朝はめっきり寒くなった。でも日中はちょうど快晴無風でテニス日和だ。
コスモスが美しい。こころが癒される。
NHKの旅番組「日本縦断こころ旅」も火野正平さんの軽妙な語り口とともに日本の秋の風景が映し出されている。
行く先々で「いつも見てますよ」と駆け寄ってくる地元の人が優しいね。
さてそのこころの風景ではなく水彩画のこころの風景を紹介しよう。
会社に入社した頃、職場の先輩とは寄宿舎も同じで部屋に招かれたり、寮の自治会活動でも一緒だった。
今年7月にその職場のOB会があり、今まで描いてきた水彩画を画集にして出版したと披露された。
その原画をとある銀行のロビーに展示しているので暇なときに見てくれとメールをいただいた。
さっそく20kmほど先のお住まいの町に行って拝見した。
20点ほどだったろうか。そのかたの生まれ故郷や現在のお住まいの近辺、琵琶湖周辺の風景が飾られていた。
どれも水彩画の優しいタッチで、あの人らしい緻密さもあった。
京都新聞にも掲載されたそうでそのコピーも置いてあった。
表紙は生まれ故郷の風景で四十数年前友人3人と訪れ、自宅に泊めていただいたことを思い出す。
生まれ故郷の同級生が書の腕前があるそうで詩を書いてくれたそうである。旧友とそれぞれの才能がうまいぐあいにかみあったのだな。
いつまでも心に残る素晴らしい作品集だ。
ちょっとこころが豊かになったような気がした穏やかな秋の日だった。