フォーティーラブXX

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トアルソンの2020年の新作ラケット、フォーティーラブXXが出ます。

フォーティーラブと言えばトアルソンでは言わずと知れた定番のラケットですが、キャッチコピーが「復活」・・・?

なんと前回最後にフォーティーラブが出たのはデルフィーノの2012年。
(ツイッターではプロゾーン2以来9年振りと書いてしまった・・・ニワカっぷりを晒してしまった・・・)

というか2012年からもう8年も経ったの!?

それ以降はブレイクプロ・スピード、スプーン、エスマッハと色んなラケットが出ていましたが、言われてみるといつの間にかフォーティーラブがなくなってる。

エスマッハツアーは黄金スペック、プロはフレームを絞ったピュアドラVS、Eゾーンと同じ98タイプ。

ここ最近は現代的なフレームが多かったのに対し、かつてのフォーティーラブシリーズはクラシカルなタイプ。

 

 

 

 

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プロゾーンはボックス形状、アローはプロスタッフクラシックやシックスワンのようなラウンド形状の薄ラケ。

まあこの2本が出ていた頃の僕はトアルソンのラケットなんて見た事も無かったレベルですが・・・

更にフォーティーラブの歴史を遡ると、ある時はグラファイトヨークが付いていたり、ある時は17mmの超シビアなプロスタッフ級スペックだったり・・・

ハードなスペックのボックスフレームが多かったようですがネットでは良い評判ばかり。

しかしいつの間にかフェードアウトしていたフォーティーラブが2020年に「復活」。

復活と言っても前作のプロゾーン2と同一モールドではなく、同じボックスフレームでありますが全く別のスペック。

あとトアルソンファンの方はXXと聞いて2010年に発売されたフォーティーラブXを思い浮かべたかと思いますが、それのモールドでもありません。

10から取ったXもフォーティーラブらしく好評だったようですね。

せっかくのX繋がり、なんだか勿体無いような・・・(笑)

スペック
・フェイスサイズ 98インチ
・重量 305g
・バランスポイント 315mm
・厚さ 22mmフラットビーム
・ストリングパターン 16×20

なんだか Xとプロゾーンの中間のようなスペック。

だた、Xは320g 21mm、プロゾーン2は310g 20.5mmだったのと比べると随分とイージーになった印象。

そして一番の特徴なのですがXXはただのボックスではありません。

 

 

 

 

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XX Trapezoidフレーム

写真そんなに撮ってなかったのでただのドアップですが・・・

ご覧の通り、ボックスフレームではあるのですが傾斜がついていて、外側は薄めで内側が厚くなっています。

先代のプロゾーンやアロー、そしてXはどれも撓り、柔らかさが好評でしたが、モールドは違えどその流れを受け継ぐXXは更に打球感を最適化した他、空気抵抗も軽減し、気持ち良く振り抜けるフレームになっているとの事。

それと3時9時の位置にはエスマッハシリーズでも搭載されているフレックスカウンターパーツがありますね。

プロゾーンの頃はその位置にタングステン・ウエイト・システムというウィルソンみたいなでっぱりがあってフレームのブレ難さを出していましたが、この部分でも設計思想は受け継がれているようです。

一方でストリングパターンはXは16×19、プロゾーン2は16×18なのに対しXXは16×20。
(Xもストリングパターン16×18でした。なんて事・・・今シーズン2度目の知ったかぶりをしてしまった・・・ッ!!!!!)

こちらはややハード寄りになっていますがフレームの厚みを考えると十分か?

スイートスポットを上下に拡げると共に、パターンが増えれば打球時の安定感も増すかと思います。

こういった傾斜のついたボックスフレームでまず思い浮かべるのがダンロップのCX2.0、CX200。

 

 

 

 

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前に見た時はどうして傾斜付いているのか分からず不思議がってた僕ですが、最近ようやく理由を知りました(爆)

CX2.0から採用されているピーク・シフター・フレーム。

フラットビームながらもボックスフレームの各所の厚みを変える事により、しなりや威力、様々な要素を共存させているそうです。

正直傾斜が付いているのは個人的にはどうなのかな・・・ってちょっと微妙。

傾斜分、フレーム分厚く感じません・・・?

横の厚みがフラットビームなら、正面もフラットが良いなぁ・・・(老害)

まあ実際打ってみればCX2.0も良かったですし、フォーティーラブXXも良いんでしょうけども・・・

個人的には22mmの厚みも厚過ぎない?って思うんですよ。

フレームは厚ければボールが飛び易くなりますが、まあ振り抜きも悪くなりますよね。

XXは305gなのである程度やってる男性的にはそこまでですが、重いラケットだったらフレーム薄くしとかないと取り回しがダルいのでは?と思っています。

でも強い人になるとピュアドラのような分厚いラケットに鉛をめっちゃ貼ってたりするのでこれは自分の問題か・・・

ボックスフレームはコントロール重視のフレームなのに、厚みを持たせて飛びを上げても中途半端では?(人によるでしょ)

よく色んなメーカーでハードな薄いスペックのボックスフレームと一緒に、軽くて厚みを増したタイプも展開してるじゃないですか。

そういう厚くなったタイプを使うと、ちょっとスカスカしている?重みが足りない?

飛びを補ってくれるというよりそっち方がまず気になってしまう。

薄い方がしっかりボールを捕らえる、掴む、そんな感じがします。

重さは自分で調整できるとして、フレームの厚さはボックスだったら20mm以下がいいなぁ・・・なんちゃって。

でもXXに限らず今はどこのメーカーのボックスフレームも敷居がどんどん下がってきていますよね。

スペックが優しいどころかシンプルなボックス形状がどんどん姿を消している。

ヘッドのプレステージはシャフトがボックスじゃない時がありますし、ウィルソンやプリンスはボックスとラウンドを融合させたフレーム、バボラのピュアコントロールはVSになってまだありますが、ピュアドラやアエロのVSを見てる限りだとこの先生きのこれるか・・・

はたして純粋なボックス形状の形を変えて、あの包み込むようなマイルドでしっかりした打球感は維持されるのでしょうか。

とはいえ、2000年代はピュアドラが闊歩し、2010年代はスピードやピュアストライクのようなシャープなラウンドフレームが注目を浴び、昔から言われていような気がしますがボックスフレームはますます過去のラケット化が進んでいます。

なんだか20mm以下の厚さのラケットも中々見当たりませんし、10年前だったらまだぎりぎりMIDサイズだってあったと思うのですが、もうプレステージがたまに出すぐらいですよね。

パワー面でしんどいってのもそうですし、イメージ面でもボックスフレームはハードってままだといつか少数派になり過ぎて完全廃盤ってなっちゃうんですかね。

古きよき名器でプロも使っていながらも最近だとウィルソンのシックスワンでさえ廃盤になってしまいましたし。

昔ながらの信頼性の打球感が変わっていくのはちょっと不安ですが、他のラケットに置いてきぼりにされないように時代に合った変化は避けられないのかもしれません。

となると、XXは「復活」と銘打っていますがただの復活ではなく「変革」の方が合っていると思います。

各メーカーが既に変化したボックスフレームを出しているので先駆者でこそありませんが、人気のあるタイプで完成度の高いフレームを送り出すのがトアルソン。

言わばXXは次世代のボックスフレームの完成型とも言えるでしょう。

コントロール型、上級者向け、難しそうなイメージばかりのボックスフレームですが、新形状のXXは振り抜きの良さと打球感で女性でも快適に打てる性能のようです。

伝統を引き継ぎ、エスマッハと同様に高品質のプレミアムカーボン30Tを搭載したフォーティーラブ。

プロゾーン2の飛び、スピン、しなりの性能を思うと2020年代へ向けてのパワーアップは多くの人に使ってもらえる隙の無い完成度になるのではないかと思います。

敷居が低くなっている分上級者の方にはちょっと物足りないスペックかもしれませんが・・・

しかしエスマッハツアー発売後にエスマッハプロが発売された事を考えると、XXでも上級者仕様の薄型フレームが出る可能性も十分あるのではないでしょうか?根拠や裏付けはありませんけども・・・(ぇ


カテゴリー: Toalson | タグ: | 投稿者クレー 16:51 | 3,764件のコメント

コメント(3764)

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