この前の休日。
うーむ、まさかまさか自分が・・・という感じですが、こういうのに参加させて頂きました。
レクパラスポーツフェスタ。
色んなスポーツのイベントが運動公園で行われる中で、もちろんあるテニスコーナー。
そのお手伝いに行きました。
数日前、人手が足りないと所属している市のテニスサークルのメールで回ってきまして、何を思ったのかやろうと挙手しちゃったのですよ。
僕はサークルの練習には一度も参加した事が無く、ただ試合に出る為に名前を借りるだけという孤高の無頼派・・・
好き勝手にやってるような男なのでいい加減こういう所で参加して点を稼がなくてはなぁ・・・げっへっへ・・・
こういうイベントや市民大会の運営は市に所属しているテニスサークルから人が出てやっている。
よく考えてみると市民大会一つだけでも男女、年齢別で分かれていて、日程が何日も組まれ、どの日も日中は丸々コートを使って運営している。
なので大会の主幹となったサークルの人は土日に何日間にも渡って大会の運営を行わなければいけない。
ただ参加している側としては試合して負けてサヨウナラってだけで良いが、大会は誰かが運営しなくてはならない。
自分の休みの日を丸々と、ヘタしたら何週間も大会に拘束され続ける。
普段好き勝手やってんだからこういう事に自分も積極的に関わっていかなくちゃ、そう思った次第。
なんだか地元の市民大会は自分と同年代というか、20代の割合がまるで少ないし、できる限りは数少ない若者パワーを発揮していかなくては。
とまあ、いざ手を挙げたのは良いものの、イベント前に出た横浜の市民戦でいつものように無残に初戦負けしてテンションタダ下がり。
沢山の人にスポーツに触れてもらって、挑戦してもらって楽しんでもらうのがこのレクパラスポーツフェスタ。
なのにもうテニスなんてウンザリだ!なんて気分を抱えながらテニスのイベントのボランティアへ向かうクレー。めっちゃ不健全・・・。
人の為にテニスをする、人を楽しませるテニスをする、本当に大変な事だよ。
次の日は休みではなく仕事、それでも休日をボランティアに丸ごと使う。凄すぎません?
こういう器、俺には無いんだなぁとつくづく痛感する。
隣のコートではソフトテニス協会もイベントをやっていて、朝から沢山人が来場していた。
テニス側に負けないどころか人が途切れる様子も見えないぐらい人気だった。
自分はソフトテニスは中学生の頃にやっていたのみで今では一切やる機会が無い。
部で一番弱くてAチームBチームどころかCチームだった。
大会で勝ち上がれず賞状も貰えなかった。
けど楽しい思い出ばかりだしソフトテニスが好きだった。
テニス側のイベントは的当てと試合に挑戦の2本立て。
イベント用のラケットが倉庫から出されたが思ったよりも多いし綺麗な物ばっかり。
綺麗なミズノのラケットが多いのはジュンレオさんが頑張ってくれたのだろうか。
あっ!ハズレがある!(笑)
まあ、内心ちょっとナイーブに始まったイベント。
ラケット持参の親子だったり、少年野球チーム単位で来たり、初めてテニスにに挑戦してみたり。
本当に色んな子が参加してくれてビックリ、子どものテニスにもビックリ、と言いますか。
野球チームの子達はダブルスどころか4、5人一斉にコートに入って1コート団体戦が始まったりして。
とっても自由。
テニスって面倒なスポーツだと思ってます。
サッカーやバスケは形だけなら何となくできそうじゃないですか。
テニスって特にボールのコントロールなんて初めてやるんじゃ全くうまくいかない、アウト、ネット、ホームランの連発。
試合に勝つどころかテニス自体を楽しむのも、ある程度の練習が必要だと思います。
イベントをやる前はどうやったら参加者にテニスを楽しんでもらえるか、初めての人でも気軽にすぐにテニスの楽しさを伝えられるかかなり不安でした。元バイトコーチなのに。
でもすごいよ子供って、いきなりやってあんなにテニスを楽しめるだなんて思ってなかった。
一球一球、ボールを打つのに一生懸命。
ところ狭しと皆でボールを追っかけ回る。
楽しいね、思わず彼らのテニスに圧倒されてしまった。
ダブルスの試合もやりました。
親子ペアが来て、毎年来て下さってるというミックスペアが現れて、更にはシングルスもやっちゃいましたね。
こういうイベントで自分は何ができるのか、力になれるのか、人様の前に出れるような男じゃないよ・・・なんてネガティブな気持ちばかりだったが、逆にすっかり元気を頂いてしまった。
自分が楽しんじゃったけどちゃんとテニスを楽しめてもらえただろうか。
この日がきっかけでテニスを始めてくれる子がいたら、十年とか経って市民大会でバッタリ当たったらとか、そんな事があったら嬉しい。
あるかなそんな事、テニスにどっぷりハマってくれるかな。
そんな日が来ても良いように、これからはイベントや市民大会に関わっていって、テニスを広める場、試合する場、楽しむ場に少しでも貢献できれば、と思う。