今年ももう師走だ。そうこう言っているうちに正月だろう。
「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」なんて読まなければならない。
身辺整理もしなければと思い、使っていないものを処分した。
A4紙のコンパクトなプリンター CANON PIXUS 80i は海外出張の際、役立ったかな。
打ち合わせして、その場で議事録に同意サインをもらった。しかしもうそんなことも必要ない。
エプソン スキャナー GT-X750はネガフィルムをデジタル保存しようと買ったが、あまり使うこともなかった。別のプリンターCANON MP-990にスキャナー機能もあるのでふたつは必要ない。
大事に?保管していたフィルムカメラももう使うことはないだろうと処分することにした。
一代目のNIKON F 50mmF2レンズ付き
20歳の時に買ったものだ。はっきり覚えていないが5万円程だったと思う。
4月の初任給が26,500円で、まだ研修中で何も仕事をしていない5月にベースアップで30,000円になった。翌年は35,000円くらいになっていたと思う。2年目の冬のボーナスは7万円くらいではなっかたろうか。たぶんそれをはたいて買ったような気がする。(50年近くの前のことは記憶から消えたよ)
2~3年後にボーナスが30万円になって中古のサニーを買った。正に高度成長の時代だった。あの時は良かった、そう言える時代だったな。
仕事もせんと13%UPだから今、経済成長率2%したとかしなかったとか笑えるな。
結局このカメラは16年程使ったのか。フォーカルプレーンシャッターも正常に作動するし、フィルムさえ入れれば使えるだろう。あとは写真フィルムが世の中から消えないことだけだ。
二代目 MINOLTA α-7000 本体のみ
レンズはαマウントで三代目SONY α100 四代目 α77に使えるので残した。
37歳頃だったかな。会社の後輩が勧めるので7~8万円くらいで買った。
18年くらい使ったかな。
AF(オートフォーカス)の機能が付いた。
乾電池を入れたままにしていたので電池収納部が腐食していた。そのせいか外側の樹脂部も割れてきていた。
電子式(電気式)というのは便利な機能があるが、電気なければただの箱。
IC基盤が壊れたとかダイオードが製造中止になったとか長く持たないことも多い。
メカ式、金属製ボディのほうが長く使えることが多い。
しかし時代は元に戻ることもないだろう。
NIKON Fだけは引き取り価値があるということで1,000円だった。
いや無償でもいい。再生してくれるとか、部品として再利用してくれるとかになればいい。
たくさんの人が設計製造に関わったものだから、金属屑として廃棄するのは忍びない。
それだけだ。
四代目SONY α77でミラーが透過式になって跳ね上がることがなくなり、シャッター音が随分小さくなった。以前テニス会場でパシャパシャしていたら隣のご婦人からにらまれたことがある。
デジタル式として初めて買った三代目SONY α100もいずれ処分することになるだろう。
若かりし頃のアルバムも一緒に消えることになるだろうな。