100インチと16×18で流石にキレ良くかかります。
打球感に嫌な鈍さが無いのもプロゾーン2は共通しており、この2本は使用感にあまり極端な差は感じませんでした。
どちらも使い辛さを感じさせないボックスフレーム。
プロゾーン2はもう10年前も見えてくるぐらい昔のラケットになるのに、20mmの薄ラケとは思えない飛び。
そしてレザーを巻いた310g、自分は選ぶんだったらプロゾーン2の方になりますかねぇ。
新世代のボックスフレームとしてであれば確かにXXは使い易く、敷居も低くなって入るのでしょうけど。
伝統のフォーティーラブシリーズを気に入っていた人達からすると物足りない部分の方が目立ってしまうと思います。
薄い、飛ばない、重いラケットなんてものは確かにいい加減時代遅れであり、今時のラケットは飛びもスピンもコントロールもバランス良く備わっているべきなのでしょうが、ある程度はハードさが無いと、スペック上の数値だけではアピールポイントのどこかが生かし切れず欠けてしまうのではとも思います。
それでもコントロール性は折り紙つき、かつ反発力もそこそこあり、新世代のトラペゾイドフレームはボックスの良さを損なわいままシャープなフィリーングへ。
フレームの正面は傾斜が付いているので通常のボックス形状よりも空気抵抗が減り、欠点の少ない優等生であるのは間違いないかなと。
これをもっと加重したとすると、柔らかさから来るであろうフレームの打球感の軽さ、厚過ぎる事による中途半端な飛び、16×20のしっかりし過ぎた打球感がバランス良くなって大化けしそうな予感はします。
エスマッハツアー→プロみたいに、XXでもスペックをハードにしたプロバージョンが出てくれば、あるいは・・・
ん?この締め方は展示会の時と同じような・・・(笑)
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잠시 후 Xiao Jing은 캐비닛에 들어가 “폐하, 누군가 여기 있습니다. “라고 말했습니다.
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내 아들이 대재앙에서 살아남는다 해도 죽임을 당할지도 모릅니다.
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Xiao Jing은 서둘러 말했습니다. “폐하, 저를 용서해주십시오. 어리 석고 잘못된 말을 한 하인입니다!”
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이 아름다운 의상은 스웨덴 장인의 손에서 나온 것입니다.