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テニスのトリヤマ 閉店?

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その昔、たまたま京都にいた頃・・・

まあ数年前で2010年代も後半のつい最近の話ですが。

レンタサイクルで大原なる所に行って雪に見舞われ、凍えながらの帰り道。

疲労困憊の中で何を思ったのかは分かりませんが、たまたま通りかかった寺町通り?ってアーケード街が気になったので寄っていった自分はあるテニスショップに出会った。

ガット張りののぼりがあって、でもよく見たら店頭に並んでるのは和柄のラケットケースで、そりゃ目を奪われないはずがなく。

 

 

 

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和柄ケースは今もバリ現役です。

だってイカしてるじゃないスか!!!

 

テニスショップ巡りが好きって言ってもお店って大体は用もなく入るのって勇気いるじゃないですか。

何か買うって言っても今の世の中、ネットで大体の物が手に入りますし、このお店じゃないと買えないんだ!って物は存在しないじゃないですか、大体の場合。

面白くないですよね。

 

で、自分、和柄ケースを自分用に一枚、海老名に帰る時に弟用も一枚買って帰ったのですが、当時の自分はまー遠慮がちで、あのお店にしか無い物をもだと買えばよかったなぁ、またいつか京都行く時は必ず寄るぞってずっと思ってました。

そうして6年も経っても京都に行く機会は無く、最近両親が京都に旅行に行くって言うんで、ついでに寄ってきてもらおうかなと思い立ってテニスのトリヤマをググってみました。

 

 

 

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テナント募集中って貼られとる。

営業時間載っててグーグルの情報だとあたかもやってるような感じだけど、お店の看板だって外れてるじゃん。

店主夫妻はかなりのご高齢だったので、もしかしたら…って危惧していましたが。

ググってもどこにも閉店したって情報無いけど、この状態で営業してるって事はほぼ無いでしょ。

なんでこんなに情報が一切無いんだ?

って言うと、ホームページもSNSも持ってないお店だからなんだろうけど、

俺としてはこのお店が一切話題にならないままいつの間にか閉店してることに驚きを隠せないと言いますか…

話題に上がらないって事は有名じゃない?

SNSとかやってないから知られてない?

このお店、和柄ケースも良かったのですが、お店に足を踏み入れて更に驚かされたのが、ウッドラケットが新品で売ってたんですよ。

一本や二本じゃなくてズラーッと壁に陳列されていて。

マジマジと見てたら店主さんに怪訝な目で見られたので(笑)写真は撮らなかったのですが、こちらのブログさんに載っておりました。

ありえなくないですか!?!?

2017年にその状態だったんですよ!?

店主のおじいさんは言ってました、あえてウッドを使うことでちゃんとした打ち方を練習できると。

(この謳い文句、80年代のテニス雑誌でも見たことあるなぁ…)

こうも言ってたな、個性を伸ばしていくのが良いって。

どうしてそういう流れの話をしたのかは憶えてないけど。

いやはや、京都に2ヶ月いたんだけど、ガットが切れたらここで張ってもらおうって思ったね俺は。

結局持ってきた2本は切れなかったけど。

入口にはなんか全身銅の色の古いストリングマシンが、流石にオブジェとして置かれていたり、ウッドラケットどころか古いウェアさえ棚に積まれていたりしていて。

あのウェアは間違いなく古そうな生地の昔のポロシャツだった。

色々とあり過ぎてすべてを見た訳ではないけど、確かセルジオ・タッキーニだったか?

あと時代にそぐわない超短パンもあった。

まさに昔の人が履いてたハーフパンツでさえ並んでた。

ストリングは…記憶に残ってないってことは太古の物は無かったのかも?それともマジて古くてパッケージを記憶できなかったのか憶えてないけど、とりあえずキルシュバウムのタッチターボは置いてあった。

ポリ置いてあるんだ!?って思った。

冷やかしお断りみたいな雰囲気だから何も撮ってない笑

いや、撮らなくて良かったと思う。

博物館というか、当時そのままの状態がずっと残っていたというか。

こんなお店がなんで有名にならないの!?

当時物がこんなにも溢れていたら、ガメつい転売ヤーとか殺到しても不思議じゃないのに(売れるかはしらんけど)

そうでなくても皆こういうの好きでしょ?

このお店の事はググっても閉店してるかどうかすら分からない、でも訪れた人の話を見るとウッドラケットの事、オリジナルの和柄ケースの事、自分が受けた衝撃と全く同じだ。

このインパクトを書かずにはいられない。

にも関わらず、いつの間にかこうなっていたとは…

インターネットなんて所詮この程度の物なんだなぁって思いましたね。

見たいものしか見えない、探させない、やはり知るべきものは自分の足で赴き、自分の目で見て知らなくてはならないんだなぁ。

かくいう自分もその日たまたま気まぐれを起こして寺町に寄らなければこのお店の事を知る由も無かった…

世の中にウッドラケットを新品で陳列してるお店って他にあるのかなぁ、あまりにもレア過ぎるけど…

でも人の多い京都にあるんだったら他で残っていてもおかしくないと思うんだけど、残ってる事自体がおかしいしな。

流石に地元ではもう閉店してるのは知られてるんだろうけど、いや、でもグーグルでは営業中って出るからたまたまシャッターが降りてる時にストリートビューが通ったのかもしれない?

情報が無いんで分からないっスねぇ。

あんな凄いお店がそんな終わり方で良いのか、変に注目浴びて古い商品を買い荒らされるよりは良いのか、でも知られてないのはあまりにも勿体無いというか、つまらないというか、ね。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 08:19 | 47件のコメント

ボウブランドのソックス

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いや、なんか急にX(旧Twitter)で話題に上がってびっくらこい〜た!しまして、

慌てて注文しちゃいました、クルー丈とハーフ丈。

夏はくるぶし丈が良かったんですけど、25-27cmのサイズはハーフ丈までしかなかった・・・

 

 

 

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で、みんな口を揃えて「あのソックス」を連呼してましてね。

我が家からもお古を発掘したので見比べるとこんな感じ。

うーん、ほぼソロパッズ!

昨日夜届いたばっかなんで、まだ履いて床に立ってみただけですが〜

地面に立って感じるフカフカ感、ソロパッズとほぼ同じ感じと言って過言じゃないんじゃないんでしょーか!?!?

お古と履き比べしてみても遜色ない、強いて言うなら本家の方がフカフカ感フワフワ感がもっとあるような気がするけど、新品とお古の違い?素材か何かの違い?

でもコートに立ってもこりゃ期待できるはず。

まだプレーしてないです、はい笑

 

 

 

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ついでにこちらはオリジナルウェア等を販売しているミネムラさんのテニス用極厚ソックス

ソロパッズはやはり方々に有名だったので、日本に入ってこなくなってから作られたというこちらも後継的な狙いのソックス。

僕の手持ちのソロパッズは擦り切れてるので笑、今まではこちらを使ってました。

こっちは再現ではなく日本流のやり方、みたいな感じで履いた感触は違うのだけれど、これはこれで良い極厚ソックスに仕上がってると思います。

ソロパッズは〜履いてたのだいぶ前だけど、とになく フカフカしまくってて独特?

他のソックスと比べて…やっぱりフカフカって言葉しかすぐには出てこないけど笑

昔初めて履いた時の感想見てみると、まあ、疲労軽減みたいな感じで役立ってるのかな?

とりま履き心地が気持ち良い事だけはちゃんと覚えてます!

てな訳で長らくソロパッズが日本で流通してなかったので、求めていた難民はけっこういるんじゃないですかね

でもご存知なのはやっぱベテラン層?

最近の選手が履いてるって話は聞かないから話題には上がり難い?

なんてそうだったら良いのですが、せっかく出てきたのに注文殺到してまた難民と化したくないなと思ったのでもう1セット注文。

昔の自分は貧乏性なのか!?ソロパッズをなぜかクルー1足、くるぶし丈1足ずつしか買ってなくて今日までソロパッズの感覚はご無沙汰だったし…

まあ今は週1以下なんで夏用2足-冬用2足でしばらくは安泰でしょう。

まだ履いてテニスしてないので見切り発車だけど…はっはっは。

どうなんでしょ、ボウブランド(テニック)で出てきたけどどれだけ生産してるのか、ソロパッズの後継だから人気爆発が来るのか・・・。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 07:34 | 60件のコメント

日本のテニスの未来は明るい

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いや~皆さんご存知の通りとんでもない事になりましたね。

ジャパンオープンDAY4,世界ランキング201位、20歳の望月慎太郎プロが第1シード、世界ランキング8位のテイラー・フリッツに勝利!

その次も勝ってATPツアーベスト4に進出!

そもそもその前の1回戦で31位のエチュバリーに勝ってたんですから、この大活躍の予兆は最初からあったって事なんですかね。

いや僕、まったく予想だにしなかったと言いますか、なんとこの日!生で!見ていたんですよぉ!!!

伝説の目撃者となったのだ・・・

ふふふ・・・あーっはっはっはっは!!!!!!!!!!!!!!

 

木曜日で2回戦の2日目・・・

日本で年に一度のATPツアー、世界からトッププロが集まるんですから、シェルトン、アリアシム、ズベレフ、ルードみたいなトップ層、将来GSを獲るであろう有力候補の最高峰のテニスを見たいって思うじゃないですか。(GS見に行け)

シェルトン対ズベレフなんて2回戦が実現していたら、絶対とんでもない破壊力のサーブとストロークの応酬でヤバそうじゃないですか。

でもこの日は見たかった選手が敗退したり別日だったりでことごとく外していて、観戦のモチベは・・・めちゃくちゃ低かったんですよねぇ・・・(無礼)

ポピリンはいつの間にか見るの3回目、シュワルツマンとデミノーはパワー系ではないのがなぁ…
って完全に自分の好みでそのテンションかよ!みたいな。

そう、僕はパワープレーが好きなんです・・・脳筋なもので・・・

ジャンジージェンは見た目が格好良いから見たかった!(ぇ
けど、マスターズ覇者のハルカシュも見たかったし・・・

今年は10位〜20位台が勢揃い、本戦も予選もエントリーした選手のランキングが高く、昨年とはまるで違う雰囲気でめっちゃ期待感が溢れていましたが、やっぱどうしてもランキングが高い選手にばっか注目してしまう(失礼)

ランキングに差があるとどうしても塩試合になり勝ちじゃないですか。

だからナイトセッション1試合目の望月vsフリッツなんて、201位対8位ですよ。

一番ランキングの差が大きいですし、いくら日本の期待の若手が見れるとしても、フリッツとの組み合わせはなぁ…って思っていました。

望月君を見るのは初めて…では確かないんだけど、ちゃんと試合を見るのは初めて。

18歳を迎える前にジュニアGSをシングルスで優勝、って聞いた時はついに錦織級の日本人が出てくるのかって思ったものの、プロデビューして3年目、20になる直前にチャレンジャー優勝とその後200位切りは順調と言えるけど…

錦織は18歳でATP250優勝だもんね、改めて恐ろしいというか、もう二度と錦織圭は出てこないんじゃないかって、どうしても思ってしまいますよね、願っていても出てくるはずないじゃないですか。

いくら日本人が出ると言っても試合としてはどう考えても力の差で一方的な塩試合でしょ、これがナイトセッション1試合目て目玉扱いかぁ…って僕は思ってました。

 

 

そして第一セットがあっという間に0-6だったから尚更そうなるでしょってなる。

フリッツのサーブを取れないのはまだいいでしょ、外人の強力なサーブは誰しもがそう容易くブレークできるものじゃないじゃないですか。

望月君側のサービスゲームがとにかく取れない。

長く長くラリーが続いて力負け。

1ポイントを取る労力がまるで違うじゃないですか。

自分に有利なサービスゲームで苦労して苦労して取れない、防戦一方のラリー。

今の日本人で最も期待されている若手がこのプレー、ホントよく頑張って粘ってたんだけど、攻めれる展開が全く無く順当負けのような0-6。

 

まあ、日本の有望株の顔を拝めて良かったかな…みたいな感じで第2セット、フリッツからのサービスゲームは…まあそりゃそうだろなって感じで取られ、次の望月君のサービス。

第一セットと同じくフリッツに打たれまくってはいるんだけど、コートを走り回り、守って守ってボールが浮くも、フリッツにミスが出る。

ラッキーと思いつつそれが何度か続いて、ようやく最初のキープ。よくやった!

とにかく攻められる中どうにか拾った1ゲーム。

フリッツと比べると、そりゃそうだろって感じですが望月君はサーブもストロークも遅いですし、体も細いし、やっぱ日本人のフィジカルじゃ余程のレベルじゃないけどパワーの差で苦しいよな、と…

まーでもこれだけの力の差なら、ようやくキープできた時点で及第点でしょう!

本日は良い物見れたかなって、そう思っていましたが、そっからまた次の望月君のサービスゲームもキープ、キープ合戦の展開に。

フリッツに良いように打たれて守る一方には見えるのですが、ぎりぎりで触ったボールが妙にコートに入る。

打たれてなんとか返したボールが妙に嫌なライン際にぎりぎり入る。

望月君の打ち方ってなんか違和感があると言うか、懐が深いとはよく聞くのですが、何なんでしょう。

差し込まれてるように見えて、意外と返せている?

ボールはスピン系ではなく真っ直ぐなフラットボール、低めの球をフォアもバックも頑なにフラットばっか打って、それアウトになるんじゃ?ってボールが何故かコート内に吸い込まれる、不思議な軌道。

この日の前の試合だったポピリンなんかは、元々パワーのある選手だけどスライスやループボール使って緩急ある、バリエーション豊かなプレーをしてたのですが、いや、他の選手だってもう少しラリーの中にいろんな球種使うだろうに望月君はとにかくフラット。

それにライブスコアのページで見れるYDTなるデータによると、サーブはもう言わずもがなで省きまして、望月君のストロークの平均速度は140km/h台、対するフリッツは178km/h!

ちなみにパワーが足りないと思われ勝ちな西岡君や、日本人は見習えとよく言われるシュワルツマンでさえ152〜153km/hだそうなので、いくらパワーが全てで無いって言ってもかなーり厳しい。

戦術でパワー不足や身長不足がどうにかなるなら西岡君も皆も日本人選手があんなに苦しむ事は無いでしょ。

よく見るじゃないですか、外人のサーブやストロークで、一撃で捻じ伏せるポイント。

そういう楽なポイントが取れず、相手からは良いように打ち込まれ…

が、望月君は何とか粘る、粘ったボールが良いところに入る。

届かないと思ったところに届いて返せてしまう。

俊敏?フィジカル的なスピードと言うより、予測力か。

動画で見るアルカラスみたいな恐ろしい機動力とは違うと思う。

ヤバい!と思ったら・・・なんとか届く。

だから第1セットから第2セット序盤までは望月君は守備型の選手なのかな?って思ってましたが・・・

そう思っていると、どんどんボールがコートに吸い込まれていき、ついに炸裂するカウンター守り一辺倒と思われた望月君のダウン・ザ・ライン。

そしてネットプレー。

えっ、ここで!?と戸惑う自分の前で瞬く間に前へ飛び込み、ボレーを決める。

カウンター、ストロークもそうだ。

自分が予想もできない信じられないコースへショットを放つ。

なんで今のボールをそんな所に打てるんだ!?

何でも届いてしまう守りと、想像を超えてくる攻めのチョイス、それが全て決まってしまう。

フリッツを前に一方的だったはずが、予想外の、際どい、すごいショットの連続で会場は拍手喝采。

日本人贔屓と揶揄する言葉も見受けられますが、残念ながらしょうがない事だと自分は思う。

次々と繰り出される彼のドラマチックなプレーの連続に感嘆の声を我慢しろだなんて不可能でしょう。

(それと、会場を揺るがす望月コールの中でテイラーの名を叫ぶ声は決して少なくはなく、テイラーのポイントに拍手が無い時は一切無かった。
地元贔屓は心情的には万国共通であるのは世界を回ってるテニス選手なら日常茶飯事のはず、そんな中でのテイラーへの声援は届いていたと信じたい。)

望月君のこの全く先が読めない、理解を超えたテニスは、自分の中ではキリオス対モンフィス以来だ。

何でそこに打てるのか、何でそんなプレーができるのか。

こんなプレーは滅多に見れない。今まで生観戦した中で、他にこういうプレーをする選手はキリオス以外思い浮かばない。

あ、ジョコビッチはもうボール打つ前から、動きからして理解を超越してました。
あと圭君見た時の印象は、当時ギルバードに師事してたからか我慢のテニスであまり派手じゃなくて・・・みたいな印象のデ杯と、ATPサンデーの練習の2回なので・・・

たぶん、海外に観戦に行くともっと見られるんだろうな、ナダル、アルカラス、シナーとか…

そんな不思議な感覚と言いますか、これを可能性と呼ぶのか・・・

もう大げさに言っちゃうと、キリオスみたいにGS優勝も射程範囲に入る次元のテニス、何じゃないのかな、もしかして・・・。

大胆過ぎたか?ごめんなさい!!!

ともかくそういったような何かを感じさせてくれる望月君、凄いプレーの連続、でもサービスキープができるならそれでもう十分、上出来だろう…って思っていると、とうとうフリッツのサービスをブレーク。

トップ10のパワーをしのぎ切る、ありえない。

ことごとくボールが際の際に入り、パワーで勝ってたはずのフリッツが苦しそうに返し、望月君が決める。

フリッツがコートサイドのコーチ陣に苛立ちを発散する場面が何度も出てきましたが、そりゃそうだろなと。

会場の雰囲気もあるでしょうがやはり望月君のプレーが信じられない展開の連続。

キープ、キープ、そしてブレークで、奇跡の第2セット奪取。

これでもうこの試合はたたでは済まなくなった。

たかだか200位相手にここまでやられてフリッツがどんなプレーに出るか。

依然、ポイントを楽に取れるのはフリッツ。

望月君は走り回って何度もラリーを続けてようやくってところを、フリッツはサーブとストロークでポンポンと点を取れる。

精神的に追われてるのはフリッツかもしれないが体力を削られているのは望月君の方。

正直、望月君の守備範囲は凄いけど、無理だろってボールに届いてしまうのは体への負担を思うと、ポイントを取れたとしても終盤で響き、試合全体で見るとマイナスになってしまうのではないか。

パワーも体力も日本人選手みんなが苦しんできた課題。

特に望月君なんてトップ10との初めての戦い、体力も経験がまっさらな中で第3セットを戦えるのだろうか。

第2セットを取れたと言ってもまるで奇跡のような光景、とてもこのまま試合まで勝ててしまうだなんて思えない。

本領を発揮するフリッツの前にどうなってしまうのか。

・・・でも、それでもと勝手な期待ばかりしてしまうのが悲しいファンの心理。

もし勝っしまったらとんでもないことになるぞ、大事件だ。

また日本に第2の錦織ブームが来る。

 

そっから第3セットはただただ祈るばかり。

望月君の決死のプレーが数々のドラマを生み続ける。

そこで感じた僅かな力み、プレッシャーの中でショットが僅かに浮ついてミス。

とうとうフリッツにブレークされ、そしてキープされて5-2。

よく頑張った、今日ここで勝てなくてもこれから先の活躍は約束されたようなもの…

だと思っていたのに、巻き返した、追いついた、そしてタイブレーク…

ブレークできたのは2回だけ、並んでいるがイーブンじゃない。

望月コールがあちこちから湧き出てもはや不協和音、みんな叫ばずにはいられない。

タイブレーク、まさかの序盤リード。

ありえない、あっという間にフリッツの逆襲が来るはず、逃げてくれと祈りながら、ナイスサーブ!

ネット前へ飛び込んでスマッシュ!

 

ホント、誰にこんな事が予想できたのだろうか。

今でも夢みたいな試合だったなと思う。

生で見た中でダントツでナンバーワンの試合。

俺の中のBIG4は杉田さん、ノヴァク、ニック、そして慎太郎君になった。

200位台の日本人がトップ10に大逆転だよ?

こういうのって1回ジャイアントキリングしても結局は長続きしなくて一発屋で終わる…というのはよくあるけど、そもそも1回戦が31位のエチュベリーでしたね。

その次の試合も43位のポピリンに競り勝った。

ポピリンはパワーも緩急もあるし、ガリンとの試合ではワイドサーブを延々と打ち続けていた。

フォアのエグいアングルもガンガン決めていた。

だから望月君はとにかく外へ走らされて削らされて、フリッツ戦での初めてのトップ10との戦いの疲労もあって敗れるのではと思っていた。

でも素人考えは彼に通用しなかった。

一流の人っていつもこうだ。

この勢いでまさかカラツェフも…なんて思ったけどやっぱりそう甘くはなかった、けど、この結果に絶望してる人はいないでしょ。

まー望月君のこの大活躍を見ていたなら、この先どんな未来が待っているかは分かり切ってますよね。

何でも届く守備力、コートに吸い込まれる真っ直ぐなフラット、抜群の配球センスの後には隙あらばネットプレー…

何を起こすのか全く読めないこんなテニスをできるのは日本人はおろか世界でも有数ではなかろうか。

そして今回、フリッツやポピリン、エチュベリーらの180km/h近いストロークを相手に耐え切ってみせた。

これが偶然だろうか、人生のハイライトとなるだろうか。

トップ100位切りはまず確定だなと自分は思いますね、今回の結果で131位!

100位切りは来年かな?再来年かな?

いくらなんでも1年後は早過ぎか?ってフリッツ戦の時は思ってたけど、西岡君がトップ100入りしたのがなんと21歳!

20歳でGS初勝利、23歳でATP250優勝…

信じられない成績であり、既に実際起きた事であり。

となると、20歳の望月君も今後このルートをなぞる可能性は十分あると思いますが、世界と比べてか弱さを感じるフィジカルとボールのスピードがそんなすぐに強化できるものなのか。

まあそのフィジカルとボールで今回勝ってたんですけど、これからの大会でもこのプレーをさせてもらえるのか。

パワー的なフィジカルもスタミナ的なフィジカルも、彼のディフェンスシブなプレーには勿論頑丈さは必須でしょうが、日本人だけでなく外人も、世界を股に掛けるタフなトーナメントとタフな移動の繰り返しで多くの選手達が疲弊する。

世界回っている間にフィジカル強化できる暇はあるのだろうか。

短そうなオフシーズンで果たせるのだろうか。

サーブやストロークが遅くても勝ってる選手はいるがやっぱボールのスピードが見劣ると心もとない・・・

 

それと今回の有明のサーフェイスって球足が速く、バウンドが低いって色んな選手から言われたみたいじゃないですか。

それとGSジュニアで優勝し、GS予選突破したのも天然芝のウインブルドン。

もしかして活躍しているのは他の選手が苦戦するコートで?

………いや、それでも有明はバードコートだし、芝で勝ってる選手は大体他でも強いか。

いくら守りが上手いからって遅い球で打たれ続けて防戦一方ではメンタルが削られていく。

諦めずに粘った強いメンタル、なんて言葉も聞こえてきますが、彼はまだ20歳、これから沢山の事を経験していくでしょうからどう転んでいくかは不透明。

木下オープンまでは苦戦していてナイーブになっていたようですし、この大会から一気に伸びるのか、ATPツアーからチャレンジャーに転戦してうまく噛み合わず足踏みしてしまうのか。

試合中も上手くいかない時はコート上で叫んでいましたし、フラストレーションは表に出して発散するタイプ?

これをメンタルが強いと呼べるのかどうか。

素朴そうな顔に見えて負けん気は強そうに思える。

が、そういうメンタリティが西岡君みたいに行き過ぎてしまう、自分を追い込み過ぎてしまう可能性もあると思う。

フィジカル面に加えてこういったメンタル的な部分も、メンタルで苦悩した伊藤竜馬プロがコーチとしてどうケアしていけるのかが気になるところ。

フィジカル的には伊藤プロみたいなストローク力になれれば大分試合運びが楽になりそうだよね。

ただ、IMGのバックアップを持っていての今のフィジカル、これが既に手を色々尽くしている状態なのか、未だ伸び代を秘めているのか。

この先伸びていって世界ランキング50位台になるのか、30位台になるのか、はたまた、錦織に続いてトップ10入りを果たすのか。

西岡が今年24位、GS2大会連続ベスト16という成績を叩き出してもなお、もう錦織ブームみたいな時代は来ないみたいな風潮があるじゃないですか。

でも望月君のこのプレーは第2の錦織ブームになるはず。

今回優勝なんかしてしまったらもう確定だったんじゃないでしょうか。

見ていてドキドキ・ワクワクするプレー、彼を見たらテニスって面白い!って誰しもが思うでしょ!

9:30開場から22時過ぎまで全試合見るテニス観戦の苦しみもすっかり吹き飛んじゃう。

錦織圭、大坂なおみの時代があってもなお超えられない80年代のテニスブーム、それに及ばぬまま日本のテニスの人気が衰退の一途を辿ろうとしている今、望月君の活躍で間違いなく流れは変わった!

ポピリン戦、カラツェフ戦で彼を一目見ようと、ナイトシェッション、多くの人達が有明コロシアムへ押しかけた!

押しかけた理由が話題の若手だからだとしても、すぐに虜になるはず。

話題になったばっかなのに次の試合は松山!神戸!

日本のチャレンジャーを転戦!

錦織も出るつもりみたいだけど、大会開場は果たして観客の数に耐えられるのかどうか!

今を逃すと今後望月君の顔を拝むのには苦労するだろうね。

 

ただ、同世代のライバルは同じ大会を優勝した1個上のベン・シェルトン、既にATPツアー優勝を果たしている1個下のフィス、そして同い年のホルガ・ルーネ、アルカラス…

望月君があれだけ有望株に思えるのに、事もあろうに同世代が既に大活躍。

冷めた目で見ると現実はメチャクチャ厳しい。

日本におけるテニスの扱いも、たぶんGSベスト4とか決勝進出しないとまともに扱ってくれないでしょ。

というか今年フレンチオープンのミックスで優勝したじゃん加藤未唯、それでブームが来ないとなると、ねぇ。

トップ100の壁がどんなに凄い事であっても人気になるのはいかに分かり易い強さか、望月君が錦織に迫る活躍ができるのか、日本中をテニスで熱狂させられるのか。

でも錦織の活躍だって予想できてた人はほぼいないでしょ。

そして沢山の日本人がトップ100の壁を破り、ATPツアーで優勝し、松岡修造のランキングを超えていった。

誰か一人が活躍し出したらそれだけじゃ終わらない。
 
この日の試合を見て、俺は日本のテニスの未来は明るいと確信しました。

またテニスの時代が来るぞ!

乗り遅れるなよ?野郎ども!!!!!

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 19:36 | 603件のコメント

(no title)

今年は自分の好きなプロ選手トップ2が引退する年となってしまった。

杉田祐一プロは高1の冬の日本リーグで初めて見て、当時プロ選手を全然知らない自分は衝撃を受けて、こういうテニスをしたい真似したいって初めて思った憧れの選手で…言葉がまとまらないから割愛

関口周一プロは地元が海老名市!年齢は1個違い!当時使ってたラケットが同じEXO3グラファイト!

こんなにも身近に感じれるプロがいてびっくらこいて、初めて生で見たのはいつの楽天オープンだったかな、2010年だったか11年だったか、予選ワイルドカードを貰ってて練習している姿だったか。

はぁ、、、

自分が高校生の頃からのヒーローで、同じ時を過ごして、活躍を見届けて………えっ!?もう引退???もうそういう年齢なの? 

そりゃいつかは引退するだろうけど、てっきり添田プロみたいにみんなレベル維持したまま大ベテランになるまでやるものかと…

自分の過ごした、熱中した、若者だった時代がいよいよ終わりと宣告されたかのようで、、、

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:16 | 678件のコメント

最近見てるyoutuber

 

自分、そんなにテニスのyoutube見てないんですけど(←!?!?!?!

最近妙にハマってしまったのが小倉プロの動画。

まープロの皆さんも結構動画を出すようになった昨今ですが、うーん、ついつい小倉プロばっかり見てしまう、中毒だぁ。

トークが良いからなのか?毎日投稿しているからか?

まあ僕はyoutubeそんなに毎日は見てませんが・・・。

海外でテニスしてる動画、生活してる動画、他のプロとライブしたり、最近はどんどん他のプロが出てきたり・・・

↑こんな感じでプロが自分を出してる動画ってホント貴重だなって感じですよね。

素過ぎて半分駄弁り感も来てるけど笑 そういうの好きでしょみんな。

他の人が出てくる時は1対1形式が多かったんだけど今回はこの大人数、もしかして人気に味を占めてるのかも?(ぇ

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 21:52 | 1,262件のコメント

トアルソンのススメ その①:俺とトアルソンの歴史その1

そーいや僕がトアルソンを推してる理由って書いた事無い気がするね。

デビルスピン、プロフォーカス、アスタポリ、プロゾーン、エスマッハ・・・

ラケットもガットもコロコロ変えながらトアルソンなのは一体何故か!?

って言っても特定のメーカー推すのは皆よくやる事だし、まあ、、ってところはありますが。

でもボクも試合に勝ちたいって事で割と真面目に使ってる面もあります、一応(笑)

てな訳で今更トアルソンの魅力とボクとトアルソンのなが~い歴史を騙っていき、いや、語っていきましょうかぁ!(暇か

 

 

○2009年

俺とトアルソンの出会いは高1の冬頃まで遡り、えー、当時の俺はKブレード104にAKプロ17を張ってたんじゃないかな、たぶん…

で、次の代の主将は俺以外にいないだろう!って感じの野心を抱く俺はポリを使いこなしてレベルアップしようと、最初に選んだポリがキルシュバウムのプロラインⅠ。

そして高2になってすぐにEXO3グラファイトを買い、ストリングはシグナムプロのヘキストリーム。

 

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まーそんな感じでトアルソンとは無縁の生活だったんだけど、強いて挙げるなら同期のSKがアスタリスタを張っていましたね。

色を合わせやすいからかね。

って上の写真でレベルに黄色いアスタリスタを張っていたと思って探したら張ってない写真だった。

これはSKがレベルを買ったばっかりの頃の写真で、サービスガットでも張ってたのかな?

でもこの後はずっと黄色いアスタリスタだった、はず。

あと、1個上の主将がRDX500MIDにレンコンを張っていたんだけど、自分はトアルソンの事は当時のテニス雑誌で「切れてキレても交換します」みたいな広告を載せていたぐらいでしか知らなかったし、ストリングの断面もホントにレンコンみたいじゃんって、めちゃくちゃ強い先輩が何でこんな変なガットを…?って印象しか無かったですね(無礼)

その先輩は地区大会で本戦に出れるくらいで母校ではめっちゃ強いレベルだったんだけど、ラケットはなんか安く譲って貰ったとか言ってたぐらいなんで、たぶんレンコンも大した理由では選んでなかったんじゃないかなぁ…(無礼)

ただ、先輩引退後に部室に放置されていたRDXを打ったらびっくり、グニョングニョンとボールを掴んで勢い良く飛ばす!
自分はこの感触が凄く気に入って、その後も思い立ってはこの感触を再現しようと何度かトライをしたけど上手くいかず…

って、単に放置されて伸び切ったポリだからって可能性が高いですけど。

個人的にはこの感覚はスーパースマッシュも同様で、よく考えたらプロラインⅠもそうだったかな?スパスマとプロラインⅠは近い関係だからそうのはず。

で、この感触の再現を最近ようやく見つけまして、ポリワイヤープラスがまさに自分の求めていた感覚。

これらのクリア系のポリって初期の頃のタイプなのかとにかく硬くて、横糸に入れるとまるで撓みとか食い付きを感じさせない。

僕はグニャッって感覚は横糸の感覚だと思ってて、事ある事にクリア系ポリを横糸に入れてはグニャッってならない!何でだ!?ってなってたんですが、

最近ようやく縦糸の動きなんだ!って答えに辿り着いた・・・2009年から長い旅路だった・・・(謎)

 

 

○2010年

とまあレンコンの感触には驚いたんですが、結局ストリングはヘキストリームしか使わなかった高3のクレー。

でも2010年初頭に気になるポリが出てきまして、それがデビルスピン。

発売を心待ちにしていたんですけど延期になったので、部活引退までに使う事は無く。

変なガット!って思ってたメーカーのを何で張ろうと思ってたんだろうなぁ、当時の自分はフラットしか打てないのでとにかくスピンをかけたい!と思っていた、のだと思います。

デビルスピンなんて三角形に近くていかにもスピン度MAXじゃないですか。

で引退後に張ってみたんですけど、その時出た草大会で早速使ってみたらボロ負け。

感覚的にも、硬いEXO3グラファイトに対してデビルスピンだけがグニャッって動いて、なんか上手く連動しない感じ…

全然使いこなせくて、相性最悪だなって思いました(無礼)

 

 

○2013年頃?

その次のトアルソンとの邂逅は大学2年生か3年生の頃だったかのう…

テニスショップでバイトしていた時にエンゼルフィルムとジグザを試した事がありました。

どちらも「新素材で高耐久マルチ!」とか、「未来のストリングは云々カンヌン」とか、なんか凄い謳い文句で入ってきたのを覚えています。
エンゼルフィルムはポリとのハイブリッドで張って、確かその頃の自分はポリ×ナイロンにお熱な時期だった記憶がある。

張ったナイロンの中ではUSハイパーソフトがめっちゃ良かったんだよなぁ、で、エンゼルフィルムは…

想像していたのはグニャッと掴んで飛ばす感覚だったけど、なんか全体が浅く撓む感じで何だこれ?って思ったり、色もアンバー?と濃すぎるネイビー

で、何だこれ?売れるのか?って思ったんですよねぇ(無礼)

 

ジグザは…うん笑

雑誌では「張り難いストリングは流行る予感!」とか書いてあって、へーそういうものなのかーなんてそんまんま受け取ってたけど、まあ、うん(無礼)

 

とまあここまで散々な印象のトアルソン(無礼)

なんですが、この頃高校生だった弟は何故かデビルスピンにお熱。

誰が勧めたんだっけな、弟は自分では一切選ばないタイプだったんだけど、中学の頃にシグナムプロのトルネードを使ってて、そっからいつの間にかデビルスピン。

最終的には大学の最後まで使ってたんじゃないかな。

自分としては販売直後に使った時の感想が尾を引いてデビルスピンを敬遠。

1ヶ月でガットを変える数年間を経て、大学4年の頃にようやく固まったのが縦ツアーバイト横ホーク。

それがEXO3グラファイト用のセッティングで、ピュアドラも使って、その時は横がラフコード。

縦糸でスピン性能を求めて、横糸は・・・確かすぐ凡ミスして試合で勝てなさ過ぎて嫌で、打つ時の球持ち感を重視して丸ポリを選んでいたんだっけな。

で、大学生の頃は(も?)激弱で、市民大会は全て予選敗退、サークルの大会も初戦敗退ばっかで、まー散々なまま卒業。

一番テニス出来る時期もそんな感じで終えたので入賞なんてもう絶対にチャンスは無いんだろうな~

って感じで迎えた社会人1年目から、何故か自分のトアルソンブームが幕を開ける事になるのだった・・・

 

続く笑

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 21:35 | 683件のコメント

(no title)

 

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この前試打したARMA PRO98、あまりにもゴッツいフレームだからもしや昔のボックスフレームのリバイバルか!?

なんて勢いよく決め付けてたけど、FURIの方に聞いてみたら特にそういう訳ではなさそうで・・・って感じでした、チャンチャン(ぇ

 

 

 

 

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似ているなと思ったウルトラ2は昔リサイクルショップで買って打った事があったもののどっかやっちゃったんですが、部屋からコイツも出てきた。

アドバンテージ01・・・これも高校1年の冬にリサイクルショップで買ってきて、近い内に薄ラケ(EXO3グラファイト)を買う為に先に慣れておこう!って事で使った事がありまして。

同じような撮り方をしてみたけど・・・似てるか?

正面厚は厚いと言えば厚いけど。

そもそもコレはもういつのラケットなのかマジでわからん。

ただ、このめっちゃ草臥れたモノフィラメントで打った記憶だととにかくボールが飛ばず、硬いと言えば硬いけど剛性感でボールを潰せる様子は無く、まるでラケットがついてこなかった・・・。

当時これが初めての薄ラケだったので使えてないって事だと思いますが、硬いけど、剛性感よりかは撓りがあったような・・・

となると、ARMA PROの打球感は言うほど昔のぶ厚いボックスフレームと似てるって訳でもない?

でもウルトラ2は剛性感あったと思う、どっちだ!?笑

 

 

で、昔のラケットってみんな正面がぶ厚いボックスだったのかな?なんて思ったのですが、古くからの名器で正面がそんなに厚くないラケットもあるよねぇ・・・

という事でプレステージを調べてみたら上記の動画、へー、妙に薄いと思ったらやっぱり意識して薄くなってたんですね。

で、3種の神器が一つのプロスタッフは、薄い時代は2010年代までずっと正面が厚いまま来ていたようで、これがある意味では昔からのボックスフレームをずーっと守ってきたって事なんでしょうかね。

グラファイトは・・・厚いとかそういう話じゃないですね(笑)

 

てな訳で旧プロスタッフやARMA PROって、プロゾーン2とかピュアコンとかと比べてもやっぱ正面が太いと思うんで、やっぱ、そういうジャンルのボックスなのかなって。

でも正面厚のある昔のプロスタッフって剛性感があったかと言うと、やっぱり撓りタイプだったような・・・じゃあARMA PROって何だ???(堂々巡り)

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 21:03 | 782件のコメント

ARMA PRO 98

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という事でFURI SPORTのARMA PRO98なんですね~

まあプレミアムデモで借りただけなんですけど。

ニューヨークから日本に上陸した新興メーカー、しかし実は日本のラケットスペシャリスト、有名メーカーでラケット開発に携わったりチューンナップショップのラケットスタジオを創設した経歴を持つ坂本さんが丸々監修したというラケット。

世の中、気になるラケットは沢山あれど結局はまー打てないなら打たなくてもいいかな別に・・・みたいなのってあるじゃないですか。

で、これはそうとはいかないな・・・ってタイプだと思ったんですね。

 

ARMA PROは98インチと101インチがあってどちらもボックスフレームで16×19。

厚みは98が23-22-20、101が24-23-22でトップ部が一番厚く、フレーム上部左右に30Tカーボン、シャフト部にフラックスを搭載・・・

とまあ、スペックを聞くとプリンスだったりトアルソン、バボラで聞いたような単語がちらほらと散りばめられていて、ひねた言い方をすると新鮮味が薄いところもある。

ボックスフレームの需要とか使用選手って年々少なくなっているし、最近のプレステージやピュアストライクVS、CX200とかを見ても純粋なボックス形状から変化を余儀なくされている昨今。

プロスタッフもプリンスのツアーもボックスとラウンドの複合体を名乗ってるし、昔懐かしの打球感の再現を頑張りはしているものの・・・

 

 

 

 

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で、このARMA PRO98はトップ部が厚いテーパードビームで変則的だけど、パッと見は見事なボックス形状・・・

手元に届いて気付いたんだけど、ホントにボックス的と言いますか、正面厚がやたらと太くないですか?
単に横が20mm以上あるから、というだけでは説明つかなそうな感じ。

ボックスの良いところってごっついところかなぁって僕は思うんですけど、にしても、こんな剛性感は久々と言いますか・・・

手持ちのプロゾーン2とか、ごっついイメージのピュアストライクと見比べてみても明らかにARMA PROは太い。

これより太いラケットある?

って思い返してみると、思い浮かんだのは・・・ウイルソンのウルトラ2(古ッッッッッ)

1984年のラケット・・・

高校生の頃にリサイクルショップでなぜか買って打った事があるんスね自分・・・

そんまま学校で無くして今でも母校のどこかで眠ってるかもしれない(爆)

そのウルトラ2もやたらとシャフトが太くて、シャフト間の空間が狭くて、そしてごっつい打球感だった。

そう、このラケットってシャフトの真ん中の空間が割と狭め。

たぶん、ウルトラ2が出た頃ってウッドラケットからカーボンラケットへの転換期で、一本シャフトから変わっていったから、最初の方のカーボンラケットってシャフトの間の間隔が狭かった・・・

ウッドラケットからの変化だから昔のラケットはボックスだった、ごっついフレームだった・・・

世代じゃないから知らんけど。

でももうひとつ、昨日ふと気付いたんですが

 

 

 

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ARMA PRO、グリップもなんか思ったより短くない・・・?

自分はグリップテープ割と長めに巻くんですが、にしてもこの違和感・・・はたして気のせいなのか?

グリップが短いラケット、というのも昔のラケットの特徴と聞いている。

昔の人は片手のバックハンドが主流で、両手打ちが普及して世のラケットのグリップ部分は長くなっていった・・・らしいけど、どうなんだ?

 

そう考えていくとARMA PRO、太いボックス形状と短いグリップ、このラケットの狙いは・・・

それに実際の使用感も若造の自分には違和感がある。(ようやく本題)

ボックスフレームの特徴ってしなる打球感じゃないですか、でもARMAに感じるの撓りより剛性感。

そりゃあ、そんなごっついシャフトしてたら剛性あるでしょ。

 

と言いつつも、さっき自分はボックスフレームはごっついところが良い!とのたまっていた。

バコり易いってイメージあるじゃないですか、特にピュアコンとかプレステージは。

相手のボールに打ち負けない安心感ある打球感・・・それでいて柔らかさ、球持ち感があるのがボックスフレーム。

ARMA PROだとそれらより剛性感が何よりも強い。

しっかりし過ぎていてボールをいとも容易く飛ばす。

この点に関してはストリングを38ポンドで張っているのもちょっと悪かったかなと思うけど、にしたって薄いボックスフレームは本来ボールを飛ばす時のダルさ、球持ち感があるものだと思っていたが。

最近のラケットであれば薄いラケットでも飛ばし易さはあるでしょうけど、この剛性は他ではあまり感じないタイプの打球感・・・

いや、ウルトラ2が売っていた時代にはこういう打球感があったんじゃないのか?

高校生の頃の記憶だとウルトラ2は硬いって感想だったはず(うろ覚え)

ちょっとウルトラ2とは時代が外れるかもしれないけどヤマハのXAM8、これも例によってリサイクルショップで買って使った事あったんですけど、80年代~ぎり90年代前半ごろのラケットではなかったでしょうか、このラケットも薄いボックスながらやたらと硬く、パワーを感じさせるラケットだった。

現代だと薄いボックスフレーム=柔らかいコントロール重視のラケットって評価が鉄板でしょうが、80年代はどうでしたか?

俺は俺が生まれる前に生まれたラケットの事なんてさっぱりですがね、ウッドからカーボンに変わって大きく変わったのはラケットの強度、ボールスピードじゃないんでしょうか。

プロスタッフもグラファイトも、当時評価されたのはコントロールよりもパワーの方だったのでは・・・なんちゃって?

ラケットは硬い方がボールが飛びますからねぇ。

と言ってもARMA PRO98のRA値は64で柔らかい方、にも関わらずシャフトはしっかりしていて、ボールが飛ぶ。

どこにRA値64の柔らかさがあるんだ?38ポンドのせいでフレームの柔らかさも感じる前にかっ飛ばしちゃってるか?

やっぱラケットを評価するならもう少し硬めに張ってラケットと腕をいじめなきゃねぇ・・・

ストリングもFURI SPORTのオレンジクラッシュってポリなんだけど、説明だと爆発的なパワー、海外のサイトにいたってはアルパワーやポリツアーレブに匹敵するとまで豪語しているし、ボールの飛びには困らない。

いや、それでもフレームのこの剛性感こそホントにARMA PROの特徴で武器なんだと思う。

加えてトップ部が一番ぶ厚い形状、プリンスのCTS形状と似たこの造りで更にボールを容易に飛ばせるようにする。

自分、頭が太いフレームって何だかなぁ・・・とスペックを見てる段階ではイマイチな印象でしたが、実際に使うとやはりその効果はテキメン。

↑の写真のファントムF1もそうなんですけど、飛びますし操作性も薄いシャフトで確保される。

そうしてARMA PRO98の最大厚は23mmとなり、ライバル格はEゾーン98やエスマッハプロになるか。

しかしラウンド形状の彼らに対しARMAはボックス形状、そこをトップ部の厚いフレームなので飛びで遅れを取らない。

ラウンドはボールを弾くが、AMRAのボックスフレームは強靭なフレームでボールを押し込む。

この感覚はラウンド形状には真似できない部分・・・他のボックスフレームでさえもどうだろうか。

ただARMAは球持ちより剛性が勝るせいか、ボールの飛び出しがやや早く、特にバックハンドがしっかり振り切って抑えないと飛びが強過ぎる場面があった。

普通のボックスと思って使うと予想以上のパワーに返って苦戦してしまうかもしれない。

苦戦せず使いこなせるとしたら、80年代のボックスフレームを愛用していたベテラン層・・・パワーアップした反発力で当時のような使用感を40年後の今でも使えるようにしよう、そういった意図があったりする・・・のか?

パワーアップした反発力とか当時のような使用感と言っても、30代の自分が言うんじゃ的外れでしょうけど(笑)

そうか、1980年代って40年前の話・・・当時の20代、30代は60、70・・・

10代だったとしても50代、はたしてARMA PROのパワーは満足頂けるのか。

また、80年代のラケットと比べると当然と言うか、ARMA PROは305gと軽い重量。

30代男性としてはまだまだ305gじゃ物足りない、もっと加重していけばフレームの強さと相まってパワーもコントロールも更にアップできると思う。

ベテランには丁度良いのかもしれないけど、最近のラケット全般に思うんだけど、中途半端に軽く作られると、フレームがしっかりしてるから逆に自分の腕が負けちゃうような感覚がある。

しっかりしてるけど軽いから、ボールの衝撃に対応しきれずフレームがぐらついて・・・

これに加重すると安定する感じがする、というのはもしかして老害的な意見になるのだろうか、現代のラケットの事情からすると。

ファントムF1もさぁ、305gに18×18のストリングパターンで、打った時の安定感がどうも物足りない・・・。

まあ重さ関しては人それぞれってところになるから置いておくしかないですね(笑)

加重すれば古きよき時代のフレームをリバイバル、そのままでもベテラン層を助ける操作性。

FURI SPORTの売りとなるネオクラシックフレームとは最近のボックスフレームとは別の、マジでクラシックな太く剛性感あるシャフトと短いグリップ、80年代のラケットの良さを現代に復活、強化させたフレーム・・・

かどうかは知らんけど、現代のラケットとは一線を画すフレーム、そう一筋縄ではいかないダークホースだなと感じました。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 16:41 | 734件のコメント

FURI SPORT

最近なんかねぇ、ラケット浮気しようとしつつもDAHCORの18×20・RA60の打球感から逃れられず…ってのを繰り返してて、いよいよアジャスト能力もめちゃくちゃかよって感じで。

そんな自分なのでラケットは気になるものこそそこそこあれど、食指を伸ばすには腰が重い日々・・・

ファングラ、エレベート、ハイテン、シフト、あとAngellとかzusとか・・・

とか思う中でまた新たに出てきた気になるラケットが、FURI SPORTのARMA PRO。

最近正式に日本上陸を果たしたってニュースが流れてましたが、何が目を引くかと言うと…

日本の代理店の方がラケットの企画、設計、品質管理の監修を行っているというところ。

その方が誰なのかって言うと坂本さん。

 

 

 

 

ラケットのチューンナップ、グリップ成形でお馴染みのラケットマイスターの前身、ラケットスタジオの創設者が坂本さん。

昔お店まで足を運んでみた事がありましたが、もう7年も前の話になるんですねぇ…

坂本さんは有名ブランドでもラケット開発などを担当していた方で、まさにラケットのスペシャリスト・・・そんな方が大きく関わって作られたラケット、どんな物になってるのか、こればかりは打たない訳にはいかないんじゃないのか。

一見、ラケット自体はボックスフレームでプリンスみたいにトップ部が一番厚いテーパードビーム。

今のへにょへにょな自分じゃパワー不足でボックスフレーム使えるのか?って思うが、はたしてフツーのラケットをわざわざ世に送り出してくるのだろうか。

 

・・・って気になるってだけでほいほいラケット買う訳には行かないですが、公式サイトでは4000円でプレミアム・デモプログラムとしてレンタルをやっていますね。

最近はメーカーの有償レンタルも多い中でも4000円は結構おおっ・・・ってなる価格ですが、月1~2回ペースと化しているこのブログで珍しく月初から投稿をしているという事は、ふふふ・・・ :23 イシシ:

自分の予想では自分に合わないと思っていますが、さあどんな力を秘めているだろうか・・・。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:48 | 2,886件のコメント

moveのウェア その2

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また買ったのかよ!!!!ってなるやつ。

皆さんご存知オリジナルウェアを作ってくれるmoveさんなんだけど、やっちゃった。

ウェアが3着目、4着目・・・欲望はとどまる事を知らず・・・

 

 

 

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パンツも3種類作っちゃってるし!

上4!下も4 !!!

もう外れちまったよタガが!!!

だってオリジナルウェアが作れるってなったら!こうなっちゃうもん!!!

 

 

 

move22

 

てな訳でおニューのウェア届いたらテンション上がってそのままバイト行くよね(暴走)

コーチじゃないのにゲームシャツ着てストリンギングに勤しむ謎の30代男性は本日31歳を迎えました~☆(ゝω・)vキャピ

は~~~~~~この歳になってもこんな感じの俺様です!!!

 

 

 

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あと後日これも届いた!!!買いまくりだぜい!

関口プロがよく着てる謎のキャラシャツ・・・ホント誰なんだろこの子。

関口プロのゲームシャツと同様moveさんのウェブショップで買えるので要チェック。

ショップ見てると急に山内コーチ待望のリストバンドが販売開始されたりするので中々目が離せないところ・・・。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 18:02 | 2,054件のコメント