今年もりんごの花が咲いた。
赤いつぼみが開くと真っ白な5枚の花びらを見せる。心が和む風景だ。
このりんご園の植樹を始めたのが34年前、オーナー制度を始めたのが25年前と聞く。
この木もそのぐらいは経っているのだろう。
りんごは病虫害に弱いらしいので比較的長生きする木ではないようだが、環境を大事にすれば動物より長生きするだろう。
やっぱり酸素を必要とする動物は酸化、いうなれば錆ついていくのが生きていくということだから、寿命も短くなるのだろう。
・・・お前、生物学者か といわれそうだが。
花祭りでお弁当を食べ、祝った。
そばの神社に向かって豊作を神妙に?お祈りした。
このりんご園、本当のオーナーさん(青森出身)の年齢や健康から例年の花祭りをもうやめるつもりであったらしいが、バックアップする企業が現れたので
今年も開催することになったようだ。
りんごの栽培技術を習得し、引き継いでくれる人、しかも採算性は乏しいから、なかばボランティアの心となると、時間と生活にゆとりのある人に限られるし難しいことは理解できる。
暑い地方でりんご栽培は商業性は少ないけどスポンサーになってくれる企業(微生物会社で栽培技術も研究しているらしい)がどんな役割を果たしてくれるの見守りたい。
後継者といえば普通の農業だって後継者がいないのだろう、周りを見渡しても遊休耕作地がいっぱいだ。
老齢化しているのは間違いない。
我がテニスクラブも同じだ。
後継者もいないし、いずれ解散だろうけど、かたちを変えて、年齢にあった集まりになっていくのだろう。
あと5年か、10年か。寂しい話だがそれもまた人生かな。
その遊休地を借りて作っているえんどう豆とじゃがいもの豊作もついでに祈っておいた。