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ポリジナモス

明らかに安いガット、昔のガット、もっと性能が良いのがありそうなのに支持されているガットってあるじゃないですか。

アルパワーなんて1992年生まれなのに未だに皆使っているし、25年もあって誰にも認められる上位互換のポリはまだ作られていないの?なんて。

非ルキシロンのナダルもデビュー当初からしばらくデュララストだったって話ですし。

流石にプロハリの方が飛びとか柔らかさとか全部上でしょって思うのですが、一流の手にかかると別物になるとでも言うのでしょうか。

 

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さてさて、とうとうロールが3つ目になってしまいました。

1つたりとも完走した事ありませんけど、それはそれ、これはこれ。

ウィニングショットのポリジナモス1.25mm

これからはこれでいきます。

公式サイトを見る限りでは耐久性とホールド性、しっかりとした打ち応えという特長を持ち、希望価格は1500円~。

しかし耐久性と言ってもポリなんだからあって然りぬべし、ホールド性なら多角形のボルトがシャープに喰い付いてスピンもかけてくれるだろうし、打ち応えならメビウスが長時間維持してくれる。

となるとポリジナモスの一番の売りは性能よりも1500円という値段・・・そういう風に受け取られる可能性が高いと思います。

では実際にウィニングショットの契約プロは何を張っているかと言うと、西脇プロと細谷プロがポリジナモスを使用している。

ボルトの方がスピンかかるだろうし、メビウスの方がテンション維持が高いだろうし、メビウススピードなら更にボールも飛ぶだろう。

六角形や特殊延伸加工を施した高密度ポリエステルら手の込んだ逸品を押しのけ、何故ポリジナモスが選ばれたのだろうか。

 

更にはテニスのゴンちゃんでも最新ポリのメビウススピードを差し置いて紹介されていたのがポリジナモス。

あの全国レベルの選手が「1500円という値段に対してかなり質が高い」という高評価。

そんなこんなで興味を抱いて自分も使ってみました。

 

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・硬さと打球感

まずこのポリで印象に残ったのがコシのある柔らかさ

柔らか過ぎるポリだとそのままスイングで運べって言ってきたり、ストリングが撓みまくって心許なかったりするのですが、ポリジナモスはストリングの動きではなくその身でボールを受け止めて、スイングすると跳ね返すパワーもくれるので安心感があります。

中にエネルギーが何かが詰まっているようで(?)、ガットがボールに負けません。

点で捉えるのではななく面で捉える、シャープというよりマルイド。

ボールが乗る、球持ちが良いという事でコントロールがし易い。

僕が好きなガットだったヘッドのホークに似ていて、よりマルイド。

メビウススピードを使った時は表面の硬さで弾きがあり、力を乗せ難いと思ったのですが、ポリジナモスは弾かず球乗りがあって力を込められる。

こういうタイプは自分の好みです。

ただし、今回はピュアドラ系ですがこれをボックスフレームに 張ると今度は球持ちがあり過ぎて飛ばし難いという感想に変わるかもしれません。

 

・飛びとパワー

打球時にボールを受け止めたストリングが押し返してくれるので、強いボールを繰り出してくれる。

良いですよね、自分以上のパワーの出るガット。

こういうエネルギッシュなパワーを秘めたポリは、他だとホークやRPMブラストが思いつく。

流石に一発の威力はRPMブラストの方が上でしょうけど、ポリジナモスも中々のパワーの持ち主です。

アスタポリは勝手に良いボールになっちゃうのが良い点であり不満点でもありましたが(ぇ)、ポリジナモスはしっかり力を込められるのでこちらの方が好み。

特にクロスに走らされたところからのクロスへの仕返しが思った以上の威力で飛んでいってくれたのが嬉しい。

ただし反発力は悪くは無いものの過大な期待できない。

結構球持ちもあるので少し飛ばすのが面倒に感じるかもしれません。

一応そこそこの飛びはあります。

まあそれぐらいはSマッハの厚さでカバーしてくれってところでしょうが。

ちなみに使用2回目からはテンションの緩みがあってかビーンと飛んでくれるようになりました。

むしろ緩んでる状態の方が好きかも・・・なんちゃって。

緩んだポリはすっぽ抜ける印象ですが、3週間経過時点では まだまだ球持ち感も維持してくれています。

 

・スピン性能

スピン性については特筆されていませんが、球持ちがあるせいかスイングにボールが引っ付き、スイングの通りに回転がかかってくれる印象です。

フラットバカ打ちマンの自分が使うとデビルスピンより回転がかかっている気がします。

そしてスナップバックの動きもかなりスムーズなストリングだと思います。

柔らかさが活きているのか、ストリングを動かしてもギシギシ音が全く鳴りません。

動きの抵抗の少なさから、ハイブリッド用としての相性も良さそうです。

 

・テンション維持

何となく察しはつくかと思いますがテンション維持は悪いです。

そもそもそれがポリですし仕方ないですね。

ロールが240mもあるんですからガンガン使っちゃいましょう。

緩んだ状態の方が飛ぶので自分はそのまま使っちゃえそうですが(笑)

RacquetTuneの計測だと

張りたて:50.4lbs (マシン設定:52lbs)

一晩経過:46.6lbs (-8%)

一回使用:44.8lbs (-11%)

一週間後:43.2lbs (-15%)

二、三週間後:42.7lbs (-16%)

という具合です。

張る時はややテンションの出難いストリングのようです。なので張り上げテンション低いのは僕のせいではないでしょうきっとうん・・・。

それでも思ったほどテンションは落ちていませんが、最近のテニスは一週間に一度、二時間ぐらいなので量が多い人はもっと早く落ちそうですね。

ちなみにテンション維持性能が特長のメビウススピードは1ヶ月で10%のダウンでした。

やっぱストリングって進化してますね。

 

・総括

メーカー説明では耐久性、ホールド性、打ち応えが特長との事でしたが、それプラスで相手の球を押し返すパワースイングに追随する素直なスピン性能を持つポリだと僕は思います。

とても安いだけとは思えない、良い部分が多過ぎるストリングです。

僕の中ではホーク、アスタポリと肩を並べて気に入ったポリベスト3に食い込みましたよ。

強いて言うならもう少し飛びが欲しい、ボックスフレームに張ったら球持ち強過ぎちゃいそう、テンション維持・・・っていうぐらいで、色んな点で満足のポリです。

 

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あと僕に残る問題と言えば、ロール2つをろくに消化しないまま買っちゃったというところですが・・・ :34 怖~い:

 

 

 

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黒鬼デビルスピンの方は最近ようやくシックスワンからの乗り換え先をプロスタ97CVに決めた弟に押し付ければいいかぁ(笑)

アスタポリの方は・・・うん、なるようになるね :23 イシシ:

カテゴリー: WINNING SHOT, ストリング | 投稿者クレー 22:31 | 4,510件のコメント

トアルソン スプラゲージ

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トアルソンのスプラゲージ130をアスタポリとのハイブリッド、54Pで張ってみました。

プラスチックコーティングを施されたクリップのナチュラルのレジェンドの雨の日用として、合いそうかな~とテスト。

でもマルチがナチュラルの代用品になるんだったらもっとプロに大量普及していても良さそうだし、ていうかナチュラル駆逐できるんじゃって気もするんで結局は難しそうなのかな。

 

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今回は接着剤で硬くしたというトアルソンの新作。

早速ドラム式のマシンでストリングを引っ張るとチチチッ・・・という謎の音が。

なんだかまるで、接着剤が千切れていくかのような・・・他のマルチでは聞きなれない音に少し不安を覚える。

接着剤千切れて硬さが解れちゃったりしない?大丈夫なのかな?

表面は結構さらさら感があり、これもまたマルチには珍しい気がします。

僕がマルチ全然張っていないだけでしょうか。

手触りだけだと何となくミクロスーパーみたいだな~って思いました。

特に説明には無かったけどそこらのマルチよりはスナップバック性あったりするのかな。

でもメインに張ってポリと組ませたりすると、よりが戻らないんだろうな。試さないから分からないですけど。

 

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何となく保管してたムゲンの切れ端があったので比較。

そういえば半透明系だしムゲンと比べたら似ているかも?って一瞬思ったけど気のせいでした。

ムゲンの表面は見た目に反して結構ベトベト。

これをポリと組ませるとすぐ硬くなるのでスナップバック性は最悪だと思う。

そうなるとサラサラのスプラゲージ、結構良さそうかも?

 

まだ1日だけで少ししか打っていませんが、メインのポリの動きを現時点ではそこまで邪魔しない印象。

削れていったらまた話は別になるでしょうが、消耗していない段階では滑り具合は良さ気。

最大の売りとしている打球感の部分は、シャープというか、スコーンと飛んでいく。

ハイブリッドというのもありますが予想よりちゃんとストリングがボールを捉えてへっこんで、打球感が残ってくれる。

ネチョッとか、しなやかで心もとないという感覚でもない。

なんでしょう、例えるなら芯糸が抜けて細い繊維が変わりに入ったミクロスーパー・・・?(マルチやん)

当然マルチなので硬くしたという割には硬いと呼べる打球感では無いと思います、自分基準では。

しかし柔らかい打球感が苦手な自分的には、ムゲンやNXT入れるよりかはこっちの方がどちらかと言えば良いです。

ボールの飛びも嫌になるような悪さは今のところは無く、ちゃんと飛んでくれる。

ただし相手に押し込まれた時だとナチュラルみたいに押し返してはくれなさそう。

ナチュラルだと中身にエネルギーが詰まってグググッと反撃してくれる、のが僕のイメージなんですけど(どんなだ)

マルチだといざという時に中身がスカスカ・・・実際は細い繊維詰まってますけども。

それさえ目を瞑れば中々好印象・・・でもレジェンドは125、スプラゲージが130なのでスプラゲージが125だった場合はもう少し打球感軽くなっちゃうか。

レジェンドもタフガットもコーティングが厚そうなので雨でも大丈夫かな?と淡い期待を抱いて突撃した事もありましたがやはりナチュラルじゃ無理。

一方その他の材質のストリングに完全な代用品は見つからないというジレンマ。

スプラゲージは性能表だけ見るとT8と差が無くて一体何なのかと思いましたが、打球感というこの曖昧な性能差は表だけでは確かに伝わらない。

そこのところにちゃんと説明があったりしたら、もっとこのストリングの良さが伝わるんじゃないかな・・・と思うけど、これ買ったお店では125が売り切れ状態だったので既に評判は良いのかも?

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 22:03 | 9,044件のコメント

N.G.W ナチュラルガット・ホールセール

 

natural gut wholesale

 

縦ポリで横にナチュラルの組み合わせにするようになり、以前に買ったパシフィックのタフガットが1張り余っていたのでそれを使っていました。

で、ストックが無くなったのでいつもの所から注文しようとしたら、まさかの在庫無し。

市民大会は9月、いつ入荷するかは不明・・・

そうなると、もしナチュラルガットを切ってしまったら替えは無し、雨には弱いし耐久性もどうせ大丈夫だろうけどデビルスピンと組んでるし心細い・・・

ですのですぐにでも予備が欲しいところですがタフガットはあまり売っていませんし、かと言って他メーカーのを買うにしても値段は高いものだから、それで代用するぐらいなら同じような感覚のが良いですし・・・

そうしていざという時の備えとして選んだのが最初の画像。

natural gut wholesale.comが出しているナチュラルガット、ナチュラルカラーで16G。

買っちゃいました・・・緊急事態ですもの(笑)

驚きなのがその値段の安さ。

メーカー物よりもコストを下げ、尚且つハイクオリティを自負するこのガット、度々目にはしていましたがこの機会に試しに買ってみる事にしました。

しかも備えとか言いながらついつい2張頼んじゃいました。仕方ないですよねこりゃ。気軽に張れてしまう。

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ちなみに送られてきた袋もまっきんきんでした。なんか凄そう。

中にはガットと一緒に名刺が入っているなど、ガットを愛用して貰えるよう真摯な姿勢を心がけているように感じました。

予備のつもりでしたが早く試したくなってきました。早くても打てるの土日ですけれど。

はたしてタフガットやレジェンドのメーカー物のコーティングと比べるとどうなるだろうか。

値段で言えば断然こっちだけど(笑)、N.G.Wの真摯さに惹かれました。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 23:14 | 459件のコメント

HYPER-G

人として、課題点が山ほどあり中々片付かない事を認め、反省して一つ一つ改善していかなければならないとは思っているのですが。

今回の本戦の初戦の相手は通算5度目、対戦成績0-4、試合の動画も頂いて何としても勝とうと準備をしましたが今までと同じような負け方で5敗目を喫しました。

課題を何もクリアできていない最悪のパターンです。

結構な準備しておきながらこれ。

自分の弱みを認識しているのにいつまでたっても克服できていない、現状に対する解決力も、せめて最低限の対応、打破まではいかなくても流れを変える工夫ができればいいのにそれもできない悪い癖の染み付いた人間がこの先どうやっていけるのか。

必ず勝てるだなんておこがましい事は考えていないつもりでしたが、それにしもて相応しい負け方というものがある。

5度も何年も克服できずくだらないプレーしかできないという事は今後もろくな事にならないと感じた今回の大会でした。

 

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それはそうとして、ソリンコのハイパーGを張りました。

ロスから出てきたソリンコ、プリンスはアトランタ、ZEPPセンサーはサンノゼで、トーナグリップのユニークスポーツはアルファレッタという所らしい。

ついでにNBはボストン・・・気がつけば自分のテニスグッズがアメリカン化がかなりきています。

最後の砦はフェアウェイのレザーですかね。

何だかんだでナチュラルの打球感はあまり好きじゃないという事で縦横ハイパーGを選びましたが、黒主体のグラファイトに緑色という事でアガシっぽさも感じて凄く期待していました。

求めるものは硬めだけどグッと持って跳ね返す打球感。

ハイパーGは柔らかいと言われているらしいですが先輩のを打たせてもらった時は自分が嫌いな柔らかさは感じず、打ち応えがありました。

自分の持つソリンコのイメージは飛びとスピンの良いツアーバイトが強くあったので、それの発展型という事で更に期待。

ついでにテンション維持も良さそうだし。

で、いざコートで打ってみると・・・

硬い・・・。

硬い打球感は求めていたけど・・・これを柔らかいって呼ぶ人はどんな怪物なんだよって1球目で思いました。

自分は硬くてなおかつグッと持つのが欲しかったのですが、何だこいつ、弾力性というものをあまり感じない。

ツアーバイトもそんな感じだったけど、もう少し柔らかくてもいいんじゃないかなハイパーG。

自分がナチュラルに浸り過ぎたのもあるかもだけど、これはあの4Gを柔らかいと断言する人種にしか使えない代物なんじゃないですか。

張っている時はもう少し柔らかいだろうなと思ったのに・・・。

でもまあ飛ぶ。

尖り具合も結構良いのでスピンもOK。

しかしなんでしょう、自分には跳ね返りを感じ難いのでこれだったらデビルスピンで良いんじゃないかと思う。

少なくとも弾き系では無いのでもう少し試して、デビルスピンと競合させていこう。

ハイパーGの力を引き出せるようになるのか、それともメイドインジャパンの弾力性か・・・

ニューウェポンの力を得るつもりが、デビルスピンの良さを再認識する事となりました。

 

 

サーマックスも試そうと思いましたが、今の自分が硬い打球感が嫌いなのがはっきりしたのでお蔵入りが増えました・・・。

 

カテゴリー: ストリング | 投稿者クレー 12:24 | 8,805件のコメント

ガットレビュー CYBER BLADE TOUR Thermaxe 123

大学時代は毎月ガットを種類ごと変えていてましたが、昨年から固定しようと考えて今はタフガットとデビルスピンの組み合わせでようやく二本揃えました。

・・・はい、二本とも別物でテンションも違いますけど。

で、固定しつつあるのはいいものの、長きに渡るガット探しの旅で自分が一番気に入ったのはデビルスピンではなくヘッドのホーク17

しかしストリングはトアルソンで拘ろうと決めて泣く泣くホークと決別。拘り捨てろよ

それからポリグランデシリーズを試したものの気に入らず、レンコンもイマイチ。

なので使用経験の多いデビルスピンにしたのですが、どうもしっかり感が足りない。

そういうガットだからなんだけど、クレーはグッと持ってドゴンッとなるポリが好み。

だけどトアルソンの残りのポリはジョーカーコアとゼロクラッシュ・・・だったらデビルスピンでいいかな、と、思っていました。

が、しかし、とあるトアルソンのガットが目に付いてしまいました。

サイバーブレードツアー サーマックス123

風を切るポリエステルとか切り札とかレンコンと比べるととても本格派っぽい雰囲気。

色もシルバーでアルパワー使うつわもの気取れそうで格好良い。

でも既に廃盤になっていて張った事も打った事も無いガット。

しかもいつ頃出たのかも知らない古いポリなんてテンション維持性がいかにもヤバそう。

テンション維持性に優れるという第4世代に慣れてしまった身としてはすぐ緩むのは使いたくないところ。

ググってもサーマックスのテンション維持性について特に出てこない。

ですがしかし、昔と今じゃポリの普及率が違うと言うじゃないですか。

もしかしたらポリ=すぐ緩むっていうのが前提だった時代のガットでも、ポリ全盛の今張ってみたら印象が違うのではないか?

 

と、希望的観測に基づいてわざわざこれに張っちゃいました。

前に張っていたのがレイザーだったので丁度良く新世代と旧世代を比較できるなと思いストリンギング。

せっかく買っちゃったんだからね、10年ぐらい前の物らしいサイバーブレードツアー・サーマックス123を敢えて今更レビューしようじゃないですか。

誰の参考にもならなさそうな謎のインプレですね。

 

・昔みたいに10段階評価

飛び :6~7
硬さ :7
スピン:5
打感 :弾き系

・使用前の印象

10年前なんてまだ中学生で軟式やってたので手持ちの資料は無し。

ネットを頼りに調べてみると、どうやらサーマックスは厳密にはポリではないのがアピールポイントでもあるらしい。

エンジニアリングプラスチックサーモプラスチックを混合して作られていて、ポリより負担が少ないとか何とか。

でも一方でハードなガットっぽかったり。

海外選手の為に開発した競技志向のガットだというのはポリグランデシリーズの理念と近いように感じます。

競技志向でありながらただのポリにせず別の素材でトライするところが今も昔も変わらないトアルソンらしい姿勢でしょうか。

レンコンもデビルスピンもゼロクラッシュもジグザもただのポリとは一味違うものばかり続いていて・・・って、ジグザについて何気なく見ていたらある事に気付いてしまいました。

ジグザの素材、よく見たらエンジニアリングプラスチックサーモプラスチック・・・!!

サーマックスはジグサ・・・!!

凄いのが出たと大々的にデビューして数年でひっそりカタログから消えたあのジグザと同じ材質・・・マジか。

 

・実際に打ってみて

期待しているのはホークのようなある程度の飛びと、強打した時のパワフルなレスポンス。

海外仕様ということで飛ばないと思っていましたが、実際に打ってみると予想外に飛ぶ。

高反発って程ではないのですがあまりしんどさを感じさせない軽快な飛び。

それでいてガットのたわみはあまり感じない。

硬い打球感に飛びがあるというのはレイザーとそっくりに感じます。

むしろレイザーより素直に飛んでくれてフィーリングもある程度残るので、同じジャンルとして見たらサーマックスの方が扱い易いと思いました。

流石にスナップバックはレイザーに分がありますが。

しかしホークと比べるとグッと持って跳ね返すパワーは一日では感じ取れませんでした。

打球感が弾き系で、自分の持つホークの球持ち系のイメージとは違っていました。

(ホーク自体は弾きの良いタイプと言われる事があるみたいです。言われてみればそこまで球を持つって程でも無いかも。)

ただ、自分の望む打球感では無かったのですが、似たような打球感のレイザーよりは弾きは早くないとも感じました。

硬さもデビルスピンよりしっかりしているので、グッと押し返すところをナチュラルと組ませれば補えるのではないかと。

同じ事をレンコンでも思ってナチュラルと組ませましたがギシギシとパワーアシスト、サーマックスでも解消できそうかなと思います。

でも自分がパワフルな打球を打つにはデビルスピン>サーマックスになってしまいそう。

丁度黒い方が切れているので、もう少しサーマックスを様子見して、使おうか考えようと思います(せっかく買っちゃったし)

肝心のテンション維持の方は・・・測定器とか持ってないんで自分の勘頼みですが、張って一晩経って1段階ダウン。

そこから試打後は、打球回数が少な過ぎたせいかあまり変わって無い?
・・・と、ガット叩いた音を聞いて感じました。超アバウト!

これで第四世代並に持ってしまうなんて事は無いでしょうが、自分のゆる~いテニス頻度である程度頑張ってくれたらいいな。

カテゴリー: Toalson, ストリング | 投稿者クレー 12:47 | 92件のコメント

高粘度ポリエステル

どうせろくなスピンも打てないし、フェデ張りやってみても一ヶ月普通に耐えてしまう。

尖ったデビルスピンに対し縦ナチュラルはどうだろうと思ってましたが、昨日の大会も初戦敗退ですし案の定ガットが切れる事はありませんでした。

とまあ、縦ナチュラルは全く切れる気配が見られないのですが、試合中ふと気が付いたらこんな事になってました。

 

 

 

いや、お前が削れんのかよ!

なんか黒いの付いてるなと思ったらまさかの横のデビルスピン!

デビルスピンの黒い突起の部分は確か高粘度ポリエステルで、この硬めの部分でボールにがっつり喰い付きスピンかけるって話だったと思うのですが、まさかナチュラルに負けた・・・?

ポリだしきっと逆クロス辺りで削れたんだろうと思うけど、思い返すとあんまいい感じに決まった記憶が無いなぁ逆クロス・・・。

 

 

ちなみにメインナチュラルタフガットのノッチ。

二週間でこれ。

あと二週間も同じ量削れたら切れないけど怖いところまでいきそう。

困った事に今月は丁度二週間後に懲りずにまた大会を入れてしまっている。

初戦敗退野郎がまたナチュラルを一ヶ月で張りかえるのか・・・?と思うといくら僕でも今回こそは気が引けるので、エラストクロスで誤魔化そうか。

46ポンドで張ったのはデビルスピンの柔らかさもあって自分には緩過ぎに感じたのでエラストクロスに面圧高めてもらおう。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 21:34 | 2,276件のコメント

タフガット

試合に負けたショックがどうしてもこびり付いていて・・・

やってしまいました、パシフィックのタフガット16L、開封です。

レンコン使いこなそうって言ってたのに一貫性が無さ過ぎですね。

クロスガットをデビルスピンにして反発力によるアシストが欲しかったんです・・・あとレンコンやっぱり動き悪いし・・・。

かくしてガットを固定して大会へ臨むという計画は早速頓挫したのであった。

大会まであと二週間、トアルソンとの相性の良さを信じます、ええ・・・レンコンもトアルソンですねはい。

 

タフガットはナチュラルカラーを選びましたが、色合いがレンコンのイエローとそっくり。

日本の代理店だとコパーとアンバーゴールド、パシフィックのホームページではナチュラルとブラックの色があるそうだけど、アンバーゴールド気味ですな。

とうとうデビルスピンと組ませちゃって耐久性が気になるところ。

触ってみると案の定クリップのレジェンドよりは傷が付きやすい・・・レジェンドが頑丈だったんだろうけど。

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 23:22 | 34件のコメント

ナチュラル補正?

何だかんだで今日は高校の後輩とテニス。

30日だというのにコートは満杯、活気ありますねテニス。

レジェンドとレンコンのハイブリッドにしてから三日目ですが予想以上に良い感じです。

正直半透明系のポリはどれも普通のより硬くて融通利かない、表面硬すぎるせいかすぐギシギシ言うようなイメージでちゃんとスナップバックしてくれるのか相性が不安でした。

しかも半透明って大体打球感が弾くタイプだと思います。

僕の苦手なタイプです(なら張るなよ)

スーパースマッシュは打ち始めは好きだったのですがね・・・。

レジェンド×レンコン、少し打ち出すとやはりギシギシでしたが、レジェンドが頑張ってくれているのかホールド感がある。

レンコンの本当に1.25mmなのかよっていうもっさりした太め(?)の感触も合わさって、マイルドかつ打ち応えのある打球感で弾きが控えめになってくれていました。

もしかしてどんなストリングと組ませてもホールド感を与えてくれる・・・?

これぞナチュラル補正というものでしょうか。

二張り目で言うのもなんですが。

流石にスベスベなプロフォーカスの方がスピン性は高かったような気がするものの、この三日間でテンションロスに特に文句無し。

少しメインガットが動き易くなっているもののあまり柔らかくはならず、言うならば馴染んできたって感じか。

自分のパワーだとレンコンの撓みの反発力を出し切れていないみたいなのがちょっと気になりますが、フェデ張りしていくんだったらプロフォーカスよりレンコンの方がいいかな・・・。

レンコンに固定しようと思ったら思ったで今度はレンコンもレジェンドも1.20mmが選択できるからそっちの方が面白いのではないかと考えてしまいますが、ナチュラル1.20mmは流石になぁ・・・。

この前のデビルスピンはなんとか歯止めかかったので1.20mmにもしないと思う、たぶん。

 

テニスの方はぼちぼち。

昨日動画を撮ってスピンのセカンドサーブを克服しようと今日も試みたもののあまり前進できず後輩にアタックされまくり。

相変わらず早すぎる体の開き、手首伸び切ってプロネーションガン無視のインパクト、下から上を意識しているのに上から下に振り下ろす真逆のスイング、そもそも不恰好なままのフォーム・・・

どうにか打点を低めにする荒療治で一旦はスピンがやや利くようになったもののゲームをやっていくとすぐ崩れる。

打ち納めとしては不満の残るプレー、果たしてこんなので来月の大会は恥を晒さずに済むのだろうか。

 

帰りは海老名でラーメン納めをして解散。

最近自分がながたさんにハマっていて、家にいてラーメン食いたいとなったらまず向かうのがながたさん。

こじろうのモヤシ攻勢が少々キツいけどスープが好き。

しかし今日はお腹が凄く減っていたので本能の赴くままに大盛りを頼んだらキツかった・・・そういえばいつも並頼んでたんだった。

なお、意外と量を食べれなくなってきている自分がモヤシに苦戦している時、同じくこじろうを頼んだ後輩は悠々と麺に取り掛かっていた・・・後輩すげぇ・・・。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 19:06 | 4,422件のコメント

コーティング様々

 

欲しいと思って買ってしまいました、レンコン。

その前にも添田選手のポリツアースピンみたいに横糸デビルスピンにしようとか、世界圧巻ポリって大きく出たんだからこれからはトアルソンの時代だ!とか事ある度に色んなガットを買っていった結果、ハイブリッドならともかく単張りの余りが気付いたら二本溜まってました。

張り機持ってるメリットを最大限利用してナチュラルをしばらくは堪能すると思われるクレーでも流石に横糸多角系は恐れ多いしプロフォーカスは今のところ個人的には満足せず、果たして彼らを使う日は来るのだろうか・・・。

 

そういう事で買っちゃったので、多角系をクロスにするのは恐いけどナチュラルを一ヶ月で自ら切っちゃうのは平気なクレー、メイン・レジェンドとクロス・レンコンに48Pで挑戦です。

クリップのレジェンドを張るのは二度目になるが、やはり傷が付き難く張り易い。

小雨の中弟と打ち合っても耐えてくれるしコーティング様々である。

VSチームとか他のナチュラルも試してみたいと最初は思っていたけどしばらくはレジェンドでいいかな。

一方レンコン・・・杉田選手と関口選手リスペクトでラケットを追いかける訳にはいかないので黄色のガット(PHT)を真似ようと思ったら、なんだか色が薄い・・・。。

今回はナチュラルもプレストレッチを行い、ポリをレンコンにしてみてテンション維持性を重視。

来月にやや大きめの大会があるのでちょっと張替えタイミングとしては微妙だが、雨の中無理しなければ自分の使用環境なら結構持ってくれると期待したい。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 23:20 | 2件のコメント

プロストックの謎

 

そんな訳でまたこういう系を買ってしまいました。

・・・ほら、こっちの方が(比較的)複数本揃えやすい気がしないこともないしね。

初代、100S、100Tときて原点へ回帰です。

そしてタイミングが良いことに丁度ナチュラルガット(クリップのレジェンド17)を調達していたので、せっかくなので言い訳できないラケットにしようという事でフェアウェイのレザーも購入。生意気にもプロが味わっているだろうフィーリングの世界目指してベストを尽くしていくことに。

そしていつものようにZEPPテニススイングセンサーと鈴木貴男グリップを追加、自分の今までの経験をフル投入した結果、重量はガット無しで360gに到達してしまいました・・・どうすんのこれ。

ただでさえ高反発とスイングスピードが重視される最近のラケット界隈なのにものの見事に時代を逆行していくセッティング。

しかし原点のラケットを手に入れる事ができましたので、プロトタイプを自分色に染め上げて生涯O3グラファイターを貫きますとも。

フレームは初代だけれども同系統最終モデルの100TのTCTグロメットを装備、ストリングはメインにレジェンド、クロスにプロフォーカスのフェデラー張り。

ナチュラルを張るのは久しぶりだったけど、クリップのレジェンドというガットはコーティングが硬めだったおかげか思ったよりは張り易かった。

硬いってなるとちゃんとスナップバックしてくれるかどうか心配でしたが打ち味は良好。

デビルスピン×プロフォーカスの時にプロフォーカスの打ち応えがやや足りないように感じたのだが、メインナチュラルだとこっちの方がグッと掴む感覚が増えて打ち応えが良くなった印象(打球感だから人によるか)

プロフォーカスは表面が滑らかでハイブリッドに適しているのではないかと睨んでいましたが、思惑通りナチュラルの上方向への発射台として機能してくれていると思います。

打球時にポリのおかげであまり後方へ撓まない分、ナチュラルが下方向へボールを掴み、飛距離の分の反発力をスピンに回す事ができる・・・のかな。

しかしどうもプロフォーカスのテンション維持が気になる・・・心なしか弾道が日に日に上がっていっている気がする。

次はクロスをデビルスピンにしようかなと思いつつもまだフェデ張り二週目、表面はコーティングが剥がれてきているけれどノッチはあまり深くないので、僕のスイングだと一ヶ月耐えてしまうのではないだろうか。

とまあ、マイラケットへの初ナチュラルという事もあってフレームの打ち味の方はちょっと印象が薄い・・・というか、やはり高校時代から親しみ慣れたスペックで、ナチュラルを張っているという先入観もあったからかオレンジ色からの移行でも違和感は感じませんでした。

もっと言うと100T→オレンジの時も、フェイスサイズもストリングパターンも一気にハードになるはずだったのにやはり違和感は無く、むしろオレンジの柔らかさとパワフルさに夢中になれる程でした。

普通のフレームより柔らかい、高級品だ、形状が違う、色んな話が飛び交っていますが、今回はナチュラルのおかげで柔らかさも反発力もあって本物であるかどうかの真偽は闇の中です(笑)

そもそも一般人の手に渡り易くなってきている事自体に違和感もありますしね。

ストリングパターンが違う、プロトタイプ使用だとか最近はメーカーがアナウンスしている場合もありますが、ではプロの使うラケットが実際に市販品とどう違うのか、その差が公式にアナウンスされない以上、我々一般人は噂と感覚を頼りにプロストックを触れていく事になります。

柔らかいのだと思ってもプロが打ち込んだラケットだったら凄くヘタるという風にも考えられるし、ご丁寧に書かれたコードを見たって一般人にはほぼ解読できない、プロストックは分からない事だらけです。

ちなみにオレンジの方にはコードの中にCBという文字が入っているのですが、どうやら海外でのグラファイトヨークはクロスバーと呼ばれているらしいので、多分これはその意味なのだろうと思います。

あとプロストックに触れるようになってから、市販品の100、100S、100Tにもよく見るとTX222系のコードが書かれている事に気付かされました。

こういうところからそっちの世界との繋がりを仄かに感じることができるのもプロストックの魅力なのかもしれません。

しかしやはりプロストックが公式に存在していたとしても、同一スペックを揃えられなければ趣味の一本になってしまい、せっかくの高性能も勿体ないところです。

いくら高級だと言っても今回のもオレンジのも7年も前のラケット・・・高校時代の最新鋭競技モデルだったはずなのに7年前と言うととても古そうに感じてしまう。

7年も時間があったら技術が進歩しても不思議ではない長さ、もしかしたらいくらプロストックであれど7年後の現行モデルのテクノロジーの方が性能で勝るなんて事があったりするかもしれない。

何と言ったってその昔はグラファイトが超高額だったらしいという例がありますし、プロストックの高級な製法が、もしかしたらもう市販品の価格で作れるようになっていてもおかしくないと思います。

最近のラケットの流行りはどうもスピードボール気味であり、プロスタッフ、グラフィン、そして我らがプリンスのテキストリームらはフレームの強度を増させる傾向らしい。

プロストックが柔らかくて跳ね返すタイプなのであれば最近流行のテクノロジーとは反対の性格となり、プロストックの噂と唯一近い特性になるのがヨネックスの本気ラケットのレグナになります。

人によってラケットに求める性能は違いますが、自分だったらグッと捉える打ち応え、強打を受け止め、繰り出すボックスフレーム、重く威力のあるボール、それに付き合ってくれる相棒としてEXO3グラファイトを選び続けています。(結構浮気してるけど)

もしかしたら硬い打球感の方が好きなのかもしれないけど、自分が手にしたプロストック達の性能には重量を除けば概ね満足しています。

最近は強靭さに加えて軽さによるスイングスピードの増加も注目されているみたいだし、もしかしたらラジカルREVとか使った方がプロストックより良いプレーできちゃったりするのかなとつい考えたりしちゃしまいますが・・・うん、頑張ってグラファイター貫きますとも。

反発力の高いラケットは硬くてフレームが厚いのが常識でしたが、強靭な素材の投入によってどんどん薄くて硬い攻撃的なラケットが生み出され、プロストックとの差も縮まっていくかもしれませんね。

つまり今回の日記はプリンスさんがTeXtreme EXO3 グラファイト100XR REV ESPを市場に投入してくれればもうプロストックなんか超えられて革命起きると思うので是非作ってくださいって話でした :23 イシシ:

ちなみに巷ではテキストリームグラファイトが発売されたそうですが、生涯O3グラファイターの自分はO3の方を待ち続けますよ! :107 炎:

カテゴリー: プロストック | 投稿者クレー 23:10 | 8,975件のコメント