YouTubeでトアルソンゴールド・リアクトの紹介動画が出てきましたね。
ハイブリッド専用糸ですって?
リアクトって新製品じゃなくて18年頃に出たストリングで、それに今までそんな扱いされてなかったと思うけど・・・
トアルソンの今年のカタログもウェブサイトから見れるようになったのですが、そちらでも単独でハイブリッド専用糸として書かれてるじゃあないですか。
なんで急にリアクト推しなんでしょ?
という事でポリ×モノフィラメントという組み合わせに懐疑的な僕ですが、家にリアクトがあるじゃないですか。
しかもネットで落としたデモパッケージ・・・せっかくの貴重なコレクション、使うべきかどうするか・・・
まあでも、流れに乗って張ってみるのも一興じゃないですか、って事でストリンギング。
メインにデビルスピン125、クロスにトアルソンゴールドリアクト、テンションはいつもの42ポンド。
トアルソンのロングセラーのモノフィラメントであるトーアゴールドにリアクトファイバーを巻き付けて耐久性を上げたのがトーアゴールド・リアクト。
という事ですが・・・モノフィラメントのハイブリッドってあんま聞かないじゃないですか。
ハイブリッドと言えば基本ポリとナチュラルで、ナチュラルをマルチで代用してって人がいて。
モノフィラメントを使う場合って・・・なんだろなぁ・・・
メーカーの既製品のハイブリッドでモノフィラメントが採用されてる事ってありますよね。
トアルソンはアスタブリッド、ゴーセンにも昔剛戦ってのがあって、確かそれもポリとモノじゃなかったっけ?
今だとG-XXシリーズとやらがあるらしいね。
バボラも・・・プロハリとN.Vyって組み合わせ昔無かった?今はもう無い・・・?
モノとマルチだとモノフィラメントの方が反発力があって耐久性も高い。
マルチだと打球感が柔らかく、物によっては大きく撓んでモノより飛ぶんじゃ?ってのもあると思う。
どちらにせよモノもマルチもポリよりは飛びも柔らかさも補えそうですが、ハイブリッドは基本的にマルチが主流。
なんででしょ?自分がモノフィラメントを選ばない理由は・・・モノよりマルチって先入観なんですかねぇ。
マルチの柔らか過ぎる打球感はそんな得意じゃないのですが、ムゲンリミテッドやライブワイヤーみたいなポリウレタン配合のマルチの反発力がモノフィラメントより勝るだろうってのは思ってます。
ではTGリアクトはどうなるか。
前に一度トアルソンゴールドのオリジナルをエスマッハツアーに張って打った事があるのですが・・・その時の感想は反発性いまいち、打球感はややモッサリみたいな感じ?
あんまりモノフィラメント使わないものでして・・・少ししか使わなかったのもあってイマイチ性能を感じ取れてない?
うーん?自分の思うモノフィラメントってやっぱり王道のミクロスーパーの影響が大きいのかな。
ミクロスーパーって他のモノフィラメントと比べるとハリがあると言いますか、しっかりしてません?
他のモノフィラメントってしなやかというか、しなしなしてるのが多いなと・・・
ミクロスーパーだったらもっとしっかり反発しそうなところが、他はあんまり飛ばない?
まあ、そんなにモノフィラメントを数打ってはないのですが・・・
なので、TGリアクトも正直期待してなかったんですよねぇ最初は。
それにデビルスピンと組ませた訳ですから、突起でクロスに喰い付き過ぎてスナップバックできず吹っ飛ぶだろうなって思ってました。
じゃあなんで張ったねん・・・ってのはさておいて(笑)
パワー補いたいなってよくハイブリッド色々試してはポリ×ポリに戻る自分。
最近試したのはクロスにムゲンリミテッド、表面スベスベだし恐らく世のマルチの中でトップじゃないの?って反発力に惹かれて1.25も1.30も試したんだけど、どうしてもデビルスピンが喰い付き過ぎてボールの飛び方がなんかギクシャクしていて、強力な反発力を飼い慣らせず。
そもそもナイロンとデビルスピン組ませるのが駄目ですね(爆)
高粘度ポリエステルによる突起にマルチフィラメントがそうそう耐えられるはずもなく・・・
でも自分はオーバーが恐いのでデビルスピンの引っ掛かりが無いと不安で不安で仕方が無い。
なのでデビルスピンは外せないぞ、それにリアクトファイバーは耐久性を上げる為に加えたそうなので・・・見せてもらいましょうか、その性能。
で、昨日今日と打ちました、でも2日ともめっちゃ強風でしたねぇ!
こういうコンディションだと風に押し戻されるわ逆に乗って飛んでいくわでストリングの性能を把握し難い・・・。
でもその割には良いストローク打てたような気がするなぁ。
まずボールの反発力、いいぞ、バキンッと打ってボールが飛ぶ。
マルチだとグッと掴んでボールが発射される、そういう感覚だと何だか飛び過ぎるなあ、自分のパワーよりガットのパワーの割合が多過ぎる?
そしてスイングの速度を上げていくと撓み過ぎて何だかパワーロス・・・?
それが、TGリアクトはどうも撓みが少ない?
モノフィラメントってポリなんかより全然柔らかいはずなのに撓みが感じない?
打球感がしっかりしていて、それでいてボールの飛びも良い!?
自分のパワーで飛ばす割合が多く、かつ自分が思うよりも飛距離が出る。
モノフィラメントってこんなに撓み無かったかなぁ?ポリと組み合わせてるからかなぁ?
というかいつもの横にポリジナモスの時よりも撓みが少ない気がする・・・。
動画上だとアスタポリ単張りと比べ、クロスにリアクトを入れると飛び、スピン、耐久性、撓みのどれもが上だった・・・
との事だけど、確かにアスタポリとの比較だったらリアクト入りの方が撓みが出るだろうなって思う。
次にスピン性能、これも・・・ポリ単張りよりスピンかかるっていうのは無いんじゃないの?って疑ってかかりましたが。
ストリングの表面がスベスベって感じは・・・特に無し、まあ普通かなぁ。
動画によると縦のポリに対してモノフィラメントはそう簡単には潰され難いのでスナップバックは機能する、との事。
マルチだとデビルスピンの突起ですぐに削れて食い込むところを、TGリアクトは・・・今のところ良好、2日程度6時間程度のプレーで食い込んでいる感じはまだ見受けられない。
ポリ×ポリみたいなハードな打球感でスピンをかけられる。
でもちょっと気になるのは・・・撓みが少なめなので引っ掛かる感じが薄い。
ポリジナモスならマイルドに捉えるホールド感があってスピンをかけやすい感があるのですが。
TGリアクトは撓みが少なく、ボールの弾きも早い。
それでも今のところ使い易いと思っているのですが、この弾きの早さが、いざ試合で使ってみてどうなるか・・・
自分の好みは球持ち感のあるストリング、弾きが早いとすぐにボールが飛んでいってしまってコントロールできる自信が無い。
飛びもかなりあるから、ナイロンのパワーを制御できるのかどうか。
ストリングを選ぶ際に「飛びを抑える為にポリ使うな!」「ナイロンで飛び過ぎるのは技術不足!」って言葉をよく聞くなと思いますが、
試合の重要な場面で思い切ったプレーをできるかどうか、それを考えた時に、コントロール性の高いポリではなく反発力が高すぎるナイロンを選ぶ自信は自分には無い。
技術力不足と言われればそれまでだけど、その技術力で試合に臨むのだから、欲しいのは自分で納得できるレベルの飛びとコントロールの両立だなと思う。
なので、今のところ良い感触のデビルスピン×トアルソンゴールドリアクトですが、はたして本番でどう感じるか・・・。
でも飛びとスピンと一緒にコントロール性も良い感じだったんですよ~この土日。
球持ち感ある打球感が好みではありますが、弾きの早いアスタポリを愛用していた時もあるんで、自分の好みはかなり曖昧なんです・・・(笑)
なので引き続き試していく所存ですが、TGリアクトが合わなかったら・・・ポリ×ポリに戻る前に他のモノフィラメントも試してみようか。
それにTGリアクト、今調べてみたらロールが用意されてないのも悩みどころ・・・
リアクトより撓み感がありそうなのを探してみるとイチバン127。
側糸が細かいのでノーマルなタイプより柔らかくなるのではないか。
表面のコーティングはどうなのだろう、もしかしたらリアクトは良い方で他のモノは滑り難かったりする?
トアルソンのモノにはスーパーレイザーってストリングもあって、それはスーパーレイザーコーティングなるものをしていて、それは打球感が目的らしいけど触った感じは悪く無さそう・・・
って、昔スネークスピンを試打した時にスーパーレイザー125も張って打ってみた感想が残っているのですが、なんかやたらと飛びもスピンもしっかりした打球感もあって、ホントに格安ガットか?って驚きましたね。
今まで全く気にしてなかったけど、モノフィラメントと意外と相性良いのかもしれない・・・?
てな訳で今のところレアケース?これからどうなる?なポリ×モノフィラメントのハイブリッドをやってみたのですが、ちょうどこのタイミングで、YouTuberの翔吾さんさんもストリングをモノフィラメントとのハイブリッドにしたとの情報。
縦にトロラインのアブソルート、横にダンロップのシンセティックタフ125。
今まで色々ラケットもストリングも変えながらもポリ×ポリだった翔吾さんがまさかのチョイス。
シンセティックタフって見たところシンプルなモノフィラメントなようだけど、翔吾さんもまた、モノフィラメントのパワーに魅了された様子。
打球感の好み的にも自分とは違って弾く感じが好きなようなので、翔吾さんのセッティングはしばらくモノフィラメントが続きそう?
トアルソンとYouTuberの影響力でモノフィラメントの需要が今年は高まる・・・だろうか?