3週間遅れで開幕した「全豪オープン」はジョコビッチと大坂なおみ選手の優勝で幕を閉じました。(投稿が遅くなってしまいました…)
優勝者については既にクローズアップされているので・・・・
私個人が印象に残った5人をピックアップしてみました。
ジェニファー・ブレイディ(アメリカ・女子シングルス準優勝)
チャーター便の同乗者にコロナ陽性者が出た為に2週間の完全隔離(ホテルの部屋から一歩も出れない、窓すら開けれない)対象者となったブレイディ!
このハプニングを「ここに来る前に追い込んだトレーニングをしていたので、休養になって良かったわ!」と笑顔で語ったポジティブさは本当に魅力的です。
昨年の全米OPベスト4の際にも見せた「男子のようなテニス」で今大会は四大大会初の決勝進出!
ジュニアを卒業して直ぐにプロ転向した訳ではなく、大学(UCLA)テニス出身者というのも親近感が湧きますね。
アスラン・カラツェフ(ロシア・男子シングルス ベスト4)
予選上がりからのベスト4入りは「四大大会史上5人目!」
四大大会初出場でのベスト4入りは「史上初!」
と一気にスターダムへの階段を駆け上がったカラツェフ!
ロシアの体育大学生時代にユニバシアード金メダリストに輝くも27歳まで四大大会でプレーすることは叶わず・・・ウェアやシューズのスポンサー契約もなく、ブランドはバラバラ。
でも自分を信じ続けて、このステージに立ちました。
ロシア→イスラエル→ロシア→ドイツ→スペイン→ベラルーシと各地を転々とし試行錯誤を繰り返してきた苦労人。いいですねぇ!!
クレイグ・タイリー(全豪OP大会責任者)
コロナ禍で観客を入れての四大大会開催を成功させた立役者!
厳しいコロナ対策で「市中感染者 ほぼゼロ」とウイルスの封じ込めに成功しているオーストラリアでの開催とはいえ、世界中からこの規模の選手・スタッフを入れての大会は、困難の連続でした。
次から次に問題が生じる難しい舵取りを冷静に対処していく姿は参考になりましたねぇ。
今回の成功が、オリンピックをはじめとした今後の世界規模の競技大会のモデルになるのは間違いないでしょう!
謝淑薇(台湾・女子シングルスベスト8)
ダブルスでは「ウィンブルドン/全仏 優勝」を果たしている35歳のシエ・スーウェイが、シングルスで初の8強入り。
若かりし日には3年間日本を拠点にしていた親日家でもあり、独特なプレースタイルは我々アジア人が目指すべきテニスかもしれません。
メインのスポンサーもなく、ラケットもノーステンシル、ウェアやシューズもバラバラの草トースタイル!
この「ラケット一本で勝負し、賞金のみで活動していく」姿は本物のプロと言えるかもしれません。
コーチが「オーストラリアのレジェンド」ポール・マクナミーというのも嬉しいですね。
最後にテニスねたではありませんが、
全豪OPに関係があるということで・・・・
デビッド・ホールバーグ(オーストラリア・バレエ団 芸術監督)
娘カリナが所属するバレエ団の芸術監督に就任した「バレエ界のスーパースター」デビッド・ホールバーグの監督初陣は、
全豪OP直後のMargaret Court Arena(マーガレット・コート アリーナ)で開催!
テニスコートに特設ステージを作りバレエ公演をするという斬新さには驚かされました。
(The australian Ballet Instagramより)
全豪OP同様に観客を入れての公演はまさにBallet is Back!
この記念すべきステージで、娘がプロ初舞台を踏めたことは本当に嬉しかったです。
テニスに関係のある場所だったし、現地に行ってあげたかったなぁ。。。