我らの錦織圭(W Team)の来季のコーチングスタッフに元世界2位のマイケル・チャンが加わることになりました。
チャンは、グランドスラム大会など主要大会に同行する予定で、現在フルタイムで錦織を指導するダンテ・ボティーニとの契約は継続するとのことです。
錦織選手は「マイケルは、経験という大きなものを持ち込んでくれる。彼のプレースタイル、理論、世界のトッププレーヤーとしての実績は、自分が進化していくのに必ず役立つ」とコメントしています。
似たような体格、そしてアジア系(アメリカ本土で生活すると特に感じさせられる)というバックグランドの共通項もあるのでフィットするかもしれませんねぇ!
既に2週間前から一緒に練習しているようですので年明けの全豪オープンが楽しみになってきました!!
マイケル・チャンの事は、皆さんもご存じだと思いますが・・・
全仏オープンで史上最年少優勝(17歳3か月)を果たした台湾系アメリカ人で我々世代にとってはまさにヒーローです。
当時、長身の白人選手が多かった中、小柄なアジア系選手がコートを縦横無尽に駆け回りポイントを積み重ね、勝利を挙げていく姿には理屈抜きで爽快感を覚えたものです!
彼の事を初めて映像で見たのが1986年のワールドユースカップ東京大会(現在のジュニアデビスカップ)の決勝戦がNHKで放送された時でした。
14歳ながらアメリカの№2としてプレーし、当時の「憧れのラケット」プリンスグラファイトを片手にオーストラリアのリチャード・フロムバーグ(後の豪州デ杯選手)にストレート勝ちしていました。
ちなみにその時のアメリカ№1はジム・クーリエ(後の世界№1)で、これまた「憧れのラケット」ウイルソン・プロスタッフを片手にボンバーマンテニスを披露していました。(履いていたグレーのナイキ ザ・マックも格好良かった!)
この世代のアメリカは本当に強かったです。
前述のチャン、クーリエにアガシ、サンプラスを加えた4人で
「四大大会 優勝27回、準優勝16回」という歴史を作りました。本当に懐かしいですねぇ!
チャンは、アメリカの人気番組「セサミストリート」に出演したこともありました。
その時には「大切な事は practice, practice, practice」と語っていました!!小柄な体格を補う為には、人の何倍もの努力が必要だったのだと思います。
ジュニア達にも「日頃の積み重ねの大切さ」や「練習は絶対に嘘をつかない」という事を信じて日々の行動に結びつけて欲しいですねぇ!!